更新日:2009年12月3日
平成21年度「あこがれ」セイル・トレーニングを実施しました
実施日
平成21年11月21日(土) 9:30~16:00
参加者
一般公募により決定した50名
航路
鹿児島港本港区北埠頭~錦江湾喜入沖~鹿児島港本港区北埠頭
所要時間 約5時間30分
天候
曇り
概要
週間天気予報が気になる週末ではありましたが,当日は曇り空,波は錦江湾らしい穏やかな状態でした。気温は鹿児島にしては低めだったかな。
鹿児島では,ここ数日インフルエンザが爆発的な増加傾向にあり,当日も数名の欠席がありましたが,そのほかの参加者は元気いっぱい,北ふ頭に集まってくれました。残念ながら今回来れなかった皆さんは,次の機会にお待ちしていますね。
午前10時。岸壁で5つのグループに分かれた参加者は次々と「あこがれ」に乗船し,船上で乗船式が行われました。船長さんのあいさつ,クルー,ボランティアの方々の紹介があり,皆さん気さくな方々で,はじめての参加者たちも一安心。しかし,船の注意事項になると一気に引き締まりました。この時点で気分は「船乗りさん」です。
10時15分,船の出航に際し鳴らすドラを,じゃんけんで勝ち取った小学生が高らかに鳴らします。いよいよ出航。
まずはエンジン動力で湾内を航行。参加者はデッキにて記念撮影の後,グループごとに分かれ,ニックネームを書いた名札を作成。船ではすべてニックネームで呼び合います。その後は船内見学。居住区,ギャレー(厨房),操舵室などを見て回り,操舵室では船の傾斜角を示す計器などに驚いている様子でした。
船は順調にマリンポートかごしま沖に進み,ここから展帆作業に入ります。今回は4枚の帆を張ることとなりました。
北よりの風が吹き,南への帆走にはいいコンディションです。みんなで「ツー・シックス・ヒーブ」のかけ声とともに大きな帆が開きはじめます。
「あこがれ」には全部で13枚の帆があり,デッキにはそれぞれに必要なロープがいっぱいあります。展帆完了の後も決まりを守ってロープをしまいます。規則正しく整理されているからこそ,素早く行動できるんですね。
みんなの力で4枚の帆が開きました。全員が風を受ける帆を感慨深げに見上げます。ここから風を受けての帆走に入りました。速度は3~4ノット,人が歩くくらいのスピードでしょうか。穏やかな錦江湾をゆっくりゆっくり走ります。船の傾斜も2~3度,ほとんど揺れは感じません。参加者は昼食までの間は自由時間,新しい友達と話をしたり,指を使ったゲームで遊んだり,思い思いに過ごします。
さあ,待ちに待った昼食です。メニューは貝の入ったシーフードカレー,サラダ,果物です。それぞれセルフで自分の好みの量を取ります。船酔いを気にしていた子供たちも,揺れがないことに一安心してモリモリ食べます!!
天気がよければ外で食べるカレーも格別だったんだけどね。
13時。船は順調に進み,喜入の石油備蓄基地が見えてきました。これから畳帆作業に入ります。
参加者も,もう立派なクルー。一段と大きな声で「ツー・シックス・ヒーブ」。みるみるうちに大きな帆が畳まれます。
4枚の帆も無事に畳み終わり,船は徐々に転蛇。エンジン航行に切り替え鹿児島港に向かいます。桜島も右舷に見えてきました。
これから参加者は,大きく2組に分かれロープワークと船の先端渡りを交代で行います。
船の先端にはマストを張るために必要な棒がついていて,角のようです。専門用語で「バウスプリット」といいます。
落下防止のためネットは張ってありますが,下は海。度胸試しのようでもあります。
高所恐怖症の子供,もう一度やってみたいという子供など様々でしたが,みんな安全ベルトを装着して無事に渡り終えました。帆船ならではの体験,みなさんどうでしたか?
一方ではロープワーク。帆船ではロープを使います。結び方,片付け方など,特殊なものもあります。今回は日常でも使えるロープの結び方を教えてもらいました。クルーのてきぱきとしたロープワークはまるで手品のよう。みんな覚えたかな?
午後2時30分。鴨池新町の県庁が見えてきました。航海もあと少しです。ここでお世話になった船の掃除をします。
掃除はデッキ磨き。椰子の実を半分に割った「天然たわし」で擦ります。みんなで「わっしょい,わっしょい」。擦った後を水で流すと,泥水になりました。結構きれいになります。
真ちゅう磨きもあります。また再会できるようにきれいにしましょう。
だんだん鹿児島港の「かごしま水族館」の屋根が見えてきました。天候も大きく崩れることもなく,セイル・トレーニングも終了。接岸までは,各グループをお世話くださったクルーやボランティアの方々と最後のミーティング。
接岸後は,船長さんから今回の航路の説明があり,お礼のあいさつのあと,下船しました。
参加者は,ほんの数時間でしたが,全く知らなかった人たちとグループになり,一緒の作業をし,友達になりました。これからも,仲間を大事にそれぞれの生活で今回の体験を生かしてくださいね。
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