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更新日:2015年3月30日

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自然環境

現況

本県は,九州の最南端に位置し,南北約600km,総面積9,188.78平方キロメートルの県土の中に,多くの島々や海抜1,900m前後の山岳地帯があり,その結果温帯から亜熱帯に至る広い気候帯を有しており,わが国で初めて世界自然遺産に登録された屋久島,霊峰と湖の霧島,今も噴煙をあげ活発な活動を繰り返す桜島,サンゴ礁並びに固有野生生物の宝庫として知られる奄美の島々など多様で個性豊かな自然環境に恵まれています。
将来とも県民が健康で文化的な生活を営むために,この多様で良好な自然環境を体系的に保全する施策を展開し,豊かな郷土の環境づくりを進めなければなりません。
このため,本県では,この良好な自然環境や自然景観を有する地区を自然環境保全地域や自然公園に指定し,保護・管理を行っています。
また,一定規模以上の開発行為についても,自然保護の観点から指導を行うほか,自然保護思想の普及・啓発を行っています。


自然環境保全地域・自然公園位置図

屋久島環境文化村構想

屋久島には,豊かな水や多様な動植物相に代表される優れた自然が残されているだけでなく,自然とともに生き,自然を損なうことなく人々が形づくってきた生活文化があります。
屋久島環境文化村構想とは,屋久島の人と自然のかかわり(=環境文化)を手がかりに,学習や研究によってその価値を見直すことを通して,屋久島の自然環境の保全を図るとともに人と自然が共生する新たな地域づくりを試みるものです。
県では,平成8年7月に屋久島環境文化村センターと屋久島環境文化研修センターを開設し,この構想の推進を図っています。

写真:屋久島環境文化村センター

屋久島環境文化村センター

世界自然遺産

世界自然遺産とは「世界遺産条約」に基づく「自然遺産」として鑑賞上・学術上又は保存上等の見地から顕著な普遍的価値を有するものとして,登録された自然の地域のことです。
世界遺産条約は,世界の文化遺産及び自然遺産を保護するため,保護を図るべき遺産を登録するとともに,締約国の拠出金からなる世界遺産基金により,各国(特に途上国)が行う保護対策を援助することを目的としており,日本には自然遺産4地域,文化遺産12地域の世界遺産が登録(平成24年7月末現在)されています。
本県には,我が国第1号の自然遺産登録地域として屋久島地域があります。

世界自然遺産候補地

平成15年,環境省と林野庁による「世界自然遺産候補地に関する検討会」において,「奄美・琉球諸島」は,大陸との関係において独自な地史を有し極めて多様で固有性の高い亜熱帯生態系やサンゴ礁生態系を有している点,また優れた陸上・海中景観や絶滅危惧種の生息地となっている点が評価され「知床」,「小笠原諸島」とともに世界遺産の登録基準を満たす可能性が高い地域として選定されました。
しかし,世界遺産に登録されるためには,自然の資質が一定の基準を満たしていることに加え,法律・制度に基づいた保護措置がとられている必要があるため,奄美地域や沖縄本島北部のやんばる地域では,環境省や林野庁が中心となり,新たな保護地域指定に向けた取組が進められています。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

環境林務部環境林務課

電話番号:099-286-2587

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