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更新日:2015年10月21日

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妊産婦さんと赤ちゃんに関するQ&A

目次

Q1.妊娠中の食事内容でおなかの赤ちゃんがアトピーになると言われたのですが,本当でしょうか?

人判断で,牛乳や卵を抜いたり,勝手に食事制限をすると,栄養のバランスを崩し,おなかの赤ちゃんの発育に影響を与えることもあります。強いアレルギー体質を持つお母さんが,本格的に対策を始めるときには専門の医師に相談し,指導を受けましょう。それ以外の方の場合,一般的には3大アレルゲンといわれている,牛乳・卵・大豆製品の摂取の仕方に注意が必要と言われています。

※大切なことは,毎日続けて摂らないこと,また,牛乳は一度煮沸してから,卵は加熱した料理を食べるようにするといいでしょう。また,赤ちゃんが生まれたら,できるだけ母乳栄養にし,お母さんはバランスのとれた食事に心がけましょう。アトピー性疾患の発症予防策としては,食事以外にも,スキンケアやダニ・ホコリへの対策,禁煙するなどの生活環境の整備も有効です。

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Q2.尿に糖が出ていると言われましたが?

くさんの糖分を摂取した後の尿に糖が出ることは時々ありますが,一般的に,妊娠初期に尿糖が出るのはおかしいと考えられます。2から3回陽性が続いたりした場合は,妊娠23週から28週の間に糖負荷試験を受けてください。太りすぎ(70kg以上)の方,父母が糖尿病の方,前のお産で4kg以上の巨大児を生んだ方は必ず行ってください。妊娠後半期には,正常の妊婦さんでも尿に糖が出現することは良くあることでほとんど心配いりません。妊娠後期になると子宮が急速に大きくなり,今までより多くの血液を必要とするようになる等のことから生理的な反応を示しているのです。しかし,妊娠糖尿病が潜んでいることもありますので,先に記述したように,妊娠初期に尿糖が陽性だったり,肥満している方等は妊娠23週から28週の間に糖負荷試験を受けてください。
娠糖尿病は,痛くもかゆくもないので,検査をしないと分かりません。放っておくと,血糖値が急上昇して巨大児ができて難産になったり,赤ちゃんに分娩障害のための後遺症が残ることもあります。

※でも,診断を受け,血糖コントロールを正しく行えば決してこわいものではなく,正常に発育した赤ちゃんを産むことができます。

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妊婦イメージ

Q3.腰痛がつらいのですが?

婦さんの7割近くの方が腰痛を経験しておられ,その約60%は妊娠20から31週に起こります。
な原因として

  1. 体重増加による腰椎への負担増加。
  2. 腹部が突出し重心が前方移動するので,バランスをとるめに腰椎前彎(そり)が増強し,背筋の緊張過多となること。
  3. 妊娠時に分泌されるホルモンの作用により脊柱や骨盤の靱帯がゆるむ。
ことなどがあげられます。いずれも妊娠に伴う生理的なものといえ,約9割の方は分娩後6ヶ月以内に腰痛が消失していますので,心配することはありません。

策としては,

  1. あまり体重を増やさない。
  2. 立位姿勢を長時間続けない。
  3. 腰痛を感じたら,早めに横向きや股関節と膝関節ともに90°に曲げた仰向けなど腰椎前彎(そり)を減じる姿勢で休むなどの日常生活の注意。
  4. 湿布などの外用薬での治療。

でほとんど十分と言えるでしょう。

※ただし,下肢の痛みやしびれを伴う場合には腰椎椎間板ヘルニアの合併も疑われます。専門医で受診してください。

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Q4.妊婦スポーツに参加したいのですが?

前は,「妊婦には安静が必要で運動などはとんでもない。」と言われていましたが,現代は生活様式の変化により妊婦全体の運動量が減少した結果,体重の増えすぎ等による害が多く見られるようになり,腰痛などを訴える人も多くなり,妊娠中の運動が見直されてきました。もともとスポーツが得意な人は妊娠してもそのスポーツを続けて良いとも言われてます。でも,もしも切迫流産などの兆候がある時には運動は控えねばなりません。

※水泳やエアロビクスなどいろいろの種類がありますが,医師と相談の上自分に適したものを選び,専門の指導員がいる施設を選んで行った方が良いでしょう。

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Q5.妊娠貧血と言われましたが?

