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更新日:2014年1月31日

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平成26年1月31日定例知事記者会見

日時:平成26年1月31日(金曜日)午前9時58分~午前10時48分

場所:記者会見室(県庁5階)

発表事項

  1. 鹿児島-香港線の開設について
  2. 鹿児島港新港区の一部供用開始について

質問事項

  1. 鹿児島-香港線の開設について(1)
  2. 鹿児島港新港区の一部供用開始について
  3. 鹿児島-香港線の開設について(2)
  4. 東京都知事選挙について(1)
  5. 今後のエネルギー政策について
  6. 原子力発電所の再稼働について(1)
  7. 複合施設(スーパーアリーナ)の整備について
  8. 東京都知事選挙について(2)
  9. 誘致企業の撤退に伴う離職者の支援等について
  10. 肥薩おれんじ鉄道に対する経営支援について
  11. 原子力発電所の再稼働について(2)
  12. 水俣病対策について
  13. 鹿児島都市計画関係について

伊藤知事発表内容

【幹事社】
本日はまず知事から発表事項があるという事ですので,よろしくお願いします。

 鹿児島-香港線の開設について

【伊藤知事】
2点ほど簡単に発表します。まず最初は,鹿児島-香港線の就航についてお知らせであります。香港航空が3月30日から週2便,2往復就航していただきます。機種はそこに書いてあるとおりであります。時間等はこれから若干変更があるかもしれませんが,だいたい今のところの時間で入れてあります。

鹿児島-香港線の開設について(PDF:19KB)

 鹿児島港新港区の一部供用開始について

【伊藤知事】
もう1つは鹿児島港新港区の供用開始,一部でありますが,3月15日に一部供用開始致します。耐震強化岸壁及びボーディングブリッジ等々であります。奄美航路等々,皆さん方に大変ご迷惑,不便をかけておりましたので,これで若干の改善になるのではないかと思います。以上,私からの報告であります。

鹿児島港新港区の一部供用開始について(PDF:412KB)

質問内容

【幹事社】
それでは発表事項に関して,ご質問がある社はお願いします。

 鹿児島-香港線の開設について(1)

【記者】
今回の香港線の就航について,今後どのように県に影響があると考えていらっしゃいますか。

【伊藤知事】
香港は,ゲートウェイといわれているように,非常に商業,金融等々のいわば入口,センターでもありますので,鹿児島の経済を今後考える上において,やはりどうしても必要なルートだと思うのです。日本から農産物の輸出が一番大きいのは,実は香港なのです。1,100億円くらいではないでしょうか。そういう事もあり,実際に鹿児島から香港に福岡経由で運んでおられる畜産の業者等々もいらっしゃいまして,それが直接入れるようになれば,少々お腹の大きな飛行機でないとダメですけれども,これから大きく発展の可能性がありますので,そういう意味ではありがたいルートだと思いますね。
これで台北,香港,上海,仁川という形で,だいたい環黄海経済圏の主要な都市に鹿児島空港から入っていけますので,あとはこの便数をきちんと維持できるように努力する事,ないしはそれを増やす事,これが今後の鹿児島の経済界の大きな仕事になるのだろうと思います。

【記者】
これまで2つの航空会社が撤退したという経緯もあります。今後の支援策そして利用促進策,どのようにお考えでしょうか。

【伊藤知事】
一般的な事なのです。SARS(重症急性呼吸器症候群)がありましたりいろんな事がありました。香港線は,元々はJALが飛んでいたのが停止になったような経緯もあり,いろんな経緯を経ていますが,その時とやはりアジアの緊密度というのが違ってきていますので,特にいつも言っている環黄海経済圏の一体性というのがすごく強くなっているので,前の時よりは経営環境は良くなっているのではないのかなと思いますね。だから初期投資において若干のお手伝いは,もちろん香港航空についてやりますが,あちらからのアウトバウンド・インバウンド含めて,いろんな努力をこれからもしていきたいと思いますし,案外香港では鹿児島という名前は,従来から定期便があったので,九州の各県の中ではビッグネームなのです。だからそういうのを利用しながら,いろいろとこれから努力していきたいと思います。

【記者】
新年度予算で支援するというお考えは・・・。

【伊藤知事】
たぶんそういう事になると思います。まだ新年度予算は固まっていませんので。

【記者】
今の話に関連して,台湾線,韓国線,インバウンドは比較的好調ですが,アウトバウンドの面で若干苦戦されているところがあるようですが,その鹿児島からの送客という面で具体的な支援というのはお考えでしょうか。

【伊藤知事】
従来,一定のグループを組んで行かれる方々については若干のお手伝い等々もしていますので,そういうのを中心にやる事になるのだろうと思いますね。多くの方に関心を持っていただいて,自分たちで行っていただく。ビジネス客が発生し始めるとよろしいのですが,まだビジネス客が恒常的に発生するまでに若干の時間がかかると思うので,その時までをいかにしてこちらからのアウトバウンドをつなぐかというのが大きな課題でしょうね。

 鹿児島港新港区の一部供用開始について

【記者】
鹿児島新港の整備ですが,一部供用という事ですが,この後埠頭用地や緑地等の整備も計画されていると思いますが,全体の完成は何年度の完成を目途に整備を進めていらっしゃるのでしょうか。

