閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 県政情報 > かごしまの紹介 > 錦江湾 > 錦江湾みらい総合戦略 > 第3章 基本理念と戦略目標 > 第3章 - 2 戦略目標と展開方向 (2) 戦略の展開方向

更新日:2022年7月28日

ここから本文です。

第3章 - 2 戦略目標と展開方向 (2) 戦略の展開方向

前項に掲げた「戦略目標」の実現のためには,湾岸地域における産業・生活・文化・レクリエーション等の様々な分野で,多くの人々や各種団体等による多様な取り組みが図られることが必要です。本戦略では,県や湾岸市町,民間団体等が一体となって重点的な取り組みを展開すべき「戦略の展開方向」を,次のように定めます。
これらの「戦略の展開方向」は,錦江湾の魅力を生かす視点や戦略目標を実現する視点から設定するものです。

方向1海洋レクリエーション活動の拡大

錦江湾は,温暖な気候,広大な静穏水域と優れた自然景観に恵まれ,また,南に広がる魅力ある外海に連担していることから,海洋レクリエーションの基地となり得る特性を有しています。
このため,海洋レクリエーション関連施設の整備,各種海洋レクリエーションイベントの開催等により,湾岸地域における海洋レクリエーション活動の拡大を図るとともに,国内外の海洋レクリエーション愛好者等の相互交流や情報交換等が行われる拠点づくりを目指します。

方向2子どもたちの夢を育む体験学習の拠点づくり

錦江湾の広大な静穏水域は,子どもたちが安全に海に親しみ,楽しむことのできる適地です。また,その豊かな自然資源は,遊びや体験を通して自然や環境を学ぶ優れた素材となり得る魅力を有しています。
このため,これらの自然を活用し,子どもたちが海洋レクリエーションを体験したり,自然を学ぶなどの体験学習の拠点づくりを目指します。

方向3海辺のにぎわいとうるおいの創出

錦江湾は,長く変化に富んだ海岸線や雄大な景観に恵まれており,湾岸の多くの人口と盛んな産業活動を背景として,人々のにぎわいやうるおいの空間として活用される可能性を有しています。
このため,親水性や海へのアクセスに配慮した海辺空間の整備とその活用,各種イベントの開催等により,湾岸に住む人々や,錦江湾を訪れる国内外の人々にとって魅力あるにぎわいやうるおいの創出を図ります。

方向4水産資源を生かした産業の振興と食文化の形成

錦江湾には多種多様な魚介類が生息し,釣りの適地として知られるとともに,その静穏な水域を生かした養殖業の拠点となっており,また,個性ある料理法や水産加工品等の特色ある食文化が存在しています。
このため,水質など環境の保全にも十分に配慮しながら,錦江湾の特性を生かした栽培漁業や観光漁業などの一層の振興を図るとともに,錦江湾の水産資源等を素材とした,魅力ある食文化の形成を図ります。

方向5魅力ある観光・保養拠点の形成

錦江湾は,鹿児島・桜島,指宿,霧島など南九州の著名な観光地に囲まれ,湾岸に連なる温泉地や上野原遺跡などの優れた資源を数多く有しており,錦江湾という海そのものの魅力がさらに生かされることにより,広域的な観光・保養の拠点となる大きな可能性を有しています。
このため,体験活動や健康づくりなどの観光客の志向を踏まえながら誘致活動を促進し,湾岸の各種観光施設,温泉,歴史・文化資源,魅力ある景観等を生かした滞在型,体験型の観光・保養拠点の形成を目指します。

方向6学術的・文化的な交流の促進

深い水深を有し,多様な生態が見られる錦江湾,活火山である桜島,縄文早期の定住集落遺跡である上野原遺跡などは,国際的な学術研究の対象となる資源です。また,秩序ある整備が進む錦江湾のウォーターフロントは,自然とのふれあいや人々の交流の中から,新たな文化を育む可能性を有しています。
このため,錦江湾をテーマとした学術研究や文化・芸術等の振興を図るとともに,これらを生かした国内外との交流を促進します。

方向7未来に引き継ぐ自然環境の保全と活用

錦江湾は深い水深を有し,多様な水生生物が見られるとともに,磯や砂浜などの身近に海に親しめる自然海岸の存在,また,湾岸に見られる貴重な動植物など,優れた自然環境を有しています。
このため,これらの保全に努めるとともに,錦江湾の環境保全活動を促進するため,優れた自然にふれ,学ぶことのできる場として活用します。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

総合政策部地域政策課

電話番号:099-286-2424

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?