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更新日:2017年5月19日

平成29年5月19日定例知事記者会見

時:平成29年5月19日(金曜日)午前11時00分~正午

場所:記者会見室(県庁5階)

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発表事項

  1. 鹿児島-台北線の増便について
  2. マリンポートかごしまのクルーズターミナルの概要について
  3. 佐多岬観光地整備事業「公園エントランス」の供用開始について
  4. 西郷(せご)どんどん!かごんま!フェイスブックページの開設について
  5. イクボス宣言について

質問事項

  1. 川内原子力発電所関係について(1)
  2. マニフェスト(公約)の達成度について
  3. 川内原子力発電所関係について(2)
  4. ふるさと納税の返礼品について
  5. ホテル,旅館等の耐震診断結果の公表について
  6. 農業試験場跡地について
  7. 組織犯罪処罰法の改正案について

(幹事社)
始める前にお願いがあります。
れでは今日は発表事項があるということですので,知事よろしくお願いします。 

1.鹿児島-台北線の増便について

ろしくお願いします。
まずは「鹿児島-台北線の増便」についてであります。
今年3月に就航5周年を迎えます鹿児島-台北線は,現在週4便運航中でありますが,7月3日から月曜日便が増便されます。週5便となります。
これもひとえに運航会社であります,チャイナエアラインをはじめ旅行会社や観光業界,空港関係者の皆さま,ご利用いただいている県民,台湾の皆さまのご支援・ご協力の賜物でありまして心から感謝申し上げます。
た県といたしましては,これまで関係の皆さまと連携し,イン,アウト双方向からの利用促進に積極的に取り組んできたところであります。
県といたしましては,鹿児島-台北線が鹿児島と台湾を結ぶ経済・文化交流の架け橋として今後ますます発展するよう,関係の皆さまと共に努めてまいりたいと考えております。 

配付資料(PDF:27KB)

2. マリーンポートかごしまのクルーズターミナルの概要について

もうひとつは「マリンポートかごしまのクルーズターミナル」についてであります。こちらの方にありますが,「マリンポートかごしま」におけるクルーズターミナルにつきましては,地方創生拠点整備交付金事業を活用いたしまして,CIQ機能や物販・交流スペースを有する施設として設計を進めてきたところであります。このたび,クルーズターミナルの設計が完了しましたので,その概要を発表したいと思います。
こちらの方にありますが,こういったカラーで位置はここに整備したいと思っております。ここに着いた方がここですぐにCIQ機能も含めて,これまでは船内で行っていたものが,外で,しかも非常にある意味では時間を短縮することにより,鹿児島をたくさん楽しんでいただけるそういった時間もここでとれるということでもあります。
クルーズ船で来られた観光客の皆さまに鹿児島を認知していただけるように,名称につきましては「かごしまクルーズターミナル」といたします。
現在の簡易待合所の隣に鉄骨平屋建て,床面積2,300平方メートルの建物を整備いたします。今年8月に建築工事に着工しまして,来年3月の完成を予定しております。クルーズターミナルの整備により,入国等の手続きの迅速化が図られ,観光地等により長く滞在してもらえることやクルーズ船の誘致に弾みがつき,多くのクルーズ船が寄港することが期待されております。

配付資料(PDF:543KB)

3.佐多岬観光地整備事業「公園エントランス」の供用開始について

もうひとつは整備を進めておりました「佐多岬観光地整備事業「公園エントランス」供用開始」についてであります。
本土最南端佐多岬の観光地整備につきましては,南大隅町や国立公園を管理する環境省と連携を図りながら,観光拠点としての整備を進めてまいりました。この度,展望広場,観光案内所等からなる公園エントランスが完成することから,7月22日供用を開始することとなりましたのでお知らせいたします。
本土最南端の地として全国的に有名な佐多岬の整備につきましては,大隅地方の観光拠点整備として取り組んできたところでありまして,観光振興,地域の発展に寄与するものと期待しております。

配付資料(PDF:1,104KB)

4.西郷(せご)どんどん!かごんま!フェイスブックページの開設について

もうひとつは「西郷(せご)どんどん!かごんま!フェースブックページの開設」についてであります。平成30年の大河ドラマが鹿児島ゆかりの偉人「西郷隆盛」を描く「西郷(せご)どん」に決定したことを受けて,放送を契機とした誘客活動を推進するために「西郷(せご)どん」キャンペーンの公式フェイスブックページ「西郷(せご)どんどん!かごんま!」を開設いたします。

配付資料(PDF:60KB)

5.イクボス宣言について

 そして最後でありますが,私自身は子育て支援に全力で取り組んでまいりたいと考えております。子育てしやすい環境を作る意味からも,今日この場で私自身が「イクボス宣言」をいたしたいというように思っております。
 私が今日「イクボス宣言」をいたしまして,それを今後,県庁内の副知事そして部長等にも宣言していただき,それを民間等にも広めていきたいと,そのように思っております。よろしくお願いします。
内容を少し読ませていただきます。

「鹿児島県庁イクボス宣言」
私は自らが「イクボス」となることにより,職員一人ひとりが仕事と生活の調和を大切にしながら,充実した生活を送れるよう,業務マネジメントの改善に努めるとともに,イクボスの精神を県庁内,さらには地域社会全体に広げるていけるよう,次の事項に真剣に取り組むことをここに宣言いたします。
1.業務の効率化に取り組み,職員の仕事と生活の調和を考慮し,育児・介護・家事などの家庭生活と仕事を両立できるよう応援します。
2.職員の家庭生活の充実とともに,自己啓発や地域貢献(ボランティア活動など地域の担い手としての役割)を応援します。
3.組織力を高め,業務効率を上げることで仕事の成果を出し,県民サービスのさらなる向上を図り,県民の皆様に「生まれて良かった,住んで良かった」と実感していただける郷土「鹿児島」の創造に力を尽くします。
平成29年5月19日鹿児島県知事反園

