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更新日:2018年5月29日

平成30年5月10日定例知事記者会見

時:平成30年5月10日(木曜日)午後3時00分~午後4時05分

場所:記者会見室(県庁5階)

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発表事項

  1. 明治150年記念式典への皇族のご臨席
  2. 大隅陸上競技トレーニング拠点施設の名称等を決定
  3. 奄美空港ターミナルビルの拡張工事完成
  4. 奄美パーク展示リニューアルオープン
  5. 県医師修学資金「特定診療科枠」の貸与者の募集開始

質問事項

  1. 硫黄山噴火に伴う川内川の水質悪化と稲作中止に対する所感と今後の対応
  2. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(1)
  3. いじめ再調査に係る委員選定の進捗状況
  4. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(2)
  5. 行財政改革プロジェクトチームの進め方
  6. 川内川の水質悪化に伴う漁業被害と飲料水への影響
  7. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(3)
  8. 水俣病に係るチッソ(株)の対応への所感
  9. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(4)
  10. 安定ヨウ素剤の事前配付
  11. 原子力発電所のトラブルに対する所感と運転延長への考え方

 

 

(幹事社)
よろしくお願いいたします
本日は知事から発表事項があるということですので,よろしくお願いいたします。

発表事項

1. 明治150年記念式典への皇族のご臨席

(知事)
よろしくお願いします。
治150年記念式典への皇族のご臨席についてであります。
この式典に秋篠宮殿下,紀子妃殿下お揃いでご臨席を賜ることになりました。両殿下お揃いでのご来県は平成9年にご来県いただいて以来21年ぶりになります。両殿下のお姿に接することができますことは,県民にとりましてこの上ない光栄であり,大きな喜びであります。
治150年記念式典は,「過去から現在,そして未来に向けて子どもたちが先人たちの志をつなぐ」,このコンセプトの下,県内の小・中・高校生から2千名以上の児童・生徒さんをはじめ,総勢3千名を超える参加を予定しております。秋篠宮殿下からおことばを賜ることにしております。次の世代を担う若者たちにとって誠に貴重な体験となるものでありまして,誠に意義深いものであると思っております。
今回は,式典にご臨席いただくほかに,本県歴史資料センター黎明館をご視察いただく予定となっております。
お迎えにあたりましては,県民を挙げて歓迎申し上げるとともに,万全を期してお待ち申し上げたいと思っております。
なお,後ほど,知事謹話を広報課から配布いたします。

2. 大隅陸上競技トレーニング拠点施設の名称等を決定

(知事)
次に,県において,有明高校跡地に建設を進めております大隅陸上競技トレーニング拠点施設についてであります。
陸上競技のトレーニングに特化したスポーツ合宿拠点施設としては,日本における最高水準の施設となることから,その名称を「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」とすることといたしました。
また,平成31年4月1日からオープンいたします。
本施設の特長は,「全天候舗装の陸上競技場」を中心に,「空調設備を整え,国内最長となる150メートルの直走路を有する室内競技場」や,「異なる傾斜角を有する国内最大規模の傾斜走路」,「国内でも有数の専用投てき練習場」など,陸上競技のトレーニングに特化したスポーツ合宿の拠点施設としては,日本を代表する施設となります。
トップアスリートのニーズに十分対応した施設となっておりまして,国内だけではなく,海外の有力選手にも満足いただける施設になったと考えております。
日本陸連,高性能の最先端スポーツパフォーマンス研究設備を整えた鹿屋体育大学とも連携を図りながら,本施設がトラック競技種目,跳躍競技・投てき競技のフィールド種目など,陸上競技のスポーツ合宿の聖地・拠点施設となるよう,この施設の素晴らしさを積極的に情報発信してまいりたいと思っております。
2020年には,東京オリンピック・パラリンピック,また燃ゆる感動・鹿児島国体も開かれることになっております。そのような機会も捉えまして,国内外のトップアスリートに,本施設を活用していただきたいと思っております。また,地元選手・地元小中学生が,トップアスリートを身近に見ながら,優れた環境でトレーニングを行うことで,鹿児島国体に向けた競技力向上,将来のトップアスリート育成にもつながるものと考えております。

3. 奄美空港ターミナルビルの拡張工事完成

(知事)
次に,奄美空港ターミナルビルについてであります。
利用者の増加に伴いまして,平成28年から進められておりました拡張工事が,来月末で完成することになりました。7月1日に全面オープンすることになります。
これまで,搭乗待合室の増床,ボーディングブリッジ・手荷物受け取りレーンの増設など,順次整備してきたところでありますが,観光案内ディスプレイ,パンフレット等を設置した観光情報発信スペースも新たに整備したところであります。
ここにありますけれども,このような施設になることになっております。ここでは,モニターがありまして,ここでさまざまな情報を発信するとともに,「ようこそ奄美にいらっしゃいました」などを含めて,そういったこともおもてなしのところで説明することになっております。
空港利用者の増加に伴う混雑解消のほか,空港利用者の利便性の向上,情報発信力の強化が期待されるところであります。
これまで,県といたしましても,支援を行ってきたところでありますけれども,工事の完成により,観光客等の受け入れ体制について一層の強化が図られるものと思っております。
7月9日には落成式が開催されます。

4. 奄美パーク展示リニューアルオープン

(知事)
同じく奄美ですけれども,奄美パークを7月8日,リニューアルオープンいたします。
これまで,奄美の美しい自然,多様な文化,歴史など,奄美群島の魅力発信を強化するため,奄美パークの整備を進めてまいりました。
今回の展示リニューアルでは,奄美への航空路の新設やNHK大河ドラマ「西郷どん」奄美編の放送等を契機として,奄美群島への国内外からの観光客のさらなる増加が見込まれております。こうしたことから,展示内容の充実とともに,展示解説の多言語化を図ったところであります。
主なものとしましては,一番向こう側(のパネル)にありますけれども,奄美群島の各島の魅力を紹介する「アイランドインフォメーション」ゾーンの奄美の島々を形どった展示空間,来館者が島々の自然・文化・歴史・食などを映像等で体感できるようにしたこと。また,「奄美シアター」をバージョンアップし,貴重で多様な生態系を有する奄美の自然や,脈々と受け継がれてきた独自の文化・歴史などをテーマとした新たな映像ソフトを上映することにしております。「総合展示ホール」におけるARアプリを活用した展示,展示解説の多言語(日・英・中・韓)に対応することとしております。
今回のリニューアルにより,奄美群島の魅力を存分に体感していただき,独自の自然や文化への理解を深めていただくことで,群島の周遊促進につながるものと期待しております。

