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更新日:2020年1月17日
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11月9日にふるさと探検隊川尻地区の集落点検とワークショップが開催された。開聞岳の麓の海岸沿いの集落を地元住民,大学生,行政関係者の約70人が3班に分かれて,点検をおこなった。その後,室内では,既存施設の活用の課題や人を呼び込む素材の発見など,多岐にわたる視点での検討がなされた。参加者からは「実際に歩いてみると新たに発見することも多かった」などの声が聞かれた。
11月6日から3日間,姶良・伊佐地域振興局にインターシップとして加治木工業生2年生,3名を受け入れた。農村整備課には最終日8日午後からの訪問で,室内研修及び現場見学を実施した。
室内研修では農業農村整備事業の業務紹介,現場は農村災害対策整備事業霧島1地区の上金割池改修工事,次に地域用水環境整備事業竹山ダム地区の落石防護工事及び竹山ダムの管理室でダムの説明を行った。
公務員志望という学生達で,真剣なまなざしで説明を聞いていた。
11月12日~15日,県立奄美高校の生徒2名がインターンシップとして来庁,13日には農村整備課の業務体験として,奄美市笠利町の沈砂池工事の現場と須野ダムの管理棟に案内し説明を行った。
地元生まれの高校生であったが,赤土流出の被害や対策について聞いたことが無かったとのこと。事業効果も含め,内外へのPRがまだまだ必要であると感じた。
須野ダムでは管理施設を興味深そうに見学していた。商業科の生徒であったため,説明の仕方には苦慮したが,「農業土木」という言葉は覚えてくれたようだった。
11月16日,沖永良部高校創立70周年記念行事の会場で,「水どぅ宝プロジェクト」で制作したジオラマが披露された。同プロジェクトは,現在,造成中の国営地下ダム・県営畑地かんがい整備等が農業受益者のみならず,沖永良部島全体の地域財産として将来とも大切に利活用・維持保全され,島の農業と環境を未来の子ども達へ引き継ぎ,島全体の発展に寄与できるよう,島民,民間団体,特に島の将来を担う子ども達の参加を促し,関連した意識啓発・広報活動を楽しみながら行うことを目的として始まったもの。
ジオラマ製作には5月から11月まで約7ヶ月かかったが,その間に延べ約500人もの方々が参加し無事完成した。ジオラマは2台制作され,沖永良部島全体をリアルに形作ったものは,ボタンを押すと地下ダムから各受益地まで水が送水される様子が電飾で表現されている。
また,地下ダムと附帯施設の仕組みを知ることができるジオラマは,地表部に地下ダムを築造する工事現場が再現されるとともに,沖永良部島の代表的な作物が栽培されている様子を見ることができる。地下の構造については,電動でジオラマがせり上がると,止水壁を作ることで地下水がたまる様子も見ることができるようになっている。
ジオラマを見た高校生は,「こんなにすごい施設が身近で作られていることにびっくりした。地下ダムの水を利用して農業がしやすくなると思う。」と話していた。
今後もできるだけ多くの方々にジオラマを見ていただけるよう,展示方法などを考えて畑地かんがい推進のPRに活用したい。
11月30日,大島郡和泊町笠石海浜公園において毎年恒例となっている「第4回KK戦(国・県対抗運動会)」が開催された。
同運動会には,県・沖永良部農業水利事業所の職員及びその家族等約40人が参加し,「綱引き」や「世代別リレー」など6種目で競い合った。
参加者の一人は,「天気もよくて子どもと一緒に楽しめた。仕事ではまじめな方が,意外な面も持っていることがわかり,良い交流になった。」と話した。
今後も,様々な取組により関係機関と一体となった農業農村整備事業推進に努めたい。
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