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更新日:2013年8月23日

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平成25年8月23日定例知事記者会見

日時:平成25年8月23日(金曜日)午前9時58分~午前10時41分

場所:記者会見室(県庁5階)

発表事項

  1. 大連・北京への訪問団派遣について

質問事項

  1. 大連・北京への訪問団派遣について
  2. 上海派遣短期特別研修について(1)
  3. 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について(1)
  4. 知事に対する解職請求について
  5. 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について(2)
  6. 鹿児島市路面電車観光路線について
  7. 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について(3)
  8. 上海派遣短期特別研修について(2)
  9. 「日本の近代化産業遺産群-九州・山口及び関連地域-」の世界文化遺産への推薦について
  10. 渇水対策について

伊藤知事発表内容

【幹事社】
本日は,知事から発表事項があるということですので,よろしくお願いします。

 大連・北京への訪問団派遣について

【伊藤知事】
それではまず発表事項がありますので,一つだけ報告をさせていただきます。大連・北京への訪問であります。これから中国との関係いろんな関係で,関係が深まっていくのではないかと思いますが,来週にかけて私どもの方も大連・北京にまいりたいと思います。まず大連では,そこに書いてありますような諸施設の訪問。北京では唐家璇(とう かせん),元の外相で中日友好協会の会長を訪問できることになっておりますので,訪問したうえでいろんなお話をお聞きしたいと思いますし,北京市政府の訪問等をいたしまして,今後の北京政府ないし中国と鹿児島との新しい関係をどういう形で築いていくかというのを一緒に努力してまいりたいと考えております。私の方からは以上です。

大連・北京への訪問団派遣について(PDF:41KB)

質問内容

【幹事社】
それでは,発表事項について質問のある社はお願いします。

 大連・北京への訪問団派遣について

【幹事社】
具体的に唐家璇さんとどういう話をされたいと・・・。

【伊藤知事】
中日友好協会の代表でもいらっしゃいますので,今の日中関係,いろんな問題がありますが,ただ,この両国間が今後より関係が深まる,一衣帯水(いちいたいすい)の関係ですね,利害を共有するところもたくさんあるわけでありますので,したがってそういう新しい時代に向かって今後どういうような関係を築いていけばいいのか,ご案内のように元々外相でもありますし,通訳からスタートされた方でありますが,日本のことを一番よく知っておられる方でもありますので,いろんな有意義なお話を聞けるのではないかと思いますね。

【記者】
この時期にということは,何かきっかけというのがあったのでしょうか。

【伊藤知事】
これはずっと積み上げてきた事業でありまして,昨年の10月でしたか,日中国交樹立40周年というのがあったと思いますが,あの時に大使館から,大使は確かあの時に尖閣問題が発生した直後だったかと思いますが,来られなくて,公使の呂克検(ろ こくけん)さんが来られたのですが,その方といろんなお話をする中において今みたいな話になり,そして「今後とも一生懸命やらなければいけないね」ということでずっとお話をしているうちにこういうことに,今回のプログラムになりました。
今,この時点で一地方公共団体,一都道府県が中国にまいりまして,少なくとも中日友好協会の唐家璇さんと直接会えるというのは,極めて珍しいケースかと思いますが,国と国の間は難しいかもしれないけれども,国と地方ないし地方対地方という,市民レベルのそういう交流は今後とも進めていかなければいけないというメッセージだと私は受け止めておりまして,行ってどういう話になるのか,まだ今の段階では十分にわかりませんが,何らかの新しい方向は出るのではないかと思いますね。

【幹事社】
ほかに発表事項についての質問はありますか。
それでは,県政一般でお願いします。

 上海派遣短期特別研修について(1)

