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更新日:2017年8月4日

平成29年7月26日定例知事記者会見


日時:平成29年7月26日(水曜日)午前11時00分~午後1時00分

場所:記者会見室(県庁5階)

記者会見の動画は,「ムーブ!かごしま」からご覧いただけます。

冒頭発言

平成29年7月九州北部豪雨への対応

発表事項

  1. 県シニア元気生き生き推進会議の立上げ
  2. マリンポートかごしまにおける16万トン級クルーズ船の受入れ
  3. かごしま県民交流センター6階のリニューアル

質問事項

  1. 知事就任1年を振り返って(1)
  2. トップセールスの実績
  3. 県職員とのコミュニケーション
  4. 知事就任1年を振り返って(2)
  5. マニフェストの進捗状況
  6. 子ども医療費の窓口無料化
  7. 川内原子力発電所関係
  8. 放送倫理・番組向上機構(BPO)(1)
  9. 定例知事記者会見
  10. 放送倫理・番組向上機構(BPO)(2)
  11. 指宿有料道路の無料化
  12. 宿泊税の導入
  13. 大規模スポーツ施設及びアウトレットモール等の整備(1)
  14. オスプレイの緊急着陸への対応
  15. 大規模スポーツ施設及びアウトレットモール等の整備(2)
  16. ヒアリ対策
  17. 知事の政治姿勢
  18. エネルギー政策等

 

 

(幹事社)
日もよろしくお願いいたします。
れでは,知事から発表事項があるということですので,よろしくお願いいたします。

 

平成29年7月九州北部豪雨への対応

(三反園知事)

よろしくお願いします。
まずは,今回の九州北部豪雨によりお亡くなりになった多くの方々のご冥福と,行方不明になっている方々の早期発見を心からお祈り申し上げます。また,今なお避難生活を余儀なくされている皆さまへ,心からお見舞いを申し上げます。
県では,消防庁から応援要請があった場合,緊急消防援助隊が直ちに出動できるように関係機関に指示を行っていたところであります。また,各県からの支援の必要の有無については,長崎県から福岡・大分両県に派遣していた情報連絡員が情報収集を行っていたところであります。なお,長崎県によると,福岡県から各県に対して技術職員派遣の依頼を行う予定とのことでありまして,要請があれば速やかに対応することとしております。
県といたしましては,今後とも九州地方知事会など関係機関と連携を図りながら,復旧・復興に向けた支援に取り組んでまいりたいと考えております。

 

1.県シニア元気生き生き推進会議の立上げ

(三反園知事)

また,発表事項ですが,県に新たに「県シニア元気生き生き推進会議」を立ち上げたいと思っております。高齢者が,住み慣れた地域で安心して暮らせる社会づくりをさらに進めていきたいと思っておりますし,その必要性があると私は考えております。そしてそのために,「県シニア元気生き生き推進会議」を立ち上げることといたしました。
この推進会議は,小林副知事を座長とし,外部の専門委員などで構成しております。具体的には,地域などで高齢者の活動促進に実践的に取り組んでおられる専門家のご意見を伺いながら,高齢者の積極的な外出を促し,健康づくりや介護予防・生き甲斐づくり等の取組の拡大に具体的なものを出していただくということでもあります。高齢者の豊富な経験と知識が生かされるように,社会参加の場づくりに積極的に取り組んでいきたいと考えております。高齢者が生き甲斐をもって暮らせる鹿児島をつくるために,全力で取り組んでまいります。

配付資料(PDF:68KB)

2.マリンポートかごしまにおける16万トン級クルーズ船の受入れ

(三反園知事)

また,マリンポートですが,クルーズ船の更なる大型化に対応する必要があります。世界では大型船が続々登場しておりまして,鹿児島としてもそれに対応する必要があります。岸壁の改良を行うことにより,鹿児島でも16万トン級のクルーズ船の受入れが可能となるよう岸壁の改良工事を行います。来年度の初めには,クルーズ船で最大となる16万トン級の船が鹿児島港に寄港できる見通しとなりました。今年は,ご存じのとおり100回を超えるクルーズ船の寄港が予定されておりまして,今後ともマリンポートかごしま,北埠頭を両方活用しながら受入体制の整備を着実に進め,更なるクルーズ船の誘致に取り組んでいきたいと考えております。

配付資料(PDF:352KB)

3.かごしま県民交流センター6階のリニューアル

(三反園知事)

後でありますが,ご存じのとおり,かごしま県民交流センターは改良工事をずっと続けておりましたが,このたび,6階のリニューアルが完成し,8月1日からオープンすることとなりました。この6階では,展示会,企画展など多様な催し物に活用できる大規模展示空間等ギャラリー,県内の地域情報等を提供する情報サロン,大人と子どもが楽しく過ごせる交流の場,親子交流クラブ,そういったものを新設しておりますので,県民の皆さまにご活用いただければと思っております。よろしくお願いします。
からの発表は以上であります。

配付資料(PDF:2,455KB)

質問内容

(幹事社)
それでは,発表事項に関して質問のある社はお願いします。
ありませんでしょうか。

(記者)
リンポートかごしまについての質問です。マリンポートについては,CIQ機能を持ったターミナルビルができるということですが,それでさらに滞在期間が長くなればということでありますが,改めて,外国人観光客の寄港に対する知事の期待の声,先ほどもおっしゃいましたが,改めていただければと思います。よろしくお願いします。

(三反園知事)
府もそうですが,鹿児島県としてもクルーズ船の誘致に今積極的に取り組んでおりまして,熊本も八代港がオープンしたばかりでもう100隻を超えるといったことにもなっておりまして,鹿児島県としてはこのマリンポートでCIQ機能が備わることによって,更なるクルーズ船の誘致に取り組んでいこうと思っております。
また,今回,岸壁の改良が行われることにより,16万トン級も整備されることになりますし,現在,北埠頭の整備も行っておりまして,この北埠頭の整備が終われば,早ければ今年末には5万トン級の船が北埠頭にも入れるようになっていきますので,今後は150隻,そして200隻を目指してクルーズ船の誘致に取り組んでいきたいと,そのように思っております。
た,クルーズ船の乗客が鹿児島で,来て見て感動するという,そういったまちづくりも積極的に進めていかなければなりませんし,バスの問題も今後出てくるかもしれませんが,クルーズ船で来た方々が,どこで何を見ていくか,そして鹿児島で感動していただいてもう1回鹿児島に来ると,そういったことになるようなことも含めて,今後は積極的に取り組んでいきたいと思っております。
まり,クルーズ船を運営する会社そしてそれを招く旅行会社を含めて,そういう方々とも連携していく必要があると思うのです。そういった方々と連携することにより,鹿児島に来た方がどこで何を見ていただいて,どこで買い物をしていただくかと,そこまである意味ではお膳立てといいますか,積極的に関与していく必要があるのかなと。そういうことによって鹿児島が活性化していくことにもなっていくのかなとも思っております。

(幹事社)
ほかに。

(記者)
今のマリンポートの整備に関して,北埠頭では5万トン級が最大と。それぞれの役割分担はどう考えていらっしゃいますか。

(三反園知事)
今は,先ほども言いましたが,今度16万トン級の船も入れるようになるわけでありまして,大きな船の方々はマリンポート,そして5万トン級というのはどちらかというと,現在は欧米系の方々が乗っている船はだいたい5万トン級くらいが主流になっていると思いますので,にっぽん丸もそうですが,そういった日本の船や欧米系の船は北埠頭に着いていただいて,そしてある意味では天文館を回遊していただく,近くで買い物していただく,路面電車に乗っていただく,そういうものも加味しながら取り組んでいきたいと,そのように思っております。

(記者)
の北埠頭,将来的に200隻とおっしゃったのは,2つの港を合わせてか。

(三反園知事)
そうですね。

(記者)
では,北埠頭の着岸数も自然に増えるということか。

(三反園知事)
うですね。今後は,クルーズ船というのは,鹿児島だけではなくて日本にどんどん寄港していただくことになると思うのです,実際に。だから今はそれを,たくさん鹿児島に来ていただくための環境整備を行っているところでありまして,その環境が,マリンポートも北埠頭も今年度末までには整うと思いますので,更なる誘致へ向けて努力していきたいと,そのように思っております。両方を生かしながらということですね。

(記者)
今のマリンポートに関連してですが,いつ頃から着工して,その工事の間にクルーズ船の寄港に何か支障があるのかということと,船が大型化していますが,福岡や他県では22万トン級の大型の船にも対応できるような状況があると聞いておりますが,鹿児島では16万トン級が最大ということでよろしいでしょうか。

(三反園知事)
つから工事が始まったかは事務方に聞いていただければと思いますが,現在マリンポートに船が寄港することに対して支障はありません。ご存じのとおり福岡も含めて22万トン級ということでありますが,鹿児島は16万トン級が最高と,水深も含めてそうですが。今後20万トン級,22万トン級とさらに大型化が進むということも考えられますので,それに対応できるように将来的には環境をつくるべく努力していきたいなと,そのように思っております。

(記者)
では,工事中は支障はないということか。

(三反園知事)
現在はありません。

(記者)
現在ということか。

(三反園知事)
今もありません,大丈夫です。

(記者)
改良工事中もか。

(三反園知事)
CIQ機能を今造っておりますので,それはこちらの方で造っていますので,ここでCIQ機能を造っておりますので,ここに着くので,ここから乗客が出てきますので支障はないということです。

質問事項

1.知事就任1年を振り返って(1)

(幹事社)
ほかにありませんか。
それでは次に移らせていただきます。今回,三反園知事が就任されてからちょうど1年ということですので,まず就任1年を振り返っての関連の質問をさせていただきます。
幹事社からは,この1年を振り返っての所感と自己評価をお願いできますでしょうか。

(三反園知事)
私自身は,県民が主役,県民ファーストの政治を行おうと走り続けてきた1年だったと思っております。県民の声を県政に反映させたい,県民のもとを訪れてそして直接お話を聞き,それを県政に反映させるための努力をしていきたい,そう思って取り組んでまいったつもりであります。また,災害が起こればすぐ現場に飛んで行き,その人達の声を聞きすぐに対応していく,そういった県政を進めていきたい,そういう思いでも取り組んでまいったつもりでもあります。
私が目指す県政はひとつであります。それは,鹿児島に生まれてよかった,鹿児島に住んでよかった,そういう鹿児島をつくりたいのです。そのために走り続けよう,そう思って過ごした1年だったとも思っております。そのためには,子どもを生み,育てやすい環境をつくる必要があります。子育て支援に全力で取り組もう,そういう思いで予算編成をいたしました。
もう1つは,年をとることが辛い,そんな鹿児島であってはいけない。年をとることは素晴らしいことだ。この地域社会の中で自分は必要な人間だと思われている,そういう生き甲斐のある社会をつくっていかなければなりません。そのための対応・対策を今後も全力でとっていきたい,そのようにも思っております。
また,鹿児島は観光県であります。この観光を生かさなければなりません。鹿児島に来ていただいた方が自分の国に帰った時に,そして自分の都道府県に返った時に「あそこはよかったよ。行ってみたら。」そう言ってもらえるような,そういった来て見て感動する街づくりをどんどん進めていく必要があると感じております。
また,鹿児島の基幹産業である農業,畜産業,林業,水産業,こんなに日本一がある県はほかにはないと思っております。この素晴らしいものを生かして,ブランド化を図って,少しでも高く売り生産者の所得を上げる,そのことによって後継者が育つ,この好循環を何としても成し遂げなければならない,そういうつもりでトップセールスにも取り組んできたつもりでもあります。
また,来年は明治維新150年を迎えます。このチャンスを何がなんでも生かさなければなりません。この時に来ていただいた方がそしてもう1回来ていただくようなリピートづくりが何よりも大事だと思っておりますので,今後,来年へ向けての取り組みを全力で進めていきたいと,そのように思っております。
た,その先には鹿児島国体が控えております。この国体の競技が成功するように全力で取り組んでいく必要もあると考えておりまして,今後やるべきことがたくさんある,そのために頑張っていきたいとそういう思いを新たにしているところでもあります。そして,鹿児島に生まれてよかった,鹿児島に住んでよかった,そういう鹿児島をつくって子ども達にバトンタッチしてあげられるように,け死んかぎり今後も走り続けようと思っております。
評価につきましては,県民の方々が評価していただけるものと思っております。

