更新日:2021年10月18日
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管内の新規就農者を対象に,7月21日,28日,8月4日の3日間,農業基礎研修会を開催しました。研修内容は,「経営」,「農業機械」,「病害虫」,「土壌肥料」の4部門で,6名が会場で,1名がリモートで毎回参加しました。意見交換では,経営に関する多くの質問があり,指導農業士から助言をいただきました。研修会は,コロナウィルス感染防止対策をとって行い,研修後のアンケート結果はおおむね理解できたとの回答が多くありました。今後も,新規就農者が早期に経営基盤を築けるよう,継続して支援を行っていきます。
8月4日,「かごしま地産地消ネットワーク野菜栽培研修会」が鹿児島市都市農業センターで開催され,直売所出荷者,関係者27名が出席しました。鹿児島市都市農業センターの試験成績「スイートコーン(抑制)の品種比較・移植試験」,「水田裏作栽培のリレー出荷作型に適したキャベツの品種選定」,秋冬野菜栽培のポイントについて学んだ後、センター内のほ場見学を行いました。直売所の品揃え対策,安定運営に向け,今後も継続的に支援していきます。
8月2日,桜島二俣地区で山東菜栽培の新規栽培者をJA,桜島農林事務所で巡回しました。桜島地区の野菜は桜島大根が有名ですが,施設での軟弱野菜栽培も盛んで,赤生原地区の葉ねぎは鹿児島市場で銘柄が確立しています。山東菜の県内産地は少なく,市場から期待されています。新規就農者の施設面積は20~30aと少ないため,補助事業,遊休施設利用で規模拡大に取り組んでいます。関係機関で栽培状況把握と新規就農者の意向を確認して,今後の産地育成に取り組んで行きます。
8月23日,鹿児島市吉田地区の24.2haの水稲ほ場で,無人ヘリコプターの共同防除が実施されました。地域有志の水稲生産農家が組織する吉田地区稲作研究会が企画・立案し,実施される共同防除は3年目を迎え,防除面積は前年度よりも3.9ha増加しました。農政普及課では,実施の準備から料金徴収まで,研究会と関係機関が役割を分担して連携・協力する体制を目指しており,この体制が定着するよう,継続して支援していきます。
8月1日,管内の茶業青年が日置市東市来町美山地区に新たな茶舗「HIOKICHAHO」をオープンしました。美山地区は,薩摩焼の里として知られ,日置市の重要な観光スポットですが,コロナ禍で観光客は減少しています。新茶舗はポストコロナの観光需要の回復を見込み,若者らしいペルソナとメニューを設定し,インスタ等の口コミで,既に多くのお客が訪れています。農政普及課は「日置茶」の新たな販路拡大活動の一環として,今後も支援していきます。
8月6日,ミニトマト研究会は第4回目の研修会を開催し,12人の生産者等が出会しました。前回までは,栽培基礎と理論の座学中心でしたが,今回はほ場で,初期生育管理について現地検討を行いました。当日は数人が定植作業を実演し,その後,改善点や理論に基づく効率的な作業方法等を指導・相互検討しました。「理論と実際」を活動の主眼としているため,毎回農家の反応は良好です。今後も定期的に会を開催し,農家の技術と単収向上の支援を行っていく予定です。
日置市は,市単独の増頭対策牛舎建設事業で新築牛舎建設への助成を行っており,4年間で7棟が建設されました。8月17日,日置市畜産青年部は,昨年度,当事業を活用した部会員2人の牛舎見学会を実施しました。両牛舎とも木造畜産波板葺きで,暑熱対策のための大型ファン等が設置されて,快適な環境となるよう工夫がなされていました。当事業では5年以内に10頭以上の増頭が成果目標であることから,計画的な増頭がなされるよう支援していきます。
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