ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 過去の知事記者会見 > 平成25年度 > 平成25年7月26日定例知事記者会見

更新日:2013年7月26日

ここから本文です。

平成25年7月26日定例知事記者会見

日時:平成25年7月26日(金曜日)午前10時00分~午前10時35分

場所:記者会見室(県庁5階)

発表事項

  1. マニフェストに基づく取組実績の報告について

質問事項

  1. マニフェストに基づく取組実績の報告について
  2. 原子力発電所の再稼働について(1)
  3. 復興関連予算の返還について
  4. 上海派遣短期特別研修について
  5. 世界自然遺産について(1)
  6. TPP交渉参加について
  7. 参議院議員選挙の結果について
  8. 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について
  9. 豪雨災害等への防災対策の現状について
  10. 原子力発電所の再稼働について(2)
  11. 世界自然遺産について(2)

伊藤知事発表内容

【幹事社】
本日は知事から発表事項があるということですので,よろしくお願い致します。

 マニフェストに基づく取組実績の報告について

【伊藤知事】
私から発表事項がありますので,まずマニフェストの進捗状況について報告させていただきます。お手元に資料があるかと思いますが,私は最初の紙でお話しさせていただきますが,135項目ございました。そして全体としては,概ね順調に進めることができていると考えております。
二段目の最後の方に,いろいろ書きました上で,鹿児島はこの新しい時代を迎えております。そういう中にありまして,三段目の中頃にありますように,「多くの発展可能性を最大限に活かしながら,県政のさらなる発展,県民生活の安定を図ることが重要である。」という形でまとめております。細かい項目は相当多くの項目にわたりますので,ぜひ皆さん方見ていただきまして,もし個別の質問等があれば関係課の方にご照会いただければありがたいと思います。私からは以上です。

マニフェストに基づく取組実績の報告について(PDF:76KB)

資料1(PDF:1,089KB)

資料2(PDF:228KB)

資料3(PDF:1,482KB)

マニフェストの進捗の主なポイントについて(PDF:136KB)

質問内容

【幹事社】
それでは,発表事項に関して質問のある社はお願いします。

 マニフェストに基づく取組実績の報告について

【記者】
1年が終わったところにおけるこの進捗状況を,知事自身は満足のいく進捗状況だと捉えておられるのか,もう少しネジの巻き方が足りないと思っていらっしゃるのか,そのへんの知事ご自身の進捗度に対する評価を聞かせてください。

【伊藤知事】
先ほど申し上げましたように,「全体として概ね順調に進めることができている」と考えております。言い過ぎますとまた叱られますので。(笑)
以上です。

【幹事社】
ほかに質問のある社はありませんでしょうか。
それでは県政一般で質問のある社はお願いします。

 原子力発電所の再稼働について(1)

【記者】
九電の川内原子力発電所の安全審査が行われていますが,原子力規制委員会が活断層の評価で再評価を命じまして,普通であれば,再稼働は半年くらいといわれていたのが延びる可能性が出てきたわけですが,知事はどのように捉えておられますか。

【伊藤知事】
その話は以前に承知いたしております。マスコミで報道もなされておりますので承知いたしておりました。今,原子力規制委員会にお預けしている状況でもありますので,そちらの方にお任せする以外にないと思います。双方に主張がある,主張が対立しているというのではなくて,評価がどういうことになっているかというのを規制委員会としては確認したいということのようでもありますので,今後の討議の状況,審査の状況を待ちたいと思います。

 復興関連予算の返還について

【記者】
復興予算の返還の関係でお伺いしたいのですが,国が地方自治体に計1,000億円程度の復興予算の返還を求めていますが,それについての知事のお考えを伺いたいのと,鹿児島県の場合どの程度対象額があるのか,把握されていらっしゃるようでしたら教えてください。