娠中はとかく貧血に傾きやすいものです。この場合の貧血とは,全身を巡る血液が薄くなってしまうことで,タンパク質と鉄分で構成されているヘモグロビンが胎児にとられて貧血になりやすいのです。

※貧血が強いときには,お産時の出血への抵抗力が落ちますのでお産までには治しておきましょう。いったん貧血が起こってしまえば食事だけでの鉄分不足解消はむずかしいので,造血剤として鉄剤が処方されることになります。

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Q6.手足がしびれたり、むくんだりするのですが?

娠中期から末期は、血液の量や体内の水分が増えるので、むくみやすくなります。むくみによって神経が圧迫されると、手や足がしびれたり力が入らなくなることがあります。

※血液の循環を良くするために、足を高くする、手を握ったり開いたりする、軽い体操をするなどしましょう。食事は塩分を控え、疲れすぎないようにします。
※夕方のむくみが翌朝までひかない時は要注意です。また、手が握りにくかったり、むくんだところを指で押すとへこんで戻らなかったりする時は妊娠中毒症の疑いがあるので、定期健診を待たず早めに受診しましょう。

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Q7.引っ越しをしたいのですが,大丈夫でしょうか?

っ越しには格段に多くの体力や気力を要します。ですから,なるべく妊娠の安定した時期を選びたいものです。一般的に妊娠4-8ヶ月の間が良いと言えますが,事前に検診を受けて,異常がないかどうか確認してもらってください。切迫流早産や前置胎盤,頸管無力症など何か異常が見つかった場合には,安静が必要なことがあります。

※転居により分娩施設が変わる時には,新旧両方の施設に早めに申し出て,前医の紹介状も忘れずに書いてもらうようにしましょう。

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Q8.里帰り出産の帰省はいつ頃が良いでしょうか?

般的に,妊娠32週から35週の間が多いようです。あまり遅くなると,途中で陣痛がついたり,破水するなどといった事故も起こりやすくなります。できれば妊娠初期に一度,お産をするところを受診しておいた方がよいでしょう。施設によっては準備するものや必要な検査も異なることがありますので,あらかじめよく連絡をとって,検診を受けている医療機関に伝えることが大切です。必ず,今まで診てもらっていたところの診療情報提供書をお持ちになってください。無断で受診先を変わることは,医療内容が伝わらないのでとても危険です。
動車で帰省する場合は,必ず2時間に1回くらいの休憩を入れて車内で横になれるくらいのスペースを確保して行ってください。長時間の乗車の後,陣痛が来て,疲労のため難産になることもあるのです。妊婦さんが飛行機に搭乗される場合は、「出産予定日を含め28日から15日前までの方は、医師の診断書と本人の同意書」、「出産予定日を含め14日以内の方は、医師の診断書と本人の同意書、及び医師の同伴が必要」との規定もあるようです。詳しくは、航空会社にお問い合わせください。

※妊婦健診で何か異常が見つかった場合は,里帰りしない方がよいこともあります。あるいは,予定より早く帰るよう勧められることもあります。健診は欠かさず受けましょう。

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Q9.痔がひどくなってきましたが?

なたが「痔」と思っている肛門の病気(状態)が,本当に痔かどうか診てもらう必要があります。妊娠中は,大きくなった子宮の影響で肛門や外陰部に下方への圧力がかかります。そのため,肛門の内側の粘膜が一部外に出てくることがあります。これを脱肛と呼びます。脱肛は出産の時に最も悪化します(赤ちゃんを押し出すための力が肛門にも加わるため)が,通常は出産後自然に良くなります。
妊娠中は悪化させないよう,次のことに注意してください。

  1. 便秘にならないようにする。硬い便を出すためにいきみを強く加えることを避けるようにする。便秘で悩んでいる人はお薬を使用しても良い。
  2. 肛門部に下方への力が加わる動作・姿勢を避け,また,そのような姿勢を長くとらないようにする。
  3. 細菌による感染が加わると,本当の痔になってしまう危険があるので,肛門部や外陰部は常に清潔にしておく。
  4. 簡単に内に戻せる場合は,まめに内に押し込んでおく。
  5. 疼痛がある時は,痔のお薬と同じものを使用しても良い。

た,本当の痔の場合も,軽症の人は脱肛と同じ注意をし,お薬で症状を和らげておきましょう。やはり,出産がすめば軽快する人がほとんどです。しかし,まれに重症の人がいます。重症の場合は,専門的な治療が必要になりますので,恥ずかしがらずに専門医に診てもらい,最適の治療法を判断してもらうのがよいと思います。

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Q10.分娩の所要時間はどれくらい?