5. 県医師修学資金「特定診療科枠」の貸与者の募集開始

(知事)
最後に,私は常々,子育て世代にとって住みやすい鹿児島,生み育てやすい鹿児島をつくっていきたいと申し上げてきております。
そのためには,安心して子どもを生み育てられる環境づくりが必要であります。周産期医療を担う人材を育成し,確保することが不可欠であります。
県では,今年度から新たな取り組みといたしまして,将来,医師不足が特に深刻化している産科,小児科,麻酔科の医師として,地域の周産期医療を担う県内の中核的な病院等に勤務しようとする医学生を対象とした,医師修学資金「特定診療科枠」を創設いたしました。
この貸与者の募集を明日5月11日から開始いたします。
募集定員は,県内外の医学生5名で,貸与額は月額7万5千円,対象診療科は,産婦人科,小児科,麻酔科としております。
この修学資金は,医学部を卒業し,初期臨床研修を終えた後,貸与を受けた期間と同じ期間,地域の周産期医療を担う県内の中核的病院等で勤務した場合,貸付金の返還を免除することとしております。
医学生の方はぜひ,医師不足が特に深刻化している産科・小児科等に目を向けて,この修学資金を活用いただき,将来,鹿児島の周産期医療を支えていただきたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
私からは以上でございます。

質問内容

(幹事社)
それでは,発表事項に関して質問のある社はお願いいたします。

(記者)
最初にありました秋篠宮ご夫妻のご訪問ですが,おことばを賜るとおっしゃいましたが,これは式典で祝辞かなにか述べられるということですか。

(知事)
式典でおことばを賜ることになると思います。

(記者)
平成9年以来21年ぶりと,これは何回目になって,その時はどういうことでご来鹿されたかわかりますでしょうか。

(知事)
ご夫妻でご来県いただいたのが21年ぶりということでありますので,後で詳細はお伝えできればと思います。
日程等についても,後日,詳細な説明をしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。

(幹事社)
他にありますか

(記者)
今,日程は後日詳細な説明というお話でしたが,明治維新150年イベントは2日間予定されていますが,この2日間両方に出られるのか,あるいはどちらかなのか,そういった点も含めて後日ということになりますか。

(知事)
そうですね,式典にご出席いただく,ということであるとご理解いただければと思います。

(記者)
金曜日のほうの。

(知事)
明治150年記念式典へご臨席を賜るということであります。

 

質問事項

(幹事社)
他にありますでしょうか
それでは,続きまして県政一般についての質問に移りたいと思います。
まず,最初に川内原発関連以外の質問とし,その後に川内原発関連の質問とさせていただきたいと思います。
それでは,最初に幹事社から3点質問させていただきたいと思います。

1. 硫黄山噴火に伴う川内川の水質悪化と稲作中止に対する所感と今後の対応

(幹事社)
1点目が,硫黄山の噴火に伴う川内川の水質悪化と稲作中止の問題でございます。
大型連休中に,知事が現地視察に行かれて,それを踏まえて国への緊急要請活動,専門家を招いた対策本部会議の設置など,連日,対応をとられてきていると思います。改めて,一連の問題に対する知事の所感と今後の対策の必要性について,一言,よろしくお願いします。

(知事)
県のこれまでの対応について,少しお伝えできればと思います。
4月25日に,湧水町職員から川内川の魚のへい死についての連絡を受け,姶良・伊佐地域振興局職員が,直ちに現地に赴き,濁りや魚などのへい死状況を確認しております。
そして,その後,次の26日に,薩摩川内市内水面漁協や川内川漁協,宮崎県及び川内川河川事務所などと連絡をとり,情報収集に努めて,翌27日に,川内川上流漁協などからの要請を受けて,県水産技術開発センター職員が現地に赴き,死因を調査するため,魚の死骸を入手するとともに,周辺の河川水を検査したところであります。
川内川上流部の白濁や魚の死骸の大量漂着の情報を受け,直ちに28日に,庁内関係課による情報連絡体制をとったところであります。
会議を行い,5月1日にも庁内関係課による会議を開催し,私も含めて協議して,県内6か所で水質調査を実施したところであります。
5月4日には,私,副知事,関係課で水質問題調整会議を開催し,対応を検討したところであります。そして私も,5月5日・6日に,湧水町,伊佐市に行き,地元の皆さまのさまざまなご意見をお伺いしたところであります。
その意見交換を受けて,5月8日に,農林水産大臣,国土交通省の関係局長に,現状,そして切実な思い,今後の支援措置について要請を行ったところであります。
また,昨日は,私を本部長とする川内川水質問題対策本部会議を開催し,地元や専門家の方々と今後の川内川水質問題への対応等を協議してまいりました。
今回の会議では,短期的ではなく,中長期的なことも考えなければならないということでもあり,今後とも国や宮崎県,地元市町をはじめ,関係の皆さま方ともしっかりと連携して,一緒になってこの問題に取り組むことにしております。また,水質検査に関しても,現在は毎日行って,そして速報値を随時発表していく,そういう体制もとらせていただいております。
また,今後については,そういう水質検査等を含めて現状について検査し,そしてホームページも含めてすぐにお知らせすると当時に,水稲作付を中止した農家の方々への対応が非常に重要になってくると思っております。そのために大臣に対して緊急支援を要請したところであります。
具体的には,今回,伊佐市・湧水町の,川内川から取水している地域において,「伊佐米」「湧水米」のブランドを守るために,水稲の作付を中止するという重い決断がなされたところであります。
農家の皆さまにはまず,大豆や飼料作物など代替作物の作付を行っていただければ,水田活用の直接支払交付金が支払われることになっております。市町と連携しながら,主食用米を作付けした場合と遜色のない所得が確保できるように調整してまいりたいと考えております。
一方で,代替作物の作付が困難な湿田については,加入された保証割合の半分に相当する共済金により支援が行われることとなっております。生産者の皆さま方が安心して営農を継続できるように,8日には齋藤農林水産大臣・県(選出)国会議員(に対し),水田活用の直接支払交付金,そして作付に必要な種子代の負担軽減,農作業機械の短期リース導入など,農家へのきめ細かな対応について要請を行ったところであります。齋藤大臣からは,短期的な対応と中長期にわたる対応の両面から,全面的な対策を検討する旨の回答を得たところでありまして,緊急対策につきましては,来週または再来週前半にも出るのではないかと思っております。
県といたしましては,現場の声に耳を傾けながら,水稲を作付しない水田の活用策,代替作物の栽培技術指導など,できる限りの支援を講じ,生産者の皆さま方が安心して営農継続ができるようしっかりと対応してまいりたいと考えております。

