更新日:2020年7月21日
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今年の加世田砂丘らっきょうの出荷が6月13日で終了しました。出荷量は450t(計画比100%,前年比94%)。暖冬による早進化と有利販売に向け前進出荷前進の結果,収穫開始やピークは例年より1~2週間早まりましたが,終了時期は例年どおりでした。今年の販売単価は,出荷終盤に持ち直しましたが,前年より若干下回る420~430円/kgになる見込みです。
6月5日に枕崎市の大塚公民館で枕崎市大塚花き生産者協会の総会(会員24戸)が開催されました。会員は20代から70代までと幅広く30才から40才代の生産者が多いです。この会の特徴は,総会の運営を生産農家自らが行う形をとり,総会スタート時に100%の会員が集合しているところです。関係機関・団体はオブザーバー的な役割を果たし情報提供等を行う形をとっています。今後も普及としては関係機関・団体と連携し当生産者協会の自治的な活動を支援していきます。
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写真_1大塚キク総会の様子 |
(農)土里夢たかた農業実証コンソーシアムが,昨年度から取り組んでいます。「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」の移植作業が6月16日から始まりました。密苗を使用し,必要苗箱数を半分以下に低減し,自動操舵装置付きの田植機で作業者の負担軽減に取り組んでいます。また,ドローンを利用し適期防除やリモートセンシングを活用します。スマート農業技術を活用して慣行栽培に比べ10%の省力化及び5%の増収を目指します。
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写真_2自動操舵装置付きの田植機による田植えの様子 |
頴娃・加世田のピーマン出荷が5月末で終了しました。面積は4.14ha(頴娃1.25hs,加世田2.89ha),出荷量は467t(前年対比99%,頴娃138t,加世田328t),販売額は2億2703万円(前年対比106%,頴娃6174万円,加世田1億6529万円)でした。単収は前年並の11.3tでしたが,単価が前年対比107%の487円まで伸びて販売額を押し上げました。今後,合同研修会や個別指導により,次作の単収向上に取り組む予定です。
南九州市川辺町の肉用牛農家の部会は,肥育部門と繁殖部門に分かれており,両部会に加入する一貫経営農家の負担や高齢化等の課題を抱えていました。そこで,代表者で協議を重ね新部会が設立されることになり,6月3日の設立総会で「川辺肉用牛部会」として活動開始しました。新会長は「活動は明確な目的のもと取り組み,部会員から元気を引き出し,コロナ収束時に力を発揮したい」とあいさつしました。今後活動の主体となる若手の取り組みを支援し,部会活動の活性化を図りたいです。
6月18日に南九州市川辺町で,クルクマ出荷目揃会が行われました。5月下旬からスタートしたクルクマの出荷は,6月に入り主力品種であるシャロームの出荷も始まるなど,本格化しています。出荷目揃会には,朝早くにも関わらず9名の生産者が集まり,出荷状況や出荷体制についての確認と意見交換を行いました。また,今年は新型コロナウイルスの影響により物流が不安定になっていることから,新出荷体制として従来の航空便と併せてトラック便での輸送に取り組みます。
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写真_3クルクマ出荷目揃会の様子1 | 写真_4クルクマ出荷目揃会の様子2 |
5月28~29日,春かぼちゃの出荷説明会が徳光かぼちゃ選果場他3カ所で開催され,出荷要領,収穫目安等を確認しました。今年は適度な降雨もあったことから順調に肥大しており,共販量1,390t(前年実績比100%)を計画しています。農政普及課では省力技術(不織布トンネル,ペーパーポット苗)の普及拡大,粉質系品種の施肥量検討に取り組んでおり,県内一位のかぼちゃ産地を支援していきます。
6月24日~26日,令和元年度に就農した12名のほ場を,指宿市・JAいぶすき・農政普及課と指導農業士・女性農業経営士・農業青年クラブ員が4班編制で巡回しました。現状や課題を聞き取り,助言・指導を行いました。また,新規就農者向けの研修会の説明や,各農業組織の活動紹介を行いました。5月下旬に予定していたニューファーマーの集いを,新コロナウイルス感染症拡大防止のために中止したため,初顔合わせの場となりました。今後とも,関係者で新規就農者の支援を行きます。
6月17日,JAいぶすき豆類の生産販売反省及び次年度対策会議が,豆類部会役員及び関係者27名が出席し開催されました。令和元年度の主要3品目(そらまめ,実えんどう,スナップえんどう)の実績は,面積228ha(前年比99%)共販量2,942t(同92%)共販額17.2億円(同90%)でした。今後,農政普及課では,そらまめのしみ症対策(点滴かん水の実証)やスナップえんどうのアザミウマ類防除対策としてIPM技術の推進等を図ることとしています。
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