(幹事社)
れでは各社さんからご質問あればお願いします。

(記者)
1年前の選挙戦では「チェンジ」を訴えられました。この1年で最もチェンジできたことは何だとお考えですか。

(三反園知事)
私自身がこの1年で一番印象に残っていることは実はたくさんあるのですが,1つは予算編成が一番私は印象には残っております。鹿児島県の現状は財政が非常に厳しいです。財政再建に取り組まなければならない,そして基金も積まなければならない。そうした中で,やるべきことがたくさんあるということですね。
ず,雰囲気を変えなければいけない,そういう思いで取り組んでまいりました。そのためにも,鹿児島は変わっていく,変わるよと,そういう思いを伝えていかなければならない。そのための予算編成をしようと。そういうことを実感していただけるような予算編成をしようと,そういう思いで取り組んでまいりました。そして,子育て支援に多額のお金を付けて,そして子育て支援に力を入れる,生み育てやすい環境をまずつくりたい。保育士の待遇を改善して,そして保育士を増やして,そして6百何十人の児童を受け入れる,定員増を図る。そして介護士も増やしていきたい。働きやすい環境もつくっていきたい。鹿児島はなんか変わるぞと,そういうように思っていただく,そういった予算編成をしようという形の中で,高齢者支援もそうですが,取り組んでまいりました。これを実行に移すことによって鹿児島が少しずつ変わっていくということを実感していただけるように今後とも努力していきたいなと,そのように思っております。

(記者)
県では初めての民間出身知事ですが,マニフェストの中で,政策決定に企画あるいは営業の観点を取り入れると話しておられました。民間の経験というものを最も反映できたのは,具体的に何でしょうか。

(三反園知事)
さまざまな面で,私自身が取り組んできたことはあると思います。1つは,これは組織改編ですが,ただ単純にPRするのでは民間では通用しません。ただ単純に「観光があるよ」と言っても通用しないわけです。そこに何が必要かというと,やはり戦略性がなければいけませんよね。ただ単純にセールスするだけでは結果が伴わないわけですから。だからPR・観光戦略部をつくりながら,要するに鹿児島の観光そして基幹産業である農業を,いかにして逆に言えば活性化させるためには,戦略性をもってセールスすることも必要ですし,戦略性をもってPRすることも必要ですので,そういった面から民間の発想をそこに取り入れて。
もう1つは,何が大事かというといつも言っていますがスピーディーさなのです。決まってずーっと続くということではなくて,決めたらすぐ実行に移す,すぐ対応するという,そのスピーディーさがやはり大事ですよね。ほかよりも先にやることが大事です。
あとはセールスもそう,戦略と言いましたが,セールスの仕方なのです。どういう形でセールスしていくのか,これが大事なわけであります。例えば1つ例を挙げると,ブランド化を図らなければいけませんね。いろんなことを地道にやってまいりました。その中の1つを言えば,紀ノ国屋という高級スーパーがありますね。あそこに置いていただくだけでブランド化が少し図れる,つまり高く売れるわけです。あそこの社長とお会いしましてお願いして,フルーツも含めて置いていただくことになっておりますし,置いていただいております。また,千疋屋(せんびきや)という高級な果物屋さんがあります。非常に高いわけです。やはりブランド化が図られるわけですが,常務さんにお会いしてそこにも果物を置いていただけるようになりました。
香港のトップセールスもそうですが,そこで誰と会えばいいのか,どういう方が良いのか,そこのいわゆる財閥のトップのどの方と会えばいいのか,会うことによって鹿児島のものを置いてもらって,売上を伸ばすということにもなりましたし,さまざまなそういった取り組みを今後ともやりながら,自分自身がやりながらやっていきたいと。つまり,トップセールスとは何かというと,トップだからこそ相手が会ってくれるのです。つまり知事だからこそ香港も上海もそうですが,相手が会ってくれるわけです。それで自分の思うセールスをやって,それが結果として実を結んでいく,しかもそこにスピーディーさがなければいけない,戦略性がなければいけない,それがやはり民間の企画・発想ではないかなとそのように思っておりますので,そういった点も踏まえて今後とも地道な努力かもしれませんが,表の努力とそしてそういう地道な努力,そしてそれでスピーディーに結果を招いていく,そのために全力で取り組んでいきたいと,そのように思っております。

(記者)
の反面,地方行政については未知の世界だったと思いますが,実際に苦労した点,難しかった点はありましたか。

(三反園知事)
さまざまな面がそこにはあると思うのです。私自身は,ご存じのとおり東京で40年近くでありますが政治の世界を中心にずっとやってまいりましたし,いろんな方にもお会いしてまいりました。そして霞ヶ関の方々ともこれまでいろんなことでお会いしてまいりました。そして政治の世界にも身を置いてきたわけでもありました。
そういった中でいろんなことに取り組んできて,40年近くぶりに鹿児島に帰って来て,改めて感じております。鹿児島は素晴らしい所です。本当に良い所だなと。だからこそ,この鹿児島の良いものを生かさなければならない,そういう思いで必死で取り組んでいこうと,そういう形の中で走り続けてきた1年だったと私自身は思っております。とにかく,辛いこと苦しいことというよりも,何とかしたい,しなければいけない,やるべきことがたくさんあります。本当にあります。それを,県庁一丸となってみんなで取り組んでいこうという,そういった思いになっていただくための努力をしていかなければならないと思っておりますし,そして県庁が一丸となって,そして県民と一丸となって,私のキーワードはいつも言っていますが「一緒に」なのです。ケネディの言葉ではありませんが,県庁だけが,私だけが走っても,みんなが一緒にやらなければ変わっていかないと思っておりますので,今以上に鹿児島をよくして,先ほども言いましたが,こんなに素晴らしいものがある鹿児島ですから,少しでも良くして子ども達にバトンタッチしてあげたいのです。その責任が,今鹿児島に生きている大人にあるのではないかなと,そのように思って,そのための先頭に立って走り続けようと,そのようにずっと思っているところであります。

(記者)
積極的に外に出ているという印象が強いのですが,その反面,職員との協議や意思疎通が十分図られているのだろうかという声もありますが,それはいかがですか。

(三反園知事)
それは,そういう印象が強いのですね。ただ,私の日程を見ていただければいいですが,ほとんどは,月曜から金曜は庁内にいる時が多いわけで,土日は外に出ていますが。また先週は東京に開発促進協議会や陳情,EPA(への対応に関する要請)など,必要な時には出て行きますがほとんどは庁内におりまして,そして副知事以下部長,課長と,日程を見ていただければわかりますが,今日もそうですがこの後も予定がバーッと入っております。毎日入っております。課長とのレクチャーといいますかそういうのが入っておりまして,副知事以下,今日も部長さん達がいますが,連携をとりながら今やっているところでありまして,今言いましたが,私だけではできることはこれだけかもしれませんが,県庁が一丸となればできることがたくさんありますし,また,県庁の職員の方々はこれまでの経験というものを持っていますし,私以上に鹿児島のことに詳しい人もたくさんいるわけで,そして自分の考え方というものも,県庁の方々はたくさん持っています。だからそういう人達の考え方を,まず私は取り入れたいと思います。意見を聞きたいのです。だから県民の意見を聞くためにどんどん外へ出て行って,車座を含めて,意見を聞いて,車座もそうですが,普通の車座をやっているわけではないのです。記者さんもたぶん何回来られたかどうかわかりませんが,一人ひとりから意見を聞きます。一人ひとりから意見を聞いて,その一人ひとり全員にお答えします。だから時間がかかります。今もう3時間近くかかっていますがお答えします。そして,それで聞いた話はすぐに県庁に持ち帰って,担当課を含めてみんなで協議します。担当課と協議して,すぐできるものに関しては,その方に「こうなりました」「こういうふうにします」と直接連絡して,「中長期的にはこういう所でこういうふうにやっていきます」ということを一人ひとりにずっとお伝えしているわけであります。
そういったことも含めて,県庁の職員の方々との話はまず聞きます。聞いて,そして聞いた後に私なりの判断を下すと,そういう方策を今とっておりますので,今,レクチャーの回数からすればすごい数のレクチャーを受けておりますので,今後もそういった県庁職員の意見を聞きながら,そして最終的には自分で決めると,私はそれがリーダーシップだと思うのです。やはりいろんな人の意見を聞いて,専門性があるわけです。そこには課長を含めて専門家がいるわけですから,すべてが全部わかっているトップはいるわけがないと,私はずっと言い続けてまいりました。だからこそその専門の方々の意見を聞いて,それで最終的に自分で判断して実行に移す,それがリーダーシップではないかということを私はずっと講演でも言い続けてまいりましたので,そういうスタイルを今後ともとっていきたいと思っておりますし,そういうことだと思います。

(記者)
最後ですが,女性副知事の人事の時には,議案を引っ込めると言われながらも押し通しました。一方,大型スポーツ施設の場合は,ご本人はドーム球場を訴えておられましたが,総合体育館を優先するように変えました。この辺の対応というのはどうか。

(三反園知事)
これは,県議会の方々のご意見もありますが,私は県民が主役とも言っておりまして,やはり県民の大方の声ではないかと実は思っているのです。だからこそ,まず大型スポーツ施設の検討委員会を作ろうと。そこで総合体育館に関して本当に必要があるかどうかについてお墨付きではありませんが,そこで議論していただこう。そしてそこで必要性があるということであればそれを県民に諮って,県民もそうだということになって初めてああいう大型施設は造れるものだと思っているのです。鹿児島県は非常に財源が厳しい状況にもあるわけでありますから,そうした中でこれだけの総合体育館,アリーナという言い方をしますが,これだけの多目的ホールを造るわけでありますから,そうとう財源が要るわけですよね。だからこそ,造る以上は県民の理解がなければ造れないわけです。だから,そこを最優先したということであります。今,県民は総合体育館が必要だと,造るべきだという意見が多数を占めていると思いますので,そういったことを実行するのが政治だと思っております。今後ともそういう政治スタイルをとっていきたいと思っております。

2.トップセールスの実績

(記者)
先ほどの質問に関連しますが,ブランド化の話で紀ノ国屋や千疋屋(せんびきや)でフルーツを売ってもらっていると。具体的にどういう品種のフルーツなのか教えていただきたいというのと,職員との意思疎通に関する質問がありましたが,去年の議会でも,各課の課長,室長との昼食懇話会をやりたい。今後も積極的に続けたい,と答弁されていますが,現在でもそういうのは定期的にやっていらっしゃるのかという2点を教えてください。