【記者】
上海についておたずねします。9月議会に,10月以降の県職員等を派遣するための費用を提案するのかどうかについてお聞かせください。

【伊藤知事】
皆さん方が既に報道されたとおりです。

【記者】
もう少し知事自身のお言葉で聞きたいのですが。

【伊藤知事】
いえ,もう必要ないでしょう。皆さん方既に書いておられますから。

【記者】
全く提案はしないという理解でよろしいですか。

【伊藤知事】
そうですね。

【記者】
その背景は,搭乗率の回復であると。

【伊藤知事】
前々から言っていますように,9月は9月でその時点で適切に判断するということを申し上げていました。今回皆さん方がお書きになったように,搭乗率も回復の見込みがありますし,今年度はだいたいの数字は見通せるところまでまいりましたので,今の時点では「これ以上県の方で予算を計上して事業を拡大する必要はない」という判断ですね。
民間の方々に協力していただいたのが最大の効果でもありますし,PPPというPublic-PrivatePartnershipといいますが,そういう意味で極めて典型的なそういう共同事業になったのかなと思いますね。

【記者】
例えば民間枠だけの予算を残すというお考えは特にありませんか。

【伊藤知事】
いろいろ考えたのですが,当面は先ほど言いましたような状況で相当改善されていますので,まずは当面今の状態でおいて,推移を見たうえで,もし必要があれば然るべき時に判断すると,そういう対応ではないでしょうかね。

【記者】
それは例えばまた30%くらいの危機的な数字が出たら,またやることも考えなければいけないという,そういう理解ですか。

【伊藤知事】
その数字はもう予想しなくてもいいと思います。少なくとも今年度は予想しなくてもいいところまで来ていますので,したがって今年度についてはだいたいこのまま推移を見守るということではないでしょうか。

【記者】
次年度,例えばまた日中関係が悪くなってしまってまた激減する,そういった場合にはカードとしては置いておくということはあるのでしょうか。

【伊藤知事】
その点については,今の段階ではノーコメントですね。その時点において判断せざるを得ませんので,一定の想定の下で判断できる話ではないと思います。政策手段は幅広く持ちたいと思います。インバウンド,アウトバウンドを含めて。新たな対策も,基本的にどうするかということも含めて,いろんなことも考えなければいけないと思いますが,それはその時点においてこれからまた適切に判断するということに尽きると思いますね。

【記者】
上海関連ですが,知事が東方航空を訪問された際に,先方から要望というものがあったと思いますが,また新たな支援策というものを検討されているということはないでしょうか。

【伊藤知事】
いえ,当分のところはありません。現在やっているような政策を積み上げる。積み上げていくということに尽きるのではないかと思いますね。

【記者】
アウトバウンドについてはそういう対策が施されていると思いますが,いわゆる向こうからのインバウンドについての具体的な今後の政策はお考えでしょうか。

【伊藤知事】
従来から,上海においていろんなPR,旅行会社に対するいろんな依頼・要請等々重ねてきているところでもありますので,そういう作業は今後とも続けなければいけないのではないかと思いますね。それ以上のことをどうするかは,双方のいろんな考え方があろうかと思いますので,その状況の変化もありましょうし,それを踏まえて今後具体的な方策を考えるという段階ではないかと思います。今の段階で具体的にどうこうするということを具体的な形で言えるような状況ではないと思います。

【記者】
先ほど,「搭乗率に関しては,今年度はなんとか見通せるところまできた」というお話がありました。ということは,今回の研修事業に関しては,知事は一定の成果を収めたと,一定の成功になったというご認識なのでしょうか。

【伊藤知事】
先ほど言いましたように,これは元々官と民と一体となった上海線の維持ということでもありますので,そういう意味では民間の方も大変協力していただいていますので,当初目的とした,非常に搭乗率が下がっている中で「上海線の維持」という観点からは,ほぼ事業目的は達成できていると思います。それに合わせて職員の方々には幅広く研修していただくということで上海に派遣しているわけですが,それに皆さん方行かれて,それなりの,各所を訪問されて一定の成果が上がってきているかと思いますので,この事業として今の段階では軌道に乗ったと考えています。

【記者】
研修に行かれた職員の方々は,報告書を1カ月以内に提出するということだったと思いますが,知事はそれをご覧になりましたか。

【伊藤知事】
今までの方々の報告書等々については,あらためて聞きました。それぞれのコースでしっかりと見ておられますので,本当に予想した以上に皆さん方しっかりと現地を見ておられますね。そして「鹿児島が今後そういう事態について,どういう形で対応しなければいかないか?」という問題について,具体的な問題意識を皆さん方持って帰ってきておられますから,そういう意味で,派遣した職員についても一定の効果があったと思いますね。