配付資料(PDF:97KB)

以上になります。よろしくお願いします。
 私からの発表事項は以上であります。

質問内容

(幹事社)
 それでは,発表事項についてまず幹事社から質問させていただきます。
 観光関連の中でまず台北線の増便ですが,ご説明にもありましたがこの増便の意義,そして昨日も空港国際化の総会もありました。その中でもアウトバウンドを伸ばしていくということが課題というお話もありました。そのあたりも含めて今後の取り組みをお願いします。

(三反園知事)
 チャイナエアラインからは,就航以来の平均利用率がおよそ70%と堅調に推移している事,そして今後も引き続き双方向からの需要が見込まれると判断し,今回の増便にいたったと,そのように聞いております。
 今回の月曜便の増便によりまして利用者の利便性をさらに高め,台湾のみならず,乗り継ぎ利用客による広くアジアへのビジネス客の取り込みを図っていきたいと思っております。このことにより,さらなるインバウンド客を多数鹿児島に来ていただけるようにするとともに,利便性が高まることによりアウトの方も積極的に推進して広報活動にも努めていきたいと,そのように思っております。

(幹事社)
 それからクルーズターミナル,マリンポートですが,これについてはかねてから外国の観光客の誘致というのを知事はお話しされてきましたが,改めて今後さらに伸びる余地があるのか,そのあたりの予想をお願いします。

(三反園知事)
 今回のクルーズターミナルの整備により,より鹿児島にクルーズ船が来るそういった機能が整ったのではないかとそのように思っております。
 今年は100隻を超えるクルーズ船が来るのではないかと予想しておりまして,その意味からもこのCIQを含めたターミナルの整備というのは早く早急に整備しなくてはいけないというものでしたので,この完成をもってたくさんの方が利便性,そして鹿児島を見ていただける時間もできるということでありますので,クルーズ船を招くための1つのある意味では起爆剤といいますかアピールポイントになっていくのではないかと思っております。
 またマリンポートだけでなくて,北埠頭の方の整備も進めながらたくさんのクルーズ船が来れるように努力していきたいと思っております。
 政府としても,クルーズ船の乗客500万人ということも言っておりまして,積極的に推進しておりますので,そういった所とも連携しながらたくさんのクルーズ船が鹿児島に来るように積極的に努力し,アピールしていきたいと思っております。

(幹事社)
 幹事社からは以上ですが,ではこの発表事項について質問がありましたら各社お願いします。

(記者)
 ただ今,知事が「イクボス宣言」をされましたが,内容としてご自身がイクボスとなり生活と仕事の調和などの業務マネジメントを進めていくということですが,知事が就任されてから業務を見ておりますと,鹿児島県のためにいろいろな場所に出向いて,あまりお休みを取っておられないような印象を受けるのですが,この「イクボス宣言」をすることでご自身の業務を少し抑制していく事などをお考えになっているのでしょうか。

(三反園知事)
 本件をもう少し説明しますと,なぜ今「イクボス宣言」を行うのかというような趣旨の質問だというようにも理解していますので,少し説明いたします。
 本県の今年度の重要施策,私が述べておりますが「子育て支援」であります。私はかねがね県庁内においても職員が子育てそして家事に心おきなく参加できる雰囲気を醸成したいとも考えておりました。また長時間労働の是正,有給休暇の取得促進も進めたいと考えておりまして「イクボス」に関しては両方の課題の解決に資するものであると考えております。
 昨日,私も本県における「働き方改革」の進め方を検討する鹿児島労働局長主催の(鹿児島県のよりよい雇用・労働環境実現に向けた)政労使会議に出席いたしました。会議を通じまして働き方改革の実現に向けた取り組みを加速しなければならないことを改めて実感したところでもあります。
 冒頭申し上げましたが,私はまず「イクボス」を県庁から始めまして民間にも広めたいと考えております。そのためにもできるだけ早い段階で自分自身が「イクボス」となってその機運を高めることが必要と考え,本日「イクボス宣言」をすることとした次第であります。5月は「こどもの日」でもありまして,本日は19日で「育児の日」であります。子育て支援を意識した取り組みを強めるためにも,良いタイミングと考えた次第であります。
 職員の中にも家族の介護に時間を当てなければならない人たちもたくさんいます。それ以外にも自己啓発や地域貢献などに時間を使い,自分の生活を充実したものにしたいと考えている職員もたくさんいると思っております。「イクボス」はそれらの職員にも配慮するものであります。
 私は「イクボス」を育児や家事への参加だけに配慮する取り組みだとは考えておりません。「イクボス」は育児・家事・介護・自己啓発・地域貢献・職員の抱えるさまざまな事情に配慮し,職員の仕事と生活の調和を応援する取り組みであると思っております。いわゆる職員の仕事と生活の調和を応援する取り組みとして,私がイクボス宣言をしたということであります。

(記者)
 今のイクボス宣言に関連して,県庁内,県職員の長時間労働などの現状をどのようにご覧になっていますか。

(三反園知事)
 できるだけ仕事が終えた段階で帰宅といいますか,仕事を終えるといいますか,そういった環境をつくっていく必要があるというように思っております。そのあたりに関しては,部局長に対しても長時間労働の是正,そして有給休暇の取得を高めるようにと,そういう指示をしておりまして,そういった事で現在取り組んでいるということだと思います。

