更新日:2014年4月14日

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じまんばな誌2011(13)~岩堂観音・子産恵の宮神社~

2011年3月に発行した「じまんばな誌2011」は,姶良・伊佐地域であまり知られていないすばらしい景色や感動的な出来事,他人に自慢したい生活や歴史・文化など“自慢したいような事柄”を発掘して光を当て,地域づくりや観光の振興に役立てることを目的として作成しました。
素敵な50の地域自慢が掲載されており,原則,毎週金曜日に順次紹介してまいります。今回は,33話目で紹介されています,“岩堂観音・子産恵の宮神社”を紹介します。

第33話堂観音・子産恵の宮(このみや)神社(霧島市)

『岩堂観音』
岩堂観音は横川町下ノ梅ノ木迫の山中崖下にあり,牧園町と隼人町の町境に近い天降川流域に鎮座する南北朝時代の磨崖仏である。昭和59年に県の指定文化財に登録されている。
深い渓谷にある傾斜角約80度の凝灰岩の岩肌を見ると横長の矩形の中に来迎弥陀三尊を掘り出している。『岩堂観音』とよばれてしたしまれているが,実は阿弥陀三尊様。中尊阿弥陀如来,左脇侍観音菩薩,右脇侍勢至菩薩の三尊で亡くなった方をお迎えにこられる来迎のお姿をされている。
この地には寺院があったのか,それとも密教の修検道の場だったのであろうか・・・。刻印には『施主信沙未弥観阿弥陀仏円』とあるが,供養のための寄進だったのだろうか。地元の赤水地区では,その昔,戦から逃げてここで隠れていた者が掘ったと伝えられている。また磨崖仏は長い年月忘れ去られていたが,崖下に落ちた牛を探しに行ったところ偶然見つけたという伝えもある。
 
『子産恵の宮(このみや)神社』
岩堂観音から200メートルほど下ったところの洞窟の中に子恵の神・お産の神・お乳の神の三神が祀られている。ここに次のような伝説がある。
その昔,村に子どもができず悩む夫婦がいた。夫婦が再三,岩堂観音に祈願したところ,ある晩枕元に神が現れ,子産恵の宮のことを告げた。早速夫婦がでかけて祈ると,甘かずらでつくった甘酒を竹筒にくみ与えてもらった。夫婦がこれを持ち帰り,朝な夕なに祈り飲むと,玉のような赤ちゃんに恵まれた。
今度は乳が出なかったので再び祈願しに行くと乳が出るようになり,子どもは十分に元気に育った。
その後,夫婦が洞窟を訪ねると宮様の姿はなく,甘酒も水に変わっていた。そこに「子に恵まれないものはこの水を飲むとよい」と書き記されていたという。
夫婦は宮様をしのび,二柱の子産恵の神の宮と,一柱の乳の神の宮を建て祀った。
「チッタンチッタン」と甘酒をしぼるような音が聞こえてくるこの神社には,子に恵まれない人,乳のでない人の参拝が今もなお絶えない。<宗像健司さん(霧島市)の自慢話>
 
おまけ情報◎
こんな山奥にあるとは...と驚きを覚える岩堂観音。
そして,子産恵の宮神社へ行く途中にある大きな岩。
また,子産恵の宮神社の洞窟奥で耳を澄ますと...聞こえてくる「チッタンチッタン」という音。
...とっても神聖な空間です。
 
<駐車場から徒歩で約10分>

鳥居も立派です

<立派な岩堂観音>

岩堂観音

<洞窟の中に...>

子産恵の宮神社

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