【伊藤知事】
それはまた後で事務局から聞いてください。

【記者】
琉球奄美の世界遺産登録を見越した機能強化という面では,どのようにお考えでしょうか。

【伊藤知事】
聞き取れなかったのでもう一度。

【記者】
琉球奄美の世界自然遺産登録を見越しての,新港の機能強化という面では,どのようにお考えでしょうか。

【伊藤知事】
それはやはり28年度を目指していますが,奄美琉球の世界自然遺産登録,そうしますと当然に入り込み客が増えるわけですから,空路ないしは海路いろんな事が考えられますので,なるべくこういう,せっかく良いターミナルビルも造るわけですので,海路等々も使ってたくさんの人に行っていただきたいと思いますね。特に修学旅行生等,そういう可能性もありますので,我々としても大いに期待致しております。

【幹事社】
他にありますか。

 鹿児島-香港線の開設について(2)

【記者】
香港線について伺いますが,今回就航にこぎつけたその理由は,どんな事が,これまでのどんな活動がこういった就航に結びついたと考えていらっしゃいますか。

【伊藤知事】
関係の方の中にあちらの旅行エージェントで非常に一生懸命やって下さる方もいらっしゃいました。それから,実は香港ルートというのは,地方空港は少ないのです。千歳空港と福岡空港と沖縄と今度の鹿児島空港ぐらいではないでしょうか。あとは羽田空港,成田空港,中部空港,関西空港ですから,そういう意味で地方空港に香港から飛ばしているケースは少ないので,やはり従来からの蓄積みたいな,先ほど「ビッグネーム」という事を言いましたが,やはりそういうのも結構力になったと思うのです。名前を知っていたし,しかも近いという事ではないでしょうかね。案外簡単に行けますので,そういう意味で,それがプラスになって今回の就航という事ではないかと思います。今までいろんな経験をしていますので,なるべく継続的に利用できるようにいろいろと努力しなければいけないかなと思います。

【幹事社】
よろしいでしょうか。
それでは県政一般の質問に移りたいと思います。
まず幹事社から1点質問させていただきます。

 東京都知事選挙について(1)

【幹事社】
東京都知事選に関連して,今,原発のあり方がひとつの争点となっています。原発立地自治体でない東京都で原発を争点とする事に批判的な意見もありますが,知事はどのようにお考えでしょうか。

【伊藤知事】
いや,知事選というのは何を討論してもいいのですよね。一切,全部,地方公共団体は本当に何でもできる事になっていますので,そういう意味でも,立地するしないに関わらず,いろんなテーマについて幅広く議論するのは。それは強弱はありますよ,国政の本当に専門的な分野もありますので。それは何でも議論されればいいと思います。

【記者】
同じく都知事選に関しておたずねします。2年前の鹿児島県知事選挙の時は,知事は「シングルイシューは馴染まない。原発は国策である。」という感じで,必ずしも原発が争点になる事を肯定的には捉えておられませんでした。今回,原発のない東京でもやはりそういう事が争点になるという事は,国策に対して地方の方からむしろ「ノー」という声を挙げていこうという動きの流れがあるのではないかと思っております。
そういう意味では,本当にいろんなものが問われる国政よりも,地方の方がむしろ原発に対して賛否をはっきりと声を挙げていくべきだと思いますが,選挙で原発が問われる事について,もう少し知事のお考えを聞かせていただけますか。

【伊藤知事】
シングルイシューにするのは賛成でありません。ただし,ご案内のように3期目私は「再稼働賛成」と明確に,いろんな所で全部ほとんどしゃべって選挙戦を戦いました。たぶん私1人だと思いますが。そういう意味で,やはり県政の一番大きなテーマでもありましたし,そうだとするとやはりそのテーマについて論評しないというのはおかしいと思っていましたので,明確に,皆さん方の中において今後のエネルギーの事情,そして再稼働,全体の原発の取り扱いについての考え方をお話ししたつもりです。
したがいまして,そういう意味で原発が対象になるという事については,いささかも違和感はありません。地方公共団体が意見を表明するかどうかは,その時の政治状況にもよりますので,一概に何がベストかというのはないと思いますが,いろんなテーマについていろんな議論をして,当該地域ないしは有権者の意向を忖度する,ないしは聞くというのは,それはそれなりの政治手法としてはあり得る手法だと思いますね。だからそういう意味では,私はその点については,特に反対うんぬんという立場ではありません。

 今後のエネルギー政策について

【記者】
2点目が,2年前,特に鹿児島県知事選挙の前には,知事ははっきりと「私は脱原発であって,その期間は少なく見積もっても30年はかかる」というようなトーンでお話しされていましたが,例えば前回の知事会見だと,「原発について,2030年頃に適正な判断をすればいい」と,少しトーンダウンを感じるのですが,そこはどうでしょうか。

【伊藤知事】
いや,2030年といいますのは,前の政権の革新的エネルギー戦略大綱,あれが2030年くらいをターゲットにして計画が作られていました。「40年以上稼働したものは止める。」「2030年の前半において,今後のエネルギー政策について,その時点においてベストミックス,総合的な計画を作る。」ただしこれは閣議決定しませんでしたが,付属文書で閣議決定しませんでしたが,その後民主党は,選挙の過程の中においてそれを公約の中に入れていくのですが。
私は,我々の置かれている立場から言えば,再稼働しないことにはエネルギー事情とか日本の経済問題が発生しますので,やはり今の段階においては再稼働した上で,それくらいを目途に今後のエネルギー政策をあらためて総合的に考えるというのが,私はやはり今でも,日本のエネルギー政策としてはベストだと思っていますね。だからそういう意味で,「2030年の前半」という事を申し上げたので,「30年」というのは「2030」と「30」という数字がたまたま重なっているのですが,元々あの数字は民主党が作った革新的エネルギー戦略大綱,そのままです。あれは,当時の我が国の立場からいって当たり前だと思うし,私は今でもあちらの方に魅力を感じますね。