 

2. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(1)

(幹事社)
続きまして2点目です。奄美の世界自然遺産の関連です。
先週,ユネスコからIUCNの登録延期勧告が伝えられ,これまで登録推進の立場をとってきた県として,今回の勧告結果をどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。
また,先の環境大臣の会見では,推薦取り下げの可能性にも言及がありました。県としては,今後どのように対応するのか,お考えをお聞かせ願います。

(知事)
今回は奄美諸島の,奄美の素晴らしい自然価値について一定の評価がなされたところでありまして,修正すべき点も指摘されました。その修正すべき点を修正すれば登録する可能性があるということでもあります。
中川大臣の発言につきましては,「今後とも早期に確実な世界自然遺産登録を目指す方針に変わりはなく,確実かつ可能な限り早期の登録に向けてさまざまな対応を精査したい」と,その旨の発言だったと聞いております。環境省では評価内容をしっかりと分析して,専門家や関係機関・自治体との協議の上,今後の戦略を練っていきたいということであります。

 

3. いじめ再調査に係る委員選定の進捗状況

(幹事社)
最後に,高校生の自殺の再調査の件です。
4月の定例記者会見で,知事が,委員の任命後,各委員の日程調整を行った上で,できるだけ速やかに開催したいと。遺族の思いにもっと寄り添う形で対応すべく努力していきたいという旨述べられました。現状の委員選定状況と,改めて再調査に向けての思いをお聞かせ願います。

 

 

(知事)
委員の選定について,総務部長を中心に,そしてご遺族の思いに寄り添いながら,今,調整を急いでいるというのが現状でございます。私としては,総務部長に対しては,遺族の思いに寄り添うこと,そして速やかに委員会を開催すること,これを強く指示しており,そのような考え方の下でご遺族と,今,調整を進めているのではないか,そして各団体とも調整を進めているのではないかなと思います。
ご遺族に寄り添うとともに,文部科学省のガイドラインである中立性・公平性ということも大事になってまいりますので,その両方の観点から,今,調整を進めていると思っております。

 

(幹事社)
ありがとうございます。それでは各社から,県政について質問があれば挙手をお願いします。

(記者)
いじめ問題の再調査についてですが,遅れたことで,遺族が不信感を再度募らせている状況ですが,そのことについては知事としてどうお考えですか。

(知事)
現状は先ほど申し上げたとおりでありまして,ご遺族の思いに寄り添いながら,また中立性・公平性という観点から,今,調整を進めているということであります。その観点から,各団体に推薦をお願いしているわけです。その各団体の方が,今,調整しているので,5月中旬まで待ってほしいという返事を受けておりまして,そういう状況の中で,今,調整を進めているというわけであります。
私としても,できるだけ早く委員会を開きたいという思いは同じであります。そして,できるだけ早く結論を得るように,ご遺族の方もそういう思いでありますが,それに関しても同じ思いでありますので,そういった思いの中で,今,調整を急いでいるというのが現状でございます。

(記者)
十分に寄り添った対応と考えていらっしゃいますか。

(知事)
今,言ったとおりでありまして,ご遺族の思いに関しては,総務部長が直接お会いして,その思いを聞いております。その思いの中で,中立性・公平性ということも大事になってくると思いますので,各団体の方にその思いを伝えた上で,その中立性・公平性の中で推薦していただいていると。各団体も,今,必死に,できるだけ早く推薦したいと申していますので,そうした中で各団体からの推薦者を待っているというのが状況です。
我々も,団体に対しては,ご遺族の思いをお伝えすると同時に,できるだけ早くお願いしたいということも再三にわたってお伝えしているところであります。

(記者)
遺族の不信感を募らせている要因の一つとして,遺族が委員を推薦してきていると思いますが,それを県としてどこまで受け止め,全てを全部実現するのか,それとも学会・所属団体に推薦させて選ばせるのか,人選はどのように。

(知事)
それは,先ほどから申し上げているとおりでございまして,遺族の思いに寄り添うということも大事だと思っておりますので,遺族の思いも団体の方にお伝えして,そうした中で,文部科学省のガイドラインである中立性・公平性の観点から団体の方からの推薦を,今,待っているという状況であります。

(記者)
遺族側が指名してきている全てを実現する。

(知事)
それが,我々ができるかというと,推薦するのは各団体でありますので,そういった遺族の思いも十分にお伝えした上で,できるだけ早くお願いしたいということを団体にお願いしておりますので,団体側から推薦するのを待っているわけであります。そういう思いも最初に伝えて,そして,できるだけ早くお願いしますということを,団体に対しては再三にわたって言っていますので,団体の方にもその思いは伝わっているのではないかと思います。
いずれにしろ,我々ができることは本当に速やかに最大限の努力をして,できるだけ早く委員会を開きたい,そういう思いでいっぱいであります。