(記者)
 まだ改善の余地は大きいとお考えか。

(三反園知事)
 これですべて完璧というわけではないと思います。働き方改革を国も進めておりますし,それはやはり県庁としても今後も進めていかなくてはいけないというようにも思っております。

(記者)
 具体的な計画で示されている,男性職員の育児の休業取得率,そういった目標も意識しながらというお話でしょうか。

(三反園知事)
 今,総務部長もここにおりますが,今後,総務部長とも協議しながら進めていきたいと思っております。いずれにしろ,働きやすい環境,働き方改革というのは必要だと私自身は認識しております。

質問事項

1.川内原子力発電所関係について(1)

(幹事社)
 発表事項について,そのほかご質問ありませんでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは,県政一般について伺ってまいります。
 それではまず幹事社から原発関係で2つほど伺わせていただきます。1つは,先月開かれました専門委員会の中で九州電力から「2号機について,特別点検,定期検査ともに異常は見られなかった」という報告がありました。これを受けて,終了後宮町座長が「問題ないということではなかろうか」というような見解を示されておりますが,これについて知事はどのように受け止めておられますか。

(三反園知事)
 私自身は宮町さんがどう言ったか,まだ認識しておりません。詳細に聞いておりませんので,それに関してはお答えできないわけですが,いずれにしろ前回の専門委員会の中で,宿題もあったと私は思っております。次の専門委員会でそういうことも含めてまた議論をしていただけるものと思っております。

(幹事社)
 2つ目は,宮町座長に対して九州電力から研究費として2億円提供されていたという問題が明らかになりました。これについて,「中立の立場に立てないのではないか」という声もありましたが,知事はこれについてはどうお考えでしょうか。

(三反園知事)
 私は人だと思っております。その人柄,これまでの経験・実績・周りの評価,そういったことを踏まえて,専門的な見地から公平・公正に宮町座長は判断していただける方と,そのように思っております。

(幹事社)
 では,原子力発電関係について,何か質問のある社はお願いします。

(記者)
 今の関連ですが,宮町座長に委員をお願いする前に,この2億円の研究費については宮町さんから知事にも伝えられていたということですが,どうしてそれでも委員をお願いされたのでしょうか。


(三反園知事)
 先ほど述べたとおりでありまして,やはりその人の人柄,これまでの経験・実績・周りの評価,そういうことを踏まえて専門的な見地から公平・公正に判断していただける方だと思ってお願いしたということであります。
 これまでの専門委員会を見ていただければそれがわかると私は思っておりまして,厳しい意見もさまざまな激論もそしていろんなことも,座長としていろんな人の意見を聞いてそして公平・公正に運営し判断していただいていると私自身は思っております。

(記者)
 では,この九州電力から2億円の研究費をもらう,研究を受けるということは問題ないということですか。

(三反園知事)
 宮町さんの研究というのは,簡単に言えば南九州の地下の構造,つまり地震に関する研究でもあるわけですよね。そういった意味から,この研究が進む事によって,県民の安心・安全は高まるのではないかと,そのように思っております。また,その研究結果について,専門委員会の中に提出していただいて,ほかの専門家とともに鹿児島県の安心・安全について協議していただけるということでもありますので,この研究によって県民の安心・安全は高まるのではないかと,そのように思っております。

(記者)
 中立性というところではどうですか。

(三反園知事)
 私も,宮町座長の会見の要旨を少し見たんです。(宮町座長は)「科学をやる上で,事実を曲げる気は全くない」,「九州電力側にはサイエンスだから口を出さないでくれ,口を出した瞬間に受託研究はない」という対応や,「この研究は原子力発電所の安全性の検証には全く影響を及ぼさない」,「受託研究は専門委員会の判断に影響を微塵も与えるものではない」,「科学なので,データは嘘をつかない」,「研究の受託は委員会の判断には全く影響がない」,「県民にとっても将来重要な研究テーマであります」,「専門委員会の判断には影響を与える事はない」と,そういうことを本人も明言しているわけです。私はそう思っております。

(記者)
 ということは,中立性には問題はないということか。

(三反園知事)
 先ほども,もう何回も答弁しているとおりでありまして,お伝えしているとおりでありまして,私は人だと思っているのです。これまでの経験・実績,そして周りの評価,そういうことも踏まえながら専門的見地から公平・公正に判断していただけると,そのように思っております。それが全てではないでしょうか。

(記者)
 同様の第三者組織を持っているほかの県では,委員の方々にそういう自己申告,例えば電力関係の会社から献金や寄附を受けている場合は自己申告をしてもらい,それを県民に周知しているところも多いですが,鹿児島ではそのような考えはないですか。

(三反園知事)
 している所もありますし,そのまましていない所もありますし,各県によっていろんな,さまざまな対応をしているということだと思っております。
 もう既に,専門委員会が何回も開かれておりまして,皆さん真剣に,率直に専門的見地から厳しい意見も出して,指摘も出していただいているわけですから,公平・公正に判断していただいていると私は認識しております。

(記者)
 ということは,自己申告等はしてもらう考えはないということでよろしいですか。

(三反園知事)
 もう専門的見地から厳しいそして率直な意見も出していただいて,公平・公正に私は判断していただいていると,そのように思ってそれが全てであります。

(記者)
 ということは,自己申告はしてもらわないということですよね。

(三反園知事)
 今言ったとおりであります。

(記者)
 いえ,それをイエスかノーかでお願いします。

(三反園知事)
 だから,いわゆる,現在していないわけですよね。その,今の段階で,現状で公平・公正に判断していただいていると,そう認識しているということでご理解していただければと思います。