【伊藤知事】
復興予算の流用といいますか返還の問題,国の方で一定の方針が出されまして,今,各都道府県,地方公共団体に要請がなされているところであります。今,計数を取りまとめ中でもありますが,まだ最終的に,国としてもどういう形にするのか決まっていないのではないかと思います。鹿児島県は林業関係の事業費の残が相当ありまして,そちらの方が金額的には多くなるかと思いますが,ただ今後の事業計画をどこまで見込むかという話もありまして,そこらあたりはまだ流動的ではないのかなと思います。
国においては1,000億円以上の数字を挙げておられるようでありますが,今後これももう少し具体的には,数字が詰まっていくのではないのかなと思いますね。

【記者】
返還には応じるお考えでしょうか。

【伊藤知事】
いろんなものがありましょうから精査しなければいけないと思いますが,全く返還しないというつもりはありません。合理的なものであれば,それは国の方の要請でもありますので返還せざるを得ないと思います。

 上海派遣短期特別研修について

【記者】
上海の研修が始まって,今第二弾も行っていると思いますが,知事として第一弾を終えた感想,東方航空に行かれたことも含めて感想をお伺いしたいのですが。

【伊藤知事】
第一弾と同じ時期に私も上海にまいりました。上海,あらためて2,300万人という世界でも最大の都市になっていて,2年ぶりに行きましたが2年前とは相当様子が違っていました。交通渋滞等々も起こっていて,急速に都市が膨張しつつあるなという感じです。そういう中においての研修でもありますので,皆さん方いろんなのをご覧になったかと思います。
2つのコースがあったかと思いますが,それぞれ皆さん方がご覧になったものをしっかりと頭の中に入れて,これからいろんな県政の展開がありましょうから,その中において役立てていただければよろしいのではないのかなと思います。

【記者】
その上海研修において,搭乗率を上げるということに関しての効果については,知事はどのように考えていらっしゃいますか。

【伊藤知事】
搭乗率は,2千人単位で全体を送れるとしたら,当然に上がるのですよね。

【記者】
今後,9月以降も継続するかどうかは,今のところどうでしょうか。

【伊藤知事】
民間の方々も一生懸命協力していただいていて,相当の数字が出つつありますので,その状況を見た上でどう判断するか。搭乗率とおっしゃいましたが,それ以外に,県にいろんな方がいらっしゃいますが,ぜひ若いうちに海外を見てほしいという,そういう方々もいらっしゃいますので,そういう方々に対してどういう策を講じられるかというのが今後の課題かと思いますね。

【記者】
もう一つ,中国東方航空から,先日副社長クラスの方と面会された時に,「空港料の減免等をお願いします」というようなお願いをされたと思いますが,それについて県として,「どういうふうに施策を講じる」など具体的なお考えはありますか。

【伊藤知事】
いえ,具体的にそんなに細かい話ではなくて,具体的な条件でもなくて,一般的にこちらがお願いしますというわけですから,あちらとしては,あちらから来られる方々の便益も十分図ってくださいねという趣旨の,その程度の趣旨の話でしたね。

【記者】
関連して,民間の方のうちの一般公募の人数が少ないのではないかという指摘が出ていますが,それについて教えてください。

【伊藤知事】
民間の方,公募してどのプログラムでどう出すかというのがなかなか難しいというのもありますので,民間といいましてもいろんな方がいらっしゃいますから,一応いろんな視察先をいくつか揃えて,その上で今回募集をお願いしたということです。20人は完全に一般枠になっていますが,またその執行状況を見た上で今後どうするかという判断をしなければいけないかと思いますが,民間の方々を短期間でお願いするとすると,今回のようなやり方しかないのだろうと思いますね。

【記者】
そうすると,今後追加募集みたいなことも,100人の枠の中であり得るということになるのでしょうか。

【伊藤知事】
それは,だから今後,現在の民間の方々の動きがいろいろありますので,まさに民間の方々,自発的にいろいろ行かれ始めていますので,その状況を見た上で今後判断ということになりますね。

 世界自然遺産について(1)