【記者】
知事ご自身が,2年前におっしゃっていた「私はそういう意味で完全に脱原発」という「脱原発」のスタンスは,知事ご自身は2年前と今もお変わりはないですか。

【伊藤知事】
「脱原発」というのは,私の場合にはその時のエネルギーベストミックスがどうなるかという問題がありますので,最初から言っていたように,「やはりこれは100年タームだ。」というのは,今でも考えの基本の中にありますね。「100年タームで原爆と原発を全世界からなくす」,そういう努力を全世界ですればいいと。そうすると,全部が原発を使わないとなると,そこにエネルギーの新しいいろんな体系が生まれますから,それが人類の知恵だと思うのですが,どういう形になるのか,これからですね。

 原子力発電所の再稼働について(1)

【記者】
最後に,もう少しローカルな話ですみません。先日の鹿児島市長様の会見において,「鹿児島市としてもUPZ圏(緊急時防護措置を準備する地域)で説明会をやってほしい」という話が出ていました。先日知事がおっしゃっていた「3箇所」というお考えが,知事の中でコンクリートなものなのか。それとも柔軟対応可能なものなのか。要望があればそういうのも考えるよという幅のあるものなのか。そのへんはどうでしょうか。

【伊藤知事】
鹿児島市がおっしゃっている「30キロ圏」というのは郡山でしょうか。この薩摩川内市1回は川内市民だけを対象に致しますが,あとの2回はUPZの30キロの圏域の住民を対象とした説明会ですので,そこに参加されればいいと思いますね。

【記者】
ということは,鹿児島市長さんから,「鹿児島市郡山地区でもぜひ1回やってほしい」と・・・。

【伊藤知事】
それはあり得ませんね。やるつもりはありません。

【記者】
やるつもりはないと。
長島町から同じ要望がきても・・・。

【伊藤知事】
同じです。

【記者】
補足質問です。今,「やるつもりはない」というお話の理由を,要するに「薩摩川内市で3回やれば十分であるので,ある程度薩摩川内市で30キロ圏内集まってくださるのでもう十分」というお考えのものなのか,そのへんの理由を教えていただけませんか。

【伊藤知事】
従来から,薩摩川内市でコアの市民を対象としたものが1回,それから薩摩川内市のある程度郊外といいますかそこで30キロ圏,串木野で30キロ圏,という形で従来から枠組みを決めていますので,それを特に増やす必要はないだろうという事なのです。関心のあられる方々はそこに行ってヒアリングされればいいのかなと思いますね。

【記者】
鹿児島市長の関連でお伺いしますが,同意について,知事のお立場としては,県と薩摩川内市の同意で十分であるという事を記者会見等でおっしゃっていますが,鹿児島市長は「国において新しいルール作りというのを決めていただきたい」というような発言があり,その意味するところは「県と薩摩川内市以外の周辺の市についてもある程度の同意が必要」というニュアンスと受け止めたのですが,そのへんの市長の発言について・・・。

【伊藤知事】
そういう考え方がある事は否定しませんが,従来からの経緯,そして従来からの苦労の度合いなのですよ。それは薩摩川内市と鹿児島県で十分だと私は思いますね。

【記者】
説明会に関して確認させていただきたいのですが,以前の会見では「全県民を対象に参加できる」という事でしたが,参加の対象は30キロ圏内の住民という事で理解してよろしいですか。

【伊藤知事】
「30キロ圏内の住民を主な聴衆として」という事ですね,役所風に言えば。そこに限るわけではないですから。

【記者】
では,ほかの,例えば大隅半島などで関心がある方も参加はできるという・・・。

【伊藤知事】
いらっしゃるかもしれませんね。

【記者】
そういう意味では,なるべく聞く機会は多い方がいい,つまり入れる箱に,容量に限りがある以上は,なるべく多く数を増やして,聞けるチャンスを増やした方が,より県民のためかと思うのですが,どうしてそこで3という数字に限定されるのか,5でもいいのではないかと。

【伊藤知事】
これは枠組みなのですよね。枠組みで,この前の質問で,「本当にどうするの?そこで理解をどうするの?」という話があってアンケートにもなり,アンケートで「本当にもう1回地震を聞かせてほしい」という時には「もう1回くらいは追加せざるを得ないかな」というくらいの感覚ではいるのですが,だいたいそれであの地域,それから従来からの経緯からいって,ほぼ需要は満足すると思うのですよね。だからそれに対しての我々の判断は,3回くらいでこういうケース,従来からのいろんな経験がありますので,関心のある方々はそこに来ていただくだろうという事ですね。
その前に,きちんとしたペーパー等々を作らなければいけないだろうと思いますが。今だいたい何をどういう形で,規制委員会で審査されて何が問題になり,どういう議論をしているかというのは,全くそれで,そこに行くまでにそこに全く何らの知識がないままに行っても,たぶんわからないですね。凄まじく専門的なテーマですからね。だからそれをお助けするようなペーパーは,簡単なペーパーでいいのだろうと思いますが,作って多くの方に配布しなければいけないのかなとは思いますね。

【記者】
ペーパーの話が出ましたのでおたずねしますが,ペーパーになるのか冊子になるのかよくわかりませんが,それは,むしろ原子力規制委員会さんの方が作るべきものというような気がするのですが,県民サービス,フレンドリーという意味で,それは県と規制委員会で話し合った上で,「こういう審査をしました」「こういう事です」というようなイメージでしょうか。

