更新日:2011年2月17日
新燃岳噴火(降灰)に対する農作物等の被害防止対策について
1 園芸共通
(1)ハウスに灰が積もると,光線不足により同化能力が低下し,落花,結実不良,生育不良,商品性低下を生じるため除去に努める。
(2)降灰があった場合は,ミスト機等による送風,動噴等による高圧散水等により除去する。
(3)ハウスの自動開閉装置は,降灰量が多いと作動が悪くなるので,こまめに灰を除去する。
(4)露地作物の散水による灰の除去は,移動式レインガン,スプリンクラー等の散水器具を活用する。
(5)除灰作業に多量の水を使用する場合は,ほ場内外の排水に留意する。
2 野菜
(1)作物体に付着した火山灰は,ブロワー,ミスト機,散水機器等で速やかに除去する。散水の場合は,十分な水量を用いる。
(2)育苗期は,トンネルによる被覆保護を行う。また,生育中の作物も可能な場合は,トンネル被覆する。被覆資材は,防塵塩化ビニール又はポリオレフィン系フィルムとする。
(3)火山灰等による被害が大きく回復が困難な場合は,品目等を検討し,まき直しを行う。
3 花き
(1)キク等の母株については,速やかに除灰する。
4 果樹
(1)降灰量の多い場合は枝折れ等や,葉や果実のヤケ等も発生するので,早急に樹上の火山灰を払い落す。
(2)樹上に火山灰がある場合には,果皮が傷つきやすいので,除灰後に収穫を行い,取り扱いはていねいにし,収穫前には果実腐敗防止剤を散布する。
(3)ビワでは,防寒をかねて果房を木毛で被覆し,さらに紙片または古紙等で火山灰除けを行う。また,袋が破袋した場合は被覆し直す。
5 葉たばこ
(1)被覆資材に付着した火山灰は,散水により洗い落とし,光線のハウス内への透過を良好にし,健苗の育成を図る。特に,親床期は,共同育苗により管理の徹底をはかる。
6 茶
(1)摘採機の刈り刃や送風装置等の損傷を防ぐため,化粧ならし作業の前には降灰除去を行う。
(2)降灰量が多い場合には,樹冠面からの除去に努める。
7 畜産(飼料作物)
(1)茎葉の枯死した飼料作物は,早めに掃除刈をして追肥を行い,草の再生と回復に努める。
(2)火山灰の多量に付着した飼料作物の給与をひかえる。

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