(三反園知事)
具体的に何を置いているか,詳しいことについては後で担当課からお伝えしたいと思いますが,私が知っている限りにおいては,紀ノ国屋はマンゴーかなにか置いていただいていますし,千疋屋(せんびきや)はパッションフルーツを1玉2千円で販売しているそうです。

(記者)
それは,いずれも知事がトップセールスで実現したということなのでしょうか。

(三反園知事)
私自身が決め手になったかどうかというのは,逆に先方に聞いていただいた方がいいかと思います。いずれにしろ社長にお会いして頭を何回も下げたことは事実でありますし,常務さんにお会いして「なんとかお願いします,千疋屋(せんびきや)に置いていただくことがブランド化になります」と。「ブランド化になることによって,生産者の所得を上げたいのです。やっぱり後継者を育てなければいけません。そのためには,本当にいい物を提供いたします」と。そして「途中で生産が追いつかないということにはいたしません」等,いろんなお話を率直にさせていただきました。ただ,今後とも置いていただけなければいけませんので,ある意味でフォローアップといいますか,そういった努力もしていきたいと。もっともっと増やす努力をするということでありまして,そういった努力もしていきたい,その結果によってたくさんの物を置いていただくような,そうなればいいという気持ちの中で努力していきたいと思っております。

3.県職員とのコミュニケーション

 (三反園知事)
課長を含めてみんなでご飯を食べて,全員とご飯を食べていろんな雑談ですね,いろんな話の中で,どういう仕事をしているか,家庭や余暇も含めて,そういうものをさせていただきましたし,ご飯を食べたりもしております。そして活性化委員会というものをつくっておりまして,それももう2巡しました。またメンバーも替わりましたので,そういった中堅クラスの活性化委員会を通じて意見交換もしてまいりたいと思っておりますし,また今後ともいろんな方,部長クラスとはしょっちゅう会って,いろんな話をし,会合ももっております。私が今後やりたいのは新人職員と1回やりたいと。新しく入って来た職員がどういう志を持って,どういう思いで入って来て,何をやりたいか,そういうものを前向きにどんどん,同じ思いになって話をしてみたいと,そのように思っております。どんどんそういうものを今後ともやっていきたいと,そのように思っています。日頃の意思疎通が大事だと思っております。同じ目線に立ってやりたいと思います。

4.知事就任1年を振り返って(2)

(記者)
知事就任から1年経ち,知事ご自身のカラーが一番出せた分野あるいは取組と,まだカラーを出し切っていない,力を入れたいと思っていらっしゃる分野,それぞれお答えいただきたいです。

(三反園知事)
自分のカラーが一番出せたのは何かといわれてあれですが,先ほども言いましたが,政治家にはスタイルが大事ではないかということを,私はいろんな総理大臣から教えていただいたこともありました。冒頭に言いましたが,県民が主役なのです。県民の,県民による,県民のための政治を実行したい,そのためにはやはりすぐ現場に飛んで行って,災害があれば現場に飛んで行って,現場の声を生かした対応をすぐとるというスピーディーさが大事だということを言いましたが,そういう対応をとるということと同時に,県民の声を聞くためにいろんな所に行きたいという,そういうスタイルで取り組んでまいりましたし,先ほども言いましたがトップセールスのやり方もそうですね。PR・観光戦略部もそうです。戦略的にいろんなことを進めていく,そうした中で結果を出していく,それがスタイルなのかなという思いでもありますし,今後とも子育て支援,そして高齢者対策,この2つを2本柱にしながら取り組んでいきたい,積極的に取り組んでいきたいと,そういう思いでいっぱいであります。
そして,まだ中長期的な課題も含めてそうですが,取り組まなければいけない課題が実はたくさんあるわけであります。来年の明治維新150年もそうですが,そういった課題へ向けて今準備に一生懸命取り組んでいるところではありますが,まだまだやらなければいけないことがたくさんあるなということを率直に思っておりまして,そういった対策をとらなければいけないという思いで今いっぱいだということであります。

5.マニフェストの進捗状況

(記者)
1年経ちましたが,マニフェストの進捗状況について,どのようにお考えでしょうか。

(三反園知事)
マニフェストにつきましては,皆さんご存じのとおり,昨年の知事選挙において県民の皆さんにお示ししたマニフェストは,4つの政治姿勢と鹿児島を日本一にする6つのお約束として,観光・農林水産業に係る施策など41項目を記載したところでありました。
1つめの約束であります「世界から人が集まる鹿児島,観光で日本一に!」という中でさまざまな項目がありましたが,1番目の「世界遺産を生かした国際基準の観光地づくり」につきましては,多言語スマホアプリの開発・運用を行っているところであります。そして「グリーンツーリズムなど農山漁村文化体験型観光の推進」については,農林漁業体験民泊の開業促進などさまざまな取組を今行っているところであります。また「国際観光船が停泊できるウォーターフロント整備」については,マリンポートかごしまのクルーズ船ターミナルを整備し,CIQを含めて積極的に取り組んでおりますし,奄美の世界遺産登録へ向けての努力もしているところでもあります。
また,2つめの約束「世界に挑戦する鹿児島,農林水産業で日本一に!」については,「各種メディアの活用,トップセールスによる鹿児島の「食」のPR,販路拡大」については,鹿児島・香港交流会議,国内外における県産品PRを含めて,トップセールスという形の中で今努力しているところであります。「ブリなどの養殖場の整備」については,ブリ人工種苗生産施設の整備など,そして「災害発生後の生産者支援にスピード感を持って取り組む」と,そういうことも行っているところであります。
そして3つめの約束「みんなが元気な鹿児島,医療福祉で日本一に!」においては,「子どもの医療費の助成制度」について,乳幼児医療費を住民税非課税世帯の未就学児に関しては窓口負担ゼロという形の中で,一歩二歩進めたということであります。また,「保育士確保対策」については,給与改善に取り組んでもおりますし,(保育所等の定員)6百何十人増という形でも取り組んでいるところであります。また,「地域包括ケアの拡充」という項目がありましたが,これについても今取り組んでおりますし,高齢者支援にも取り組んでいるところであります。
4つめの約束「歴史と教育の鹿児島,人材育成で日本一に」に関しては,「生活困窮家庭における給食の無料化」については学校給食費の無償化に向けて,取組促進について,今市町村と連携しながら取り組んでいるところでありまして,今回は後で事務方に聞いていただければと思いますが,3・4町村が無償化に踏み切ったということであります。また「国体へ向けて」の努力をしていくということでありますし,「プロスポーツの支援」にも取り組んでいきたいと思っておりますし,現在は支援しているところであります。かごしま青年塾を設置したいということでありますが,もう既に開校したということでもあります。
5つめの約束の「若者と女性が輝く鹿児島,産業・雇用で日本一に!」に関しては,「再生可能エネルギー推進委員会」を設置して開催しておりますし,「起業促進・若者や女性がいきいきと仕事ができる社会づくり」に向けて,起業家の支援,保護者向けの企業説明会,女性の活躍推進に向けた積極的な企業の表彰制度の創設などさまざまな,今度またセミナーも開催しますが,女性の活躍支援に向けての努力をしていきたいと思っておりますし,実際やっているところでもあります。
6つめの約束の「安心して生活できる鹿児島,防災で日本一に!」については,川内原子力発電所に係る特別点検の実施,避難計画等に関する支援に係る九州電力への要請,大規模な防災訓練の実施,広報誌「原子力だより」の発行を行ったところでありますし,専門委員会も作ったところでありますし,ゲリラ豪雨・台風などによる自然災害を未然に防ぐための防災予算を確保して,防災対策に鋭意取り組み,現在は治山工事をやり,これまで以上に河川の寄り洲除去対策を行っているところでもあります。
さまざまな項目がありましたが,私が掲げたこの41項目については,マニフェストに掲げたものにつきましては,すぐに取り組んでいる,実施しているところもありますし,実施中のところも含めればほとんどの項目については,現在着手しているのではないかと思っております。また,口頭でいろんなことを約束したこともありました。これについては,中長期的な視点に立って取り組まなければならない施策ということでもありまして,本県を取り巻く社会経済情勢・県議会のご意見・財政状況なども踏まえて,優先順位を判断しながら4年間の任期中に実施できるよう,また方向性を示せるように努力してまいりたいと思っております。
また,詳細な,結構な量になりますが,もっと詳しい,マニフェストについて何をやっているかを含めてそうですが,そういったものに関しては,28日で1年を迎えますので,その28日にホームページに詳細なものを掲載すべく,今事務方の方で最終的な詰めを,量が多いもので最終的な詰めを今やっておりますので,その時には当然皆さま方にもお配りしたいなとそのように思っております。それを見ていただければありがたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

6.子ども医療費の窓口無料化

(記者)
マニフェストの関連で,子どもの医療費助成制度の関係ですが,来年10月から非課税世帯未就学児を対象にということですが,今後はどういった方々までを対象にやりたいと考えていらっしゃるのか,改めて教えていただけますでしょうか。

(三反園知事)
ご存じのとおり,鹿児島は財源が非常に厳しい状況にあるわけであります。そうした中で,でも,現実にお金がない,子どもを病院に連れて行けない,重篤化が進む,そういった状況は,早くなんとかして防がなければいけない,そういう思いでいっぱいでありました。そうした中で決断したわけであります。今の財政事情からすれば,それでもある程度の決断になりました,本当に。2億6千万円,地方と合わせてかかるわけでもあります。だからこそ,まずは一歩二歩として,住民税非課税世帯の未就学児については窓口負担ゼロを先にやろうと。そういう人達をなんとかしようじゃないか,そういう思いで決断したわけです。そして今,ご存じのとおり県では行財政改革プロジェクトチームを立ち上げて,徹底した行財政改革を行っているわけであります。細かいことですが,この場で言うのがふさわしいかどうかわかりませんが,細かいことを言えば,企業でもそうですが,カラーコピー禁止,できるだけコピーしないでペーパーレスで会議をやろうと,そういった取組も,まだ細かく言えばもっともっとたくさん指示しましたのであるわけでありますし,しかもこれまでずっとやってきた事業の中でも10年・20年経って必要性が薄くなった事業もあるのではないか,それに関しては徹底的に見直しをしたり,その他の行財政改革を行おうと,行っている最中でありますので,そういう行財政改革を行うことによってなんとか財源を捻出したいと。財政再建しなければいけないわけです。本当にお金は限られているわけです。その中で,新たなものをやるために捻出しなければいけないのです。そのために行財政改革をどんどん進めながら,財源をなんとか確保して次のステップに移りたいなと,そういう努力をしたいなと,そのように私は思っております。

(記者)
そうしますと,それ以外の方々に関しては今のところわからないという状況でよろしいでしょうか。

(三反園知事)
そういう言い方をされるとあれなのですが,今,努力しているところです。つまり,わからないのでなくて,ご存じのとおり,政治は百かゼロかではないのです。要するに,百へ近づけるために,一歩でも二歩でも三歩でも努力していくのです。努力している最中です,今。だから行財政改革をやりながら,財源をなんとかして捻出したいのです,今。作りたいという思いがあるのです。やりたいのです。そのためには財源が必要です,現実問題として。その財源を今努力して見つけようではないかと,どこからどうやって持ってくればいいか。努力して努力して努力して,それが見つかればそこへ向けてやっていくということなわけです。そのように理解していただければありがたいと思います。