【伊藤知事】
県は従来から地域住民,あれは10万戸くらいが対象でしょうか,「原子力だより」というのを作っているのです。だからそれの新しいバージョンを作らなければいけないという,それが頭にあって今申し上げていますので。やはりそれは従来から県がやった広報活動の一環,そして原子力行政について今現在どうなっているかという事を明確に示す,そういうペーパーになると思います。

 複合施設(スーパーアリーナ)の整備について

【記者】
スーパーアリーナについていくつか伺います。総合体育館については6年前に知事が整備を表明した後,基本構想検討委員会の報告書を踏まえて,3年前に設置場所を与次郎地区に決めたという経緯があります。その後,土地をめぐる交渉が不調に終わったため,本港区の北埠頭に建設用地が変わったという事でスーパーアリーナという大規模なものになって,目的もスポーツ施設の集積から中心市街地の活性化へと大きく変わっていったと思います。あらためてこの経緯について,どうお考えですか。

【伊藤知事】
ベスト選択でしょう。それしかないと思いますよ。単なる体育館だとすると,MBCの土地さえ取得すれば,当時いろんな動きがありましたので,あそこでもいいかなと思っていましたが,それでは体育館だけで,都市機能の変化は何も起こさないのですよね。せっかく大きいのを造るとなると,しかも土地まで手に入れて建物を,上物を造るとなると,やはり都市構造に何らかの変化があるようなそういう施設群を用意しないと。
我々としては,要するに今回の仕事は10年30年先を見てやるわけですから,そうするとなるべく波及効果の強いものという事になると,しかもドルフィンポートが話題になった時に,あそこに一定の都市機能の構造変化を来すような,そういうものを造るとなると,何といっても集客施設ですから,スーパーアリーナみたいなものにならざるを得ないと思います。だから,いつも言っている7千人のコンサートホール,5千人の国際会議場,この2つの機能を基本的に満たすそういう施設を造るという事ですね。

【記者】
そのスーパーアリーナですが,知事が埼玉県の財政課長として計画に携わった「さいたまスーパーアリーナ」がひとつのイメージとして話されていますが,そのどのような機能を取り入れようとお考えでしょうか。

【伊藤知事】
あそこは,大宮新都心の再開発事業で1兆数千億円の事業でした。当時,東大の伊藤滋先生と2人でずっとプランニングをやりながら,最後にあのスーパーアリーナだったのですが。あそこは非常に交通の便利な所でもありますし,いろんな計画がある中で,あそこは集客性が極めて高いという事であの施設に収れんさせていったのです。
たぶん今では全国で一番ハイグレードなスーパーアリーナに育っていますが,ただ何といっても埼玉という大都市のセンター,しかも700億円かけていますので規模も違いますし,そういう意味で必ずしも全面が参考にならないのですが,そのコンセプトです。「いかにして集客を高め,都市機能を高めていくか」今では埼玉の事をダサイという人はいないのです。レディ・ガガのコンサートは何といっても最後はスーパーアリーナで,しかもレディ・ガガのコンサートを含めて一番大きなコンサートは全部今スーパーアリーナという事になっていますので,一気に埼玉が一流県に飛躍しつつあるのですが。何かそういうものを造らないと,そろそろ鹿児島も,従来のような施設群では少々魅力がないのかな,というのが基本にずっとあるわけですよ。だからせっかく今回造るので,ある程度お金を入れるとなると,先ほど言ったくらいの規模でどうかなというのが,今の私の頭の中にある姿なのです。

【記者】
お話のあったのは首都圏ですので,人口や規模も違う中,イベントの開催も違う中で,採算性を保っていくという点ではどうお考えですか。

【伊藤知事】
採算性の問題を皆さんおっしゃいますが,これもいろんな考え方で,お笑いになるかもしれませんが,もしレディー・ガガが鹿児島のスーパーアリーナに来て,香港や上海から一気に皆さん方が飛んで来る,これを考えられませんか?そういう時代になるのだろうと思うのです。だからそこも含めて,アジアにおける環黄海経済圏における人の移動も含めて,これからの施設群は考えていないと。どこかの端っこに造るのでなくて,どこかの入り口に造る事になるかもしれないのだから。そこのコンセプトをどの程度持てるかですね。

【記者】
一方,体育館を待ち望んでいるのはスポーツ界の方が一番かと思うのですが,実際今,週末は県内のスポーツ施設は混んでいて,なかなか予約が取れないという話をよく聞くのですが,現在の県内のスポーツ施設の状況をどうご認識されていますか。

【伊藤知事】
全部利用状況を知っているわけではありませんが,スポーツ施設はこれからいくらたくさん造っても,利用度は非常に高くなるでしょうね。皆さん方がそういう形で,生活様式が変わってきつつありますし,自分たちもそういう大きいスポーツ施設を使おうという機運が高まってきていますので。したがってそういう意味でスポーツ施設についても一定の整備をしなければいけないかなと思いますね。

【記者】
インターハイまでに造らなければいけないという時間軸はなくなったというお話でしたが,スポーツ関係者の中からは「新しい施設で大会を迎えたい」という声も強いようですが,いかがでしょうか。

【伊藤知事】
それはよくわかりますよ。しかし,それをどこに,どういう形でどう作るかは,これからの課題ですね。

【記者】
そのほか,街づくりも影響すると思いますが,年末に鹿児島市の団体から,「ドルフィンポートに造ってほしい」という要望もありました。こういった動きはどう見ていらっしゃいますか。

