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更新日:2017年5月29日

平成29年度県指定文化財の新指定について

平成29年4月21日付けで,次の5件が鹿児島県指定の文化財となりました。

台明寺日枝神社本殿(だいみょうじひえじんじゃほんでん)

種類:有形文化財(建造物)

所在地:霧島市国分台明寺1103番地

所有者:台明寺日枝神社

特徴等

本殿は,七間社流造という特殊な平面形式を持った神社建築である。流造は,側面から見た屋根形状が対称形ではなく,正面側の屋根を長く伸ばす造りである。流造の神社は最も多いが,ほとんどが桁行(正面)の柱間が1間(柱が2本)である一間社流造,3間(柱が4本)である三間社流造である。柱が8本ある七間社流造は,鹿児島県では唯一,全国的にも希少な事例である。正徳5年(1715)に新たに建てられたものを,明治20年(1887)に再建したものである。

台明寺

掛橋坂(かけはしざか)

種類:記念物(史跡)

所在地:姶良市蒲生町北字込原

所有者:姶良市

特徴等

江戸時代の藺牟田・祁答院と蒲生とを結ぶ地方街道として使用されていた。石を削った石段や切石を敷き詰めた石畳が残されており,転落防止のために道沿いに石を積むという白銀坂や龍門司坂では確認されない工法もある。江戸期における摩藩内の交通路を示す史跡として,また通路としての精緻な石畳工法を示す史跡として重要である。
掛橋坂

金山水車(轟製錬所)跡(かねやますいしゃ(とどろきせいれんじょ)あと)

種類:記念物(史跡)

所在地:南九州市知覧町郡字轟15898番5,15899番3の一部,15900番,15901番4,15902番2の一部,15902番3,15902番4

所有者:鹿児島県

特徴等

明治末から昭和初期にかけて稼働した鉱山関係の製錬所跡で,鉱石から金・銀を製錬していた。赤石鉱山から金山水車(轟製錬所)跡まで約8km離れているが,水車動力に適した自然地形に着目し,この地に建てられた。岩盤を手彫りで数メートルの深さまで掘削した水車坑や排水溝は当時の技術の高さを示す。自然地形や伝統技術を巧みに利用した施設群であり,貴重な産業遺産である。

金山水車跡

戸森の線刻画(ともりのせんこくが)

種類:記念物(史跡)

所在地:大島郡天城町大字瀬滝1672番地の1,1673番地の1

所有者:天城町

特徴等

線刻画は,花崗岩の岩盤に確認されている。内容は主に船や弓矢等実見したものを書き残したものである。描かれた時期は発掘調査の成果から近代以前であることが確認された。この線刻画は,文献資料の少ない徳之島において過去の海事史や船の構造,弓矢の形状などを伝え残す史跡として重要である。

戸森の線刻画

枕崎市火之神岬町大迫の海蝕双橋(まくらざきしひのかみみさきちょうおおさこのかいしょくそうきょう)

種類:記念物(天然記念物)

所在地:枕崎市火之神岬町59番

所有者:塩屋公民館

特徴等

この海蝕双橋は,今から数百万年前の南薩層群の凝灰岩が,主に波浪による浸食作用によって形作られた。高さ約10メール,幅約12メール,北及び南の洞門とも高さ約6メールであり,その形状は,凝灰岩の割れ目に,嵐や台風などによる幾度もの激しい波浪の打撃によって穴が拡大し橋状になったものである。
このような海蝕による天然の双橋は,日本唯一の貴重な自然造形物であり,地質鉱物の学術上貴重である。

海蝕双橋

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教育庁文化財課

電話番号:099-286-5355

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