(記者)
中立性・公平性を担保するためには,団体の推薦を経てから人選しなければいけない立場という理解でいいですか。

(知事)
そこは,何度も言って申し訳ありませんが,ご遺族の思いに寄り添うということも大事でありますので,ご遺族の思いはその団体の方に再三にわたってお伝えして,団体の方で最終的に決めるということになっておりますので,団体の方から推薦をいただくことが基本ではないかと,そのように思っております。

(記者)
関連して,推薦団体が1団体辞退したということになっていると思います。辞退したということで委員の選定が遅れているということになっていると思いますが。

(知事)
それだけではないです。他の団体もそうだと思います。他の団体も5月中旬まで待ってほしいという団体もありまして。そこの団体に関しては,遺族と調整して,遺族にもどのような形にするか,代替案をお示しして,それでご了解を得て,そして違う団体の方に,今,推薦を依頼しているということであります。

(記者)
辞退の申し出が4月中旬にあったということですが,4月2日の段階でもうわかったのではないかという遺族側の思いがあったようですが,その辺について,どうして,こう遅れてから団体を替えることになってしまったのか,その原因についてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
そこのあたりは,弁護士さんや遺族とも調整を密にするようにと指示しておりますので,そこは,後で総務部長にお聞きになっていただければと思います,細かいところは。

(記者)
もう1点,4月中旬に辞退の申し入れがあり,その後の4月25日の定例会見の時に,知事の方から,今後のスケジュールが延びていることについて言及がなかったのですが,それについて,4月25日の会見の時点で,遅れるということを知事はご存じだったのでしょうか。

(知事)
遅れるとは,いつを基準にして遅れるのですか。

(記者)
4月中旬に,27日に辞退が。

(知事)
その時点で5月中旬に他の団体から返事が来ると,たくさんの団体があるわけです。そのたくさんの団体で調整に時間がかかるところもありますし,そうでないところもありますから,いずれにしても,我々はできるだけ団体に何回となく,早くお願いします,早くお願いしますということをお伝えしていますし,何回も申し上げているとおり,できるだけ早く委員会を開きたいという思いは同じで,そのように総務部長には強く指示しているところであります。

(幹事社)
他にありますでしょうか。お願いします。

 

4. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(2)

(記者)
世界自然遺産の勧告を受けた後に,知事ご本人が環境省の幹部や担当者とお話をされる場はあったのでしょうか。

(知事)
私自身が環境省と直接ということはありませんが,環境林務部長が環境省に参りまして,情報収集・意見交換を行ってまいりました。その報告を受けております。

(記者)
県としても早期の登録を目指すという方針に変わりはないという。

(知事)
そこを決めるのは環境省の方で,政府の方で,環境省が,官邸も含めて,内閣も含めて,今,調整を行っているという報告を受けております。いずれにしろ,今,さまざまな選択を考えているのではないかと思っております。
いずれにしろ,登録ができなくなったわけではないのですね。だから,一定の評価を受けて,修正すべき点があれば可能性があるという報告を受けているわけでありまして,仮に今回は取り下げたとしても,次に沖縄の北部訓練場跡地も含めて指摘されておりますが,そういったものに関しては,既に,環境省としても,政府としてもそうかもしれませんが,対応するということになっていますので,そういうことをした上で,また登録すれば認められる可能性が高いというわけであります。いずれにしろ,登録されることを最優先に考えていくべきではないかなと,私はそう思っております。そういう点からすると,修正点も明らかになった,一定の評価も得た,可能性があるということだと思います。

(記者)
実際の登録の時期にはそれほどこだわらないというか,それよりも確実にというお考えだと理解してよろしいですか。

(知事)
それは,要するに登録されることが最優先ですよね。それはそうですよね,登録を目指しているわけですから。登録されるには一番いい方法は何かということを,今,検討しているということだと思います。

(記者)
奄美空港も奄美パークも,世界自然遺産の今年夏の登録を見据えた整備という面もあると思います。県の事業としてその辺は,観光客の増加を見据えたという方針に変わりはないでしょうか。

(知事)
(変わりは)ないですね。観光客は,今,LCC効果,そして,今,「西郷どん」奄美編も5月から放送される,そしてスカイマークも今度乗り入れるわけでありますから,さまざまな面で今後も伸びていくと私は思います。今,ある意味,受け入れ体制を整備しなければいけないということもあるわけです。地元も含めて。そういった面から,観光客においてはそれほど影響はないと私は思います。今後もどんどん伸びていくと思います。
環境省がどういう判断をするかはわかりませんが,いずれにしろ,登録されることが最優先だと思っているのです。仮に,今回,取り下げて,次を目指すとして,一定の評価を得て,修正点もわかって,それで可能性があるということであるわけですから,次に,何年後になるかわかりませんが,これから何年かは奄美への観光客は増えていくと思います。それでちょうど2020年であればオリンピックが開かれて,そして国体も開かれます。その時に登録されれば非常にインパクトがあり,オリンピックの後の奄美の観光客増加にもつながっていくのではないかと思っております。
いずれにしろ,今,登録されることが最優先ですから,環境省においてどういう対応をとるか,最終的な詰めの作業を行っているというのが現状であります。

(記者)
世界自然遺産に関連して,やはり意外な結果という受け止めが知事にはあるのでしょうか。今回の勧告を受けた時の率直な感想を。

(知事)
IUCNと交渉しているのは環境省でありまして,その環境省の方からは「期待が持てるのではないか」ということもあり,また最終的にIUCNと交渉を行って,そして直近では,登録されることを見込んだ上での,自然センターも含め,どこに設置するかということも問い合わせがあったということでもありますので,大いに期待しておりました。ただ,今日,何回も言っておりますが,奄美大島,奄美群島のこの素晴らしい自然価値というのは一定の評価を得たというのもまた事実でありまして,そしてまた修正点がわかったというのもそうでありまして,そこを修正すれば登録される可能性もあるということもまた,事実であります。そういうことを考えた時に,県として引き続き登録に向けて全力で取り組んでいく,それに尽きるのではないかと,そのように思っております。