【記者】
話は変わりますが,昨日の世界自然遺産のイベントの中で,知事はいろいろ興味深いことをおっしゃったと思いますが,その中で世界自然遺産を持つ自治体の,いわゆる4県連合を作って情報発信をしていくという趣旨のことをおっしゃっていましたが,それについて具体的に何かをする,これからこうするなど,近く決まっていることが何かあるのでしょうか。

【伊藤知事】
昨日の大きな話題の中に,「森を守ろう」「森が現在どういうことになっているか」という話がありました。要するに地球環境問題についての認識が,少々弱まりつつあるのかなという危惧感です。参議院選挙でもほとんど話題になりませんでした。ただ一方では温暖化が進み,この地球の容量が本当に,もう現在でもオーバーしているのではないかと思いますが,「このままの生活を続けるのであれば,もう一つ地球が必要です。」とか,そういう話もありました。あらためてこの問題は,常に啓発しなければいけないので,啓発するグループ,いろんなグループがあろうかと思いますが,世界自然遺産を持った日本の4県,北海道,青森,東京,鹿児島が,何らかのメッセージを出すことも,有益な一つの手段なのかなとも思いますし,そんなに皆さん方も反対されるような案件でもないので,もう一回地球環境をしっかり考えよう,森を守り自然を守ろうという類の話というのは,まとまりやすい話かとも思いますので,これに皆さん方がどういう反応をされるかを含めて問いかけはしてみたいと思いますね。

【記者】
これからそれぞれの自治体に「どうでしょうか」みたいなことをお話し・・・。

【伊藤知事】
青森と鹿児島はあれで終わりです。完全了解です。北海道,東京も同じような考えだと思いますから。

【記者】
何かの機会で・・・。

【伊藤知事】
固まりとしていろんなメッセージを出す,メッセージを伝えるグループとして,世界自然遺産を持った都道県のまとまりというのも,一つの存在価値があるかもしれませんね。その時には,当然最初にいった青森と鹿児島が一体となってやるのですけどね。青森の三村知事とも話をしてみます。

【記者】
イベントに関連してですが,知事が屋久島の入山規制の話のところで,「入山料を徴収するのも,屋久島の自然を守るためのお金の使い方であれば許されてもいい」というような発言をされたと思いますが,知事ご自身は,どういう形でお金を取って人を規制するなり,その中の話では「CO2フリーの島ということで環境を守る」というお話をされていましたが,どのように保護していくべきだとお考えでしょうか。

【伊藤知事】
いろいろ,屋久島はいろんな問題を抱えているかと思います。鹿,猿のそういう被害もありますが,まず現在の環境,自然環境をどう守るかというのが一つの大きなテーマかと思うのですね。ですからそうすると,今度は縄文杉に登る,その登る過程においていろんな問題が発生している。なんといっても年間9万人近い方が縄文杉を目指されるという,たいへんなラッシュ状態ですから,その点でいろんな問題が起こります。例えばし尿の問題等々もそうですよね。それを十分に対応しきれていないというのが現状ではないかと思いますね。入る時の駐車場の整備を含めて,相当事業費を打ち込んできているのですが,まだまだ大きなロットが必要なのかなと思いますので,そうだとすると入山料なり入島税なり,いろんな方策があるのです。一番最初,就任した時からこの話はしているのですが,入山料,入島税になると今度は公的な形で関与しなければいけないので,しかも漏らすのが許されないのですよね。ですから現在みたいに協力金みたいな形になるのですが,協力金といって本当に協力してくださる方は,全体ではありません。したがってもう少しそこをきちんとしたらどうかというのが今後の動きになると思います。たぶん,富士山の入山料がどういう形になるかわかりませんが,それと機をあわせるような形で縄文杉,屋久島の入山料を,使用料・手数料という類の公的な資金として考えるのか,それともあくまでも協力金みたいな形にするのか,ここが分かれ目ですね。もう少し,いろんな議論がありますので,そこらをわきまえながら,今後どうするかを検討しなければいけないかと思いますが,富士山を十分にらみながら,富士山の話も参考にしながら対応せざるを得ないと思います。
ただ,屋久島町は,もう,その手の議論はいろいろしておられますので,そういう意味で,屋久島は屋久島で,また具体的な考え方をお持ちなのかもしれませんし,十分お話はしたいと思います。