娩の進行は分娩の3要素によって左右されます。分娩の3要素とは産道,娩出力,娩出物のことで産道は骨盤,子宮口や膣などの軟産道に分けられます。娩出力とは,陣痛と腹圧(いきみ)からなります。娩出物とは,胎児と胎盤など付属物です。分娩は,第1期,第2期,第3期からなり,分娩所要時間の大半は分娩第1期です。その中でも陣痛開始からしばらくの潜伏期から加速期に時間がかかります。平均分娩所要時間は初産婦で12-16時間,経産婦で5から8時間であり,初産婦で30時間を超える場合,経産婦で15時間を超える場合を遷延分娩といい,時間がかかりすぎであると考えます。しかし,潜伏期が長く,分娩の進行が始まってからそれほど時間がかかっていない場合は一概に分娩遷延とはいえませんので,分娩経過によるといえます。

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Q11.破水はどうやってわかるのでしょうか?

水とは,赤ちゃんを羊水とともに包んでいる膜の卵膜が破れて,中の羊水が子宮頸管から膣を通って外へ流れ出すことを言います。普通は妊娠末期や分娩中にひとりでに起きます。ときには早産の時期に破水が起きることもありますし,最近では,分娩の初期や途中で分娩監視の必要性から人工的に破水を起こさせることもあります。
ずれにしろ,妊婦産は膣からお水が流れ出す感じ,破水感を覚え,実際に羊水が流出してくるのがわかります。したがって,ほとんどの場合,破水したという感覚で破水は分かります。
かし,ときには破れた卵膜の孔がとても小さかったり,前羊水の量がとても少ないと,流出する羊水量もとてもわずかで,ちょっと下着が濡れた感じぐらいのこともあります。また,妊娠末期には正常の方でも赤ちゃんが骨盤の方へ下がってくるので,胎児が母体の膀胱を圧迫し,母体は体を急に動かしたときなどに尿を少量ですがもらしてしまうこともあります。それで下着がちょっと濡れて,本人はこれが破水かどうか悩んでしまうことも良くある現象なのです。
のように自分で分からない時は,夜中でも恥ずかしがらずに病院で診てもらいましょう。破水と診断されれば入院するのが原則です。検査すればすぐに診断がつきます。

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Q12.オッパイが痛いのですが?

くなったら,何よりもまずオッパイを冷やしてください。冷却剤やビニール袋に入れた氷をタオルなどに包んで局所に当ててください。凍傷を作るほど直接冷やさないように。オッパイを冷やすと,母乳が止まってしまうと考え,中途半端な冷やし方をする人がいますが,2,3日冷やしたくらいでは,絶対に母乳は止まりません。オッパイが痛くなる原因としては,お産後3,4日してみられる乳房うっ積,それに続くうつ乳,または,乳口を塞ぐ乳栓や水疱によるうつ乳,さらには,うつ乳に続く乳腺炎等があります。原因によって対応の仕方が異なりますので,前述したようにまずオッパイを冷やしてから,産婦人科等を受診してください。多くの場合,冷やしただけで状態が改善している場合があります。

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Q13.お産の費用が足りないのですが?

産の後,加入している健康保険の組合に請求すれば約42万円(平成21年10月1日現在)の出産育児一時金を受け取ることができます。入院分娩費用については,この一時金でほぼ賄えるでしょう。もし,生活保護法による生活扶助を受けていたり,健康保険に入っていなかったり,経済的に困窮されているのであれば,公的な助産施設の利用も可能ですので,各市町福祉事務所や各地域振興局・支庁の地域保健福祉課等に御相談ください。

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Q14.赤ちゃんの顔や首にボツボツ発疹が出てしまいましたが?