(記者)
修正点がまだなかなか,はっきりとここが悪かったというのが。

(知事)
ここに一応出ていますが,環境省によるとですが,主に2点の課題があったと。それを見直せば記載基準に合致すると判断されたために延期の勧告がなされたものと考えていると。具体的には「推薦地の連続性の観点が,沖縄の北部訓練所返還地が重要な位置付けにあるが,現段階では推薦地に含まれていないこと」,そしてもう1つは,「推薦地は連続性に欠け,遺産の価値の説明に不必要な,分断化された小規模な区域が複数含まれていること」,この2点であるということです。一方で,「絶滅危惧種,固有種の生息地であるという点と,4島が世界遺産としての可能性を有していること。また,推薦地の保護管理の状況は,世界遺産としての要件を満たしていることも評価されている。」ということであります。
ですから,記載延期の勧告とされたものの,世界遺産の登録の可能性は十分あると,候補地として一定の評価は得られたものと考えているということであります。環境省によると。

(記者)
最初の勧告の1点目の指摘のところを,修正点をわかった上で,県として対策に。

(知事)
これはもう,環境省が行うしかないわけですね。北部訓練場のことでありましょう。

(記者)
そうですね。小規模な地域という。

(知事)
これも見直すべきところは見直していくということです。というふうになると思います。

(記者)
地元の落胆も大きいと思いますが,これから,野ネコ対策にしても。

(知事)
野ネコ対策も評価されております。

(記者)
県としては,今後とも推薦に向けて,登録に向けて取り組んでいくということ。

(知事)
それはもう,先ほどから何回も申し上げているとおりであります。

 

5. 行財政改革プロジェクトチームの進め方

(記者)
昨日,行財政改革PT(プロジェクトチーム)の初回会合がありました。事務事業の見直しやネーミングライツを引き続きされていくというお話がありました。会合の冒頭,知事は「県は厳しい財政状況」とおっしゃっていました。今後は,人件費の削減,例えば知事の報酬のカット・職員の給与カットなど,そのあたりについてのお考えを伺えますでしょうか。

 

(知事)
昨日,行財政改革プロジェクトチームを今年も設置して,徹底した行財政改革に取り組んでいきたいと,そういうことを表明させていただきました。まずは,事業を継続してやっている中で,もう時代のニーズ・変化に合わなくなったものがあるでしょうから,そういうところを洗い出さなくてはいけませんね。それがずっと続いているということはよくないので,まずそれを洗い出すことが先決ではないかということが1つです。それと同時に,スクラップだけではなくてビルドのことをやる。つまり時代の変化・ニーズに合うものをどんどん生み出すことによって税収を増やしていくと,そういうことが大事ですね。先ほどネーミングライツというのもありましたが,それ以上に,いわゆる,今,税収が増えたことによって収支不足を解消できたということでもあるわけです。
そういった成長戦略も含めて,今,農業生産額が飛躍的に伸びて,4,700億円まで一気になっております。伸びたということは,それだけ所得が増えているということでもあるわけです。所得が増えることによって,将来性があるとなれば若い人が農業をやる。農業をやる人たちが増えれば,逆にいえば所得も増えて税収も増えるということになるわけです。今,観光客がたくさん来ています。たくさん来ている方々にいかにお金を使っていただくかということもあるわけですね。そこにはいろんな戦略が大事であります。ですから,PR・観光戦略部を中心に,各部が一緒になって情報を共有しながら,そういった成長戦略というものをやりながら税収を増やす。つまり,所得を少しでも,少しでも増えるようにする,生活を少しでもよくしていく,それが政治の役目ではないかと思っておりますので,まずはそういったことにみんなで全力を尽くそうじゃないか,それが先決ではないか,そのように思っております。

 

(記者)
人件費の削減等は。

 

(知事)
今言ったとおり,まずはそこを徹底しなければ。まずやることをやってからではないでしょうか。

(記者)
そういう段階ではないということなのでしょうか。

(知事)
だから,ごめんなさい,一所懸命これからやろうとしているわけですよね。結果がまだ出ていないわけです。ですから,まずは徹底した行財政改革に取り組まなければいけないです。職員一同。県が一団となって,一丸となって,この行財政改革に徹底的に取り組む。と同時に,県が少しでもよくなるように,生活が少しでもよくなるように,所得が少しでもよくなるように,県が少しでも豊かになるように,鹿児島に生まれてよかった。鹿児島に住んでよかった,そういう鹿児島になるようにまずはみんなで一致結束して努力していく,それが大事,先決ではないでしょうかということをお伝えしているわけであります。

(幹事社)
他にありますでしょうか

 

6. 川内川の水質悪化に伴う漁業被害と飲料水への影響

(記者)
川内川の白濁の件ですが,稲もそうですが,川ではたくさんの魚の死骸が見つかっていると思います。内水面漁協からは,魚についての補償の声も出ていると思いますが,今,知事としてどのようにお考えかお伺いしたいと思います。

 

(知事)
漁業への影響について,具体的な被害状況等を把握する必要があると思っております。県がどのような救済ができるのか,状況に応じ関係市町・県内水面漁連と連携しながら,国と協議するなどして対応してまいりたいと,現在ではそのように思っております。
また,今週末になると思いますが,5月5日の湧水町での意見交換の時に,汚泥がたくさん堆積している,その汚泥をなんとかしてほしい,といった要望も出ました。それに対して,汚泥に対する調査を始めております。今検査に出しております。それと同時に,雨が強くなることによってそれが移動する可能性があるわけです。どこにどれだけのものが溜まっているのか,同時に,また,上流の方からどういう形で流れてきているのかということも調査する必要があるのではないかと思っておりますので,まずは自分の目で確認したいという思いがあり,今週末に,硫黄山と同時に川の汚泥といいますか,白濁といいますか,そういったものを自分の目で確認・調査してきたいなと,そのように思っております。

(記者)
白濁の影響ですが,今,水稲と魚の被害が注目されていると思います。ほかの農作物への影響とか飲料水への影響とか,県が,今,把握されている影響の広がりなど,もし,把握していれば教えていただきたいのですが。

