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更新日:2017年3月7日

1月のちょっといい話~じいちゃんの竹ぼうき~

年前のことになりますが,毎朝,子どもを保育園に送ると,早朝出勤の先生方が庭を掃きながら,にこやかなあいさつで子どもたちを迎えてくれました。園庭には,竹ぼうきで丁寧に掃いた跡が,まるで定規で引いたかのように,隅々までまっすぐに伸び,さらにすがすがしい気持ちにさせてくれました。

る年の正月,実家に帰ったときのことです。父が,知り合いの方から頼まれ仕事の合間を見て,農作業用の竹ぼうきを作っていました。丹念に作られた竹ぼうきは,竹の枝の一本一本が節まで揃えられ,穂先が平たく富士山のように末広になっており,とても丈夫で掃きやすいと,好評をいただいているとのことでした。

こで,保育園へのお土産に竹ぼうきをもらって帰ることにしました。

ぼうきを使った保育園の先生方からも,とても掃きやすいと御礼の言葉をいただきました。毎日のように使い続けた竹ぼうきの穂先はすり減り,年末には,半分以下になっていました。それでも掃きやすいと,大事に使ってもらっていることが,父への土産話になりました。

の年の正月も,子どもと一緒に竹ぼうきをもらって帰りました。それからは,年の初めに竹ぼうきを保育園へ届けることが恒例になり,父も正月のたびに,孫が竹ぼうきをもらいに帰って来ることを楽しみにして,準備してくれるようになりました。

どもは,もう卒園しましたが,今年も保育園に竹ぼうきを届けました。案の定,先がすり減って短くなった昨年の竹ぼうきが,園舎の隅に掛けてありました。

長先生が,「…今年も子どもたちが,安心して外で遊べるように,本当に助かっています。」と話された時,私は,はっとしました。

朝,竹ぼうきで描かれた地面の一筋一筋の線に,子どもたちの安全と成長を見守る先生方の思いが込められていたこと,そして,竹の枝一本一本を丁寧に束ね,丹精込めて竹ぼうきを作る父の姿を思い,改めて感謝することでした。

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