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ホーム > 県政情報 > かごしまの紹介 > 錦江湾 > 錦江湾みらい総合戦略 > 第2章 錦江湾の魅力と活用 > 第2章 - 1 - (2) 魅力と課題 視点(3)地域づくり

更新日:2022年7月28日

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第2章 - 1 - (2) 魅力と課題 視点(3)地域づくり

魅力1湾に面した県都の存在

県庁所在都市である鹿児島市は,鹿児島県の社会・経済・文化・行政等の中心地であり,三大湾と同様に,湾に面して県都が存在することは,湾岸地域の大きな活力源となっています。具体的には,人口,産業等が集積する鹿児島市の都市機能やマーケットが,錦江湾全体における人,モノ,情報,技術等の交流の活発化等を促していると言えます。また,鹿児島港という港湾機能の存在が海陸の結節点としての役割を担い,錦江湾全体の地域連携のためのポテンシャルの向上をもたらしています。

魅力2特色のある湾岸都市群の存在

東京湾や大阪湾等の大都市圏を有する湾では,同質の都市群が連なる形で市街地が形成されています。これに対して,錦江湾岸の15の市町は,例えば,「県都」,「(県都の)ベッドタウン」,「先端産業」,「温泉観光」,「水産(養殖)」,「マリン観光」,「農林水産業」,「ターミナル」,「石油基地」,「教育」等といった,特色のあるイメージを有しています。このような均一ではない都市群が湾岸に連担していることは,魅力の一つとしてとらえることができます。

魅力3未活用の水際線の存在

三大湾においては,人工によって改変されていない「自然海岸」の割合は4から20%,これに一部人工改変が加えられている「半自然海岸」を加えた「自然的海岸」の割合も4割に満たない状況にあり,陸奥湾でもそれぞれ33%,51%となっています。
これに対して,錦江湾の自然海岸の割合は41%,自然的海岸は61%と,他の湾より高い割合を占めており,このような自然海岸や自然的海岸の存在は,自然の水際線を生かしたにぎわいの場や観光・レクリエーションの場,憩いの場としての利用が期待できることから,このことも魅力としてとらえることができます。

魅力4利用が輻輳していない水域の存在

三大湾では,湾岸に国際的な港湾が立地していることなどから,船舶の輻輳が著しい状況にあります。これに対して,錦江湾は比較的安全に船舶の利用が可能な水域となっており,魅力としてあげることができます。

魅力5湾岸をネットワークする各種交通機関の存在

錦江湾には,湾岸各地を結ぶ海上交通網があり,また,湾に沿って移動することができる道路網や交通機関が整備されていることを魅力としてとらえることができます。さらに,南に多くの離島を抱える錦江湾は,大阪湾に次いで湾外との航路も多く,海上交通の拠点となっていることも魅力としてあげることができます。

【課題1湾岸全体としての都市づくり】

錦江湾では,55万人口を抱える鹿児島市に,都市機能や交通機関をはじめとする各種のネットワークが集中しています。このため,鹿児島市の機能集積の効果を湾岸地域全体に波及させ,湾岸全体としてその集積を生かすとともに,各地域が相互に連携を図りながら,錦江湾の有する自然,歴史・文化などの多様な資源やその魅力を活用して,特色のある都市づくりを進めていくことが必要となっています。

【課題2海岸の魅力を生かした地域づくり】

錦江湾岸の魅力は,固有の地形・地勢的な魅力に加え,雄大な桜島等の景観,背後の台地からの海への眺望,洋上に多様な船舶を見ることができる点など数多くあげられることから,これらの魅力を積極的に地域づくりに活用していくことが望まれます。

【課題3観光等の交通手段の充実】

観光遊覧船等については,東京湾や大阪湾に比べて活用が少ない状況にありますが,湾岸の多数の観光地の存在や,景観に恵まれた輻輳の少ない水域等の恵まれた条件を生かし,その導入について検討することが望まれます。

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総合政策部地域政策課

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