(知事)
まず,水道水に関して言えば,川内川の水を水道に利用しているのは,薩摩川内市の1か所のみであります。薩摩川内市では,水道の原水の調査を4地点で実施し,その結果を市のホームページで公表しているところであります。浄水場の水道の原水は,環境基準値内であり,平常どおり,現状,給出されていると聞いております。
また,湧水町・伊佐市からは,管内の飲用井戸・湧水については,現在のところ川内川の水質の影響はないと聞いております。今後とも関係市町と連携し,河川の状況に大きな変化が見られた場合には,迅速に必要な対策を講じていきたいと,そのように思っております。

(記者)
あと1点です。川内川の貯水の件ですが,川内川から基準値を超えるヒ素が検出されたと思います。宮崎県は4月末くらいに川内川からの貯水の禁止を決めていると思います。県として,まだ貯水の禁止は出していないと思いますが,そのあたりの判断について,県としてどのように判断したかということと,今後どのように対応していきたいかをお伺いします。

(知事)
貯水の現状は今どうなっているんだろう。

(記者)
使ってはいけないという,県としての指示は出していないと思いますが。

(危機管理局長)
飲み水も取っていませんし,いずれにしろこの辺の所から取っていませんし,飲み水の所は,市町村が確認して安全だということをしていますし,市町村も,今は,雨水とかそういったものについては気をつけてください,という周知をしていますので,そういう心配はないと思います。
それから,検査結果については,ずっとホームページでも公表していますし,当然ですけれども,市町村にもお伝えしております。

 

7. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(3)

(記者)
奄美の話に戻ります。今年度の予算でいろいろと登録を見込んだというか登録がらみで予算をつけていらっしゃって,例えばパブリックビューイング,記念イベント,シンポジウム等々,いろいろと関連事業があると思いますが,この辺の見直し,組み直しのご検討はいかがでしょうか。

 

(知事)
少々お待ちください。
今年度の当初予算においては,奄美の世界自然遺産登録に向けた取り組みとして,世界遺産委員会パブリックビューイング,奄美トレイルのルート選定・標識設置,奄美パークの改修,世界自然遺産推薦区域内の一部の土地取得に関する経費として総額8億700万円を計上しております。これらのうちのパブリックビューイング等の実施については,環境省の評価内容の詳細な分析,国としての対応の検討を待って判断することと考えておりますが,他の事業については,登録に向けて着実に推進することにしております。

(記者)
もし仮にこのまま審査を受けるとして,知事はバーレーンに行かれるご予定は,お考えですか。

(知事)
それも環境省の決断を見て判断したいと思っております。

(記者)
もう1点,こういう聞き方をするとあれですが,知事は奄美の自然遺産に対しての思い入れはお強いですか,どうですか。

(知事)
私は,就任以来もう12回ですか,それはこれまでの知事と比べていただければもうおわかりだと思います。奄美に対する思いは強いです。

(記者)
そうすると,この自然遺産がこういう,もちろんまだ登録が潰(つい)えたわけではありません。もちろんそうですが。

(知事)
今,取りあえずいろんなことを考えてる段階です。

(記者)
ただやはり,5月4日の段階で登録延期という勧告は非常に衝撃的だったと思っています。少なくとも私はそう思っています。

(知事)
5月4日の時点では,まだ詳細がわからない状況ですよね。

(記者)
えぇ

(知事)
5月4日の時には,どういう内容でどうなったのかと。今も詳細を分析して,最終的なことを,今,環境省の方でやっているというのが現状です。

(記者)
そうすると,知事がおっしゃる詳細を把握したのはいつの話になるのでしょうか。

(知事)
現状でも環境省の方で詳細な分析をやっていると同時に,それを受けて官邸・内閣府と,どうするかの対応を協議しているのが現状であります。

(記者)
質問を変えます。4日の段階でコメントを出さなかったのはどうしてなのですかという趣旨で伺ったのです。

(知事)
それは,4日の段階ではまだ詳細なものが出ていないわけでありますので,どういうものなのか,今,私が徐々に徐々にわかってきているのは,いわゆる奄美の素晴らしい自然の価値が一部評価されているということと同時に,その修正点も徐々に明らかになってきて,ここを修正すれば登録される可能性があると,そういうのが徐々にわかってきたわけです。ただ一報だけで,私の立場からすれば,すぐに発言できるような状況ではないと私は判断したということであります。

(記者)
ただ,多分,その状況は,国も,県も,市町村も,沖縄県も,みんな一緒だと思いますが,あの日発表されたのは未明でした。環境省は徹夜でレクをしました。大和村,奄美市は当日の午前中にトップ,市長ないし村長がコメントしました。沖縄県は,翁長知事が現在入院中でコメントは出せませんが,担当部長が当日中にきちんと対応されました。トップがコメントを出されなかったのは鹿児島県知事だけだと私は認識していますが,状況は一緒なのに,なぜこういうことになるのだろうというのが素朴な疑問なのです。

(知事)
私としては,今,発言したとおりであります。

(記者)
状況は一緒で,みんな詳細を把握してから発言するのが一番安全で,それに越したことはないのかもしれませんが,その中でもとにかく,4日の段階でわかっている範囲の中で,トップとしてその日のうちに発言しなければならない,という意識はなかったということですかね。

(知事)
県としてのコメントを発表しております。

(記者)
えぇ,それは承知していますが,では,それはなぜ知事コメントではなかったのですか。奄美世界自然遺産登録推進室名で出されていると思うのですが。

(知事)
我々は,世界自然遺産登録へ向けて全力で取り組んできているわけであります。それを受けて,皆で,詳細な分析をして,どうすれば奄美が世界自然遺産に登録できるのかと,そういう思いでずっと取り組んでいるわけであります。だからこそ,私の発言の影響は大きいのです。だからこそ,今,皆さん方にお伝えしているとおりであります。それが全てであります。今後とも,奄美のこの素晴らしい世界自然遺産登録へ向けて全力で取り組んでいくということに尽きると,私は思っております。