【伊藤知事】
いろんな動きが出てくると思うのです。熟度が足りない中であの案を出し,そして今みんながいろんな形で議論が始まっていますので,議論が始まった時にどこに収れんしていくかという事だろうと思いますね。だからそういう意味で,議論が始まって収れんするところを見届けながら,我々としては適切なところに適切な施設群を置いていく,というのが次の我々の仕事ですね。

【記者】
一方,鹿児島市電に関しては,森市長が「なんとか任期内で造りたい」というお話でしたが,発言が二転三転,「12月までにできれば」とおっしゃっていたのですが,それも難しいというような事でした。こういう市電延伸への影響というのを知事はどうお考えですか。

【伊藤知事】
市電の概念・コンセプトを私はよく知らないのですが,一般に市中を走っているような市電ではないのだろうと思うのです。ポールがないわけでしょう?発動機はバッテリーでしょう?30分に1本でしょう?そこで本当にそれだけの集客力が生まれると考えますか?今の市電の案について。まぁまぁ,人目を引くには良いファシリティー,良い施設群なのですが,それでも30億円かかるのです。そうすると別の選択肢がないわけでもない。シティービューのバスをずっと回すとか,より頻度高くとか。だから私は,実はまだきちんと説明を受けていないので,どこからどこにどう回ってどう動くのか知らないのですが,まぁまだまだそこらも実は固まっていないのですよね。
私どもがいかにも市電の建設をじゃましているようなマスコミの報道なのですが,実はそうでなくて,元々固まっていないし,我々はあの,県の,ドルフィンポートの真ん中の道路をOKした事は1回もないのに,それが前提になって進んでいるというのが現状ですね。もう少し知恵を集めなければいけないです。

【記者】
最後になりますが,「気運が高まる」というのは,具体的にどういう事か,そして「気運が高まった」と判断された時は具体的にどういう行動に出られるのか教えてください。

【伊藤知事】
気運が高まりさえすれば,その後のプランニングは実はそんなに難しくないと思います。もうコンセプトは,はっきりしているので,そんなに難しくないですね。「気運が高まる」というのは,いろんなところにいろんな議論をしていろんな意見が出る事ではないでしょうか。
この問題について,鹿児島市議会さん等々非常に関心を持っておられますので,それも気運の高まりのひとつなのですよね。うっかり言うとまた怒られますので今日はこれ以上言いませんが,そういうのを重ねながらみんなで,やはり大きな施設群ですし,30年後にそれがどう機能するかを見なければいけないというつらさがあるのですが,それに耐えられるような施設にはしたいと思いますね。

【記者】
関連ですが,今の知事のお話を聞きますと,市の方でコンセプトが固まっていないというようなお話でしたが,市長側は「県の方からある程度出してもらわないと動けない」みたいな形で,両方を聞いている我々にとっては,堂々回りというか,いつまでたっても進まないみたいなニュアンスに受け止めて,どちらかが何らかのアクションを起こさない限り物事が動き出さないような気がするのですが,それは県の方である程度イニシアティブを取って・・・。

【伊藤知事】
今のは一般論ですから,そうこうしているうちに周りが動き始めますよ。それは,周りが動かないと,どこに持って行かれるかわからないから。

 東京都知事選挙について(2)

【幹事社】
先ほどの都知事選に関連して1点,確認というか質問ですが,先ほど知事は「シングルイシューはあまり賛成できない。」というお話を知事選に関しておっしゃっていましたが,例の小泉さんはお得意のシングルイシューで,「原発是か非かという選挙だ」とおっしゃっています。その点について知事はどうお感じになりますか。

【伊藤知事】
若い頃から実は小泉さんの周りにいたものですから,小泉さんの手法はよく知っていますが,政策でなくて政務ですからね。政局なのですよね,小泉さんのこの問題提起は。だから,政策というよりも政局を睨んだ発言なので,そこは少々皆さん方ほかの政治家の発言とは違うと,私はずっと思っているのですけどね。だからそういう意味では,小泉さんにとっては政局だから当然シングルイシューになるのです。

【幹事社】
やはり都知事選には馴染まない,ああいう手法は馴染まないというように・・・。

【伊藤知事】
有権者なのですよ,有権者はいろんな事を聞きたいのですよ。オリンピックの事も福祉政策の事も都市構造ももう1回再構築しなければいけないのでその話,何といっても世界のナンバーワンになるために今後何をすべきかとか,今でも非常に治安の良い,世界でも有数の非常に良い都市だと思いますが,さらに一歩高めて「いったい何をするのか?」というのがこれから出てくると思うのです。
東京は,世界の大都市が持つべき機能はもう今ほとんど持ちましたので,あとまぁないとしたら,大きな,ブロードウェイみたいな劇場やハイレベルなパフォーマンスをやる施設群,そういうのはまだまだ日本は少々欠けているかと思いますが,そういう議論をすればいいと思うのですね。

 誘致企業の撤退に伴う離職者の支援等について

【記者】
富士通の川内工場が,本日,市と売却協定を結ぶのですが,離職者の支援及び新しく工場団地として造成しますが,県においてある程度離職者対策,工場誘致の政策などで来年度以降お考えになっている事はありますでしょうか。

【伊藤知事】
一般的に工場閉鎖の場合には,離職者向けのいろんな政策を国等々と共同で打っていきますので,そういう形で丁寧にいろんなヒアリングをしたりお手伝いをするという形になるのだろうと思いますね。休遊地については,薩摩川内市さんがあそこを取得して,一定の計画が具体的にどうなっているかまだわかりませんが,なるべくそういう雇用能力が,雇用が発生するような企業で活用していただければいいのかなと思いますが,一定の計画はたぶんあるのだろうと思いますが,これからだと思いますね。