(記者)
何か目標値みたいなものはありますか。

(三反園知事)
今,現実問題として行財政改革に取り組んでいるわけですから,いつまでにいくらというものが言えればいいですが,もうそれはおわかりですよね。行財政改革をやって,いつまでにいくらあるかというわけではありませんので,たくさんの予算が捻出できるように,命名権や不動産も含めてそうですが,ありとあらゆるものを何とかしてやろうじゃないかと,本当に必死で,ここに総務部長がいますが,必死でみんなで捻出しようと思ってやっているのです,本当に。何とかしたいのです。あまり言うとまた,自分が言うとそこであれになってしまうので言いませんが,これも必要なものは本当にあるのです。でも財源がなかなか厳しい。でもやらなければいけないことがたくさんあり,しかも早くやらなければいけないということはわかっています。早くやらなければいけないことが,実はたくさんあるのです,本当に。
特別支援学校もそうなのです。なんとかしなければならないという思いが非常に強いのです。そのためには財源が必要なのです。その財源をどうしたらいいか,そこに目途をつけるために今みんなで,県庁一丸となって努力しているというのが正直なところであります。そういう思いでいるということです。

(記者)
今のお話で,財源が非常に厳しいということで,子ども医療費の助成の関連ですが,三反園知事が昨年掲げたマニフェストには,子ども医療費助成制度で窓口の一時払い完全ゼロにするとありました。取材すると県民からは,「この完全ゼロということに期待していたところ,対象が限られているので残念だ」という失意の声を聞いています。今後この記載されたマニフェストの修正したり,もしくは県民に説明するということはお考えにありますか。

(三反園知事)
今,説明を聞いていましたか。そのために今努力しているのです。私が行ってお話しすると,お金がない中でここまでですよね。でも最後,百に行くためにお願いしますねと,理解していただける方も,今私が言ったことを説明すると,理解していただける方も結構いらっしゃるのではないかと私は思っておりまして,その百へ向けて,到達点へ向けて今後とも必死で努力していきたいと,そういう思いには変わりはないのです。政治はそうじゃないですか。現実問題として,そこに行きたいけれども,財源がない中でどうにかしてやりたいと。そのためにどうすればいいかという形の中で,まずは4年間という任期があるわけですから,その中でどこまで到達できるかと努力していくということではないでしょうか。そのために努力していきたいと思っておりますし,ぜひ,今言ったことを,つまり1歩,2歩,3歩です。到達点へ向けて努力していっていることもご理解いただければありがたいと,そのように思っております。

7.川内原子力発電所関係

(幹事社)
まだ質問もあるかと思いますが,後の県政一般の中でも質問できると思いますのでその中でしていただいて,まず川内原子力発電所について話を進めさせていただければと思います。

(記者)
原発政策についてもこの1年の所感で,この1年のご自身の原発政策について振り返っていただいてよろしいですか。この1年間の原発政策についてです。

(三反園知事)
就任してすぐに私は,ずっと言い続けておりました,熊本地震を受けて県民に不安が募っているので,ぜひ再点検,再検証してほしい,そのための,地震を受けての点検をしてほしい,そういう思いで九州電力に申入れを行いました。結果的に九州電力においては,この熊本地震を受けての特別点検を行っていただいたところでもあります。そして,まずは現場に行こう,薩摩川内を含めて周辺住民はどういう思いでいるのだろうかと,そういう思いで川内原子力発電所周辺を視察したところでもあります。
そこでいろんなことが見えてまいりました。福祉車両が足りない。避難用車両も足りない。そして避難用道路がどうなっているのか。ある人が言いました。「側溝の蓋がない。離合ができない。つまり,車が行き交うことができない,なんとかしてほしい」そういった思いも伺いました。そこで,九州電力に対して,福祉車両,避難用車両,そして避難用道路の整備,さまざまなことを要請させていただき,そして現在,福祉車両,避難用車両,そして側溝の蓋については整備が進むという状況になってきております。
今後とも,いろんな方々,さまざまな方々と意見交換しながら,そして対応をとるべきところは対応をとるし,また防災対策には全力で取り組んでいきたいと思っておりますし,これまでにない大規模な防災避難訓練も行ったところであります。そこからもさまざまなことが見えてきましたので,専門委員会に図りながら避難計画等見直しに生かしていきたいと,そのようにも思っているところでもあります。
また,ご存じのとおり専門委員会もつくり,安全性についても協議しているというところでもありまして,今後とも防災対策に全力で取り組んでいきたいと,そのように思っているところでもあります。

(記者)
防災対策に集中するとおっしゃっていましたが,脱原発全体の思いとしてはいかがでしょうか。

(三反園知事)
私の選挙戦にいらっしゃいましたか。

(記者)
その時はまだ。

(三反園知事)
ですよね。ずっと私自身が訴え続けてきたことは,鹿児島を変えようではありませんかと,もう鹿児島を変えて,よりよくしていきましょうという,その「チェンジ」という合い言葉の中で,私はずっと訴え続けてまいりました。原発について発言したのは,私の記憶が正しければ川内での1ヶ所だけではなかったかなという思いがあります。その時に私はこういった覚えがあります。「自然再生エネルギーを推進していきましょう,自然再生エネルギーを推進することによって,原子力発電に頼らない社会をつくっていきたい」,そういう思いを述べた,そういう記憶がございます。
そして,先ほど「脱原発」という言い方をされましたね。これもずっとこの記者会見でずっと言い続けていることでありますが,私は「自然再生エネルギーを推進して,そして鹿児島を自然再生エネルギー県に変身させる,それによって原子力発電に頼らない社会をつくる,そのために努力していく,それが私の脱原発であります」ということをずっと言い続けてまいりました。まず,そういう環境をつくっていかなければいけないということでありまして,そのための努力をしてきたということであります。

(記者)
関連ですが選挙戦で反原発団体の平良さんと結ばれた政策合意文書にも,廃炉という言葉を盛り込んでいらっしゃると思います。就任会見でも「廃炉に向けて努力する」と明言されていますが,この廃炉についてどのように取り組むのかというお考えを教えてください。

(三反園知事)
まず私がやるべきことは何かというと,自然再生エネルギーを推進していくことだと私は思っております。そのために,小水力発電に関しては,もう鹿児島で5か所くらい発電していますし,小水力発電をやることによって地元に数千万円という税金が新たにあることになることも事実でありまして,活性化にもなりますね。ですからまず自然再生エネルギーをどんどん推進していく,そして日本で,世界で初めてですかね,海流発電の実証実験も鹿児島で始めることになりましたし,そしてこれも非常に珍しいわけですが,鹿児島で洋上風力発電も行おうということも今推奨しているところでもあります。
そうしてさまざまな自然再生エネルギーを推進しようということで,県庁内に再生可能エネルギー推進委員会を設けました。そしてまずはこの推進委員会の中で,鹿児島県を自然再生エネルギー県に変身させるためにどのようにすればいいのか,いつまでに何をやって,どこまでいってどうするのかということを,ビジョンとしてまとめていただくことになっていますので,まずはこの自然再生エネルギーについて努力することによって自然再生エネルギー県に変身させるための努力をすることによって原子力発電に頼らない社会をつくっていく,そのための努力をしていく,それが私の役目だと思っております。

(記者)
再生可能エネルギーをどんどん導入するというのは,伊藤県政もそうでありました。

(三反園知事)
私はそういうことです

(記者)
それは伊藤県政も同じだったのです。そことの違いというのはどういうところなのでしょうか。

(三反園知事)
それは伊藤県政との違いは,逆に記者さんがご判断いただければと思います。

(記者)
それでいえば脱原発というのはもう撤回された方がいいのではないでしょうか。

(三反園知事)
それは,ちゃんと理解していただきたいのは,ずっと私,記者会見で申していると思いますが「自然再生エネルギーをどんどん推進することによって原子力発電に頼らない社会をつくっていく,それが私の脱原発です」ということを何回も伝えておりますので,その脱原発へ向けて私は努力していくということであります。

(記者)
では,廃炉に向けて取り組むというのは,どう取り組むのか。就任会見では「廃炉に向けて努力します」とおっしゃっていたのですが。それはどのように取り組むと私たちは受け止めればいいですか。

(三反園知事)
先ほど,今言いましたが,自然再生エネルギーはまず推進していかなければいけませんよね。自然再生エネルギーをどんどん推進することによって原子力発電に頼らない社会ができあがるわけですよ。原子力発電に頼らない社会をつくるということがそういうことでありますので,そのために努力するということであります。

(記者)
では少し聞き方を変えます。就任会見では,川内原子力発電所の運転について「40年運転が基本だ」ということを明言されました。ということは,最長60年の延長運転というのは認めないという考えは,今も変わりないのでしょうか。

(三反園知事)
就任会見の時に質問されて,私はこうお答えしたと思いますね。「政府が40年ということを言っているわけですから,そういうことではないでしょうか」という話を私はしたと思っています。

(記者)
ただ政府も,ご存じだと思いますが,ちゃんと審査を通れば最長60年,40年プラス20年運転できるわけです。もう実際ほかの原子力発電所ではそうなっていますし,そのことについて,40年運転が基本だという,選挙戦でも原則40年と,ずっとおっしゃっていたと思うのですが,そこの考えを教えてください。

(三反園知事)
原則40年という言い方をしてきたと思います。だから政府も「40年」と言っているわけですので原則40年という言い方をしたと思っておりますので,それについては県庁内も含めて,知事という立場になりましたので,またみんなで詳細に検討していきたいと思っております。

(記者)
では,延長運転を認めないということは違うということですか。

(三反園知事)
だから,要するに原則40年だということを言っていたわけですね,政府も40年ということで。だから原則40年ということに関しては変わりはないということではないですか。

(記者)
知事のお考えを聞きたいのであって。

(三反園知事)
原則40年という考え方を最初述べているわけでありますので,要するに政府の方も原則40年という形の中でずっと取り組んできたわけでありますよね。だからそのあたりがどうしてそうなったのかも含めて,詳細にいろんな話を聞いてその上で判断していきたいと,そのように思っております。

(記者)
では,延長運転を認めるか認めないかは,まだお考えが決まっていないということでいいですか。

(三反園知事)
だから要するに,何度も申し上げて本当に申し訳ないですが,私がその時に述べた時には,政府の方も原則40年という形の中でやってきたと思うのです。それから方針が変わったのであれば,もっと詳細に,どうしてそうなったのかも含めていろんな意見を聞いて,そういうことをまずやってみたいなと,そのように思っております。

(記者)
政府の方針ではなくて,知事の考えをお聞きしたいのです。

(三反園知事)
だから,私はその時に言ったのは「政府の考え方も原則40年ということでありますので,原則40年ということではないでしょうか」とお答えしました。

(記者)
知事の今の考えを教えてください

(三反園知事)
だから,私はその時にそういう話をしましたということであります。そして,もし政府の方で40年ではなくて,要するにもっと先延ばしするという方針を正式に決めたのであれば,逆にどうしてそういうことを決めたのかということも含めて,まず私の方針を決める前に,なぜそうなったかを聞いてみたいと。その上で判断したいと思っております。

(記者)
ごめんなさい,40年以上の運転をするかどうかは,まずは主体の九州電力が決めることであり,ただそれを,審査に通れば20年動かせるというルール,それは法的ルールだと思うのです。それを,ただ延長運転となると,地元の同意ということが必要になってくるので,知事にご意見を聞いているのです。そこをどう考えますか。

