ウワサの「赤熊(あかくま)」の正体は?
「赤熊」の情報を聞きつけ,鹿児島市南栄の産業道路沿いにある「奄美の里」を取材しました。
「赤熊」とは,ドラゴンフルーツの果肉をふんだんに使い,ドラゴンフルーツのピューレで作られたシロップが隅々までいきとどいた「かき氷」です。
氷の上には,ドラゴンフルーツの実・グミ・ドラゴンフルーツで作った羊羹(ようかん)のほか,パイナップル,マンゴー,メロン,バナナ,甘夏といったフルーツがいっぱいトッピングされ,一番上には,くまの顔を象ったアイスクリームが乗せてあり,見た目も楽しませてくれます。
味付には,ドラゴンフルーツの果肉とピューレ以外は使用していないため,甘い物が苦手な方でも完食できそうなほんのりした甘さです。
ドラゴンフルーツのピューレは1年中あるのですが,「赤熊」には果肉を使用するために,2018年は7月から10月末までの期間限定となっているようです。
下記の写真は,「赤熊」(980円)ですが,他にも「白熊」(800円)なども提供されています。
ドラゴンフルーツとは?
ドラゴンフルーツはサボテン科に属し,ピタヤと呼ばれている多肉植物です。原産は南メキシコ,中央アメリカ諸国で熱帯に分布されています。毎年7月から11月まで数回収穫されます。
また,ヘルシーな果実でビタミン,繊維,ブドウ糖及び体に必要なミネラルを多く含んでいて,果実の中にあるゴマ状の種子は,腸を刺激して便秘の改善に役立ち,またポリフェノールを含むため,老化防止も期待できる美容フルーツとしての人気もあります。
ドラゴンフルーツはどのように栽培されてる?
今回,取材協力をいただいた,奄美の里「れすとらん花ん華」の社長さんが花好きで,5~6年前に栽培を始め鹿児島市中山町と大島郡龍郷町に自家栽培しており,中山農園では300鉢,龍郷農園では2,000鉢所有しているとのことです。また,鉢で栽培しているのは,実の糖度を上げるためだそうです。
ドラゴンフルーツの花
ドラゴンフルーツは,月下美人のように夜に花を咲かせ,開花後1ヶ月半位でこぶし大の実になります。また,実のほかにも,花やつぼみも食用となり食感はオクラと同様で粘り気があるそうです。
ドラゴンフルーツの花は,午後7時ぐらいから咲き始め夜中12時ぐらいが満開になるようです。大きさは30センチ~45センチぐらいで,吸い込まれそうな綺麗な花の姿を夜中しかみせない魅力的な植物です。
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