(記者)
今のお答えでは,4日の段階で出さなかった理由の説明には全くなっていないと思うのですが。

(知事)
だから,私の思いは,今,お伝えしたとおりであります。

(記者)
もっと言えば,5日に伊佐に行かれましたね。その時に報道陣の囲みを受けたと思いますが,その時に先ほど知事がおっしゃったのとほぼ同じことをその段階でおっしゃっているのです。

(知事)
それは,4日に県庁の中で少しレクを受けておりますので,詳細ではありませんが現状のレクを受けましたので,それで次の日にぶら下がりの中で正式にご質問を受けたのでお答えしたということであります。

(記者)
4日中にコメントを出そうと思えば出せたということですか。

(知事)
県のコメントを出したということであります。

(記者)
ではもう少し質問を変えますが,そういう,例えば重要な施策の時に担当課名で出すのか,あるいは知事コメントとして出すのかという判断は,どのように分かれているのですか。

(知事)
県としてのコメントを今回出したということであります。

(記者)
だから,知事コメントにするかどうかの判断基準はどこにあるのですかと聞いているのです。

(知事)
その判断基準はないと思います。

(記者)
そうすると,例えば,多分,結果が良い,悪いと,そういうことで判断しているわけではないですよね。

(知事)
そうです。

(記者)
当然その中身を吟味してと。

(知事)
何回も言いますが,我々は世界自然遺産登録へ向けて,これまでも必死に努力してまいりましたし,IUCN,そして環境省の求めに応じて,それに応えるべく必死で努力してきたということであります。引き続き,その世界自然遺産登録へ向けて今は全力で取り組むと,そういうことであります。

(記者)
結果の良し悪しだけでコメントを出す,出さないの判断をしていないとしたら,少々不思議なことがあるのですが。当日,県に問い合わせた時に,4日の午前3時14分の時点で,知事コメントを出さないということだけが先に決定したと聞いたのです。

(知事)
それは私は承知しておりません。

(記者)
では,それは事務方の独断ということなのですか。

(知事)
知事コメントを出さないということを決めたということは,私は承知しておりません。

(記者)
もし,仮にそれが事務方の独断だったとしても,その後で知事が出すという選択はできたのではないですか。やはり,その選択をしなかったというのが,どうしても理解できないのですが。

(知事)
そうですか。私は,まずは詳細にレクを受けて,協議して,その上で判断したいと思ったからであります。

(記者)
あと,奄美の世界自然遺産がらみで,知事は過去3回コメントを出していらっしゃいますが,ご記憶にありますか。

(知事)
いや,そのあたりは帰って詳細に見てみたいと思います。

(記者)
いえ,見てみなくても大丈夫ですが,昨年,奄美群島が成立した時,その前に今回の奄美・琉球が推薦された時,その前の奄美群島の区域が決まった時の3回ですが,その3回は出して今回は出さなかったというのは,何なのですかね。

(知事)
いや,それはまだ詳細がわからなかったので,詳細がわかったところで次の日にぶら下がりに正式に応じてコメントしたということであります。次の日にコメントしております。

(記者)
繰り返しになりますが,例えば,ハッピーな結果だったら出すつもりだったが,ハッピーでない結果だったから出さなかったということではないですね。

(知事)
全くそういうことはありません

(記者)
ただ,今回この結果が出る前に,内々に聞いた話では,知事のコメントを出す用意があるという趣旨の話は聞いていたのですが。

(知事)
だから,今回はこういうことになってまだ詳細がわからないじゃないですか。ご理解ください,そこは。

(記者)
では,知事のいう詳細とは何なのですか。

(知事)
一報だけ来て,その内容がまだ,詳細なものを検討している最中ではないですか。だから次の日にコメントしているわけであります。何もしなかったわけではなくて。

(記者)
それは知っています。

(知事)
次の日に,すぐにコメントしたわけであります。そこはご理解ください。

 

8. 水俣病に係るチッソ(株)の対応への所感

(記者)
水俣病問題に関する質問です。今月1日に水俣市でありました水俣病犠牲者慰霊式後に,チッソの後藤社長から「水俣病特措法の救済は終了した」という発言がありました。その点について多くの被害者団体が反発の声を強めていますが,後藤社長のその発言に対する知事のお考え,見解をお聞かせください。

 

(知事)
中川環境大臣が,式典後の記者会見で「多くの方が認定申請をされ,訴訟が提起されている状況であり,救済の終了とは言い難い」と,否定的な見解を示されております。本県においても,環境相と同様に考えております。
水俣病に係る住民検査調査等については,「水俣病被害者救済特別措置法において,国が指定地域及びその周辺の地域に居住していた者の健康に係る調査研究等を行う」とされております。県といたしましては,国のこうした調査研究に必要な協力を行ってまいりたいと思っております。水俣病対策につきましては,国において,これまで公健法による水俣病認定制度,2回の政治解決などに基づいてさまざまな取り組みを行ってきております。しかしながら,公式確認から62年を迎えた今日でも,多くの方々が認定申請を行ったり,いくつかの訴訟があるなど,今なお,十分な解決には至っていない状況にあると認識しております。水俣病については,解決しなければならない重要な問題であると考えております。
県といたしましては,公害健康被害訴訟法に基づく水俣病認定申請の審査,水俣病総合対策事業による療養費の支給などの取り組みを,今後とも着実に進めてまいりたいと考えております。

(記者)
もう1点ですが,チッソが株式の売却といいますか,上場を目指すという方針を明らかにしています。その点について知事はどのようにお考えでしょうか。

(知事)
それに関してというよりも,県としての取り組みが全てだと思っております。我々は,県としてできることをやっていくと,そこに尽きると思います。

(記者)
チッソについては言う立場にないという。

(知事)
県としては,逆に言えば先ほど言ったとおり,県にできることを一所懸命取り組んでいきたいと思っておりますし,先ほども言いましたが,この水俣病については解決しなければならない重要な問題と考えておりまして,それに基づいて対応してまいりたいと,県としてはそのように思っております。

 

9. 奄美世界自然遺産「登録延期」勧告の受け止めと今後の対応(4)