(記者)
 ということは,されないということですね。

(三反園知事)
 今言ったとおりです。

(記者)
 だからイエスかノーで教えてほしいのです。

(三反園知事)
 だから今言ったとおりではないですか。現状では考えていないということです。

(記者)
 考えていないということで。

(三反園知事)
 はい,それでご理解ください。お願いします。

(記者)
 関連で,宮町さんの研究費の関係ですが,知事は今,人だと。人を信じているという趣旨の回答だったと思います。そして公平・公正に判断されていると。それは知事から見てもしくは宮町さんから見たら公平・公正な判断をされているということかもしれませんが,結局九州電力から2億円もらっていると,研究費を受託しているということになると,反対派の方からするとそれは公平・公正ではないのではないか,というような趣旨だと思います。公平・公正と言えますか。

(三反園知事)
 今私が答弁したとおりであります。

(記者)
 でもそれは公平・公正とご自身が言っているだけであり,反対派の方から見ると,2億円をもらっている宮町さんが座長を務めている専門委員会は公平・公正ではないのではないか,という趣旨だと思いますが。

(三反園知事)
 この専門委員会は,県民の安心・安全のための委員会でありまして,県民の安心・安全を高めるためにどうすればいいかを含めてご意見・提言をいただく委員会なのです。県民のための専門委員会を開いて,その中で委員の方々がそういうことを公平・公正にいろんな意見を,厳しい意見を出していただいているということだと私は思っております。

(記者)
 知事の判断,それだと,座長がそう言って知事がそう判断すれば,それはすべて公平・公正になるのではありませんか。

(三反園知事)
 今言ったことが全てであります。

(記者)
 今ほとんどお答えになっていないような気がするのですが。

(三反園知事)
 だから,いわゆるこの専門委員会は,安全・安心を高めるための委員会であります。安心・安全を高めるために各委員の方々は専門的見地から,自分の経験から,いろんな意味で厳しい指摘・意見を出していただいているわけでありまして,そういった意味から委員会運営を行っていただいていると思っております。それが全てではないでしょうか。

(記者)
 九州電力から2億円受託されている方が座長を務めておられて,その方が公平・公正だと判断するというのは,第三者から見た中立性が保たれていないと思うのですが。
 で,それを知事が事前にお聞きになっていて任命されたとなると,知事の判断力や任命責任も問われてくるのではないでしょうか。

(三反園知事)
 公平・公正に今判断していただいていると私は思っております,はい。

(記者)
 念のため確認ですが,宮町座長の会見では,宮町座長が就任前に三反園知事に研究の説明をしたと聞いていますが,説明は受けたと認識してよろしいでしょうか。

(三反園知事)
 私自身が詳細に今覚えているわけではありませんが,会った時に,主たる議論は何かというと,専門委員会とはどういう委員会なのか,いわゆる川内原子力発電所の安心・安全性について協議いただく,専門的見地から意見をいただく,そういう委員会です,ということを説明したと思っております。その上で,公平・公正に判断していただきたい。判断していただければそれで結構ですと,そういうことだったのではないかと思っております。

(記者)
 すると,九州電力の研究についてご説明を受けたのか。

(三反園知事)
 詳細について詳しく,いくらでどうこうという説明を受けたかどうかというのは,私自身は今記憶はありませんが,私自身がお願いしたのは,公平・公正に判断していただきたいと,そういうことをお願いした記憶はあります。

(記者)
 もう1点ありまして,先月,反原発の市民団体が今回の件で専門委員会の信頼性を失うということで宮町座長の委員解任,任命した経緯の説明,ほかの委員の調査などを知事あてに申入れしていますが,この市民の声として知事はどう判断され,どう対応していかれるご予定でしょうか。

(三反園知事)
 今,担当課の方で検討しているのではないかと,そう思っています。

(記者)
 申し入れの内容を把握されていますか。

(三反園知事)
 宮町座長の罷免を要求するということですよね。ですよね。そこは報告を受けています。

(記者)
 知事ご自身としては,この申入れの内容をどうとらえていらっしゃるのでしょうか。

(三反園知事)
 今言いましたが,今回の申し入れについては宮町座長の罷免を求めるものでありますが,私の考え方は,今日皆さま方にお伝えした,ご説明したとおりでございます。

(記者)
 今後,担当課と協議して何らかの対応はされていくということでしょうか。

(三反園知事)
 そのあたりも含めて,今担当課の方で検討,考えているのではないかと思っております。

(記者)
 なぜこういう質問が続くかというと,知事は当選された時に脱原発を掲げて当選されていると。だからこういう質問が続くのだと思うのです。もし,考えを変えられているのであれば,公の場面で言う必要があるのではないかと私は思うのですが。いかがでしょうか。

(三反園知事)
 ご理解いただきたいのですが,何回も私はご説明しているのですが,つまり,自然再生エネルギーを推進して,原子力発電に頼らない社会をつくっていく,それが私の脱原発です,ということはお伝えしておりますよね。そのために今全力で取り組んでいるわけです。

(記者)
 それは将来的な話であって,現段階で動いている原子力発電所に関して知事は何らかのアクションを取ってくるのではないのかというのが,一部反対派の方々の期待もあったと思うのですが。

(三反園知事)
 私の考え方,方針は説明しているとおりであります。ずっと一貫しておりまして,原子力発電に頼らない社会をつくる,そのために自然再生エネルギーを推進していく,来月上旬にはそのために具体的に自然再生エネルギーをどういう形で進めていくかということも含めて,自然再生エネルギー推進委員会を開催して,その場で積極的にどんどん進めていくと,そういうことになっていくと,そのように思っております。