 TPP交渉参加について

【記者】
TPP交渉について伺います。マレーシアでの交渉に日本は合流しましたが,知事の率直な感想,それから次のブルネイに向けて望みたいことをお願いします。

【伊藤知事】
TPPの交渉参加というのは,いろいろ紆余曲折があり今回みたいな形になりました。やっと始まったかな,やっとTPPの本交渉に参加できるようになったかなというのが印象であります。数千ページといわれていた今までの資料群,確か昨日の報道では千ページといっていましたが,それを読み込んだ上で,今後,日本政府としてどういう反応をしなければいけないという状況に来ているかと思います。まだ昨日の報道等では,市場アクセス等々の分野についてはまだ十分な討議がなされていない,合意がなされていないようでもありますので,その中において日本の国益を担って十分な交渉をしていただきたいと思いますね。

【記者】
特に農産物の重要5品目についてはどうでしょうか。

【伊藤知事】
これも今後の交渉の,市場アクセスの中での議論になるわけですが,まだこの点についてはほとんど踏み込んだいないようでありますので,そこで十分に議論していただきたい。日本だけではなく他の国にも同じような,そういう市場アクセスについては関税の問題を持っている国も多いようでもありますので,そういう国々とどう連動するのかという問題,したがってTPPの基本的な理念であります包括的な全面的な関税の撤廃というのと,少々修正する形で最終的な合意がなされる可能性もあるのかなと私は考えていますが,これも全て今後の交渉に任せる以外ないわけですので,しっかりとした交渉をしていただきたいと思います。

【記者】
TPPに関連してなのですが,県としてTPPに対応した何か一括した部署等,そういったところを作られるお考えはあるのでしょうか。

【伊藤知事】
県庁内に連絡会議,私をヘッドとしたものがありますので,それで当分は対応する形になると思います。

【記者】
特に,その部署等・・・。

【伊藤知事】
それは考えていませんね。

 参議院議員選挙の結果について

【記者】
参議院選挙のことでお伺いします。参議院選挙の結果についていろんな識者が,いろんなご自身なりの観点からコメントされていますが,知事は参議院選挙の結果のどのような点に着目されて,どういう分析を加えていらっしゃるかというのを聞かせてもらえますか。

【伊藤知事】
いろんな評価があり,どこまでしゃべるかという問題もあるのですが,参議院選挙が終わりました。今回のような結果になりました。
一つは政治史の観点から,二大政党制というのを,ずっと作るべく,いろんな意味で努力して来られた方々がいらっしゃる。まずそういう歩みがあったかと思いますが,ここまで来て二大政党制が危なくなったというのが一つの政治的な現象ですね。
もう一つは,全部,参議院選挙後に議論を先送りしたテーマが結構あります。したがってこれをどういう形で議論の熟度を高めていくのか,「国民生活を守る」,「アベノミクスを中心とした経済の再生をする」,「日本の国力を立て直す」,「きちんとした国の防衛体制を整える」等々の全て,それは明らかなことでもありますが,その過程,交渉時点における諸問題,いろいろな問題がありますので,それに一つ一つ議論を深めながら対応していただきたいと思います。
例えば消費税の増税の時期も,既に賢者によって,人によってその時期についていろんな判断が,政府の判断もありますがそうでない判断ももちろんあります。したがって,「ではベストの選択は何なのか?」あれだけの大政党になりましたので,むしろこれからの舵取りの方が難しいと私は思いますが,大政党の中でいろんな意見があるのを踏まえた上でどう対応するかが今後の課題かなと思いますね。

