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更新日:2019年5月20日

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平成31年3月の現地農業情報(肝属地域)

営農組合の法人化を目指して地域の声を聞く

鹿屋市輝北町の梅ヶ渡水田農業営農組合は昨年から実行委員9名で法人化を目指した話し合いを進めています。地域の声を聞いて今後の活動に活かそうと,耕作者80名を対象にアンケートを実施し,67名から回答がありました。耕作者の25%が80代であり,後継者がいない現状が改めて認識されました。組合の法人化についても「わからない」という意見が多かったため,組合長が,4月に開催される総会で説明を行う予定で,農政普及課でも継続して支援をしていきます。

家族経営協定を経営改善に活かす!4戸が締結

3月7日に東串良町役場で家族経営協定調印式が実施され,新規3戸と見直し1戸が調印しました。4戸の農家は夫婦間協定で,パートナーシップを発揮した経営改善への取組が期待されています。農政普及課からは政策支援を活用している事例が増えていることを紹介しながら,今後は認定農業者の共同申請を行うなど次のステップへ進んでほしいとエールを送りました。肝属管内では家族経営協定締結農家が436戸となり,今後も新規締結と併せて見直しも支援していきます。

家族経営協定調印式

ピーマン青年技術研究会,プロジェクト実証成績発表会を開催

3月7日,大隅地域振興局で,標記発表会を開催しました。研究会員,関係町担当者,普及情報課から21名が参加し,発表会では,10名の青年が,IPM,肥培管理等,今年度取り組んだ7課題についてそれぞれ発表しました。本取組は今年度からの新たな取組であり,今後も継続していきます。

ピーマン青年技術研究会

東串良町園芸振興会きゅうり部出荷市場との産地会議開催

3月12日,JA鹿児島きもつき東串良支所において,県外市場関係者,地元関係機関・団体が一堂に会し,産地会議が開催されました。会議では,現地視察の後,室内検討が行われました。農政普及課からは,気象データ等を基に,本年産の生育状況や安定生産に向けた生産現場での対応状況等について説明し,産地の取組を理解してもらいました。県外市場関係者を招聘しての産地会議は初めてであり,今後の有利販売につなげていきたいとの意見を頂くことができ,有意義な会議となりました。

ピーマン内之浦支部現地検討会を開催

3月19日,内之浦地区のピーマン生産者ほ場において,生産者4戸及び関係機関が参加し,現地検討会が開催されました。農政普及課からは,ピーマン栽培管理や,管内の病害虫発生状況とその対策について説明しました。その後,全部会員のほ場を巡回し,栽培管理等について活発な相互検討が行われました。5月の作終了まで,毎月の現地検討会を通して,単収向上及び経営安定に向けた支援を行っていきます。

肝属地区花き振興会生産流通研修会

3月6日,JA鹿児島きもつき本所で,生産者や関係者出席のもと,表記研修会が開催されました。市場関係者から,近年の花き流通の状況と,5月の大型連休における花き消費の動向について講演がありました。通常のセリに加え,ネット販売が増えつつあり,情報の重要性が増していることや,大型連休前に花き需要は前倒しになると予想され,産地側は柔軟な対応が求められることなどがアドバイスされました。生産者からは需要の高い花きの特徴や出荷規格について活発な意見交換が行われました。

鹿屋市串良【中辻花卉園】中辻正人さんが「おおすみ地域力」表彰を受賞

3月14日,大隅地域振興局にて,鹿屋市串良の中辻正人氏が,30年度「おおすみ地域力表彰」を受賞されました。花きの大規模経営モデル農家として先進的な取組や技術確立を図り,花きの産業振興と,地域の指導農業士,普及協力委員として青年農業者の育成に尽力され,大隅地域の活性化につながっていることで,今回の受賞となりました。
(注)中辻正人さんの「辻」という漢字について、本来は部首【しんにょう】の点の数は一つですが、外字であり表示することができないため、常用漢字である「辻」を使用させていただきます。

ハウスビワ出荷スタート!

鹿屋市のハウスビワの出荷が3月1日から始まりました。冬期の気温が例年より高かったため,昨年より2週間早い収穫開始となりました。生産者6戸で約60aが栽培されており,約3.5tの出荷,660万円の販売を計画しています。農政普及課では,生産者の高齢化に対応した低樹高栽培やIPM技術を駆使した栽培技術の確立に取り組んでおり,今後とも関係機関と連携し,産地維持に向けて支援していきます。

肉用牛振興協議会,肝属支部生産者研修会を開催

3月11日,肝属中央家畜市場において,肉用牛振興協議会肝属支部主催による生産者研修会が開催されました。研修会には若手生産農家を中心に約50名が参加し,和牛生産における生菌剤の活用や育成及び繁殖用飼料の給与方法について学びました。子牛相場も好調が続いており,子牛商品性のさらなる充実を目指す生産者から質疑応答も活発に行われ,有意義な研修会となりました。

子牛セリ市で生産者研修会で鳥獣害対策を研修

3月18~20日の3日間,肝属中央家畜市場でセリ前学習会を開催し,管内の生産牛農家140名が出席しました。今回は「知らなきゃ損する鳥獣害対策」と題して研修を行いました。近年,畜産農家でも飼料作物等に被害が出ており,効果的な電気柵や防護柵の設置方法,集落ぐるみでの対策の重要性などについて紹介し,生産者は熱心に聞き入っていました。

畑かん活用によるさつまいもの後作利用推進が課題!

30年度も肝属中部地区内における作付一斉調査を春夏作と秋冬作の2回実施しました。野菜はごぼうやピーマン等,一部品目で栽培面積が増加しているものの,24年度の畑かん営農ビジョン策定時に比べて約30ha減少しています。また,春夏作ではさつまいもと飼料作物が全体の約7割を占め,秋冬作では作付け無しが5割以上であり,さつまいもの後作利用推進が課題となっています。今後も,畑かんを活用した高収益露地品目との輪作体系確立に向けて取り組んでいきます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994-52-2145

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