(記者)
 知事,先ほど説明した,先ほど言ったとおりとおっしゃっていますが,私はほとんど説明されていないような気がするのですが。

(三反園知事)
 今の質問に対しては,丁寧に答えていると私は思っているのです。つまり,自然再生エネルギーをどんどん推進していき,原子力発電に頼らない社会をつくっていくのですと,そういうことであります。つまり,南日本新聞の世論調査でも,やはり県民の思いというのは,自然再生エネルギーを推進して原子力発電に頼らない社会をつくっていただきたいと,それが県民の思いだと私は受け止めております。それで今やっているということだと思っております。

(記者)
 私は,今動いている原子力発電所に対しての話が焦点になっていると思うのですが。

(三反園知事)
 いつも答弁しておりますが,お答えしておりますが,現在,高濃度の放射性廃棄物という物も含めてそこにずっとあるわけです。だからこそ今やるべき事は,県民の安心・安全を高める事だと思っているのです。ですから避難用車両の増設もそうですしモニタリングポストも増設されますし,そして地震計も設置される事になるわけです。そういったものを今,県民の安心・安全を防災対策としてどんどん進めていく,それが必要なのではないかと。それに向けて今精力的に取り組んでいるということであります。

(記者)
 ご自身の考えが改まったと,そういうことではないということですか。

(三反園知事)
 全然違います。私は一貫してずっと言っております。それは県議会での答弁もそうですし,この記者会見でもそうですよね。自然再生エネルギー推進委員会も今度つくり,どんどん自然再生エネルギーを推進していって自然再生エネルギー県に鹿児島を変身させていくのです。それによって原子力発電に頼らない社会をつくっていく,そういうことを私は言っています。それが私の脱原発ですということをずっと言っております。

(記者)
 もう1つだけ原子力発電の関係で。反原発団体の方がいろいろと申し入れをされていると思いますが,知事はマニュフェストに「対話の県政」という文言を盛り込まれています。ただ,一度もお会いになったり直接ご回答されていません。そのへんは矛盾を来していると思いませんか。

(三反園知事)
 それはもう,必要があればどなたでもお会いすると,その方針は変わっておりません。

(記者)
 これも繰り返しになりますが,必要はないということですよね。

(三反園知事)
 必要があればどなたでもお会いする。

(記者)
 今まで会っていなかったので,必要がないというとらえ方でよろしいですか。

(三反園知事)
 もう何回も同じ答弁で申し訳ありませんが,必要があればどなたとでもお会いいたします。だっていろんな方にお会いしていますから,事実。

(記者)
 でも反対派の方には会っておられないような気がしますが。

(三反園知事)
 いろんな方にお会いしていますよ。

(記者)
 ですから,車座対話等で反対派の方を呼べばいいのではないかと私は思うのですが。

(三反園知事)
 出水市の市議会議員との懇談でもそういう話が出ていますし,車座でも当然原子力発電所に関する質問も出ています。

(記者)
 本当の反対派の方というか,いわゆる声を上げていらっしゃる方々と向き合う気はないですか。

(三反園知事)
 だから必要があればどなたでもお会いしたいと思っております。

(記者)
 関連ですが,政策合意を結んだ反原発の方々と,就任後一度も語らいというか意見交換をされていないかと思います。先方は望んでいますが,どうして一度も会われないのですか。

(三反園知事)
 今の答えです。必要があればどなたでもお会いしたいと,そのように思っております。

(記者)

 はい,それはわかりますが,選挙前に政策合意を結んだ相手ですから,一度も会わない,話も聞かないというのはやはり,どうなのかなと。不誠実なのではないかと思いますが,それは思いませんか。

(三反園知事)
 そうですか。必要があればどなたでもお会いしたいと思っております。

2.マニフェスト(公約)の達成度について

(記者)
知事が選挙の時に示されたいくつかの公約があります。今の原子力発電所のことも含めて,ほかのことも含めて,公約の達成度を定期的に点検して公開するようなお考えはありますか。

(三反園知事)
 公約の実現に向けて,今鋭意取り組んでいるところであります。子育て支援もそうですが,そういったものをひとつでも,一歩でも二歩でも進めていくための予算編成に全力で取り組んだわけです。今後ともそういった意味から,公約の実現へ向けて一歩でも二歩でもある意味では達成できるように全力で取り組んでまいります。
 私自身は本当に一生懸命という気持ちで取り組んでおりますので,そういった実現へ向けて,県民生活が少しでも良くなるように,県民の所得が少しでも上がるように,全力で取り組んでいきたいとそういう思いで今一生懸命やっております。そして,最終的には,やはり鹿児島に生まれて良かった,鹿児島に住んで良かった,そのように思ってもらえる,そういった鹿児島を作るために全力で取り組んでまいります。そのためにも,農畜水産物,良い物が鹿児島にはたくさんあるわけですので,そういった物を少しでもブランド化して,価格を高く売りそして収入を少しでも上げ,そのことによって後継者が育っていく,そういった環境をつくる必要がありますよね。そういったことについても今全力で取り組んでいるわけです。それぞれ,マニュフェストを含めていろんなものがありますよね。そこの達成へ向けて一歩でも二歩でも近づけていきたい,努力していきたいと,現在はそのように思っております。

(記者)
 知事選の時には,例えばアウトレットモールの誘致等も掲げていらっしゃいました。今の段階でそれは実現できていません。前の伊藤知事の場合は,確か定期的に数字で公表されていたと思いますが,そのやり方を踏襲というか続けるお考えはありますか。

