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更新日:2019年9月10日

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日本水泳界初の金メダリスト・鶴田義行顕彰碑

大河ドラマ「いだてん」に登場した,本県出身の金メダリスト・鶴田義行(つるたよしゆき)と,その顕彰碑および銅像について紹介します。

鶴田義行の銅像(上半身)

《鶴田義行の銅像》

 

伊敷村出身,群を抜いた泳力

1903(明治36)年,鹿児島県鹿児島郡伊敷村上伊敷飯山(現在の鹿児島市伊敷8丁目)に12人兄弟の次男として誕生しました。

生家の前には甲突川が流れており,近辺の子どもたちは皆,川で泳いだり,大きな岩から飛び込んだりして,遊んでいたそうです。

もともと水は苦手だったそうですが,2つ年上の兄に川へ投げ込まれ,おぼれたことをきっかけに水泳に興味を持ちはじめ,それから泳げるようになった鶴田は,流れに逆らって泳いだり,川を下って海まで泳いで往復してきたりと,幼少期から人並み外れた泳力を見せていたそうです。

 

小学校を卒業後,10代から国有鉄道の鹿児島機関区で機関助士として石炭をくべる仕事をしており,そのことが鶴田の人並み外れた体力へ繋がったと考えられています。

その後,1924(大正13)年頃,佐世保海兵団に入隊し,機関兵として軽巡洋艦に乗船。暑がりでよく海に飛び込み泳いでいた姿が上官の目にとまり,水泳部へ入ることとなりました。

 

日本水泳界初の金メダル

とくに専門的な指導を受けたわけではなかったものの,1925(大正14)年に明治神宮競技大会にて200メートル平泳ぎで見事優勝。同年,日本選手権水泳競技大会でも200メートル平泳ぎで優勝し,一躍,注目選手となりました。

猛練習をした鶴田は,1928(昭和3)年のアムステルダムオリンピックに出場。当時,世界記録保持者であったドイツのエーリッヒ・ラーデマッハーを抑え優勝し,同大会の陸上男子三段跳びで先に金メダルを獲得していた織田幹雄に次いで,日本人では2人目,日本水泳界では初の金メダリストとなりました。

1929(昭和4)年頃に明治大学に入学。同年,200メートル平泳ぎで2分45秒0の世界記録を樹立しました。

 

思いがけないオリンピック連覇

1932(昭和7)年,明治大学を卒業し,南満州鉄道に就職。

この年のロサンゼルスオリンピックにおいて,200メートル平泳ぎでは小池禮三の方が優勝候補とされており,鶴田は小池のサポートとしての参加でした。しかし,大会中に調子を上げた鶴田は決勝で優勝。日本人初のオリンピック連覇を遂げました。

現在でも,オリンピック競泳平泳ぎでの連覇者は,鶴田と北島康介の2人だけです。

 

その後は,名古屋市役所の体育主事や海軍を経て,戦後,妻の故郷である愛媛県に移り住み,愛媛県体育協会理事や水泳連盟の理事長に就任するなど,水泳界の発展に寄与しました。

その縁で,アムステルダムオリンピックの際に獲得した金メダルと表彰状,実際に大会で着用した水着は,愛媛県生涯学習センター(愛媛県松山市)に収蔵されており,メダルと表彰状は施設内の愛媛人物博物館に常設展示されているとのことです。

鶴田はメダルをいろいろな人に触らせていたため,メッキが剥がれて下地の銀がみえているそうで,気さくな人柄であったことがうかがえます。

 

顕彰碑と銅像

鹿児島市伊敷8丁目の国道3号線沿いにあります。(大田ベーカリー・大黒温泉の道路向かい)

国道3号線沿い伊敷8丁目付近の写真

《国道3号線沿いには顕彰碑の案内板がある》

近くには鶴田の生家があり,姪の真竹由子(またけゆうこ)さんご夫婦が住まわれています。

顕彰碑はアテネオリンピックが開催された2004(平成16)年に,真竹さんが鶴田の弟であるお父様の遺志を継いで建立したそうです。

その際,2002(平成14)年に伊敷小学校へ寄贈されていた鶴田の銅像も一緒に建てることになり,顕彰碑の隣に銅像を配置。銅像を寄贈したのは鶴田の小学校の担任であった先生のご子息だそうです。

鶴田義行の顕彰碑と銅像

《顕彰碑と銅像》

鶴田義行の銅像(胸元)

《銅像の胸元のメダルには

IXEOLYMPIADEAMSTERDAM1928

と刻まれている》

真竹さんは,「来年のオリンピックや大河ドラマの関係で,テレビ等の取材を受ける機会が増えた。注目されるのはとても嬉しい。」と話してくださいました。

駐車場はありませんが,車で目の前まで行くことができます。

見に行く際は,近隣住民の方の迷惑にならないように配慮をお願いします。

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鹿児島地域振興局総務企画部総務企画課

電話番号:099-805-7206

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