(三反園知事)
だから,同じ事で申し訳ないのですが,その時には政府も原則40年と言っていたので,原則40年ではないでしょうかとお答えしたわけです。それがまた方針やいろんなものが変わったのであれば,逆に言えばどうしてそういうことになったのかも含めていろんな話を聞いて,その上で判断したいというように自分の考え方をまとめてみたいと思いますし,まだ40年というのは時間があると思いますので,その中で自分なりに,またいろんな人の意見を聞いた上で判断したいと思っています。

(記者)
では,延長運転については,知事は考えはまだ決まっていないということでよろしいですね。

(三反園知事)
まだ決まっていないというか,原則40年ということを政府が決めたということでもありますので,逆に言えば40年かそこらあたりを含めて,今後さまざまな意見を聞きながら決めていきたいと思っております。まだ,実際問題として40年なわけですよね。

(記者)
いや,川内原子力発電所1,2号機とも30年を過ぎていますし,40年というのはそう遠くない将来なのです。なので就任会見でもこちらはちゃんと質問して記事にもしました。そこで40年運転が基本という言い方をされたので,県民は延長運転を認めないんだなと受け止めているのですが,そうではないということですね。

(三反園知事)
南日本新聞が「原則40年」という見出しにとったので私びっくりしたのですが,「原則40年が基本だ」と言ったわけです。ですよね。それは政府も含めて原則40年が基本だということを言っていたわけですよね。で,政府の方も原則40年と言っているわけですよね,ということを私はその時にお伝えしたわけですが,原則40年だという思いだったということです,その時は。

(記者)
いや,選挙戦でも伊藤さんが私は60年運転をすべきだということをちゃんと主張されて,それがひとつの政策テーマに,論点になったのです。なのでそこを聞いて,ご発言されたので,知事の考えかと思って私たちは記事にしたのです。
なので,知事の考えはまだ決まっていないということでよろしいのですね。

(三反園知事)
何度も同じことを言って申し訳ないですが,いわゆる,その時には政府の方も原則40年という形になっていたわけですから,「政府の方も原則40年という形ではないでしょうか」ということをお答えしましたよね。ですよね。

(記者)
はい,今も原則40年ですよ。

(三反園知事)
政府の方も原則40年であって,もしそれが方針が変わったのであれば,どうしてそのように変わったのかということを聞いた上で,また新たな判断するのであればしたいということを言っているわけですから。

(記者)
では,まだ判断は決めていないというように受け取ります。

(三反園知事)
まあそれは,私はちょっと違いますが。

(記者)
ではどう違うのですか。

(三反園知事)
その時に,政府の方も原則40年という言い方をしたので原則40年だということではないでしょうかとお答えしたわけです。それから変わっていないわけじゃないですか。

(記者)
はい。



(三反園知事)
ですよ。

(記者)
なので,今,考えはない,まだ判断は決まっていないということ。

(三反園知事)
だから,それが変わっていないということじゃないですか,その時に。もし,政府の方が変わったのであれば,その政府の方の意見を聞いた上で,新たな判断をする必要があれば新たな判断をしたいということを言っているわけです。

(幹事社)
ほかの方あれば

(記者)
自然再生エネルギーを利用して脱原発を図るというのはよくわかりましたが,では,そういった取組の中で3号機の増設問題がもし出てきた時は,その是非については知事はどう考えられますか。

(三反園知事)
それはもう明言しております。今の状況で認めるということはないということではないでしょうか。



(記者)
先ほどの40年の問題,今の段階では決めていないということですが,残りの任期中に決める方針か,何かありますか,道筋を立てるなど自分のお考えは。

(三反園知事)
原則40年という形で政府がやってきたわけですよね。だから政府が言っています原則40年ということではないでしょうか,ということをお伝えしたわけです。仮に政府の方の方針が変わったのであれば,政府の方の意見を聞いて,もし変えるべきであれば,変える必要があるということであれば,変えることもあるでしょうし,変えないでいいということであれば変えないということもあるでしょうということです。今のところはこういう形の中でいて,そしてまた新たな段階になれば新たなことも考えられるかなと思っています。

(記者)
その原則40年という話は,1年前の就任会見の時にお話しされていて,この1年間考える時間はあったと思いますが,この1年間では特に結論は出なかったというか,そういうことでよろしいのですね。

(三反園知事)
この1年間はご存じのとおり現場に行って,そして安全対策,安心が一番でありますよね。そこに原子力発電所があるわけですよね,実際に。しかも高濃度の廃棄物も含めてそこにずっと原子力発電所にあり続けるわけです。まず私が取り組むことは何かというと,まず私が取り組むことは,安心・安全のための努力をすることですよ,1年間,まずやることは。安心・安全のための努力をするために,現場に行って,避難用車両,福祉車両そして避難用道路,避難計画の見直し,さまざまな大規模訓練,安心・安全のための対応・対策をまずこの1年間でとるのが先ではないかという形の中で走り続けてきたわけです。
今,県民の世論調査でも,皆さんご存じのとおり一番やってほしいのは何かというと,半数以上が「防災対策を推進してほしい」という,そういうことが今県民は一番なわけです。しかもモニタリングポストも増やしました。100ヶ所になりました。地震計の設置も増やしました,たくさん,実際に。そういうことをまずやることが先だということではないでしょうか。そのための,県民の思いに応える,県民のための安心・安全策を1年間でまず努力する,それが先ではないでしょうか。そのために努力してきたということであります。

(記者)
結局,道筋はこの任期の中では立てないという感じなのですか,40年に関してどうするかというのは,今から政府の考えを聞いたりして決めていくという方針でよろしいということですね。

(三反園知事)
そうですね,はい。もう,同じことを言ったらあれですが,そういうことです。まずは安心・安全対策ではないですか,はい。やることは。

(記者)
先ほど記者さんから質問があったと思いますが,廃炉について検討することになるだろうと就任会見でおっしゃっていたが。

(三反園知事)
努力するということですね

(記者)
委員会の中で検討することになると,専門委員会の中で検討することになるだろうとおっしゃっていたと思いますが,結局検討事項には盛り込まれなかった。

(三反園知事)
専門委員会をどういうような専門委員会にすべきではないかということを,県庁内も含めていろんな方と,まず就任した後にいろいろ話をしたわけであります。やはり県民の思いというのは,安心・安全の対策,そして防災対策を一番にしてほしいというのが県民の思いであろうと。その中で,まず安心・安全というのは,安全性というのは専門家でしかよくわからない面がありますね。たぶん本当に原子力工学の専門家ではないわけでありますから,本当にどうなっているのかと言われてもなかなかお答えできないと思うのです。安全性についてどうなのかと言われてもお答えできないと思うのですよね。だからこそこの安全性に関しては,原子力工学,地震学,防災の専門家の方に入っていただく,そういった意味で県民の思いというのは安心・安全,防災対策について検討してほしいというのが県民の思いではないかということもあり,この検討会に関しては原子力安全・避難計画等防災専門委員会,つまり防災対策,安全のための委員会という形の中で設置させていただいたということでもあります。だから今,安全について協議しています。

(記者)
その防災対策の推進という中でのことですが,避難退域時検査というUPZの皆さんが避難される時に行わなければいけない,過去にはいわゆるスクリーニングと言っていましたが,その場所を鹿児島県だけ公表していないという実態があります。これについては,知事はそのままでいいというお考えなのでしょうか。

(三反園知事)
あれですね,そのままで,公表すべきと。

(記者)
まず,公表していない理由からお聞かせいただけますか。

(三反園知事)
公表すべきではないかというご意見に対しては,公表に向けて取り組んでいきたいと,そのように思っております。
少し詳細に言えば,避難退域時検査場所については,30キロ圏周辺から避難所までの間で避難経路や避難所までの移動の容易性,面積等を考慮して候補地を選んでいるところでもあります。原子力災害時においては,災害や避難の状況等を踏まえて候補地の中から検査場所を決めることとしております。これらの候補地については,原子力防災訓練の反省会等において,関係自治体や関係機関等から公表してほしいとの要望や,専門委員会においても避難退域時検査場所についてのご意見をいただいておりまして,今後,関係自治体をはじめとする関係者と協議した上で検査場所の公表に向けて取り組んでいきたいと思っております。

(記者)
県は検査場所を決めているとおっしゃっていたのですが,その検査場所になる予定の自治体はどこなのだろうかという声があるのですが。その検査場所となる自治体と連携していなくて大丈夫なのかという声がありますが,そのへんはどうなのでしょうか。

(三反園知事)
そのあたりは連携していると思いますし,今後とも連携して公表へ向けてやっていきたいと思っております。

(記者)
その避難計画を変えるためには国の方でやる原子力地域防災協議会いうのがありまして,その下に作業部会というのも設けていますが,この作業部会自体が昨年の4月から1回も開かれていないという状況であれば,本気で避難計画の見直しに取り組んでいるのかな,という声が上がってもいいかと思いますが,その辺はどう指示をされているのですか。

(三反園知事)
避難計画の見直しについては,鋭意,今,危機管理局長がここにおりますが,鋭意取り組んでいるところでありますので,もし詳細に今どうなっているかについては,後で危機管理局の方で対応させていただければと思います。

(記者)
1年前に三反園知事は,選挙前に反原発団体の方と政策合意を結んで,反原発の意思を持った有権者の票も取り込んで当選されたと,我々は認識しております。ですから,知事の脱原発の姿勢ということについて,これだけ何度も何度もこの場でも繰り返し質問しているかと思うのですが,そうした知事の脱原発の姿勢が,反原発団体の方達からは「我々とはもう姿勢が,そもそも異なった」という,非常に憤りの声も上がっているわけですが,そういった方達に対する説明責任が果たせていないと私は思いますが,知事はどうお考えでしょうか。

(三反園知事)
反原発団体とおっしゃいましたが,記者さんも取材されてみてよくお分かりですよね。反原発団体の方々も,実はいろんな考え方の方がいらっしゃいます。今私自身が進めていることに対して,さまざまな意見があることは私も承知はしております。本当しています。だからこそ,私自身はこういう記者会見の場で皆さま方に対しても,いろんな形で説明させていただいて,そして原発の広報誌,そして議会もそうですがさまざまな場で自分の考え方を述べさせていただいているところでもありまして,そういった中でご理解いただこうと思っております。

(記者)
この結ばれた政策合意というのは,三反園知事と平良さんという両者が結ばれた合意文書であるわけですが,手元にこの文書がありますが,その平良さんご本人とこの1年間一度もお会いされることはありませんでした。でも,ご本人からは会いたいという意思があるということは,当然三反園知事も把握されているかと思いますが,その当人とお会いにならない理由というのを改めて教えてもらえますか。

(三反園知事)
これはもう前からずっと言っているとおりでありまして,必要があればどなたとでもお会いしたいと思います。

(記者)
という,この質問になると毎回そのお言葉を繰り返して。

(三反園知事)
毎回同じ質問だから同じ答えをしているのです。

(記者)
我々としては逃げられているような感じがするのですが,それはつまり会う必要が無いという考えだという裏返しになりますが。

(三反園知事)
いや,私は必要があればどなたとでもお会いしたいと思っております。

(記者)
その一言で十分説明ができているとお考えですか。

(三反園知事)
いや,私は,おっしゃるとおりですが,必要があればどなたとでもお会いしたいと思っております。

(記者)
関連して,知事が設置された県の専門委員会ですが,宮町座長が九州電力から2億円の研究を受託していた件です。反原発派の方が,この件について繁華街で市民アンケートを行われたのですが,約8割の方が「辞めるべき」と回答していらっしゃいます。この結果を知事はどう受け止めておられるかということをまずお聞きします。