れはあせも(汗疹)や赤ちゃんのにきびに相当する発疹です。この時期の赤ちゃんは汗の出口が狭く,皮膚の老廃物により詰まりやすく,また皮膚のばい菌が繁殖して汗の管を壊すためにあせもが起こります。さらにこの時期は皮膚に潤いを与えるために分泌される皮脂腺の機能が活発に活動しているので,皮膚に脂分がたくさん分泌されていますが,あせもと同様にこの分泌腺も容易に閉塞しやすく,にきびのようなブツブツが出やすいのです。

※どちらも皮膚を清潔に保つことが大切です。そのためには,吸水性のある衣服を着用させてください。また,お風呂に入ったら,顔や身体を石けんを使ってていねいに洗ってください。また,オムツを替えるたびに,顔や首,脇の下などをまず蒸しタオルや冷やしタオルで拭いて,その後にお股やお尻を拭いてあげるとよいでしょう。これだけで通常は1週間程度でよくなりますので,むやみに市販の薬などは塗らないようにしてください。

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Q15.頭や眉毛のところにかさかさの固まりがついていましたが?

のようなことを繰り返しても,ブツブツがどんどん拡がったり,水疱が大きくなり破れたり,膿を持ったり,皮膚が赤くなり,ジュクジュクするようなことがあれば薬を使う必要もありますので,専門医に診てもらってください。

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赤ちゃんイメージ

Q16.私が風邪薬を飲んだ時,母乳はやめたほうがいいですか?

乳をやめる必要はありません。そのまま授乳を続けて結構です。風邪薬は咳止めの薬や解熱剤,場合によっては抗生物質などが含まれていると思いますが,通常の量を数日間,服用するのであれば,全く心配はありません。お母さんが飲んだ薬が母乳へ出る量も少なく,赤ちゃんへの影響は考えなくていいと思います。授乳中に病気をした場合,内科の先生に授乳中であることを伝えたり,小児科医に相談して薬を処方してもらうことが必要です。薬によっては授乳を中止しなければならないものもありますが,ごく限られたものだけです。
くの薬は母乳を中止する必要はありませんし,いわゆる風邪薬は大丈夫です。風邪の場合は薬が不要なこともありますし,飲んだ薬は少量ながら母乳に出てきますので,母乳哺育中は本当に必要な薬だけを飲むように心がけるといいですね。また,薬を飲む場合は,授乳のすぐ後に服薬するといいでしょう。
乳育児は赤ちゃんにもお母さんにもとても大切なものです。オッパイをやりながら早く風邪を治してください。

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Q17.夜昼取り違えたように夜中によく泣いて寝ません。どうしたらよいですか?

ちゃんの夜の様子はいかがですか?

  • 授乳がすんで満足しているようですか?もっと飲みたそうではないですか?
  • 目をはっきりと開けて周囲に関心を示したり,声を出したり笑ったり相手をして欲しそうですか?
  • 抱いてあげるだけではなくて,部屋を明るくして遊んであげないと泣いてしまうようですか?
  • 逆に昼はどうでしょう?授乳した後,起きている時間が少なくすぐ眠ってしまいますか?
  • 目を開けて周囲に関心を示したり,声を出したり手足を動かしたりしている時間は少ないですか?
  • お母さんを求めて泣いたりむずがることは昼の間は少ないですか?

話の様子だといかにも昼夜逆のようですよね!でも,そんなに深刻に考えないでください。この時期にこうしたことはそう珍しいことではないんです。昼夜逆転したリズムができあがってしまったことはまだ考えないでください。これからですから。
ころで,授乳量のことですが,夜の授乳量の不足はないでしょうか?1ヶ月を過ぎる頃から次第に夜寝る前には多く飲むようになり,夜の授乳の間隔が延びてくることがあります。このときに授乳量と間隔を適宜変えてあげないと,授乳不足で泣き続けることがあります。ですから,夜泣くのが授乳量の不足でないことは確認しておいてください。
て,授乳量の問題ではないとして,赤ちゃんの昼夜のリズムですが,これがはっきりでき上がるのは4ヶ月頃です。ですから1ヶ月ではまだまだ,でも2ヶ月から3ヶ月のこれからがとても大切なのです。
こで,いくつかの工夫をしてみましょう!大事なのは環境づくり,昼は昼らしく夜は夜らしく。夜は暗くして,静かに,テレビなども音量を下げ,話し声も低くして,ドアの開け閉めの物音や振動も減らしましょう。部屋の温度も高すぎないように。調理のにおいなどにも気を付けましょう。昼間にはなるべく遊んであげましょう。きっとそんなことはもうしているでしょうが,話しかけたり,抱いて体を動かしたり,窓の外を眺めたり,外を散歩したり,からだと脳に適度な疲れがでるように。朝の時間と夜の時間を少しずつずらしていくのもひとつの手です。でも,お父さんが夜遅くに帰ってきて,寝ている赤ちゃんを起こして遊んだり,無理に飲ませたり,そんなことはしないこと。それと,夜だからと無理に寝かせようとせず,少しは抱きながら話しかけて相手をしてやることも,悪いことではありません。夜沐浴をして,それからしっかりと授乳して眠りにつくことが効果的なことがあります。
ずれにしても,ずーっと続くことはありません。これから2,3ヶ月の間にきっとリズムができますから,今までお話ししたいろいろな工夫をして,もう少しの間待ってあげてください。

