更新日:2021年10月18日
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5月18・19日に喜入町の4ヶ所でオクラ現地検討会を開催し,農家39名が参加しました。オクラの収穫が来週から本格的に始まることから,農協から収穫や出荷等の説明がありました。農政普及課からは施肥や病害虫対策,湿外対策等について説明しました。喜入町では現在9haのオクラが栽培されており,長雨で湿害や病害,着果不良等が懸念されますが,対策を徹底し,生産安定を図ります。
5月10日,水田高度利用にかかる検討会を実施しました。当日は普及情報課の専門指導員からの助言も受けながら,水田でのレタス生産に係る実証実績及び課題検討を行いました。過去3か年の実証結果で単収向上技術は整理できたことから,今後は生産コスト216千円/10a(試算)以上の粗収益を上げるための商品化率向上対策と出荷時期,面積推進が必要であると課題整理しました。今後も日置市駐在では水田フル活用モデル事例の育成に努めます。
ハウス小ねぎ栽培の現場では,腰部を中心に疲労軽減が求められていました。そこでジャケットタイプのアシストスーツを用い,4月下旬に外国人技能研修生の協力を得て,軽労化実証を実施しました。調査票の指標値を活用して疲労度を数値化した結果,腰部では58%の軽労化が図られました。(使用前12ポイント(疲労度大)→使用後5ポイント(疲労度小~中))。研修生からの評価も良好で,個人購入するほど公表でした。今後も日置市駐在ではスマート農業の推進に努めます。
大将季の加温栽培では肥大期の裂果が問題となっているため,農業開発センターと連携し,トレンチャー深耕による雨水浸透防止対策について検討会を実施しました。当日は現地で雨水の排水状況やほ場の土壌構造を確認し,深耕の深さや遮根シートの埋設など施工前の調整を行いました。この対策で裂果防止が図れる場合,単収向上も併せて他園地での活用もきたいできます。今後スマート農業の推進と併せて実績に応じた新技術開発につなげていきます。
桜島地区果樹技連会では5月13日に,JA小ミカン栽培者を中心に結実量を調査しました。島内東部は西部に比べて日照時間が長く,果実の生育は早い傾向でした。島内全域で満開日は平年より6日早く,着花,結果は樹によるバラツキが大きくありましたが,全体の結果量は平年並みでした。屋根掛け栽培により梅雨の影響や降灰による幼果の焼け症状,汚れ果等は認められず,「在来系」,「紅さくら」,「無核紀州」ともに順調な生育が見られました。
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