更新日:2022年3月29日
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近年発生しているさつまいものつる枯れやいもの腐敗をもたらす「サツマイモ基腐病」について,国等と共同で実施している研究から防除対策等をとりまとめました(令和4年3月時点)。
【症状】
地際の茎が黒変し,茎葉は黄色や紫色に変色し次第にしおれます。茎葉が繁茂する時期には,茎が黒~黒褐色に変色し地上部が枯死します。枯死株の塊根は主に「なり首」から腐敗します。
【伝染方法】
一次伝染として,感染苗による苗伝染や発病残さによる土壌伝染が,二次伝染として本ぽで発病した茎葉の接触伝染,停滞水とともに病原となる胞子が拡散する胞子伝染があります。
【主な防除対策】
育苗:健全種イモの確保,種イモ消毒,発病イモの除去,苗消毒
本ぽのほ場準備:発病残さの処理,排水対策,土壌消毒
本ぽ:生育初期の発病株除去,薬剤防除
令和4年3月に,生産者向けの防除対策マニュアルを更新しました。サツマイモ基腐病防除対策マニュアル(第3版)令和4年3月作成※生産者向けマニュアル(PDF:911KB)
国の試験研究機関である農研機構が作成した技術者向けマニュアルも,令和4年3月に更新されています。サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策(農研機構)(外部サイトへリンク)
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