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更新日:2022年3月24日

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勇壮華麗!「川上踊」奉納される

「ドンドンドン」「キャンキャン」と威勢良く音が響きます。

太鼓とかねを打ち鳴らし,伝統の踊り「川上踊」が,奉納されます。

踊り演目の読み上げに続き,つぎつぎと勇壮華麗な踊りが披露されます。
 

「川上踊」は,いちき串木野市川上地区に伝えられている市指定の「無形民俗文化財」で,今から約400年前,五穀豊穣と平和を祈念して創始されたと伝えられています。

戦時中から中断していましたが,昭和36年に復活しました。

現在では,8月26日に近い8月末の日曜日に行われています。(今年は8月23日でした。)

400年の伝統のおどり

踊り手は小学生から大人までの約20人。

「川上踊保存会」の古川会長さんの話では,太鼓16名,かね4名が正式な人数で,「男おどり」なのですが,現在ではかねを女性が担当しているとのことです。
 
午前8時,長田(おさだ)神社を皮切りに,諏訪神社,葛城神社,中組公民館,川上小学校の5カ所で奉納され,踊りは太鼓が,白装束に長さ約2メートルの「矢旗」と呼ばれる竹ざおを背負い,かねは,花笠に振袖をまとい,全23曲の演目を40分ほどかけて踊ります。
 

〇演目

1門係,2庭入,3庭取,4後すざり,5荒川,6チャンチャコ,7ササラ,8片セキ,9高飛び,10コクラン,11横とび,12コクラン出切,13四十ベ,14サシ鐘,15楽(がく),16モッコンコンノヌカシ,17回節,18入コシ,19庭崩,20ツンテン,21唄,22七夕,23謝礼
 

かけ声と「ドンドンドン」「キャンキャン」と,太鼓とかねを叩きながら,飛び跳ね,足を上げ,腰を落として踊りが続きます。

暑い中,とても体力が要りますね。

演舞が終わると,大拍手。

すばらしい,踊りです。

若い力がはじけています。

若い力が弾けます

練習は,7月末から,地域の「川上小学校文化財少年団」,中高校生,専門学校の学生と住民の方々が,川上小学校で行ってきました。

    • 総合指導者中村さん(77歳)
    • かねの指導者吉留さん(47歳)
    • 太鼓の指導者内村さん(52歳)
 

当日は夏真っ盛りの暑い日でした。水分補給が欠かせません。

地域住民の方々が協力して盛り上げていました。

地域と家族の協力
見物人も温かく伝統文化を見守っています。
 

小学校低学年の子どもさんもしっかりと見ていました。

幼いころの人生の一場面として,また,「地域の宝」として楽しい思い出となることでしょう。

 
 
見物人と田の神石像

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