【記者】
それらの公開の見通しといいますか公開のしかたも含めて,どのように・・・。

【伊藤知事】
これは終了するのが2カ月くらいかかると思いますので,いずれにしろ終了した段階でなるべく速やかに研修の成果について公表し,また皆さん方にご覧いただくというのは当然のことかと思いますので,そういう対応をさせていただきます。

【記者】
全てをまとめてということになるのですね。

【伊藤知事】
全てをまとめてという方がよろしいのではないかと思いますね。県の予算執行が終わった段階でということでしょうか。

【記者】
先月の知事会見の時には,「今後,もっと県民の若い人たちに海外に行ってもらうのをどうやって施策を打っていくかが課題」とおっしゃっていましたが,それについては今後何かお考えがあるのでしょうか。

【伊藤知事】
それはずっと問題意識としてはあるのです。ただし,環黄海経済圏のいわゆる青少年の派遣事業というのが一方でありますね,90名という枠だったかと思いますが,その中でも相当の人数が消化できますので,先ほど言いましたように「こういう状況でありますので,当分の間は状況をみたうえで」ということですね。なるべく若い人に,学生時代とかそういう時にいろんな地域を見ていただきたいという気持ちがありますから,また来年度に向けてどういう形でどういう政策を考えるかというのはその時の課題かと思いますね。

 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について(1)

【記者】
アリーナのことでおたずねします。アリーナ関連の予算を9月議会に出すお考えはありますか。

【伊藤知事】
9月議会に予算は計上しません。

【記者】
その心は「どうして」という部分は?

【伊藤知事】
いわゆるアリーナ,スーパーアリーナ,提案した段階でいろんな意見をいただきました。調査まで,世論調査までしていただきました。その結果非常に,総合体育館として世論調査しておられますが,相当厳しい判断が出てきておりますので,もう少しこのプロジェクトの熟度が高まるのを待たなければいけないのではないかということです。これは300億円くらいの極めて大きな事業ですので,関連の方々,地域の方々を含めてでありますが,相当の方に賛成していただかないと将来に禍根が残りますので,じっくりと時間をかけて熟度を見ながら今後についての対応を考えたいと思います。したがって9月の予算は当然に見送りという形になりますね。

【記者】
その熟度の中には建設場所も入るかもしれませんが,今のドルフィンポートの場所について,鹿児島市側とややこじれているようなところもありますが,今の場所を含めてほかの場所も検討材料に加えるようなお考えはあるのか,それともやはり今のドルフィンポートにこだわられるのか,というところはどうでしょうか。

【伊藤知事】
それは熟度の固まりの方向なのです。皆さん方の熟度がどういう方向に固まっていくのか,それは当然場所も含めて,それを見ながら対応ということではないかと思いますね。鹿児島市とはいろいろと意見交換していますので,今日はまた県市協議会,今日やることになっていますから,その間でもいろいろと意見交換,市長とはいろいろと意見交換していますので,そういう状況を見ながら,今後本当に力を合わせて,どうすればいいのかというのを考えていきたいと思いますね。

【記者】
もし,よその市が,「ここにも県有地があるからぜひうちの市に」というようにいっぱい手を挙げてきた場合は,知事はどうされますか。

【伊藤知事】
それはまたその時の対応ですね。ともかく,どういう形で熟度が高まっていくのか,というのを見ないことには今後の対応はなかなか難しいと思いますね。先ほど言いましたように極めて大きい事業ですから,少々,先入観が強すぎると全体のフレームが壊れますので,「スーパーアリーナ」とどんなに言っても「総合体育館」としか書いていただけない新聞もありますし,そういう意味でもう少し時間が必要かなということですね。

【記者】
知事が「熟度が高まっていない」と感じる分野は,ほかにはどのような点が熟度が高まっていないと感じていらっしゃるのですか。

【伊藤知事】
この前の世論調査の数字そのものですね。数字が一番正直かと思いますので。

【記者】
関連してうかがいたいのですが,仮に熟度が高まらなかった場合,建設をしないという判断もあり得るのでしょうか。その場合,県立体育館はもう相当古いと思いますが,それだけを建て替えることもあるのでしょうか。