 肥薩おれんじ鉄道に対する経営支援について

【記者】
肥薩おれんじ鉄道の件でお伺い致します。先日,鹿児島市の森市長が,「市町村振興協会の基金の活用の検討をしたい」という事で意向を示された一方で,地域振興の当初の基金の目的とは違うという事で「違和感もおぼえる」とのご認識を示されましたが,知事はそれに対してはどのようなご見解をお持ちでしょうか。

【伊藤知事】
確か昔は,「唐突感」とおっしゃったり「違和感」とおっしゃったり,三文字の漢字がお好きですが,元々フレームが違うのです。出捐の時の話と,今回は出捐金などではなくて経常的に経営に一定の協力をしてほしいという事ですから。したがって出捐行為は,前の約束どおり1回で,今回は出捐してくれというのではないのです。「毎年,市町村振興協会の基金から1億円ください」という事ですから,経営協力のために。それは全市町村が何らかの形で恩恵を受けているわけなので,一番恩恵を受けているのは,なんといっても突出して鹿児島市ですよ。ですからそういう意味で,もし肥薩おれんじ鉄道がないと,全体の貨物の運行や,やはりひとつの顔なのですよね,新幹線と併せて。だからそういう意味で「みんなで守りましょう」という時に「次のスキームをどうするか?」という事なのです。大変使いやすいお金があるので,そして一つひとつの団体が出すわけではないからという事で,市町村振興協会の基金にお願いしようかなという事なのです。
ですから前に,「出捐は1回限りだ」と言ったので,それと違うといって,何人かの市長さんはそうおっしゃっているようですが,今回は出捐を求めるわけではありません。毎年,市町村振興協会の基金は毎年必ず,夏のサマージャンボですからね,増えていきますので入ってまいりますから,それについて,そこをターゲットにしてお金を打っていただくと一番動きやすいかなと。
それでも県は多額のお金を,薩摩川内市を含めて沿線市は多額のお金を打つのですよ。打たざるを得ないのですが,せいぜいそういうスキームかなという事です。だいたい3億ちょっとくらいずつ不足していくかなと思いますので,市町村振興協会の基金から1億円くらいで,あとは県と地元市でという事です。地元市も「自分の所の割合は15%じゃなかったか。」と言って怒っている所もあるのですが,そうでないのです。だからフレームが違うのです。こういうのは事情変更の原則というのですが。事情が変わっているのです,経営環境を含めて全体が。したがってそうなると,新しいフレームに従ったファンディング(資金調達)をしなければいけないので,だからそこはもう少しきちんと考えていただきたいと思いますね。過去は過去なのです。これから何を造るかですから。

【記者】
その市町村振興協会の基金からの1億円というのは,不足分の3分の1を協会の基金から出していただきたいという事・・・。

【伊藤知事】
そうです,市町村全体で。一方,沿線市ないしは県は,同じ割合というかそれ以上のお金を打つわけですから。

【記者】
それは一般財源からという・・・。

【伊藤知事】
もちろんです。

【記者】
その3分の1,協会の基金からは3分の1という,その3分の1の根拠というのは・・・。

【伊藤知事】
皮膚感覚です。

【記者】
皮膚感覚?知事ご自身の?

【伊藤知事】
だいたい3分の1。何かにお願いに行く時にはだいたい3分の1ですね。

【記者】
追加で質問ですが,県と沿線市の3分の2の方は,どういうような負担の割合でお考えでいらっしゃるのでしょうか。

【伊藤知事】
従来は,確か85対15になっていたっけ?

【企画部長】
熊本県と鹿児島県で52対48。

【伊藤知事】
うちの県は?

【企画部長】
基本的に沿線市と県は85対15です。

【伊藤知事】
85対15なのですが,しかし薩摩川内市という大きな所があって,85対15にすると,全体のスキームが少々ゆがむので,薩摩川内市には,85対15はもう少し修正せざるを得ないでしょうね。

 原子力発電所の再稼働について(2)

【記者】
原発の説明会の話に戻りますが,前回の会見で,会場のキャパはだいたい千人くらいというお話があったのですが,千人以上の応募があった場合は,どのように選別するかというのは決まったのでしょうか。

【伊藤知事】
いや,一般に抽選していく以外にないと思いますね。まず県外の人は入れませんからね。

【記者】
抽選で決める・・・。

【伊藤知事】
えぇ,それはもう,パーッと並べてバーッと抜いていく以外にないですね。

【記者】
例えばですが,抽選で決めるという場合,例えば鹿児島市の30キロ圏内に千人の住民がいますが,その人たちが漏れてしまうという可能性もありますが,それは致し方ない・・・。

【伊藤知事】
本当にそこで聞きたい人がいて,何人か複数応募されれば,一定の割合で入っていくとは思いますけれどね。

【記者】
説明会自体は県の主催で考えていて,国の担当者を呼ぶという話ですが,国とも調整しなければいけないと思いますし,他の自治体も開いてほしいという意向もあるとは思いますが,今の段階で知事が3回に限定すると独断で決めてしまってもいいものなのでしょうか。

【伊藤知事】
独断ではないですよ。従来から,周りの人たち全部を含めて薩摩川内市で1回,市民対象で1回,30キロ圏をUPZを中心とした,県全体が入ってもいいのですが,それで薩摩川内市もう1回,プラスいちき串木野市でもう1回,だから3回です。規模としては十分だと思いますね。

