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更新日:2017年9月1日
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企画展「小松帯刀とその時代」リーフレットPDF(A4×2枚)(PDF:1,849KB)
小松帯刀(こまつたてわき)(天保(てんぽう)6(1835)年~明治(めいじ)3(1870)年)は,幕末期の薩摩藩における家老の中心的存在として知られている人物です。「国父」として藩の実権を握った島津久光(しまづひさみつ)の信頼の下,海軍を充実させるなどの強藩づくりを推進し,政局においては,薩長同盟の締結から大政奉還に至るまでの一連の動きに,藩を代表して深く関わりました。明治維新による新政府成立後も,参与や外国官副知事などの要職に就きながら,病のために若くして亡くなったことから,西郷隆盛や大久保利通に比べると,その知名度や歴史的評価は,これまで高かったとは言えない面があります。
この企画展では,帯刀が藩の家老となり,藩政に深く関わることとなった文久(ぶんきゅう)2(1862)年から,帯刀が亡くなる明治3(1870)年までの時期を中心に,政局の中で帯刀が果たした重要な役割や功績に関わる資料を展示します。また,帯刀の人物像やその周囲で活躍した様々な人物などにも焦点を当てながら,彼が生きた激動の時代の様相について紹介します。
島津斉彬(しまづなりあきら)などの影響を受けて成長した帯刀が,小松家を継いだ後,島津久光の抜擢(ばってき)により,藩政に参加するようになるまでを紹介します。
帯刀は,側近として久光の率兵東上を支えました。ここでは,その後の薩英戦争や八月十八日の政変などの出来事と帯刀に関わる資料を展示します。
元治元(1864)年の参予会議崩壊後,帯刀は京都における薩摩藩の実質的な最高責任者となります。同年に起きた禁門の変や,藩の財政と軍事面の改革に,帯刀が深く関わっていったことについて,紹介します。
薩長同盟締結から大政奉還に至るまでの政治の重要な局面に,帯刀は藩を代表して臨んでいきます。ここでは,幕末の最終段階における帯刀の動向に関する資料を展示します。
維新後も,帯刀は主に外交面で活躍しましたが,活動の半ばにして,36歳の若さで亡くなります。短い期間ながら,新政府の樹立に最期まで尽力した帯刀の動向に関する資料を展示します。
黎明館常設展示場3階企画展示室
9時00分~18時00分(入館は17時30分まで)
毎週月曜日(7月17日は祝日のため開館,翌日休館8月14日臨時開館),5月25日,7月25日,8月25日(館内整理日)
常設展示の入館料で御覧になれます。
一般:310円(230円)高校・大学生:190円(120円)小・中学生:120円(60円)
()内は20名以上の団体入館料
身体障害者手帳,療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳の提示のあった方と,その介護者1名は,免除
県内の小・中学校,高等学校,特別支援学校の児童生徒と,その引率者については,教育課程等に基づく学習活動として入館する場合は免除(事前申請が必要)
鹿児島県内に居住する70歳以上の方は無料(年齢・住所が確認できる書類の提示が必要)
日時:平成29年5月21日(日曜日)13時30分~15時00分
会場:黎明館3階講座室(80席)
講師:黎明館学芸専門員町田剛士
日時:5月28日(日曜日)13時30分~15時00分
会場:黎明館2階講堂(245席)
講師:東京大学名誉教授・鹿児島県史料編さん顧問宮地正人氏
日時:平成29年7月9日(日曜日)13時30分~15時00分
会場:黎明館3階講座室(80席)
講師:黎明館学芸専門員市村哲二
(学芸講座を兼ねる。)
講演会及び講座は無料で,事前申込みは必要ありません。
講演会及び講座終了後,企画展示室で解説を行います。その際は,常設展示団体入館料が必要です。
日時:6月18日(日曜日)10時30分~11時00分
7月30日(日曜日)10時30分~11時00分
8月27日(日曜日)10時30分~11時00分
会場:黎明館常設展示場3階企画展示室
講師:黎明館学芸専門員市村哲二
申込み:不要(常設展示入館料が必要です。)
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