(三反園知事)
私はずっと一貫して申し上げているとおりでありまして,やはり人だと思っているのです,実際に。だからこそ,これまでの経験,実績,周りの評価等を考えて,適任者という形の中でお願いしたということでありまして,宮町座長自身も九州電力に対して,この研究に口を出した瞬間に受託研究はないという対応であると,専門委員会の判断に影響を与えることはないと,この研究は地震に関する研究でありまして,鹿児島県民の安心・安全のためにもなりますと。そしてその結果に関しては専門委員会で協議することにもなりますので,専門委員会にとってもという話も明言されているわけでありまして,そしてご存じのとおり,たぶん専門委員会も取材されたと思いますが,宮町さん以下皆さん全員の方が,九州電力や県に対しても本当に厳しい意見をどんどん寄せられて,時間も相当オーバーしながら真剣な活発な議論がなされていると私は認識しておりますので,そういったことをもう少し県民にも理解していただくように努力することが大事だとそのように思っております。

(記者)
反原発派の方がやっていらっしゃるアンケートであり,県民の総意であるとは私も思いませんが,しかし8割の方が辞めるべきだと答えていらっしゃる座長の下での判断が,知事は公正・公平に判断していただけると思うとおっしゃっていますが,それははたして公正・公平と言えるのか,という気がするのですが。限られた民意が示されている中での知事のそういう思いというのは県民に説明がつくのかな,と思うのですが,それはいかがでしょうか。

(三反園知事)
今私が申し上げたとおりでありまして,そういったことを県民に広く知っていただくための努力をすべきではないかと,そのように今思った次第であります。

(記者)
この委員会の性格ですが,知事はかねがね「県民の不安を解消するため,県民の安心・安全を高めるための委員会だ」とおっしゃっていて,「そのためのご意見・提言をいただく委員会だ」と。しかし,限られた民意の中であってもこういう結果が出るとなると,それは不安の解消や安心・安全を高めるための委員会とはいえないのではないでしょうか。いかがでしょうか。

(三反園知事)
たぶん取材されているとわかっていただけるのではないかと思っているのですが,その原子力工学の専門家ですよね,これまでそれなりの実績のある方々がいまして,その方々が真剣に川内原子力発電所の安全性について考えて,議論していただいているわけでありまして,その専門家の方々が活発な議論を,そして提言・ご意見等もいただけるわけでありまして,そういった方々のご意見というものを私は大事に,尊重していきたいと思っております。

(記者)
しかしその委員会の中での発言が,少なくとも「原発をいったん停止して,再点検,再検証しましょう」という話は一度も出てきていない,私は取材していてそう思うのですが,それで,その意見が出てこないということは,それはつまり,そもそも人選に問題があったのではないのかと。いわゆる反対派の方がおっしゃっていた,両方の意見を聞くという方々が入っていないのではないかと。その中で,約2億円の研究費を受託していた方が座長に就かれたと。それは公平・公正という観点からいうと,そうはいえないのではないかと私は思うのですが,知事いかがでしょうか。

(三反園知事)
再点検,再検証と今おっしゃいましたが,いわゆる熊本地震を受けての特別点検は,実際に実施されたわけでありまして,そして原発を止めての定期検査というものも実際に行われたわけでありまして,そういう特別検査・定期検査について,専門的見地から本当に大丈夫なのか,安全なのか,ということを九州電力に対しても意見を言い,問いただして,そして最終的に自分のご意見をまとめていただいたということでありますので,最終的にはそういうことも含めて専門家の方々がいろんなことを検討した上で意見を述べていただいていると私は思っております。

(記者)
知事は必要があれば強い対応をとるというところで今。

(三反園知事)
問題があればです

(記者)
失礼しました,問題があればです。問題があれば強い対応をとると。そこで留めていらっしゃるのですが,今後脱原発に対する姿勢,この合意文書では知事は「再点検,再検証を九州電力に強く申し入れることで一致した」というところの合意文書を結んでいらっしゃるのですが,問題があれば強い対応をとるというところでの,脱原発の姿勢はそこで止まり,それ以上の対応をとるつもりは今のところないということになります。そういうことでよろしいでしょうか。

(三反園知事)
先ほどからおっしゃっている,私が答弁しているとおりでありまして,いわゆる自然再生エネルギーをこれからどんどん推進してまいります。自然再生エネルギー県に変身させて,原子力発電に頼らない社会をつくっていく。そのための努力をしていく,それが私の脱原発です。ということなので,そのための努力はしていきたいなと。
それともう1つは,専門委員会というものを議会でも了承していただいたわけでもありますのでこの委員会で本当にそれなりの結果が出ている実績のある方々が,川内原子力発電所ということで安全性について専門的見地からいろんな形で検討して,そして活発なご意見をいただいているわけでありますので,それを尊重しながらやっていければなと思っております。

(記者)
自然再生エネルギー県を進めるというのは,それは長期的な目標でよくわかるのですが,では,これも今までの話ですが,今ある原子力発電所をどうするかと。それは問題があれば強い対応をとるというところで止まっている。要するに,知事の脱原発はそこで終了ということでよろしのでしょうか。

(三反園知事)
私,終了ということではないじゃないですか。

(記者)
終了という言い方は悪かったです。

(三反園知事)
脱原発ということに向けて,今努力しているということです。

(記者)
そのほかに申入れを続けていくということはないということでよろしいのでしょうか。再点検,再検証の申入れをやっていくということはないと。

(三反園知事)
記者もご存じのとおり,私はずっと言い続けてきたのは,熊本地震を受けて,県民に不安が募っておりますよと。そのための再点検,再検証をすべきではないかということを申し入れたわけです。そのための特別点検は行われたわけであります,はい。そういうことです。

(記者)
熊本地震の影響がなくなった,これ以上はもう再点検,再検証を求めていくつもりはないというとらえ方でよろしいですか。

(三反園知事)
今後は定期検査ということもありますし,もし,また地震や災害等,いろんなことが起こった場合には,当然のことながら特別点検を要請するということにもなりますし,今後はさまざまな場面で,自然再生エネルギーを推進するために努力していくということです。そのために努力していきます。

(記者)
脱原発を,ほかの県の知事や首長と連携していくような考えはどうでしょうか,おありですか。

(三反園知事)
のところはありません。いずれにしろ,九州知事会議等いろんな所で会いますよね。さまざまな場面でさまざまな県の知事とは連携をとってやっておりますし,今私が重要視しているのは何かというと,先日の九州知事会議でもそうですが,今九州の知事同士が,携帯電話番号を交換し合って,何かあった時には携帯電話ですぐ連絡をとって対応しようと,そういったことを合意いたしましたので,災害対応,防災対策という面でどんどん連携を深めていきたいなと。何かあったらすぐ対応するということであります。そういった政策も含めて知事との連携は推進していきたいなと,そのように思います。

(幹事社)
見も1時間20分を超えて,時間も結構経っていますので,後で個別インタビューする社もあるということなので円滑に進めたいと思うのですが,県政一般も含めて,お考えになった上でお進めいただければと思うのですが,いかがでしょうか。

8.放送倫理・番組向上機構(BPO)(1)

(記者)
スコミの数社の人たちを知事室に呼ばれて,BPOを引き合いに出されながら番組の内容とかにご意見をされるというのは,ともすると報道機関への圧力ともとられかねないと思いますが,知事の見解をお聞かせください。

(三反園知事)
どなたを呼んだ時でしょうか。

(記者)
事ご自身が。

(三反園知事)
結構たくさん来ていただいているので,どなたを呼んだ時の話でしょうか。

(記者)
どなたかというのを特定しないとお答えいただけないのでしょうか。

(三反園知事)
だって,たぶん呼んだ時,私も三十数年同じ立場にいましたのでよくわかりますが,オフレコで雑談も,たぶんよくするじゃないですか。やりますよね。どなたの時ですか。貴社ですか。

(記者)
特定のというか,そういう話があったものでお話を伺いたいなと思いまして。BPO発言はあったか否かは。

(三反園知事)
だからどなたとの時の話ですか。たくさん会っているのでどなた。貴社ですか。

(記者)
弊社も含めて。

(三反園知事)
言ったのですか,私が。

(記者)
お伺いしているのですが

(三反園知事)
私があなたに

(記者)
特に弊社に対しては,放送した内容に対して,BPOを引き合いに出してBPOに訴えてもいいんだぞというような発言が実際にありました。これは弊社に対してですね。それに対して真意というか,知事としてそもそもBPOというものを引き合いに出して,放送内容に対して発言されるというのが,ともすれば,見ようによっては,繰り返しになりますが圧力ともとられかねないと。ですから先の議会,県議会でそういう質問も上がったかと思うのです。一般質問でありましたよね。それに対して知事ご自身は,答弁に立たれずに,答弁されなかったので,この真意というのを,知事の言葉で考えて聞きたいということです。

(三反園知事)
それは,まずお答えしますが,オフレコで二人きりでたぶんお話ししたと思いますが,私自身は,いつも言っているのは,批判は結構ですと。こういう立場でいるので,マスコミは批判するのが仕事なのでどんどん批判して結構です,批判してください。それは謙虚に受け止めますということは貴社にも言ったかと思いますが,いろんな方に言っております。謙虚に受け止めますと。ただ,ひとつあるのは,間違った報道はしないでいただきたいと。間違った報道をすることによって,いわゆる県民は報道でしか知ることはできないわけですから,間違った報道はしないでいただきたいと,こういうことをずっと言っております。
そして,会話の時も,オフレコの話をということなので,私自身はオフレコということをこういう場でお話しするのはいかがなものかと思いますが,でも私自身は,すぐに,今すぐに,現状の報道をもってBPOに訴えるということを言ったつもりはありません。言っておりません,それは。私が言ったのは,批判はいいと。しかし間違った報道はしないでいただければありがたいと。そして,いわゆる公平・公正というものが大事じゃないか。ですよね。私の三十何年間の経験談みたいなものをお話ししたと思いますよ。私の三十何年間,コメンテーター,記者,キャスターをやっていた時の,自分の報道でどういうものを大事にしてきたかという話もしたと思いますね。そして,BPOができた経緯みたいなものもお伝えしたのではないかなと,そう思います。
私はこう思っているのです。現状の報道を見ていて,公平・公正に行われていると思っています,今も。思っているので,訴えるつもりもありませんし,これからもそのつもり,考えもありません。もうひとつあるのは,議会でお答えしたとおりでありまして,部長がお答えしたとおりであって,つまりBPOというのは放送業界が身内でつくった機関です。あなたもよく知っていますよね。身内でつくった機関なのですよ,実際に。しかも公平・公正に報道していればなんの問題もないのです。ですよね。圧力にも何にもならないじゃないですか。つまり公平・公正に報道していればなんの問題もないわけですよね。ないわけでしょ。
公平・公正に報道していないということではないわけでしょ。ですよね。そうしたらなんの問題もないじゃないですか。でしょ。私に権限があるわけではないですから。総務省あたりです。私もそういうプレッシャーの中でやってきましたからよくわかりますが,でしょ。だから,私,記者ともさまざまな意見交換をしていきたいのです,実際。記者の中での話も聞いて,それも県政運営に反映させていきたいのです。その点,やはり信頼関係も大事ですよね,いろんな意味で。だから,何回も言いますが,今すぐに訴えると言ったこともありませんし,今の現状,報道を見ていても,公平・公正に報道されていると私は思っています。だから訴えるつもりもありません。そして今後ともそういう考えに変わりはありません。それだけであります。だからまた,さまざまなご意見を聞かせてください。お願いします。