【記者】
3回というのは変わりないという理解でいいのでしょうか。

【伊藤知事】
ええ,ですから,この前質問があったように,それでもどうしてもまだ,一定のアンケートは取りたいと思っているのですよね。それでもどうしてもここがわからないというような事があれば,地震であれ津波であれ,火砕流ではないと思いますが,そういう丁寧な説明会をもう1回しなければいけないかもしれませんね。そこのところはフリーですよ。
3回に限っているわけでなくて,3プラス1というのはあり得るでしょうね。

【記者】
3より増えるという可能性はあるという・・・。

【伊藤知事】
そうです,そうです。だいたい熟度が高まっていきますしね。そして先ほど10万部,各家庭にちゃんとした説明文を配布しますので,しかも極めて専門的な話にならざるを得ないので,そうだとすると,まあ大体その位のキャパで需要は満たすのかなと思いますけれどね。

【記者】
モニタリングポストについて伺いたいのですが,原子力規制委員会が,避難する際,住民に避難を促す際は,避難単位で,例えば小学校の校区や集落ごとに設置するような方向でいるという事ですが,そうする場合,県としてその事についてどのように考えるか,そして設置するにあたってどのくらいの期間がかかるのか,それが再稼働に与える影響を伺いたいと思います。

【伊藤知事】
規制委員会の指導ですからそういう形になると思いますし,その財源は全部国から,10分の10の国庫で来ますので,それにあわせて国の方は予算を流すと思うのですよね。だからなるべく早く作るという形になるでしょうね。

【記者】
その設置ができるまで再稼働は・・・。

【伊藤知事】
そんなのは全く関係ないですね。

【危機管理局長】
既に鹿児島県の場合は45増設しまして,トータルで67・・・。

【伊藤知事】
ではなくて,市町村単位とか,新しい規制委員会のものは数が全く違うのです。だから今その質問をされているので,「それは市町村,校区単位でやりなさい」と言うのだったら,国はたぶん校区単位で予算を打ってきますよ。規制委員会に言われたらそのとおりにやる以外にないので。
まだうちは全市町村でしょう?一応全市町村でやって,今の段階でも実はフルに整備しているつもりなのですが,今回「校区単位」というのが出てきてしまったので,何を考えているのかよくわからないけれども,しかしやらなければいけないですよね,規制委員会がおっしゃる事は。だからその準備をしなければいけないです。
まだ何も来ていませんよね,校区単位の話はね?

【危機管理局長】
まだです。

 水俣病対策について

【記者】
水俣病の認定業務についてです。ここ1箇月,熊本県の知事が業務返上を表明したり,新年になって環境省の認定基準の通知案が判明したりして混乱していますが,知事はどのように受け止めていらっしゃるのか教えてください。

【伊藤知事】
この問題は非常に難しい問題でもあるし,この前の質問と一緒ですね。時代の,事態の動きを当分見る以外にないと。「国と熊本県の協議の推移を,今後重大な関心を持って見守りたい」というのがこの前の記者会見の答なのですが,まだそこは変わっていませんね。軽々に動いたところで,結果的に患者の皆さん方に一気にプラスになればいいのですが,国はなかなか動けない状況ですし,実際に審査が完全に止まってしまう道を開く事になるので,そこも十分に含めて,蒲島知事も大変だとは思いますが,もう少し時間の経緯そして熟度の高まりを待つ以外にないだろうと思いますね。

【記者】
鹿児島の審査会も昨年の1月以来開かれていないのですが,現状ではやはり開く事ができないというお考えでしょうか。

【伊藤知事】
そうですね。正直言ってそうです。もう少しはっきりとした方針というか対応が出ないと,開いたところで具体的に進められませんよね。

【記者】
過去の判例などでいうと,1年ではまだ大丈夫だと思いますが,開催ができない期間が長ければ長くなるほど,「不作為で違法だ」という判断が出てくるかと思いますが,鹿児島としては,何か国に働きかけるなど積極的に動く事は,まだ今の段階では考えていらっしゃらない?

【伊藤知事】
水面下でやっていますが,表面はね。あちらの動きをじっと見守るという事ではないでしょうか。

 鹿児島都市計画関係について

【幹事社】
お聞きしにくい事で恐縮ですが,今日の南日本新聞の社会面に,知事に関する記事が,市内の山林の計画変更について知事と業者の方が面談した後に計画が急遽変わったという報道が出ているのですが,これは何か知事の方から働きかけがあったという事なのでしょうか。

【伊藤知事】
皆さん方,全体のバックグラウンドブリーフィングというか,全体の制度を説明してもらってから質問した方がいいと思うのですが,市街化調整区域と市街化区域の線引きの話なのです。そして,市街化区域だったのを市街化調整区域に逆線引きをする動きがこの動きなのです。逆線引きだとすると,従来開発可能だったところが開発がある程度保全されて止まってしまうという事です。ここは,原良・常盤の一連の団地,要するに斜面を含めた,そこをどう取り扱うかという話なのです。
普通はそういう時には,逆線引きの時には,私は埼玉県等でよくやったのですが,いろんな業者が既に入ったり絡んでいるので,その人たちを完全にヒアリングするのですよ。それでどういう意向があるか?どうするか?一旦は開発を認めた地域だから,いかに緑地の保全が必要だといっても,まずは既存の法律関係があるので。今回は鹿児島市はそれを十分やらずしてこれを進んだのでしょうね。だから私のところに途中でドンと来て,私も迷惑しているというものです。
しかたないので,ではもう1回元に戻して,ただその戻し方が次の問題としてあるのですがね。これはもう少し全体がどう構成されるかを見た上で,次の案も持っているのですが,その案はもう少し時間が経ってから皆さん方にお話しすればいいのかなと思いますが。そういう案件ですので,少々この記事は作りすぎましたね。