(記者)
何度も戻ってしまってすみません。奄美大島の勧告の件で確認ですけれども,最終的に今後どういう対応を取るかというのは,当然環境省が決める,取りまとめることでおっしゃっているとおりですが,ただ,中川環境大臣は「最終的には,地元自治体の意見も聞いた上で,最終的に判断します。」と方針を示されているので,地元からも当然意見を言う機会があると思いますが,その時に,県として,知事としてはどういう方針でやりたい,してほしいということを環境省におっしゃるつもりでしょうか。

 

(知事)
今後,そういうことがあると思いますが,現状では,今日,私が縷々(るる)発言してきたとおりだと思いますので,そういった方針の下で対応していきたいと,そのように思っております。

(記者)
今まで伺っているお話だと,「環境省の見解」ということを知事が繰り返し述べられているだけで,県としての見解がよくわからなかったのですが。

(知事)
先ほどから述べているとおりでありまして,奄美大島の素晴らしい自然価値というのは一定の評価を得ているわけでありますので,修正点を修正すれば登録されるということでもあるわけであります。ですから,県としても全力で登録へ向けて,最優先で取り組んでいくことが必要だと思っております。
取り下げる,どうするかというものは,それは国の判断になると思いますので,そういったことを踏まえて,県としては全力で,引き続き登録へ向けて取り組んでいくということだと思います。まだそのあたりは,今後,国とのやり取りをやるということでご理解ください。

(記者)
国とのやり取りを続けて行かれるということになりますね。

(知事)
国に対しては,我々の思いは伝えようと思っています。
今,なかなかそれを詳細にお伝えするという段階ではないかなと思います。

(幹事社)
他にありますでしょうか

(記者)
今のに関連してですが,もし仮に登録が延期になってしまうと,どうしても地元の気運というのが落ちてしまうことも懸念されると思いますが,そのあたりはトップとして,「そうじゃないんだ。やっぱり,きちんと登録に向けてモチベーションを下げずに行こう。」と,知事がメッセージを出されるということが大事だと思いますが,いかがでしょうか。

(知事)
それも今日,先ほどお答えしたとおりでありまして,これからも登録されるべく必死に努力していくということであります。観光への影響についてもそのように考えているわけでありますから,そのメッセージは今後とも発信していきたいと思います。それをそのままお伝え願えれば,逆に言えば皆が頑張れるというふうになっていただくように,私も努力していきたいと思っております。

(記者)
そうしますと,この後,多分,バーレーンでの結果が出るか,あるいはバーレーンの審査に諮らずに取り下げるか,今後,何らかの結果が近いうちに出ると思いますが,それを受けてまた一言,その時にきちんとコメントを出していただけますか。

(知事)
きちんと決まったところで,また,コメントが必要であればお出ししたいと思います。別にコメントを出すこと,私はいつも,ぶら下がりに応じていますし,先日も次の日に,ぶら下がりにすぐ質問になかったものもお答えしているわけですので。これまでもずっとぶら下がりに応じてきています。ご理解ください。

(幹事社)
よろしいでしょうか。
それでは県政一般に関しての質問は終了いたします。
続きまして,川内原子力発電所関連で質問のある社は挙手をお願いします。

 

10. 安定ヨウ素剤の事前配布

(記者)
安定ヨウ素剤の事前配布に関する質問です。今日が10日で,5キロから30キロ圏内の希望者に対する事前配布の受付の申請が今日で期限をむかえていると思います。今回の配布が,「緊急時の受取が困難な人,未就学児」という条件が付いているということに対して,条件を取り払ってほしいというような申し入れも先日なされたところです。改めて,安定ヨウ素剤の事前配布に対してそういった条件を撤回するという考えがおありかどうかというところをお聞かせください。

 

(知事)
国の原子力災害対策指針等において,UPZ圏内では全面緊急事態に至った場合,屋内退避を実施した後,空間放射線量率等に応じて避難等の防護措置が講じられておりますが,この避難等の際に,安定ヨウ素剤の配布を受け,指示に基づき服用することとされております。UPZ圏内にあっても,避難の際に配布場所で受け取ることが困難と想定される地域等において,地方公共団体が事前配布が必要と判断する場合は,PAZ圏内と同様に,各個人への事前配布を行うことができるとされております。
県といたしましては,この国の指針等に基づいて対応することとしておりまして,UPZ圏内における事前配布については,障害や病気により緊急時の受取が困難であるなど一定の要件を満たして,希望する方に実施していきたいと考えております。

(記者)
関連して,事前配布の希望者の希望状況を,わかる範囲で教えていただければと思います。

(知事)
担当課に問い合わせてもらっていいですか。

(記者)
今,持ち合わせては。

(原子力安全対策課長)
保健福祉部。そちらの方がまとめて。薬務課の方で。

(幹事社)
他にありますでしょうか

 

11. 原子力発電所のトラブルに対する所感と運転延長への考え方

(記者)
玄海原子力発電所が,同じ九州電力管内で再稼働に向けていろいろありますが,3号機,4号機ともにトラブルが続いているということで,今,川内原子力発電所1号機は定期検査中ですが,このように,管内の原子力発電所でトラブルが続いていることについて,知事の受け止めをお聞かせください。

 

(知事)
九州電力からの異常時の連絡体制については,安全協定に基づく事象が発生した場合に,直ちに,県や関係自治体に報告するようになっております。
また,協定に基づかないものであっても,幅広に速やかに報告をもらうようになっているところであります。
原子力については,県民の安心・安全が一番であり,万全の連絡体制で速やかに対応することが重要であると考えております。私のコメントとしてはそれに尽きるかなと思います。

(記者)
これも過去に何回もお伺いしていますが,川内原子力発電所1,2号機ともに運転から30年が経過していて,40年の運転延長というところの判断が迫ってきているかなという感じがしますが,県としての見解は,40年の運転延長はしないというか。

(知事)
これは,もう,これまで言ってきているとおりでありまして,これまで一貫して,運転期間は原則40年と申し上げております。

(幹事社)
その他にありますでしょうか。
ないようですので,これで終わります。

(知事)
ありがとうございました。

 

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