9.定例知事記者会見

(記者)
知事の定例会見の回数についてお伺いします。今,議会月を除く月1回ペースで開いていただいていますが,これは前伊藤知事時代とペースは変わっていません。青潮会としては,月2回の開催をずっと求め続けています。ご覧のとおり,質問がずっと尽きない状態が続いていますので,ぜひ増やしてほしいと思います。九州内で言えば,宮崎,熊本隣県は月2回のペースで開いているそうです。年に20回弱程度こういった定例会見が開かれていますので,そういうところを見ると,報道機関ご出身の知事としては増やすことをご検討されてもいいのではないかと考えますが,そういうことはお考えになりませんか。

(三反園知事)
それについては,担当部長と幹事社の方で詰めていただければありがたいなと思います。

(記者)
ご自身としては前向きな気持ちでいらっしゃいますか。

(三反園知事)
担当部長と幹事社で詰めていただければありがたいと思っております。

(記者)
知事のスケジュールによるところも大きいですが,知事が一言ご検討くださると言ってくだされば,前に進むかと思いますが。

(三反園知事)
担当部長と幹事社の方で相談させていただければと思います。次はいつでしたか,8月ですか。

(記者)
ぜひ月2回の開催を知事から。

(三反園知事)
どうすれば一番よいのかを,少々検討させてください。

(記者)
知事の方からも前向きな意見をいただきたいのですが。

(三反園知事)
どうすれば一番よいのかを,検討させてください。

10.放送倫理・番組向上機構(BPO)(2)

(記者)
先ほどの記者さんとのお話のBPOの問題ですが,記者さんの方はそういうお話しがあった,「BPOに訴えるぞ」ということを言われたと。知事はそういうことを言った覚えはないと。言われなかったということでよろしいですか,事実関係として。

(三反園知事)
さっき言ったとおりです

(記者)
もう1回お尋ねするのですが,言わなかったと,事実関係として知事は断言されるということでよろしいですか。

(三反園知事)
今の現状の報道をもってすぐに訴えるということは,そういうことを言ったつもりはありませんということです。

(記者)
しかし,知事もマスコミ出身でよくおわかりだと思いますが,いわゆる知事,立場がある人,そういう方々から冗談めかしでもそういうことを言われると,我々は圧力というように捉えても仕方ないと思いますが。いかがでしょうか。

(三反園知事)
私も逆の立場にいたのでよくわかっています。わかっているからあえて言いますが,公平・公正に報道していればなんの問題もないのです,実際に。だからそういう,当然永田町にいましたよね。

(記者)
いましたよ。

(三反園知事)
ですよね。いろんな意味で権限のある方がいっぱいいらっしゃるわけじゃないですか。私も政府のことを批判もしてきました。そこで何が一番大事かというと,やはり公平・公正さなのです。公平・公正ということが,自分がそう思っていれば何を言われてもなんの問題もない,という思いでずっとやってまいりましたので,公平・公正にやっていればなんの問題もないのです,実際に。

(記者)
公平・公正にやっていれば問題ないでしょうということは,それは批判をするなということに受け取られませんか。

(三反園知事)
いや,そんなことはない。だって公平・公正に報道していないのですか。

(記者)
いや,していますよ

(三反園知事)
だったら

(記者)
していますが,批判も当然加味されますよね。

(三反園知事)
だから,ごめんなさい。何度も言っていますが,批判はどんどんしてくださいと言っているじゃないですか。

(記者)
もう1回お尋ねしますが,知事はBPOうんぬんの発言はなかったという捉え方でいいですか。

(三反園知事)
現状の報道をもって今すぐに訴えると言ったことはありません。

(記者)
現状の報道をもって今すぐ,では将来的に訴える可能性は。

(三反園知事)
将来的にもありません

(記者)
言ったことはない。



(三反園知事)
将来的にもありませんと言っているのです。

(記者)
ないということですね。

(三反園知事)
現状の報道を見ていても,公平・公正に報道されていると私は思っています。だから訴えるつもりはありませんし,将来的にもそういうことをするつもりはありません。これはもう答えであります。それがすべてです。

(記者)
関連です。知事は,将来も含めて,そういったことを言ったことはないと今おっしゃいましたが,「BPOに訴えてもいいんだよ」という言葉があったことは事実としてあります。弊社としても公平・公正に報道しているつもりがありますし,それに対して知事の中で,放送の仕方にたぶん納得がいかなかったのでしょう。それで「BPOに訴えてもいいんだよ。それだってできるんだよ」という発言があったことはお認めになっていただけますよね。

(三反園知事)
そんなことを言いましたか。私が言ったのは,要するに,現状の報道の中で,すぐに訴えるということは言っていませんよね。

(記者)
現状の報道の中で。

(三反園知事)
報道の中ですぐに訴えるとは言っていませんよね。

(記者)
ただ,「この前のこの放送はあんまりだよね」,「あれはおかしいんじゃないか」と,もちろん具体的な個別の報道に対して。

(三反園知事)
それは,雑談の中じゃないですか。

(記者)
雑談ですか

(三反園知事)
違いますか。二人きりで話した時,違いますか。

(記者)
雑談ですか。



(三反園知事)
現状に対して,自分がこれまでやってきたこともあるし,やはり公平・公正を含めていろんな考え方をもっているわけでしょう。私も持っています,それは。実際問題いたわけですから。

(記者)
雑談でBPOという言葉を,「訴えてもいいんだよ」という言葉をおっしゃったということですか。

(三反園知事)
いや,そこはちょっと私もそこまで記憶はないですね。

(記者)
記憶にないですか

(三反園知事)
だって,私自身は公平・公正に報道していると思っていますよ,実際に。

(記者)
はい。

(三反園知事)
思っていますよ

(記者)
ええ。



(三反園知事)
公平・公正に報道していれば,何の問題もないわけじゃないですか。

(記者)
そうですね。

(三反園知事)
はい。だから,公平・公正に報道されていると思っていますし,そして今後ともそういう考えはないと言っているわけです,実際。それが今の考えです。変わりません,だから。

(記者)
その時とは思いが変わったということですか。

(三反園知事)
その時も,現状の報道をもってすぐに訴えるということは言っておりません,実際に。言っておりません。

(記者)
現状の報道をもって訴えることはないというのは,つまり今後,公平・公正さが保たれていなかったらBPOに訴えることだってできるんだよというような発言だったということですか。

(三反園知事)
公平・公正に報道していればなんの問題もないじゃないか。つまりBPOができた経緯みたいなものも得々と説明しましたよね。

(記者)
はい。

(三反園知事)
ね,詳細は覚えていませんが。これまでの私の経験談やBPOがなぜできたのかと,不祥事がどんどん起こったので,自分達で身を律しなければいけないという形の中でBPOができたわけですよ。つまり,自分たちで作ることに意味があったわけですね。ね,わかるでしょう?自分たちで作ったわけです。だから自分たちで判断できるわけです,BPOは。

(記者)
つまりあらためてマスコミの先輩としてそれをレクチャーしてくれたということですね。

(三反園知事)
そうです,はい。それはそういうことです。もしあったら,またどうぞ,一緒に。どうぞどうぞ,報道議論しましょう,一緒に。

11.指宿有料道路の無料化

(記者)
先ほど知事は,マニフェストの実現に向けて4年間,任期中努力するというお話しでしたが,指宿スカイラインの無料化については,断念と受け取ってよろしいでしょうか。

(三反園知事)
指宿スカイラインですね。少し待ってくださいね。指宿スカイラインの無料化ということでいいですか。指宿有料道路につきましては,利用者の利便性の向上が図られ,周辺の団地の渋滞解消にも寄与する山田インターのフルインター化や,昨年9月の台風16号において2か所の法面崩壊により通行止めとなるなど,老朽化した法面の対策等必要な事業を有料道路事業により行った上で無料化したいと考えております。

(記者)
ということで,ETCの導入が12月から始まりますが,ETCまで付けて,残り3年余りで撤去するとは,とうてい思えないのですが,断念と受け取っていいですか。任期内は無理と。

(三反園知事)
断念というよりも,まず法面対策を優先的にやらなければいけないわけですね。3期区間の料金収入でもって2期区間の法面対策をやらなければいけないわけです,実際問題。それにはある一定の時間を要すると。方針を決めることも大事でしょ。だから方針は変わっていないです。

(記者)
では,任期内は困難ということでよろしいですか。

(三反園知事)
無料化ですか,努力します,はい。

(記者)
まだ努力する。

(三反園知事)
努力はします。ただ,時間がかかることも現実なので,ただ,何度も言いますが無料化という方針は堅持しているわけです,はい。無料化という方針は堅持しているわけです。
それは,長期的にかかることもあるじゃないですか,実際に。でしょ。総合体育館も,方針を決めて,完成は先になるわけです。でしょ。だから方針は変わっていないということです。

12.宿泊税の導入

(記者)
全国知事会の研究会の中間報告で,訪日外国人の対応に向けて宿泊税を全国一律で導入するような方向性を検討するようにまとめられていますが,宿泊税についての知事の所感をお聞かせいただけますか。

(三反園知事)
宿泊行為に対する課税については,おっしゃるとおり全国知事会において設置された研究会において検討が続けられているところでありまして,負担の一部を観光客に求めるためには,課税の根拠等を十分に整理することが必要と考えているところであります。いずれにしても観光施策の実施のための財源確保が重要であり,現在全国知事会の研究会において論点整理をしているところでありまして,引き続きさまざまな観点から検討を深めていく必要があると考えております。今のところはそういうことであって,全国知事会の研究会において引き続きさまざまな観点から検討を深めていく必要があると,今そういう段階だということであります。

(記者)
関連して,北海道などでは法定外税として導入を検討していくような流れも出てきていますが,知事がおっしゃっているように,来年度明治維新150年であり,国体もある中,県として宿泊税の導入というところの検討は今後どうなりますか。

(三反園知事)
鹿児島県は観光県でもありますよね,北海道も同じでありますが。まずは,こういう宿泊税ということに関しては,全国知事会で一致していろんな話をして,そして要請・要求してということの方がいいのかなと,そういう思いがあります。みんなで話し合った方が,実現するかしないかは別にして,まず議論を深めていくことが大事かなと,まずはそこからだなと思っています。 

13.大規模スポーツ施設及びアウトレットモール等の整備(1)

(記者)
2点お伺いします。まず大規模スポーツ施設の関連で,総合体育館から優先的に進めようという話になったと思いますが,ドーム球場に関しては実現の可能性について慎重に検討する必要があるとなりましたが,知事として,実現の糸口を探っていくということがあるのかどうかと,空港周辺にアウトレットモールやテーマパークを誘致したいとおっしゃっていましたが,その辺の進捗はいかがなのでしょうか。