【記者】
この3年間の中で,政府が何よりも最優先して取り組まなければいけない課題というのは,知事は何であるとお考えですか。

【伊藤知事】
ここまで来た以上は,アベノミクス経済再生を中心とした,日本の,これも財政的にある程度の非常に厳しい状況まで来ていますので,そこを財政的な立て直し,経済の再生に向けた努力をするというのは,一つの流れとしては当然にありますよね。
それとともに,やはり21世紀の国家像を問われますので,いろんな表現があるかと思いますが,私は世界において「品格のある国」としての評価を受けるような国づくりをしてほしいと思います。ただ,それに向けてのさまざまな手法もありますし,論点もテーマもありますから,そういうのも一つ大きな流れの中で頭に入れて,そういう国づくりを目指すべきではないかと思いますね。

【記者】
「品格のある国」というキーワードが出ましたが,例えば具体的にはどんなものをもって品格があると評価される国になるのでしょうか。

【伊藤知事】
アジアの中において最初に産業国家になり,文明も成熟し,生活水準も極めて高い,また自由な,これだけ平等な国を作り上げたわけでありますので,そのメッセージをこれから急速に発展している国々に送ること,これも必要なのかなと思いますね。所得の平準化機能をこれだけ持っている国はないと思いますから。そこをどういう形で,それぞれの国々の経済発展の中に織り込んでいただけるのか。格差社会に対する対応というのは,先進国,これから発展する国,両方の課題でもありますが,ただ,今までの我々がやってきた平準化に向けての努力,これはこれで一定の評価はいただけるかと思いますので,そういうようなメッセージをいろんな機会について出すこと。
それから国づくりという意味では鹿児島に関連すれば,私は,東南アジアに向かって明治維新の150周年の記念的なイベントをやりたい,シンポジウム等々をやりたいと考えていますが,「何を目指して我々がこの国家づくりをやり,何を目指してこれから歩もうとしているのか」そういう話ですよね。そういう話を伝えることによって,アジアの皆さん方に日本という国についてもう一度再考していただくということではないかと思います。

【記者】
あと2つすみません。二大政党制の崩壊ということを言われました。

【伊藤知事】
「崩壊」とは言っていませんけど。

【記者】
「野党で,共産党以外まともな投票先が見あたらない」とまで言われた選挙でしたが,民主党の再生を含めて,自民党に対抗できるような政治勢力は今後も必要であり,そのような政治勢力は作れると知事はお考えでしょうか。

【伊藤知事】
二大政党制をどう理解するかという問題がありますが,基本的にはやはり政党間の争いはあった方がいいと思います。どの先進国もそういう政治体制になっています。したがってその手法等については,今の段階で明確なことは申し上げられませんが,やはり健全な政党が政策をもって争うような,そういうような政治体制の方が,やっぱり基本的に望ましいと思いますので,そういう方向に向かって皆さん方がいろんな努力をしていただきたいと思いますね。

【記者】
その時に対立軸になるのは,何が対立軸になるとお考えでしょうか。

【伊藤知事】
それは国の成り立ちそのものですね。まず国の成り立ち,まず国防,外交,財政政策,経済運営政策の基本,社会保障体系等々,当然に国を構成する諸要素というのは全て対立軸になり得ますね。

【記者】
参議院選挙に関連して,県内でいうと投票率が戦後最低ということもありましたが,全体でもかなり投票率が下がっていて,そのあたりの投票率の低さというのは,知事ご自身はどのように評価されていますでしょうか。

【伊藤知事】
昔,サイレント・マジョリティ(静かな多数派)と言って怒られましたから。(笑)
ある程度皆さん方が分析しておられるとおりではないでしょうか。ある程度結論が見えていた。それと論点が必ずしも明確にならなかった。この2つに要約されるのでしょうね。