(三反園知事)
 その点はいろいろと検討してみたいと思います。今,おっしゃった事も含めて,すぐにパッパッとできる話ではないですね。

(記者)
 例えば就任1年が目安だと思いますが,その時点でお示しされるか。

(三反園知事)
 今,お示ししているのは,短期的にできるもの,中期的にできるもの,長期的にできるものとあるわけですね。そんなにすぐに,できないものをできると言う事は,それはできないわけです。今言ったご質問の事もそうですね。すぐにできるものであると認識していないと思います,実際問題として。そうでしょう,そうですよね。ですから,いわゆる,すぐにできるものに関しては今取り組んでいるわけです。専門委員会もそうですし,子育て支援でいろんな事も今やっております。保育所の整備も含めてそうですが,できるところから今一生懸命取り組んでいるということでありまして,短期的・中期的・長期的という,そういう視点の中で取り組んでいくということであります。

(記者)
 では数字として示されるというお考えはあるか。

(三反園知事)
 今言ったとおり,さまざまな事をこれから検討していきたいと,そのように思っています。

(記者)
 最後に,知事にとって公約というのはどういうものなのでしょうか。

(三反園知事)
 私が鹿児島県をこういうふうにしたい,こういう鹿児島にしたいと,県民が主役である事が前提であるわけでありますよね。県民が主役の政治,鹿児島に生まれて良かった,鹿児島に住んで良かった,そういう鹿児島をつくるためにはこういうことをやっていきたいということを県民にお示ししたと,そういうことだと思います。

(記者)
 その県民との約束ともいわれる公約が守られていないというご意見もあるかと思います。

(三反園知事)
 そういう意見がありますか。

(記者)
 例えば原子力発電関連の政策に関してはそういう認識を持っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますが,その認識はありますか。

(三反園知事)
 そうですか。いろんな方がいろんな考え方,ご指摘があるのは承知しております。そういうことも踏まえながら,とにかく全力で公約達成に向けて取り組んでいきたいと,そのように思っております。

(記者)
 選挙戦で掲げた公約を撤回・修正するお考えも,今のところはないということか。一部,部分,それぞれ。

(三反園知事)
 具体的にどういうことでしょうか。いわゆる,選挙戦で掲げた公約の実現に向けて,私は本当に一生懸命,死にもの狂いで今全力で取り組んでいる,そのために一生懸命頑張って休みなく働こうと思って取り組んでいる,そのようにご理解していただけたらありがたいと思っておりまして,公約の実現へ向けて今,全力で取り組んでいるということであります。そこはご理解ください。

(記者)
 知事,どういうことかとおっしゃったのですが。

(三反園知事)
 どういうことかと,そのように。前後があるわけですから。

(記者)
 知事が一生懸命働いて努力されているのは重々わかっています。その上で,原子力発電に関していうと,反対派の方は,約束を守っていないのではないのか,ということを言っていらっしゃるのですよ。どういうことでしょうかでなく,約束を守っていないと思っている方がおられる,その事に関して知事はどう思うかということなのです。


(三反園知事)
 いろんな方がいらっしゃっていろんな事をおっしゃっているわけです。そういうことも踏まえながら,全力で県民が主役の政治を貫くために,県民の思いに応えるための政治へ向けて努力していきたいと,そのように思っております。

3.川内原子力発電所関係について(2)

(記者)
 関連で,県民の安心・安全ということを繰り返されていました。昨日も,出水市の有志の方が安定ヨウ素剤の配布を求めて担当課に要望されていましたが,この意見書には目を通されていますか。

(三反園知事)
 それに関しては,国の原子力災害対策指針において,UPZ圏内の地域のうち,PAZ圏内と同様に予防的に即時避難を実施する可能性のある地域等においては,事前配布を行うことができる,とされておりますが,その他の地域の住民は避難等の際に配布を受け,指示に基づき服用すること,とされております。これに基づいて,県では保健所及びUPZ圏内の7市2町等におよそ97万丸の丸剤及びおよそ13千包のゼリー剤を配備し,救護所等で配布することとしているわけです。現状はそうなっているわけです。
 県といたしましては,安定ヨウ素剤の事前配布や配備について,これまで国の指針等に従い対応しているところであります。しかしながら,その在り方について,今後,鹿児島県原子力安全避難計画等防災専門委員会の意見をお聞きしながら,今後ともさまざまな観点から検討していきたい,そのように思っております。

(記者)
 出水市だけでなく,周辺のほかの市町でも採択されて,事前配布を求めるということを県の方にも伝えているかと思いますが,実際に県ではどのくらいそういうことを話し合われて,今どの段階まで進んでいるのか。

(三反園知事)
 まだ詳細にご説明する段階ではありませんが,担当部長と,どうすれば一番良いだろう,県民のために,県民に一番良い方法を取っていこうじゃないか,県民の安心・安全が一番ですよね,その方向で検討していこう,ということで進めております。

(記者)
30キロ圏外にいれば必ず被爆しないと,そういう数字で区切られるものではないというような心配があるということで,市民の方は希望者に関しては配布を求めるように強く求められていると思いますが,この意向に添っていくという気持ちはありますか。

(三反園知事)
 一番大事なのは県民の安全・安心だと思っておりますので,そういう観点から対応していきたいと思っております。今,担当部長と,どういうことができるだろうかということを検討しているという段階であります。

(記者)
 いつ頃までに。もうすぐ再稼働してから2年を迎えますが,稼働していない地域では30キロ圏外にも配布ということが始まっている中で,全国で先駆けて再稼働して,鹿児島県としてそういう30キロ圏外の人たちにどういう対応をしていくか,目安はありますか。

