更新日:2018年4月13日
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沖縄県では、平成30年3月23日に、平成26年以来となる麻しん患者が発生して以降、4月8日までに、初発例を含めて34例の麻しん患者が確認されました。
これまでに確認されていた患者のうち1名が、発症日である3月26日(月曜日)の9時半から11時頃に、見送りのため、那覇空港を利用したことがわかりました。当該患者と接触した方が,麻しんを発症する可能性があるため,本県にも情報提供がありました。
現在までに,本県での患者の届出はありませんが,今後,県内での患者発生も懸念されることから,以下について御承知おきいただくようお願いします。
3月14日発熱
3月17日台北から沖縄県へ移動。モノレール利用し,那覇市国際通り及び新都心観光。
3月18日モノレール,レンタカー利用。那覇市国際通り、糸満市西崎、北谷町美浜観光。
3月19日レンタカーを利用し,今帰仁村古宇利島、名護市内観光。発疹出現し,医療機関受診,入院。
3月23日患者発生報告
麻しんは,飛沫感染,接触感染,空気感染により感染します。
発症した人が周囲に感染させる期間は,症状が出現する1日前から解熱後3日後です。
感染後,10~12日の潜伏期を経て,発症します。
感染すると約10日後に発熱や咳,鼻水といった風邪のような症状が出現。2~3日熱が続いた後,39℃以上の高熱と発疹が出現します。
肺炎,中耳炎を合併しやすく,また,10万人に1人程度と頻度は高くないものの,麻しんウイルスに感染後,特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することがあります。
麻しんに感染しないためには,予防接種が重要です。
麻しんんの定期予防接種の対象(第1期:1歳,第2期:小学校入学前)の方は,早めに予防接種(MRワクチン)を受けましょう。
定期予防接種以降でも,以下に該当しない方は,MRワクチンを受けましょう。
特に,麻しん患者が最初に受診する可能性のある医療機関(内科,小児科,皮膚科,救急等)の皆様におかれては,発熱や発しんを呈する患者が受診した場合は,予防接種歴の確認など,麻しんの発生を意識した診察や麻しんの感染力の強さに鑑みた院内感染対策を講じていただくようお願いします。また,麻しんと診断した場合は,当所へ直ちに電話連絡と届出をお願いします[伊集院保健所TEL(099)273-2332(閉庁時は,守衛が担当者へつなぎます)]。また,その際は,確認検査(RT-PCR)のための検体採取(咽頭ぬぐい液,末梢血,尿)に御協力をお願いします。
国際感染症センターにある国際感染症対策室では、診療以外の部分、特に感染症の予防やアウロブレイクの早期探知からの介入や支援を行っていますが、外国人患者対応をしている国際診療部との連携で多言語資料を作成しています。
英語,中国語,ベトナム語,ネパール語の資料を作成しました。
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