更新日:2017年10月13日
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先日、全国の和牛王座を決定する第11回全国和牛能力共進会において「鹿児島黒牛」が悲願の「全国和牛チャンピオン」に輝きました!
これは、関係者の皆さんの並々ならぬ努力の結果です。
今回は、気になる舞台裏のストーリーをお聞きするため、見事「種牛の部」第1区で優等賞首席(1位)に輝きました「県肉用牛改良研究所」の溝下所長にお話を伺いました。
インタビュアー:
まず、団体戦優勝と、1区首席おめでとうございます。
所長:
ありがとうございます。
インタビュアー:
どれくらいすごいことなんですか?
所長:
団体賞について、うちがどれくらい答えていいか分かりませんが(笑)、団体賞ができてから今回が3回目で、鹿児島県にとって初の団体戦優勝だったんです。
鹿児島県は黒毛和種の飼養頭数は日本一ですが、今回の優勝で、名実ともに日本一となりました。
おまけに今回は、肉牛の部も合わせると全国39道府県から、代表牛500頭以上が出場(過去最多)していますので。
各県も相当力を入れてきていますから、その中で1位というのは、やはりすごいことだなと思います。
インタビュアー:
今回の出場は、どれくらい準備に時間をかけたのですか?
所長:
まず、県内の農家さんが飼われている優秀な雌牛(育種牛と言います)に計画的に交配するところからなので、3年以上ですね。
インタビュアー:
3年以上!
所長:
県内を回って、その優秀な雌牛に、うちにいるどの雄牛を交配させれば次の世代の優秀な雄牛が生まれるかを考えて、交配をお願いするところから始まっているんです。
インタビュアー:
はぁ…。すごいですね。
所長:
共進会の有無に関わらず、次の世代の優秀な雄牛を造るためにこのような計画交配を行っているのですが、今回1席を取った「金華勝(かねはなかつ)」も、6席の「喜勝華(よしかつはな)」も、そのうちの大切な1頭です。
(つづく!次回:「牛の品位も審査対象!?」)
※写真のトロフィーなどは前回までの肉用牛改良研究所の実績のもの。
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