総合体育センター：令和4年度鹿児島県地域社会なぎなた指導者研修会を実施しました

中・高等学校及び地域におけるなぎなた指導者の技能の向上を図るとともに，指導力を高め，本県なぎなた競技の普及振興と競技力の向上に役立てることを目的に，南九州市で実施しました。

指導者研修会の概要

主催

公益財団法人日本武道館，全国都道府県立武道館協議会，公益財団法人全日本なぎなた連盟，鹿児島県公立武道館協議会

後援

日本武道協議会，鹿児島県教育委員会，南九州市教育委員会

主管

鹿児島県総合体育センター，鹿児島県なぎなた連盟

期日

令和4年12月17日（土曜日）・12月18日（日曜日）の2日間

場所

南九州市知覧体育館

指導者

中央講師：今浦千信教士，吉井和代教士（公益財団法人全日本なぎなた連盟）

地元講師：上野千代子錬士，上牧真美四段（鹿児島県なぎなた連盟）

参加人数

16人

日程及び内容

 

12月17日（土曜日）	12月18日（日曜日）
9時00分～9時30分受付 9時30分～10時00分開会式 10時00分～12時00分実技研修（基本動作等） 12時00分～13時00分昼食 13時00分～16時00分実技研修（基本技能等）	9時00分～9時30分受付 9時30分～10時20分講話今浦千信先生 「教育としてのなぎなた」 10時20分～12時00分実技研修（基本技能等） 12時00分～12時45分昼食 12時45分～15時30分実技研修（応用技能等） 15時30分～15時40分質疑応答 15時40分～16時00分閉会式

研修会の様子

1日目12月17日（土曜日）

歓迎のあいさつ 南九州市教育委員会 保健体育課長轟木慎一	講師あいさつ 今浦千信先生	集合写真
実技（基本動作）	実技（基本技能）	実技（基本技能）

2日目12月18日（日曜日）

講話今浦千信先生 「教育としてのなぎなた」	実技（基本技能）	実技（基本技能）
実技（応用技能）	実技（応用技能）	修了証授与

 

参加者の感想

• 武道授業を特別なことと考えず，運動として体と頭を柔軟にグループ毎の足さばきや号令などゲーム感覚で楽しませ，興味や達成感をもたせる指導内容を教えていただくことができて，今武道授業で自分が行っていることと比較すると多くの気付きがありました。
• 専門用語を使わずに「合わせて」「入れかえて」等の言葉を使い，生徒に難しい印象を与えないように工夫することが大切だと思いました。他者に教えるときに，手の位置や体の向き等に目が行きがちですが，技の一連の流れをお互いに息を合わせて丁寧に行うことを大事にしていきたいです。
• 普段は，競技者として自分自身の競技力を向上させることを目標になぎなたをしているので，指導者としての目線からなぎなたをすることができ，とても新鮮な気持ちでした。
• なぎなた以外の種目と同様に，「なぎなた」を通じて礼法，間合いを考え，「なぎなた」の楽しさに触れてもらい，生涯スポーツにつなげることが大事だと思いました。子どもたちの生涯スポーツの選択肢の一つとして，なぎなたが加わるよう「今できることから始めていきたい」と思います。
• なぎなたをできるようになってもらうより，なぎなたを楽しいと思えるようにという心掛けは，私たちが柔道や剣道の授業を初めて行う時に楽しいと思えるような授業を展開しているのと同じであることに気付きました。
• なぎなたの競技者として一人でも多くの人に「魅力」を伝えられるように，一つ一つのことを丁寧に伝えられるようになりたいと思いました。
• 自分自身が初心に戻り一から学ぶことで，将来指導者になる立場として言葉選びや伝え方の工夫を教えていただくことができ，また習得することができ，楽しくなぎなたを学ぶことができました。