【伊藤知事】
それも含めて,今後どうするかという検討なのです。当初の時間軸,高校総体等いろいろ入っていたのでありますが,高校総体は九州ブロックの南部(鹿児島県,宮崎県,熊本県,沖縄県)4県で共同開催でもありますので,その時間枠はまずは外れました。建設の時期も含めてでありますが,いろいろとこれから,新しい事態というのも想定されるのではないかと思いますので,それを見ながらということになると思います。

【記者】
関連ですが,知事が先ほど「熟度が高まるのを待つしかない」とおっしゃいましたが,これは計画自体を凍結するという意味ではないのでしょうか。

【伊藤知事】
まだ計画というのが,少なくともドルフィンポートにおいて明確な計画というのはないのですよね。そもそも,確か基本構想委員会を作って云々というのは,県庁の前の土地を利用して総合体育館だけでしたから。コンセプトも概念も,事業の動機付けも変わりましたので,すべてこれから検討していくテーマになっています。「どういう形で集客性を高めるか」等々を含めて,従来から申し上げていますように都市構造の再構築という言葉を使いますが,そういう観点からも重要ですので,したがってすべてこれから「どうするか」というのを決めなければいけない,それについてもう少し時間をかけてゆっくりと対応しようねということです。

【記者】
その熟度が高まるのを待つ間に,具体的にどういう作業を進めるとか,そういうのは何かありますか。

【伊藤知事】
それはいろんな諸施設,ほかの施設もいろいろ見なければいけませんし,もう少し全体,県を含めての全体ですが,その全体を今後どういう形で,いろんな諸プロジェクトをいれていくかというのも含めて,広範な分野での検討が必要かなと思いますね。一旦そういう形で全体をもう一回見渡そうと,そういうことになりますので,そうだとするとやはり相当広範囲にいろんな点を考えなければいけないと思います。

【記者】
ドルフィンポートの運営会社に定期借地契約を短期で4年間短縮するという形で了承を得ているということでしたが,そちらの運営会社の方にはもう連絡はされたのでしょうか。

【伊藤知事】
そちらとももちろん話をしています。あの地域を含めて全体を,将来の鹿児島のために有効に活用していただくというのが趣旨ですので,定期賃借権の前倒し等々についても,いっこうにこだわらないというか「それも十分にわかります」というお話でしたので,そういう意味で,我々の「若干時間をおいて熟度を高める」ということについては,基本的には了解をいただいたと思いますね。

【記者】
構想の中で,「本年度中に土地の確保をする。来年以降基本設計に入る。」ということだったと思いますが,その計画,スケジュールといいますか,本年度中に土地確保,建設場所決定というのは動かないのでしょうか。それもやはり・・・。

【伊藤知事】
それも全部送ります。

【記者】
先ほど知事がおっしゃった「高校総体が外れた」という点が今までと変わったところだと思うのです。そこでまず時間的な余裕ができていると考えると,この計画自体を白紙に戻すというようなニュアンスでとらえてもよろしいのでしょうか。

【伊藤知事】
先ほど「撤回」とか「白紙」とか言っておられますが,ともかく「全体のプロジェクトの再検討」なのです。元々ドルフィンポートにおけるアリーナ構想というのは,具体的なものはまだ持っていませんので。もしそこでやるとしても,いろいろ,コンセプトを含めてきちんとした整理が必要かと思いますが。はたまた,そういう意味では先ほど言いましたように,全体,さらに大きなフレームを含めて全体を再検討するということですね。

【記者】
高校総体の時期の枠は外れたということですが,国体に向けては間に合うように体育館は整備されるということでよろしいのでしょうか。

【伊藤知事】
ですから,その施設で従来想定していた競技をやるために,どういうようなインフラがあるかというのを,既存のインフラの活用も含めて,そこまで検討しなければいけないですね。