(三反園知事)
ドーム球場は正式なマニフェストの中に書いているわけではありませんが,口頭で私の方で,例えばドーム球場を造ってという話もしたと思います。私がドーム球場を言ったことに関しては,つまり野球だけでなくてイベントホールにも,コンサートホールにもなると。そして,ゲートボール大会,グラウンドゴルフ大会を含めてさまざまなものに,多目的に使えるから良いですよねという話もさせていただいたところでもありました。
現在,大規模スポーツ施設のあり方検討委員会において,総合体育館を優先して取り組もうという形の中で,総合体育館も実はそういう機能が備わっていると思うのです。コンサートやイベントも当然できますし,そこでいろんなものができるというように,多目的なホールだということにもなっていきますので,まずは私としては,総合体育館という形の中で検討委員会の中で必要性について検討していただいて,そして総合体育館を優先的に造るという形の中で今取り組んでいるところでもあります。ドーム球場に関しては,おっしゃるとおり実現が可能かどうかも含めて,検討委員会の中でまず話し合っていただくということであります。まずそこまでです,今。それ以上でもそれ以下でもありません。
アウトレットモールに関しては,今,さまざまな形の中で担当課を中心に検討しているところでありまして,どういう規模のものを,どこに,どのようにすれば一番県民や観光客にとって良いのかということも含めて,まだ,総合的にいろいろと検討を進めている段階であります。

(幹事社)
すみません,知事が公務を控えているということで。

(三反園知事)
良いですよ,どんどん言ってください。

(記者)
サッカースタジアムのことについて質問です。県は6月議会でもドルフィンポートのエリアは検討しないということでしたが,鹿児島市の方で整備の検討委員会など,協議会ですかね始まって,街中に造るべきではというご意見があったようです。場所について,ドルフィンポートに造らないという県の考え方は変わっていないのかということをお尋ねします。

(三反園知事)
変わっておりません。やはり,これも変わっていないのですが,桜島を見るには一番良いスポットだと思います。私,この間もまた行ったのですが,何回と足を運んでいるのですが,桜島を見るには一番良い所で,見て来て感動するような最大のスポットでしょうし,海外を見ても皆さんご存じのとおり,ナポリもシドニーもバンクーバーも,これいつも言っている話ですが,海がきれいな所はその海を活かしたスポットというものを必ずつくっていまして,やはり観光の目玉スポットになり得ると思っておりますので,365日使えるような,そういった観光施設を含めてスポットができれば一番いいなという形の中で今,県としてはコンサルタントを含めて選んで,そしてグランドデザインをゼロから描いていこうと,そういう形で今,本当に積極的に取り組んでいるところでありまして,サッカー場ということは検討しておりませんので,市の方の検討委員会の中でそういったことも伝えていきたいと思っております。

(記者)
まだ,市の協議会の方には伝えていないということですね。

(三反園知事)
伝えたのかな。そこは私も聞いていないですね。サッカー場の検討委員会の話は詳しく聞いていませんので,私の考えは伝えておりますし,みんなで話し合った結果もそういうことでありますので。

14.オスプレイの緊急着陸への対応

(記者)
定例会見がなかなか開かれないので,どうしてもこの場で質問することを恐縮するのですが,先月の初めに米軍機のオスプレイが奄美空港に緊急着陸しました。県はその要因を把握されていますか。

(三反園知事)
オスプレイですね。6月12日に,九州防衛局を通じて米軍に対し,今後は事前の届け出を徹底すること及び緊急を要する場合であっても直前の無線連絡を徹底することを申し入れたところであります。九州防衛局からは,沖縄防衛局が米側に対し,原因究明と再発防止について申し入れを行ったと聞いております。オスプレイの飛行に関しては,これまでも国に対して,全国知事会を通じて要請しております。今後とも全国知事会と連携しながら対応していきたいと,そのように思っております。

(記者)
米軍に直接,原因究明と再発防止を求めた沖縄県との違いは,なぜ生じるのか。

(三反園知事)
さまざまなことで米軍の再編・訓練もそうですね。住民の間に不安が生じることに対して,まず国が説明責任を果たすべきだと思っておりますし,地域の方々の意向を十分に踏まえて国が対応する必要があると思っておりますので,引き続き全国知事会を通して申し入れを行っていきたいと,そのように思っております。

(記者)
県から直接米軍に文書等で抗議するような窓口は開かれているのでしょうか。

(三反園知事)
やはり,全国知事会を通して,あちこちあるわけですから,全国知事会を通して国に対して申し入れた方がよいというのが全国知事会の考え方だと思っておりますので,そういう対応をとっていきたいと思っております。
県としてというよりも,全国知事会でやった方がよいということだと思っております。

(記者)
その方が有効ということか。

(三反園知事)
そういうことでもあるのではないですか。全国知事会としてのみんなの総意であるということの方が,先ほどの宿泊税もそうですよ。みんなで要請した方が力になるということではないでしょうか。

(幹事社)
それでは,加盟社からご質問はないでしょうか。
 

15.大規模スポーツ施設及びアウトレットモール等の整備(2)

(記者)
いいですか。

 



(三反園知事)
いいですよ。

 



(記者)
大型施設に関してです。優先して議論することになった県立の体育館ですが,知事は議会答弁でも必要性は認識しているとあったと思いますが,これから1年かけて必要性や機能を議論して提言をまとめていくということですが,そのスピード感についてはどうお考えでしょうか。また,候補地や完成時期,予算などは示してないということですが,これについてはどうお考えでしょうか。

(三反園知事)
現在,検討委員会の中で体育館の必要性についてまず,議論していただいております。冒頭もお伝えしましたが,これだけの大規模施設になるわけでありますので,財源がない中で造るということにもなりますので,そうするとまず一番大事なものは何かというと,県民の理解だと思っておりますので,まず,県民の理解を得るための努力をする必要があるのではないかと,県民がやはりそうだなと,必要だから造るべきだと,まずなっていただく,そのために検討委員会で必要性について議論していただいているということでもあるわけであります。そして,そこで必要ということであれば,その先へどんどん進んでいきたいと思っておりますが,他県の例を含めてそうですが,総合体育館というこれだけの大規模施設になりますと,設計に数年はかかるということになると思います。また,設計が終わって工事を行うにしても,これは県議会でも既に答弁しておりますが,工期が2年から3年程度かかっていくことになるのではないかと,そのように思っております。

(記者)
関連で,私からは最後です。大型施設で,知事が昨年,マニフェスト発表時に口頭で訴えていたドーム球場ですが,当選後も,視察して老朽化が進んでいるので一部改修するより改めて造った方がいいと,そういったことを述べられていましたが,このドーム球場については,体育館の議論が終わった後にまた出てくるものなのか,つまり断念していないことなのかをお尋ねしたいのですが,いかがでしょうか。

(三反園知事)
それは先ほどお答えしたとおりでありまして,まず,検討委員会の中で,実現が可能かどうかについて議論していただくわけであります。今はそこまでです。それ以上でもそれ以下でもないということであります。 

16.ヒアリ対策

(記者)
全国の港でヒアリが見つかっている問題について,鹿児島県は,ご案内のとおり港湾管理者が県になっていますが,取材している範囲ですと県独自に何か調査をしたりという動きが見えてこずに,言葉は悪いですが国土交通省や環境省の指示待ちになっているような印象もぬぐえないんですが。こういった現状で,今回の問題は担当部局が港湾管理をしている港湾空港課と野生生物を担当している自然保護課にまたがっていると思うのですが,そういう時になかなか動き出せない場合には,知事からのトップダウンでの指示・命令があって県として動き出すということがあってもいいような印象もあります。その辺,知事のお考えを聞かせてください。

(三反園知事)
今のご指摘は非常に大事な点だと私も思っております。私自身は,ヒアリについて,担当局に対して今,現状はどうなのか,何かあったらということを含めて速やかに対応をとるように,指示はしております。
担当課の方からは,まだそれに対する詳細なレクチャーというのはありませんので,今日これから早速担当課の方に,現状はどうなのか,対応・対策はどうなのかも含めて,今ご指摘があった点も含めて担当課と調整していきたいと思っております。ありがとうございます。 

17.知事の政治姿勢

(記者)
知事の政治姿勢についてですが,先ほども「記憶にない」というご発言がありました。そういう発言は3回目だと思いますが,先日の県議会で,いわゆる知事選での県民党の方々知らない,というようなご発言があったと思います。これは本当のことでしょうか。

(三反園知事)
はい,いや,私は県民党とは全く関係ありませんし,県民党が何をやってなんでできたのかも私自身はよく知りません。はい,そのとおりです。

(記者)
ただ,7月9日の最後の天文館での遊説の際は,県民党の皆さんが演説されているところに知事の選挙カーが着かれて,演説が終わった後に,一緒に県民党ののぼりを立てて天文館を練り歩いたと,私は記憶しております。知事はその時に,県民党の旗がいて一緒に歩いたなという記憶がないということでしょうか。

(三反園知事)
いや,たぶんお分かりになっていただけないかなと思いますが,最後の時は,私は言われるままに動いて,言われるままにやって,あと演説して,一所懸命支持を訴えるのが私の役目ですので,練り歩いた時も,誰が横にいてどういうものがあったかというのは,逆になればお分かりと思いますが,ほとんどそれは覚えておりません。実際にそうです。
私自身は,本当に必死なのです。県民に訴えることしか考えていません,本当に。それ以外のことは何も考えられないのですよ,それだけ必死ですから。本当に。もう必死ですよ。

(記者)
選挙事務所の上に県民党の事務所もあったということですが,県民党のいわゆる車,それも選挙事務所で見かけたのですが,それでも認識がなかったというのはどうなのかなと思ってしまいますが。

(三反園知事)
県民党の車は見たことがありますよ,それは。

(記者)
でも,ご自身を応援してくれている方々だということで,ありがとうという形にはならないのですか。

(三反園知事)
だからそういうことで,「ありがとう」等の会話をするということはないですよ。本当に。全然違った所で,県内を走り回っているのですよ,実際に。逆になるとお分かりになりますが,必死ですから,本当,本当にそうですよ。

18.エネルギー政策等

(幹事社)
では,加盟社からはよろしいでしょうか。
では,加盟社以外で質問があれば簡潔にお願いできればと思います。

(記者)
今日は質問の機会をいただき,ありがとうございます。エネルギーに関してお伺いいたします。
今,夏の気温の高い日が続いていますが,電力供給がひっ迫するという状態にはなっていません。政府も,エネルギーの安定供給の観点からエネルギーミックスということを言っていますが,三反園知事は,今動いている川内原子力発電所がこのエネルギーの安定供給に寄与していると思われますか。

(三反園知事)
現状から言えば,さまざまなエネルギーが行われることによって今の現状が行われているということでもありますよね。それは国の方針でやっているわけです,実際は。国の方針ということなので,国に聞いていただければと思います。

(記者)
知事自身は,原発がベースロード電源であるかどうか,考えられるかどうかはいかがでしょうか。

(三反園知事)
それも全く同じ答えです。国において決められている話ですよね。全部そうですよ。国において決められている話ではないかなと,それだけです。

(記者)
最後にもう1点伺います。九州電力との関係の構築についてです。これから,例えば脱原発を進めるにしても原発の安全性を確保するにしても,九州電力との密な関係というか,情報のやり取りが必要ではないかと思いますが,知事として,例えば,今後トップ同士でさらに意見交換されるなど,九州電力との信頼関係の構築に向けて何か取り組まれたいというお考えはありますか。

(三反園知事)
信頼関係というのは,私も少々意味がわからないのでお答えのしようがないのですが,今のところトップの方とお会いする予定は入っておりません。

(記者)
今後もそうしたいというお考えはありませんか。

(三反園知事)
要するに,そこははっきり言ってよくわかりません。

(幹事社)
それでは,これで終わります。

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