(三反園知事)
 非常に大事な質問だと認識しておりまして,どういうことができるかどうかというのを,できるだけ早く詰めていきたいと,そのように思って,今検討しているところであります。

(記者)
 できるだけ早く検討すると。

(三反園知事)
 今検討しているところであります。できる範囲の中で,どうすれば一番早く,何ができるのかということを今検討しています。そしてまた,専門委員会もここに設置されているわけですから,その専門家の意見も今度聞いてみたいと,そのように思っております。

(幹事社)
 原発関連はほかにありますか。
 よろしければ,原発以外の県政一般,ありましたらお願いします。

4.ふるさと納税の返礼品について

(記者)
 ふるさと納税の返礼品についてお伺いします。総務省が4月1日付けで返礼品について,寄附額の3割以下にする,という通知を出しましたが,この通知に関する知事の所感をお聞かせいただけますか。

(三反園知事)
 今回の総務大臣通知においては,一部の団体においてふるさと納税の趣旨に反するような返礼品が送付されている状況を踏まえて,自治体間の過熱した競争に歯止めをかける観点から出されたものと認識しております。
 本県の市町村の状況につきましては,国の通知の趣旨を踏まえ適切に対応されるものと考えておりまして,なお国は通知に応じない自治体に対し,必要に応じ直接要請を行っており,健全に制度を発展させていくため,一つでも多くの自治体に協力を働きかけていきたいと思っております。

(記者)
 関連で,通知に従わず,例えば曽於市は500万円以上の寄附をした方に返礼品としてキャンピングカーを送っているという実態も出てきていますが,県としての対応というものはありますか。

(三反園知事)
 これはご存じのとおり地方自治法に基づく技術的な助言であり,強制力はないということでもあるわけです。ただやはり,ふるさと納税の趣旨に反するような返礼品をされている状況は,それは誰が見てもよくないと思っておりますので,県としても今後適切な対応をとるように指示するところがあれば指示していきたいと,そのように思っております。

5.ホテル,旅館等の耐震診断結果の公表について

(記者)
 耐震改修の結果が,鹿児島は全国的に比較して公表が遅れているようですが,その現状について知事はどのようにお考えでしょうか。

(三反園知事)
 ご存じのとおり,今おっしゃったとおりですけれども,耐震診断結果の公表については,地震時の安全性について利用者に情報提供をするとともに,所有者に耐震化を促すために法律で義務づけられた行為であります。法律で義務づけられているということであります。今ご指摘のとおりでありまして,全国的にもほとんどの県が公表していまして,九州でも鹿児島県だけという状況になってきております。それだけ県としても慎重に検討を進めてきたということでもあり,今後,そういった自治体がわずかになったということなども踏まえて,総合的に勘案して公表時期を検討したいと,そのように思っております。

(記者)
 商工会議所からは,公表を延期するようにというような要望書も出されていますが,どのように対応するお考えですか。

(三反園知事)
 鹿児島県としては,先ほども申し上げましたが九州で公表していないのはもう鹿児島県だけという状況にあるように,非常に慎重に進めてきたわけでありまして,九州ではもう鹿児島だけという状況にもなってきておりますので,全国でも未公表の自治体がわずかとなっている事などもあり,総合的に勘案して公表時期を検討したいと思っております。

(記者)
 それは先ほどの質問の回答とほとんど一緒だと思いますが,できればいつまでにと,そういう時期はないのですか。あまり公表が遅れると,来年は観光客もたくさん来る事が予想される中で,やはり経済効果も大事だと思いますが,知事が先ほどからおっしゃっているように県民の安心・安全,観光客の安心・安全を守ることも大事だと思うのですが,いつ頃までに検討して,いつ頃を目指すという,そういう目安はないのですか。

(三反園知事)
 今のご質問・ご指摘は,非常に大事なご質問・ご指摘だということは認識しておりまして,そのような事も踏まえながら対応していきたいと,そのように思っています。

(記者)
 目標や目途はないということですか。何か,とりあえずここを目途に考えているというような,何かないのですか。

(三反園知事)
 今,ご指摘があった点は非常に大事だと思っておりますので,九州でももう鹿児島だけという状況などを踏まえながら検討していきたいと,そのように思っております。

(記者)
できるだけ早くとかいうような,そういうのもないのですか。

(三反園知事)
 商工会議所の要望ということもあるわけですが,ある意味では,今ご指摘があった点も十分承知しておりますし,公表は義務づけられているわけでありますから,所有者に耐震化を勧める,促すという効果もあるわけですので,そういった事を総合的に考えながら検討していきたいと,そのように思っております。

(記者)
 関連して,例えば旅館やホテルからは耐震診断結果の報告はもう県の方に上がってきていると思いますが,その結果自体は報告済みの中で慎重に慎重に判断しているというのは,何を判断されているのか。

(三反園知事)
 いや,そういったことを,今おっしゃったことを慎重に進めてきたということです。いろんな方に聞き取りをし,一方的にということではいけないと思いますので,そういったことをこれまで慎重に進めてきたということです。

(記者)
 いずれは,先延ばしにできない問題だと思いますが,いずれにしても公表は迫られていると思うのです。それを時期を区切って,例えば本年度中には公表するというような,そういう関係部局への指示もできるかと思いますが,指示はされていないのでしょうか。

