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更新日:2007年12月5日

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水道水の色が変わった!?…実験商法


相談事例

  1.   「水質検査でまわっている」と,作業服を着た販売員が訪ねてきた。水道局と勘違いし,ドアを開けると入ってきて,コップに入れた水道水に薬品を入れたところ,水の色が黄色に変わった。また,販売員が持参した浄水器に水道水を通した後で同じ実験をしたところ,水の色は変わらなかった。「こんな水を飲んでいるとガンになる。浄水器をつけた方がいい」と勧められ,不安になり契約した。しかし,とても高額なので支払いが困難。解約したい。(40歳代 女性) 
  2.  浄水器の販売業者が自宅を訪れ,「水道水の水質を検査する」と言って,水道水の入ったコップに機器を入れたところ,しばらくして泡が出て,その後濁り,ドロドロとしたものが発生して沈殿した。また,業者が販売している浄水器に水道水を通した後で同じ実験をしたところ,泡やドロドロしたものは発生しなかった。業者は「水質が悪い。こんな水を飲んでいると病気になる」と浄水器の購入を勧めた。不安になったので契約してしまったが,あの実験は本当だろうか?(50歳代 女性)

アドバイス

 上記1,2の相談事例のように,化学的な実験めいたことを見せて「この商品を買わないと安全性に問題がある」などと不安をあおり,効果的な裏付けがあるように思わせて商品を売りつける商法を「実験商法」といいます。
 相談事例1の場合,水道水は水道法により殺菌のための塩素が含まれていますが,塩素に反応する試薬を入れたものと思われます。黄色や桃色に変色するものがあるようですが,異常ではありません。浄水器を通した水道水が変色しなかったのは塩素が除去されていることを示しているに過ぎません。
 相談事例2の場合,まず,泡については,コップに入れた機器に電極があり,水が水素と酸素に分解され気泡が発生したものと思われます。また,ドロドロとした沈殿物については,電極に用いられている金属自体が溶け出たもので,水道水に含まれていたものではないと考えられます。水道水はミネラル分を含むため電気を通しやすく電気分解されますが,浄水器を通した水道水はミネラル分が除去されため電気分解がおこらず,同じ実験をしても泡や沈殿物が発生しなかったものと考えられます。
 いずれの事例も正常な水道水なら必ず起こる現象ですので,実験に惑わされないことが大切です。

契約の解除・取消

 訪問販売で浄水器の契約をした場合,法定の契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフ(無条件解約)することができます。
 なお,浄水器を契約したその日の内に取り付ける業者がいます。このような場合も8日間はクーリング・オフすることができ,支払い済みのお金は全額返金され,違約金や賠償金を払う必要はありません。商品は,たとえ使用していても,販売業者の負担で引き取ってもらえます。
 また,クーリング・オフ期間を過ぎてもあきらめないようにしましょう。相談事例の場合,販売業者は「こんな水を飲んでいるとガンになる」などと説明していますが,販売業者が事実と異なる説明をしたことにより消費者が誤認して契約してしまった場合は,消費者契約法の「不実告知」に該当し,契約の取消が可能です。
 

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