更新日:2007年12月5日

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雑学コラムpart4


稲荷神社と「島津雨」のいわれ

島津家が稲荷大明神を氏神としているのには、ひとつのいい伝えが残されています。
身重の体で旅を続けていた丹後局(島津家初代の領主、忠久の母)はある時、赤ん坊が生まれそうになったので、摂津(大阪府)にある住吉神社の境内で苦しんでいたところ、突然の大雨であたりが真っ暗になってしまいました。そこへ稲荷大明神の使いのキツネが明かりを届けてくれたので無事に出産できたとか。
それから、島津家では稲荷大明神を氏神とし、良いことがあるときに降る雨も「島津雨」と呼んで喜ぶようになったといいます。

示現流

島津家第18第家久の時代に東郷重位によって確立された、薩摩藩の兵法・示現流待捨て流を学んだ東郷は、京都で天寧寺の僧善吉から自顕流の皆伝を受け、薩摩独自の示現流を完成させたといいます。
相手が倒れるまでやすまず太刀を浴せ続ける示現流は剣だけではなく、その後の薩摩藩士風養成に重要な役割を果たし、その精神は明治維新の原動力にもなっています。

薩摩狂句

鹿児島の方言による短詩型の文芸で、形式は俳句や川柳と同じく五七五17文字からなる。社会、風俗、人心などに取材し、風刺や滑稽といった狂句味を加えて詠む。
1908年、南日本新聞の前身の鹿児島新聞の記者たちが、「東京の川柳や熊本の肥後狂句にならって、鹿児島でも薩摩調の狂句を始めよう」ということで、誕生した。

島尾敏雄と奄美

第二次世界大戦中、海軍士官として奄美群島の加計呂麻島に駐屯。そこでの体験を「出発は遂に訪れず」「出孤島記」「魚雷艇学生」など、数々の作品に残した。
戦後は、名瀬の県立図書館奄美分館長として活躍し、奄美諸島の独特な文化を「ヤポネシア文化圏」と位置づけるなど、その業績ははかりしれない。
また「純文学の極北に位置する」と評されるほどの真摯な創作ぶりで知られた。「死の棘」は、夫婦と文学の問題を掘り下げた代表作で、映画化もされた。

向田邦子と鹿児島

TV脚本家としてさまざまな作品を残し、彗星のように逝った作者。エッセーの名手としても知られているが、その代表作が「父の詫び状」。
作者は保険会社の支店長だった父親の転勤により小学校3年生から5年生まで鹿児島で過ごした。鹿児島市の平之町に住み、山下小学校に通った。少女時代を過ごした各地の中でも、鹿児島はとりわけ思い出深い所だったらしく、「父の詫び状」(S53)に収められたエッセーの中にもしばしば鹿児島のことが出てくる。
特に「薩摩揚げ」という作品では、「鹿児島で過ごした三年間に物書きとしての自分の原点がある」と書いて、なつかしんでいる。

昔彗星、今酔客―天文館の歴史

天文館の名前の由来は、1779年、島津重豪が、天文・暦学研究、暦編纂のため天文観測所「明時館」を設置したことによる。
江戸時代、幕府が暦を貞享暦に統一した後も、薩摩藩だけは幕府の許しを得て薩摩暦を作り、藩内で使用していた。重豪は作暦の正確さを期するため、天文学者水間良実に命じ、明時館を造らせた。良実は、長野県佐久出身で、島津重豪に月食を予言して、兄で医師の良道とともに家臣に取り立てられた人である。


明時館は現在の東千石町15番地付近(天文館アーケード市役所側)にあった。
かごしま文庫・「天文館の歴史」(唐鎌祐祥著)によると、天文館の元々の由来は明時館であるが、天文館通りという名前が定着したのは、明治中期に天文館跡にあった天文館定席という演芸場によるのではないかという。


ついでに同書から引用すると、「おつきや」も通説では船着場だったとされているが、実際は「御舂屋」と書き、藩の米つきや味噌・醤油等の管理などをする役所があったのだという。

弥五郎三兄弟

曽於市大隅町、岩川八幡神社の弥五郎どんには、実は兄弟がいるといいます。
長男は、宮崎県北諸県郡の円野神社にいる、身の丈4mの弥五郎どん。次男が、大隅の弥五郎どんで身の丈5m。三男は、日南市田ノ上八幡神社の主。末っ子がいちばん大きくてなんと身長7mもあります。
長幼の順番は、神社の成立年代の順だとのこと。いずれも隼人の鎮魂の意味を込めて、昔から土地の人々に慕われています。南九州ならではのおおらかさを感じさせるご神体です。

平成トライアスロン

菜の花に彩られた早春の指宿を走る「指宿菜の花マラソン」、真夏の太陽を浴びて錦江湾を泳ぐ「桜島・錦江湾遠泳大会」、紅葉に包まれた秋の霧島を駆け抜ける「霧島高原サイクルジャンボリー」。
これらの大会の総合得点で競う平成トライアスロンは、ラン、スイム、バイクが各季節ごとに開催されるユニークな大会。各地の最も美しい季節を肌で感じながら、恵まれた自然環境を利用した鹿児島ならではのスポーツイベントです。

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