【記者】
知事選でも投票率はそこまで上がらなかったと思うのですが,そのあたりの投票率を上げるための努力というのはどういうことが考えられますか。

【伊藤知事】
皆さん方があれだけ長時間にわたって,本当に開票日は徹夜してテレビを追いかけていましたが,あれだけ努力して報道していただいて,あれだけの投票率ですから,なかなか,投票率を上げるというのは簡単ではないですよね。したがって,投票率を上げるべく,日頃の啓蒙する明推協とありますが,「明るい選挙推進協議会」ですね。等々でいろいろとやっているのですが,まだまだ十分ではないということではないでしょうか。
オーストラリアみたいに,投票しないとパニッシュメント(処罰)を与える国もありますが,日本の場合にはそれは馴染まないと思うので。まあ,当分の間。ただ一方では,政党間の競争が激しい時には,必然的に大変な数字になるのですよね。ですからそこはもう少し長い目で見ればいいのかなと私は思いますけど。単に投票率が低いからといって,今の政権が信任を受けていないという類の評価は不必要だと私は思いますね。

【記者】
参議院選挙の関係で,前回の衆議院選挙では候補の応援をされたりしましたが,今回の参議院選挙では特に目立った動きがなかったように思います。特にお考えがあってのことだったのでしょうか。

【伊藤知事】
いえ,特にありません。前回の衆議院選挙も,補選の時はやりましたがそれ以外は特に動きませんでしたし。元々,鹿児島は政治構造として,私は元々県民党でもありますので,そういう意味で特定の政党に属している人間ではありませんが,その意味では今回のような対応にならざるを得ないと思います。

【記者】
1つ忘れていました。先送りになった課題の中に,「カジノをどうするか」という話が1つあるのですが,知事はカジノを日本で作るあるいは鹿児島県にカジノを作るということについては,どうお考えでしょうか。

【伊藤知事】
もし鹿児島県にだけ作っていただくなら賛成ですけど,たぶん今の政治構造は,例えば小笠原だけ,例えば沖縄だけ,例えば東北だけというのは,政治の選択肢としてあり得ないと私は思うのです。そうすると,日本においては刑法の特別立法をしなければいけないので,賭博罪をはずさなければいけないわけですから,一国二制度という形になり,警察庁の皆さん方が心配している諸問題が発生する恐れもあるので,案件としては極めて単純で面白いのですが,実現するまでには相当のパワーと紆余曲折が必要かと思いますね。日本は元々そういうのを制度として持っていませんので,諸外国,シンガポールであれマカオであれフィリピンであれ,たいへん繁盛はしていますが,日本という国において簡単に入れるのは難しいと私は思います。

【記者】
参議院選挙に関連して,与党が大勝して,ねじれが解消されたということで,痛みを伴う制度改革や施策というのが今後取り組める下地ができたわけですが,今後,取り組んでいくとなると社会保障の問題等が主になると思いますが,来年度の地方の予算はどのようになるとか,そういう地方に与える影響はどのようにお考えでしょうか。

【伊藤知事】
ご案内のように,今,消費税の増税をどうやるかという形で必死になってその時期を探っていますが,時期は決まっていますが最終的な判断において相当のたぶんいろんな議論があると思いますが,その一方で,当然消費税を上げるわけだから,財政支出の抑制に入らなければいけないというのが一般的な,当然に経済学者の論調としてあるのです。だからといって地方に対する財政支出を閉ざしてもらうと,我々としては困るのです。今,地方財政計画で13.6兆円財源不足です。これを国において補填で埋めてもらっている。それを,もう埋めないとかですね,地方交付税,1.5兆円くらい事業を積み増ししていますが,その積み増ししたものを削除すべきであるという財政審議会の意見,これを聞いてもらっては実は困るのです。それをやってもらうと,鹿児島県は財政運営はできません。だからここからが難しいのです。マクロとしてはやらなければいけないのですが,我々ミクロの立場,一地方公共団体の立場にとってみると,地方財政の再建といっても一気に,そういう形で歳出を極めて抑制的に運営されることについては,反対せざるを得ない。今でもギリギリ予算運営していますので,これ以上削られると,どこかでショートするのですね。そこがこれからの難しいところで,いろんな分野がその問題を抱えているかと思いますが,ですからそこを最終的なマクロの,全体の調整をどういう形でどういう手段でやるのか。経済財政諮問会議が中心になって,これから動くかと思いますが,その時に,「いったいどういうような政治状況の中で,どういう世論を背景にしてそういう一つ一つの政策を積み上げていくのか。」これはなかなか,これから難しいと思います。ましてや,これだけ一つの政党が巨大になりましたので,それが全てですので,その中における議論は,これからたいへん難しい課題が出てくるのだろうと思いますね。