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Q18.ミルクを与えても飲まないのに,指しゃぶりは一生懸命しますが,よいのでしょうか?

ちゃんは,お母さんのおなかの中で,妊娠5から6ヶ月頃から指しゃぶりをしながらお乳を吸う練習をしているといわれています。生きていくことに欠かせない,お乳を吸うという行動は生まれながらにもっている反射的な行動ですが,たまたま指が口にあたったということと,この反射が結びついて,指しゃぶりが始まったと考えられます。首のすわる頃から活発に動き始める時期までは最も指しゃぶりの盛んな時期です。これは,手の機能が発達し,いちばん敏感な口(唇・舌)でいろいろな物を認識しようとしている大切な発達段階なのです。
た,指しゃぶりは赤ちゃんにとって心地よく,不安をしずめるものなので,眠い時,退屈な時などにみられるようになります。体重増加もよく,ミルクを与えても飲まないようでしたら,この時期の指しゃぶりは心配ありません。指の次はおもちゃなど,なんでも口に入れて確かめようとします。発達のうえで重要な行動なので,無理にやめさせようとせず,なめても危険のない,清潔なおもちゃを与えてください。
た,指しゃぶりやおしゃぶりによってひとり遊びの多い赤ちゃんは,大人しいからといって放っておかず,しっかり遊んであげてください。この時期の指しゃぶりは歯並びにも関係ありません。1から2歳の頃でも,眠い時などにみられる指しゃぶりは問題ありません。昼間,長時間にわたってみられる場合はゆびしゃぶりそのものをやめさせることより,指しゃぶりに頼らざるを得ない生活環境や精神状態について,考えてみることが必要でしょう(大人中心の生活リズム,環境の変化,弟・妹の誕生,断乳など)。そして,子どもの生活リズムを整え,スキンシップをはかりながら,外遊びなどで十分エネルギーを発散させるなど,あせらず対応していくことです。

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Q19.抱き癖がついてしまったようで,1人で静かに寝ません。

親の胸に抱かれて乳を飲んでいる時が,赤ちゃんにとっては最高に幸せで,安心感を得られる時です。子宮内で絶えず聞いていた母親の脈の音・リズムを胸に抱かれて聞きながら,肌と肌のアタッチメントを楽しんだ赤ちゃんが,抱っこを欲するのも無理はありません。
音や抱きつくものがなくなった時に,びっくりしたように一瞬手足を突っ張って泣き出したりするのは,生後4ヶ月頃までみられる驚愕反射(モロー反射)という生理的な反射です。この反射が消えるまでは,抱いていると眠るのに,ベッドに寝かせてしまうと覚醒してしまうことがよくあります。時期が来て反射が消えてゆけば,ベッドでもひとりで眠れるようになるものです。
返りやおすわり遊びが始まれば,抱き癖は消えていくものです。静かに眠っていたり,1人で楽しく寝ころんで遊んでいる時に,ただ可愛いからと抱っこしてしまうことがあります。赤ちゃんの生活リズムに合わせた可愛がり方,赤ちゃんが抱いて欲しがっているタイミングを大事にしましょう。

※抱っこを望むのは,母親との接触を欲する赤ちゃんの生理なのです。一時的なものですから,抱き癖がついてしまったら,赤ちゃんに不安や恐怖を抱かせないようにしっかり抱っこしてあげましょう。

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出典

  • 「周産期相談300お母さんへの回答マニュアル」(編集:周産期医学編集委員会発行:(株)東京医学社1998年10月25日発行)
  • 「母子保健テキスト」(編集:財団法人母子衛生研究会2004年4月15日発行)

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