【記者】
そうすると,鹿児島市が計画している市電の延伸というのにも影響があると思いますが,そのあたりは鹿児島市に既に報告済みであったりとか,いかがでしょうか。

【伊藤知事】
今からの話になりますが,まずは双方,お互いコンクリートな案ではありません。市の市電の延伸も,一方的に市の方が引かれた,最終的にどのルートを考えておられるのか知りませんが,まだその段階で最終的な調整をする段階ではありませんので,これからお互い,我々の方はこれから検討してまいりますが,その中でどういうことをどういう形で整理するかというのは,お互いの共通の課題ではないでしょうかね。

【記者】
今日,鹿児島市との話し合いがありますが,その中でも当然こういった課題が出てくることになりますか。

【伊藤知事】
もちろん話は出るのですが,皆さん方に発表できるかどうかは,少々考えなければいけないかもしれませんね。まだ,政策決定過程の,途中の,いわば自由討議の段階の議論は今日はしたいと思いますけど。いずれにしろ話題にはなると思います。

【記者】
知事の考えとしては,ドルフィンポートにこのアリーナが建設される必要性という,そのあたりのお考えはどうなのでしょうか。

【伊藤知事】
それは本会議で説明したとおりです。

【記者】
変化は,特に変わりはないですか。

【伊藤知事】
私の見解では,街の構造を考えた時の基本的なコンセプトは変わっていません。ただし,さはさりながら,300億円を超える大きなプロジェクトですので,多くの方のご理解なくしてこの事業はやれないです。そこにおける熟度の変化ないしは判断を待つということになるわけです。

 知事に対する解職請求について

【記者】
知事に対するリコールの動きが出ています。スーパーアリーナ,上海含めて予算を計上しないことは,リコールの動きが関係しているのでしょうか。また,そのリコールに対する思いを聞かせてください。

【伊藤知事】
まず,リコールとは全く関係ありません。
リコールは,地方自治の中には直接民主制というのが入っていますが,その中で一番強い権限でもありますので,その権限を行使されるということについては,特に意見はありません。ただ,戦後ここ50年で,知事のリコールというのは確か大分県で1件だと思うのです。リコールは起こりましたが署名が集まりませんでした。したがって,一応首長は任期制,4年の任期制で,非常に異例な事態が起こった時にリコールという制度が保障されています。したがって今申し上げましたように,50年で今まで1件しかないですし,成立もしていません。
私自身は,今回のテーマがリコールのテーマだとは思っていません。しかし,それはそれなりの,それぞれの有権者の判断ですので,それについて,それ以上のことを言うつもりはありませんが,ただ,全国的に非常に注目が集まるのです。そういう意味で,やはり鹿児島県の名誉がかかってきますので,おやりになるとしても清々粛々やってほしいと思います。

 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について(2)

【記者】
ドルフィンポートの話に戻りますが,そうするとドルフィンポートは満期まで営業する可能性もありますか。

【伊藤知事】
あります。

【記者】
そこまで話がたち戻るということになっているということですね。

【伊藤知事】
いや,なっているというか,検討の中にはそこまで含めての時間軸,空間軸も含めてですが,時間軸としてはそういうことになりますね。

【記者】
そうすると,早まってもかまわないし満期になってもかまわないということで,ドルフィンポートサイドとは話がついていると?

【伊藤知事】
そのように私は理解しています。ともかく事業の進捗状況,丁寧にやらなければいけませんし,いろいろ波紋が生じるようなプロジェクトではありませんので,ましてや県・市の対立などは絶対にないと思います。ただ,それが今非常に大きく報道されていますから,それをきちんと整理するのに時間がかかるということですよね。

【記者】
「熟度」の件ですが,知事の頭の中には,ドルフィンポートで300億円スケールのアリーナというのがあり,そこに熟度が追いつくのを待つという意味なのか,それともそこまで追いつかなかったらドルフィンポート300億円を撤回して別の案も考えるという両睨みなのか,どちらでしょうか。

【伊藤知事】
先ほど言いましたように非常に広範に検討するということでもありますので,今の話を含めて全部ですね。

 鹿児島市路面電車観光路線について

【記者】
先ほど知事が,市電の延伸計画の話の中で「延伸のルートは市の方が一方的に引いた」というような趣旨のことをおっしゃったかと思いますが,延伸計画のルート選定には,県の担当者も入っていたかと思います。そのへんは・・・。