【記者】
今の件に関連して,自民党は去年の衆議院選挙で,国と公務員の給与2兆円削減とマニフェストで掲げていたと思います。今回,今年はこういう形になりましたが,来年度以降について望むことやご見解があれば教えてください。

【伊藤知事】
少なくとも今年みたいなスキームでやるのは,もうやめてほしいと思いますね。非常に,いろんな不協和音を巻き起こしましたし,ひいては鹿児島でも相当それに関連する問題が起こりましたが,ただ政府としてこの2兆円というのを毎年という形で約束したのか,それとも一過性なのか,これはまだ結論は出していないのですね。したがって,そこを踏まえて今後どう対応するかということではないかと思いますが,まあまあ,この問題は十分議論して手順を踏んでやらないと,今年度みたいな形で一気に最終段階でボンと,地方の交付税削減というのを伴いながら,ああいう形で実施されると,もう地方としては,政府はもうやらないと言っておられるのでそういう形にならないとは思いますが,それだけはやめてほしいと思いますね。

 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について

【記者】
鹿児島本港区のアリーナについて,既に完成予想図のようなイメージができていると思いますが,これは公表されるご予定はありますか。

【伊藤知事】
今のところまだ,それも含めて今後検討という形になります。

【記者】
今のアリーナの関連で,今後のスケジュールがある程度おありであれば教えていただけますでしょうか。

【伊藤知事】
それも特にありません。今後の課題ですね。

 豪雨災害等への防災対策の現状について

【記者】
平成5年のいわゆる「8.6豪雨水害」から,間もなく20年になろうとしておりますが,こういった豪雨災害を中心とした防災対策の現状をどのように認識されていますか。

【伊藤知事】
「8.6」の時よりはもう抜群に防災対策は進んでいると思います。インフラ整備を含めて,甲突川,川内川,米ノ津川等々,相当改修を進めてまいりましたので,相当の雨量には対応できる状況にはなっているかと思いますが,また一方では,最近戻り梅雨の心配がされたり,また東北地方でああいう事例が見られますので,非常に短時間の集中豪雨というのは,なかなか対応するのが難しいかと思いますので,それについて,日頃,注意を怠らず,避難訓練等々を含めた対応をこれからさらに緊密な形でやらなければいけないのかなと思いますね。

 原子力発電所の再稼働について(2)

【記者】
川内原子力発電所についてお伺いします。要援護者の避難体制づくりがかなり検討すべき項目が多いと思うのですが,要援護者の避難体制が完全にできたということが,今後再稼働の同意の条件になるかどうかを教えてください。

【伊藤知事】
避難計画はこれから作らなければいけません。それからいろんな市町村ごと,学校についても避難計画を作らなければいけないということになっているようです。そして,要援護者のいる施設についても避難計画が必要だということですが,一括して全部を短期間でやるのはなかなか難しいかと思いますので,時間をかけて整備しなければいけないのもあるのではないかと思いますね。したがってそれが直ちに再稼働についての要件になるということはあり得ないと私は思います。

 世界自然遺産について(2)

【記者】
昨日の世界自然遺産イベントの中で,知事が屋久島の縄文杉のところにまだ登られていないというようなお話をされていたのですが,今年世界自然遺産登録20周年の年で,知事は登られる予定はあるのでしょうか。

【伊藤知事】
残念ながら時間がないと思いますね。往復8時間かかるのです。(笑)
私は下で,「三岳」でも飲んで待っています。女房は2~3回登っています。

【伊藤知事】
はい,ありがとうございました。

【幹事社】
それではこれで終わります。ありがとうございました。

よくあるご質問

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページに関するお問い合わせ

総務部広報課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?