【記者】
市の方はただ,今まで積み上げてきた話の中で戻されたという事については,やはり「どうして今」という話もされていたのですが,そのあたりはいかがでしょうか。

【伊藤知事】
それはあちらの都市計画はそういう事を言っているのですよね。実際には,ではそれが終わった後,どうも説明のしかたも不十分だったようで,もし完全に終わっているとしたら私の所に来る人はいないはずですから。そういう事でしょう?その手続きが不十分だったという事ですよね。

【記者】
そうすると当然の事という事に・・・。

【伊藤知事】
当然。だから都市計画はいろいろ変更とかいろんなのがあるわけですが,その過程の中で当然起こる話。用途地域の変更の時も何の時も,都市計画関係は,利害調整を含めていろんな関係があるので,いろんな変更が当然にあるのです。これで当初案が固まるという事は普通はないですよ。だからそれは市街化区域と市街化調整区域の線引きであれ,用途地域の変更であれ,はたまたいろんな開発行為の認定であれ,いろんな形でいろいろとハンドリングしながら,修正しながら,元々,行くわけなので,そういう意味で,都市計画の作業上は普通に起こった事。普通に起こる事が起こっただけですので。

【記者】
手続き上・・・。

【伊藤知事】
これはあなたが書いた記事だから,あなたの質問はやめましょう,今日は。

【記者】
これは会見なので質問する権利は・・・。

【伊藤知事】
いやいや,あなたには答えませんよ。記事を書いた人に答えるわけにいかないじゃない。

【記者】
でも質問ですので,受けていただけたら。

【伊藤知事】
聞き流しますので,それではどうぞ。

【記者】
反対の意見書を出された方がいらっしゃいますが,その方にヒアリングをするのは,いわゆる事務レベルの話であって,知事がお会いになった理由は何かあるのでしょうか。

【伊藤知事】
いや,県議会議員さんが連れて来られただけで。

【記者】
県議会議員さんのご紹介で会われて,説明を聞かれたという事ですね。

【伊藤知事】
はい。

【記者】
で,その後,いわゆる整合性があるので知事として見直すようにと指示を出されたと・・・。

【伊藤知事】
指示はしていませんよ。

【記者】
指示はないという事ですね。

【伊藤知事】
指示はしていないけれども,全般的にその話を聞くと必然的に,何が正しいかというのは必然的に浮かび上がってくるわけだから,その過程の中で今回のこの修正というか見直しが行われた。それだけですよね。

【記者】
紹介があったら会うという事になるのですかね?

【伊藤知事】
県議会議員と一緒に来られた場合には,拒否しようがないから会いますね。

【記者】
わかりました。

【伊藤知事】
その地域には,それに関連して,常盤の土地区画整理事業とかほかの業者の土地とか,一団のものがたくさんあるわけです。そちらの方は認めておいて,これだけはじくというのがはじけるかというのが,それが次の大問題なのです。全体を皆さん方ご存じないから,そこについては目が行かないけれども。元々あそこは,原良・常盤の区画整理事業が先の方で絡んでいて,本当にあの緑地を全部守るというのであれば,全部一括して調整区域に逆線引きだったら,その手法だったらあり得たのですよ。部分的に外したり入れたりしているので,今回の問題が起こるのです。ちょっと取材してください。

【記者】
取材してくださいという言葉ですが,読んだ,一般の読者と同じレベルで読んだ感想を・・・。

【伊藤知事】
そういうのは,あなた方プロだからダメですよ。新聞記者としてなら応じましょう。

【記者】
それでは新聞記者として,今ちょっと遠慮して言いましたが,新聞記者として,私も市街化調整区域のことはある程度勉強して,再開発の話もわかっているのですが,基本的に,ある業者とお会いになって,開発ができるようになりましたと。業者にとってはそれによってかなりメリットがもたらされると。それを県が,そういう異例の事を行う事によって,何らかのメリットというのが,これは県には発生する事なのでしょうかね。

【伊藤知事】
それは,都市計画という事業の,都市計画という法体系の整理の話なのですよね。市街化区域・市街化調整区域のやり方です。先ほど言いましたように,私は今までも埼玉県などいろんな所で実は逆線引きはやっているのです。ものすごく丁寧ですよ。丁寧だし,関連の業者の意見は全部聞いた上で意見を調整するわけですから。ましてや上にいった時にそういう反対の人が出てくるなどというのは考えられないのですよね。そういう状況の中において今回の事が起こっているので,まず,逆線引きはほとんど鹿児島市も体験ないと思いますが,経験ないと思いますが,しかも今回のものは市街化調整区域に連続した市街化区域の見直しではなくて,スポンと,原良・常盤というのは独立した地域ですからね。そして周りは,写真をご覧になったらわかるように,みんな開発済みの所ですから。ここの線引きは難しいですね。
本当にやるつもりがあれば,ドンと全体をかけてやるか,それとも例えば,今の段階で公告をして「5年後に実質的な開発行為がなければ逆線引きします」といって宣言した上でやるか,どちらかなのです。それがこの全体なのですよね。
だからその新聞記事からそんな話は全然読めないので,何の事かと。しかも知事と業者とかね。この見出しはひどいと思いますよ。

【幹事社】
よろしいでしょうか。

【伊藤知事】
どうもありがとうございます。

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