【伊藤知事】
私の理解では,初期の段階では県は入っていないのですよね。初期の段階から県の方に,「ドルフィンポートの前について市電を通していいですか?」県も「わかりました。」と言ったことは,少なくとも私のレベルでは1回もありません。で,もし本当に,当然,市電といっても両軌道のポールで動くようなそういう市電だと思っていますので,完全にあの地域が分断されるので,「ちょっとそれはどうかな?」とは思っていました。思っていましたが,私のレベルにおいてそういう相談を受けたことは1回もありません。もちろん市の方が計画があるというのであれば,それについて我々は協力的に今後考えますが,それも含めて判断かなと思いますね。市の方の市電の計画もそんなに熟度が高まっているプロジェクトではないと思います。
皆さん方もたぶん基本的なコンセプトはないかと思いますが,私もこの前初めて,「バッテリーの市電,バッテリーで動く市電,しかも単線,30分に1回運行」初めて聞きまして,そうすると中央駅からもっていくのでしょうが,「うまく路線がつながるか」とか「どうするのだろうか」とかいろいろと,考えれば考えるほど,ですからそのあたりの情報の熟度がまだ高まっていないと思うのです。ですから県と市が協力して,これからどうするか,あの地域一帯の活性化のためにどういう形で力を合わせるかという,ですからそういう意味で全く対立関係はないのですよね。そこを睨みながら,もし計画するとなるとドルフィンポートのところで然るべく路線を確保しなければいけないということでしょうが,ともかく具体的に基本的なコンセプトがまだ固まっていないかと思いますので,それを含めて,今後両者でいろいろと話をしたいと思いますね。

 総合的な複合施設(スーパーアリーナ(仮))について(3)

【記者】
知事は,熟度が高まっていないと考える理由として,世論調査の結果とおっしゃっていましたが,では熟度が高まるというのは,具体的にどういうことなのでしょうか。それは世論調査で反対意見が多かったというのが賛成意見が増えるということなのでしょうか。

【伊藤知事】
まずは,市の方からも意見をいただきましたし,意見書は市議会からもまいりました。そこも含めてでありますが,市議会等でもこれからいろいろと議論が進むと思うのです。そしていろんな具体的な話が出てくるかもしれません。ですからそういう状況を見ながら,ましてやその周辺の方々,天文館にお住まいの方々,ドルフィンポートのあの地区にお住まいの方々,そういう方々がどういうイメージでいらっしゃるかということではないかと思います。
ただ,今の段階では,まだ皆さん方,アリーナといっても,アリーナの基本的なコンセプトについての情報が全くないのです。私たちは検討する過程の中では,「少なくとも市の水族館よりは高さが高くならないね」とか,そういうある程度のものは持っていますが,それをまだ皆さん方にご披露する,そういう時期でもありませんし,そういう意味ではもう少し時代の変化を見ながら,我々が持っている構想を発表する時期があるかどうかを含めて,これからの検討に待ちたいということです。

【記者】
それは,つまり具体的な県の計画を,例えば住民説明会や市側への説明というような具体的な行動をとるというよりも,それ以前に・・・。

【伊藤知事】
それ以前の話ですね。まだそこまで熟度は高まっていません。一気に「五十何%が反対」というのがあれだけ大きく出ますと,やはりプロジェクトは止まりますよ。

