甲突川の源流「甲突池」周辺を紹介します
鹿児島市街地から北西に車でおよそ50分,鹿児島市花尾町(旧:郡山町)八重山の中腹に,鹿児島市の中心部を横断する甲突川の源流「甲突池」があります。
この池に集まる山からの贈り物(湧き水)は,透明感抜群であり,水面はまるで鏡のように周りの木々を映し出し神秘的な風景を創り上げています。
さらに,数匹の鯉が気持ちよさそうに泳いでいる姿を見ていると,時が経つのを忘れてしまいそうな癒しの場所です。
平成20年6月,甲突池は環境省が選定した「平成の名水百選」に選ばれました。甲突川の源流で,市民にとって命の水であることや,地元自治会を中心に周辺環境が保全され,市民に親しまれている点などが評価されました。
甲突川からおよそ1キロの道路脇には,湧き出した水を汲むことができる場所があります。「銘水八重の雫」は,そのまま口に含むと柔らかく甘みがあって,水を汲みに訪れる方によると,この水を焼酎の割水にしたり,おみそ汁を作るのに使うそうです。
甲突池の周辺は,山の斜面に石積みの棚田が重なり合い,のどかで美しい田園風景が見られます。この地域は,鹿児島市の景観形成重点地区に指定されており,良好な景観形成が進められています。


他にも,周辺には公園や温泉などがあり,アスレチックやキャンプ,登山などを楽しめますので,足を運んでみてはいかがでしょうか。

アクセス
車:鹿児島市街地から国道3号線を約30分,小山田町交差点を右折し,国道328号線へ。約15分後,入来峠「八重山公園入口交差点」を左折し,約5分。
バス:JR九州バス停「入来峠」下車,徒歩30分。
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