(三反園知事)
 先ほど,記者のご指摘というのもありましたが,そういうことも踏まえながら総合的に判断していきたいと,そのように思っております。

(記者)
 総合的というのは,ホテル・旅館の意向も踏まえながらということですか。

(三反園知事)
 県としての判断を示すということであります。今,記者が言ったこと,ホテル・旅館の意向も含めていろいろとありますね。県としてはいろんな事を,観光への影響もあるでしょうしいろんな事を考えなければいけない立場ですよね。法律上義務づけられているわけですから近いうちに,一番良い方法を取るべく,やはり一方的にではなくて,丁寧に,丁寧に今まで進めてきたと,そのようにご理解いただければと思います。

(記者)
 判断の時期が遅れているのは,ホテル・旅館の意向も当然含まれると?,

(三反園知事)
 いや,そういうことではないかもしれません。いろんな事を,本当にいろんな事があるわけじゃないですか。今藤崎記者が言ったとおり,県としてはいろんな事を考えなければいけないわけです,実際問題として。「そういうことを踏まえて総合的に」というのはそういうことなのです。

6.農業試験場跡地について


(記者)
 鹿児島市南部の農業試験場跡地のことでお伺いします。先日,以前入札を予定していた徳洲会が,谷山の別な商業施設の跡地に新しい病院を建てるという方針を打ち出すなど変化がありました。今後,入札の予定あるいは具体的な活用策を考えていらっしゃるのかお示しください。

(三反園知事)
 今後の対応につきましては,これまでの経緯をふまえつつ,県民にとってどのような活用方法が最も望ましいかという視点を持って,十分検討してまいりたいと,そのように思っております。

(記者)
入札するのか,あるいは県独自で活用するのかというのも。

(三反園知事)
 現状では,県民にとってどのような活用方法が最も望ましいかという視点を持って十分検討してまいりたいと,そういうことであります。現状はそういうことです。

(記者)
 となると,入札する,しないということも白紙ということになる可能性もあるということでしょうか。

(三反園知事)
 現状を説明すると,これに尽きるのです。県民にとってどのような活用方法が最も望ましいかという視点を持って十分検討してまいりたいと。これはもう議会でも答弁しているとおりであります,はい。

(記者)
 関連して,知事は3月議会で,農業試験場跡地について,「入札の時期を見通す事は困難だ」という答弁をされたのですが,この「見通す事は困難」という理由は何だったのでしょうか。

(三反園知事)
 今の,現状ということが全てなのですが,「これまでの経緯を踏まえつつ,県民にとってどのような活用方法が最も望ましいかという視点を持って十分検討してまいりたい」と,3月議会でもこのように答弁しているわけでありまして,これが今の段階での答弁だというご理解をいただきたいと思います。

(記者)
 もう1つ,知事の後援会長に就かれた医師会長の池田さんが,4月に会見で「元々医師会の長寿医療センター構想があったが,もうそれはない」と話されましたが,徳洲会もまた別の候補地に病院を移転するという方針だと思います。ということは,これまであの地に施設を造りたいといっていた双方から意見を聞かれたのかどうかを教えてください。

(三反園知事)
 聞いてないということです。

(記者)
 「聞いてない」というのは,当然知事の後援会長である医師会長も,あの跡地には造る構想はないと。徳洲会の方も既に別の候補地を自分たちで確保したと。かつて,あの農業試験場跡地の歴史は,双方の調整をしている段階だったと思いますが,そこで当然新たな動きがあった中で,双方に話を聞かないというのはなぜでしょうか。

(三反園知事)
 「今回の件について,県としてコメントはありません」というのが答えではないでしょうか。

(記者)
 そうでなくて,過去の経緯で,あそこは双方があの土地を欲しいという中で,県が調整に乗り出していたという歴史があるわけです。その中で,双方ともあそこの土地を必要としていないのであれば,双方から話を聞いて確認した上で,3月議会でもあったように,「あそこは入札したい」という意向を示されている以上,県民の財産をきちんと処理するのが県の役割だと思いますが。聞かなければいけないと思うのですよ。

(三反園知事)
 でも,それは先ほど,3月議会で答弁した事が全てではないでしょうか。こう言っているわけです。「これまでの経緯を踏まえつつ,今後の対応については県民にとってどのような活用方法が最も望ましいかという視点を持って,十分検討してまいりたい」と言っているわけですよ。さまざまな事を踏まえて十分県民にとって良い方法を取りたい,という,今そこまでではないでしょうか,県は。


(記者)
 ということは,今後,近くでも良いですが,双方に話を聞く予定はありますか。

(三反園知事)
 現状は,今のところないということです。

(記者)
 その話を,これまで欲しいと言っていた人たちが手を引いたのに,速やかに話を聞いて確認を取る必要があると思いますが,話を聞く予定はないという理由を教えてください。

(三反園知事)
 そこも含めて,「これまでの経緯を踏まえつつ,県民にとってどのような方法が一番良いかということで検討してまいりたい」と,ここに全てが集約されているということだと思っております。県民にとって一番良い方法を取るということではないですか。そこに集約されますよね。よろしくお願いします。

7. 組織犯罪処罰法の改正案について

(記者)
 知事,今日,国会の委員会で組織犯罪処罰法改正案が採決されるのではないかと言われています。もし,これが成立すれば,犯罪の計画段階,思ったり考えたり,そういう段階で犯罪を取り締まるというか,取り締まられる事になる可能性があると思います。それに関して,是非等のご見解があれば教えていただきたいです。

(三反園知事)
 今,国会で議論されている事は承知しております。ただ,詳しい中身についてはまだ承知しておりませんし,また詳しい中身について今,与野党で議論しているということでありますので,その推移を見守りたいとそのように思っております。

(幹事社)
 ほかにありませんでしょうか。よろしいですか。

(司会)
 これをもちまして,知事の定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

(三反園知事)
 ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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