【記者】
それでは今回の体育館の,知事がお話になったというのは,時期尚早だったということになるのでしょうか。

【伊藤知事】
体育館とは申し上げていませんが。

【記者】
失礼しました,アリーナです。

【伊藤知事】
ですから,一番最初のスケジュールの中で,県の前の土地がああいう状況ですので,新しいサイトを求めてあちらの方に提案した,それについての熟度が足りなかったということですね。時期尚早というか,その時は高校総体が前の年にあって,それまでにという時間軸は確かにありました。ただ,よく検討してみると,高校総体は九州ブロック南部4県での共同開催ですのでいかようにも対応できますし,従来想定されていた競技も,例えば鹿児島市のアリーナとか,若干の設備を整えることによって開催可能なのです。したがってそこで時間軸がはずれてきているのです。そうなると,またあらためて今度は,「本来どういう機能を持つべきかという観点から,より具体的に,より広範に,より専門的に検討せざるを得ない」というのが今我々が置かれている状況だと思います。2,000~3,000万円とか1億円の事業ではありません。300億円を超える事業になると思いますので,やはり県としても大切な事業ですから,市にとってもそうかと思いますが,よく,十分に話をして,今後どういう形で整備するのが適当か,やはりこれからいろいろ話をしていきたいと思いますね。

【幹事社】
すると要は,ゼロベースで,もう一度最初からやりましょうという?

【伊藤知事】
それに近いですね。ゼロベースとまでは言いませんが,ですから全部が検討テーマに入るということです。

【幹事社】
ドルフィンポートにこだわらずということですよね。

【伊藤知事】
ですから,空間的にもそれはそこまで,では本当に「ドルフィンポートで決まりましたか」といったら「ノー」なのですよ。しかし「ほかの所に持って行かれますか」と言われますと,まだそこまで検討していないという意味でまた「ノー」なのです。ですから,そこはまだはっきりしないままに今後検討していくということですね。

【幹事社】
ということはやはりゼロからですね。

【伊藤知事】
ですからゼロではないのですよ。まったく「無」ではないのですよね,その積み重ねがありますので。

【記者】
鹿児島市との協力ということを考えると,今ある鹿児島アリーナ,そちらで国体もできるのではないかという意見も聞いたことがあるのですが,そういった考えはあるのでしょうか。

【伊藤知事】
今お話ししたとおりですね。ですから従来想定されていた競技も,鹿児島アリーナを若干改修しなければいけないかと思いますが,物理的には可能かと思います。

 上海派遣短期特別研修について(2)

【記者】
上海線の話に戻ってしまいますが,公費で行くということへの県民の反発があったと思いますが,「税金丸抱えではない」とする認識に,現時点でお変わりはないでしょうか。

【伊藤知事】
こう考えていただきたいのですよね。「ああいう無駄遣いをせずに,例えば医療福祉等そちらの方にお金を回すべきだ。」それは一つの意見としては承るのです。ただ,自分たちで稼ぐ以外に医療福祉の財源はないのですよね。これからは財政も非常に厳しくなりますし,交付税も。私言っていますように,私は教育と医療福祉というのは,いわゆるアウトソーシング,そこに県の財政も特化させていきたいと思っていますが,そのための財源をどうしても自分たちで稼がなければいけないのです。その稼ぐために,今回は,特に上海線というのはその一つの一番大きなツールのうちの一つですので,手段のうちの一つですので,今回路線維持の観点から今回の政策をしました。
ですから私は,この政策自体がそんなに悪いプロジェクトだとは思っていないのです。「税金丸抱えだから,税金の使い方としておかしい」とおっしゃいますが,将来の鹿児島の繁栄のために必要な事業というのは,もちろん県がやる事業ですから全部税金です。税金を使ってやるのですよね。そこだけ強調されて,そこで皆さん方の判断が「税金で上海に職員を研修に出すのはおかしい」という形で展開していくこと自体が,私にとってまだ十分にわかっていないのです。
むしろ,もしここで一旦,本当に上海路線が止まった時に,今後は逆の責任が来るのですよね。「それに対して何も手段を講じなかったのはなぜだ」「環黄海経済圏の中で上海の重要さを言っていながら,県として何の対応もしなかったのはどう責任をとるのだ」という質問の方が,私にとっては当然極めて重たいです。ですからそのあたりを全部踏まえて今回の判断をしているのですが,残念ながら税金丸抱えの話と,「路線維持のために一過性の事業として税金を使うのはおかしい」という話になりました。一過性というのは,今で三十何%と搭乗率が落ちた段階で,当然それに対して緊急事態的に何らかの具体的な適切な手段を講じるというのは,私は当たり前であると思っているのです。したがってそういう意味では,その時点においては一過性,でも,ほとんどの路線の維持というのは,その状況を乗り越えれば,また経済状況も変化しますし,たぶん中日関係,日中関係も変化していくと思いますので,またそれなりの期待ができると思いますし,元々は太い幹線にならなければいけないところですから,太い幹線にそれを育て上げられなければ,鹿児島はもう発展しないのですよね。そういう状況になっているわけですので,そういう意味で,私はそんなに,今の質問については,このプロジェクト自体は,先ほど言いましたようにPPPですね,新しい形の官と民の協力の事業ですが,非常に成果が上がり,まさに一定のところまで見通せるようになりましたので,そういう意味では,政策として何らおかしいところはないと思いますね。

