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更新日:2017年1月23日

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施設軟弱野菜連作下におけるチンゲンサイ栽培に適した窒素施肥法

生産環境部土壌環境研究室

研究の目的

ウレンソウ,コマツナ,チンゲンサイ等軟弱野菜は多品目を組み合わせた周年栽培が行われています。栽培年数の長い地域では土壌への窒素集積や塩基バランスの乱れ等による生育不良が発生するため,養分集積を起こさない施肥法が求められています。そこで,軟弱野菜連作下における施肥窒素量と土壌中無機態窒素の集積との関係を把握し,施肥窒素量や土壌中無機態窒素量がチンゲンサイの生育に及ぼす影響を明らかにしたので紹介します。

研究の成果

  • チンゲンサイの施肥窒素量は,8kg/10a程度が適当です。
  • 土壌中無機態窒素残存量が多い場合は,施肥窒素量との合計量が20mg/100g乾土を超えないこととして,施肥窒素量を求めます。
  • 施設軟弱野菜連作下において,チンゲンサイでは施肥窒素量が8kg/10a以下では土壌中無機態窒素の増加はみられませんが,16kg/10a以上では無機態窒素が集積します(図1)。
  • 施設軟弱野菜連作下におけるチンゲンサイの収量は,施肥窒素量8kg/10a程度の場合が高く,16kg/10a以上では収量が減少し,13作,15作の収量差も大きいことから,適量を超えた窒素施肥はチンゲンサイの生育を不安定にし,また,生育を抑制します(図2)。
  • チンゲンサイの窒素吸収量は,作付前の土壌中無機態窒素と施肥窒素の合計量が20mg/100g乾土程度までは増加し,それ以上では減少する傾向がみられます。
  • 30mg/100g乾土では窒素吸収量が大きく変動することから,安定したチンゲンサイ栽培のための上限窒素量は,20mg/100g乾土とみなされます(図3)。
  • 施設軟弱野菜連作下でのチンゲンサイ栽培に適した窒素施肥量は8kg/10a程度で,土壌残存無機態窒素量が多い場合は次式によって算出します。

(施肥窒素量xkg/10a)=(上限窒素量20kg/10a)-(土壌残存無機態窒素量ykg/10a)

注)土壌残存無機態窒素量(y)は10a,作土の深さ10cmの土壌から供給される無機態窒素量とし,上限窒素量および土壌残存窒素量は,仮比重が1.0の場合として示しました。

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電話番号:099-245-1156

土壌環境研究室

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