【記者】
その,「一定の成果があった」というところで,少し具体的な話になってしまいますが,教職員の方々も現地に行かれて,向こうが夏休みという関係で生の現場を見られないということもあったと思いますが,そういった点は・・・。

【伊藤知事】
それはこれからの研修成果の発表で見ていただきたいと思いますが,生の現場といっても,塾等々,いろいろあるかと思いますが,あちらの教職員の方々と,要するに子どもを育てるというのは世界共通の課題でもありますし,皆悩みがあるのです。その悩みをお互い共有して,どういう形でどう対応するか,皆さん方それなりにしっかりと受け止めて帰ってきておられますので,あまり表面だけ見ないでいただきたいと思いますね。

【記者】
民間枠の一般公募は今日が締め切りだと思いますが,昨日の時点で38人とうかがっています。知事の「いろんなもっと多くの人に上海を見てもらいたい」という思いからすれば,38人という数字は,知事はどうとらえていらっしゃいますでしょうか。

【伊藤知事】
この数字は,ですからそのバックに民間の1,000ないし1,500という数字もあるのです。それと,私のまわりで「私たちも上海に行きます」という方が,その数字に挙がってこない方々もたくさんいらっしゃいます。ですから,そういう意味では今回の民間というルートの中で応募された方が38人というのは,それはそれで,その数字として特に何か問題になるような数字ではないと思いますし,ましてや,その後の方に,先ほど言いましたような膨大な民間のグループが現にありますので,そういうことではないのかと思いますね。そういう方々は一般の方,まさに県民一般の方も今回はいろいろ見ていただくということですので,そうこうしているうちに,だいたい2,000人規模で行くわけですから,たぶんいろんな動きが起こってくると思います。いろんな交流の機会も増えた方がいいと思いますし,そういうのにも期待したいと思いますね。

 「日本の近代化産業遺産群-九州・山口及び関連地域-」の世界文化遺産への推薦について

【記者】
近代化産業遺産群の話をおたずねしたいのですが,23日,27日と経て,おそらく長崎の教会遺産群と一騎打ちとなるのではないかと思いますが,それでもやはり鹿児島を含む近代化産業遺産群が選ばれてほしいということについて,期待を聞かせていただけますか。

【伊藤知事】
私は,九州山口の近代化産業遺産群の協議会の会長でもありますので,ここまできた以上は是非それを採択していただきたいと思いますね。選考過程が少し複雑になるかとは思いますが,したがって内閣官房の方に預けてありますので,そちらの方でしっかりとした対応をしていただければと思います。

 渇水対策について

【記者】
雨不足の関係ですが,奄美地方を中心に農作物への被害が懸念されていますが,県として何か対策・対応をお考えでしょうか。

【伊藤知事】
ずっと情報は取っています。そしてまた現地にはそれぞれスタッフがいますので「どういう形で散水するか」とか「散水車をどうするか」とか,そういう相談も受けていますので,対応してきています。「本島はまぁまぁ降ったけれども笠利の方はまだだ」とか,与論や沖永良部はまだですね。喜界がまだでしょうか。喜界は地下ダムがありますので,灌漑(かんがい)施設が整っていますからあまり心配していないのですが,与論や沖永良部は相当危機的な状況かと思いますので,雨頼みといったらおかしいですが,なるべく,台風等周辺にはいろんな状況の変化がありますが,雨が降ってほしいと思いますね。

【幹事社】
よろしいでしょうか。
ありがとうございました。

【伊藤知事】
どうもありがとうございます。

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