更新日:2021年10月18日
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9月1日,三島村役場と当村黒島の焼酎工場をオンラインで結び,さつまいもの栽培管理責任者に技術指導を実施しました。当日は,基腐病対策を踏まえた優良種いも確保対策や,収量調査の方法を指導したほか,現在の生育状況を聞き取りました。三島村では,焼酎原料用に72aのさつまいもが作付けされていますが,基腐病の発生は局地的で,現地関係者は今年産は平年並みの作柄を見込んでいました。今後も,三島村の焼酎用さつまいもの安定生産に向けて継続して支援します。
9月7日,女性農業者等の組織「ポタジェファム」が「ポタジェファムを語ろう!」と題して,オンラインでの意見交換会を開催し,会員14名が参加しました。組織で取り組みたい意見を出し合った結果,加工品の開発や野菜セット等の販売,配送のしくみ「やさいバス」の導入を,今後検討していくことになりました。10月からは,国の事業による「地域の女性グループ研修」の受講を4回予定しており,農政普及課では組織の共通目標の設定や組織力・経営力向上を支援していきます。
日置市の家庭で発生する生ゴミは民間業者により回収・堆肥化され,「よかんど!」の名称で販売されています。ASIAGAPHIOKI茶部会は,6月から関係機関と協議を進め,10月に生産者の堆肥場に搬入されることとなりました。この「地産」堆肥は冬期に茶園に施用し,収穫された一番茶は市内物産館で「地産地消」する予定です。農政普及課は,この取組をSDGsに向けた持続可能な茶生産として,生産体制確立や,堆肥の有機JAS適合資材登録の手続き等を支援していきます。
今年3月から日置市東市来町養母のソリダゴハウスで,普及職員が作製した環境モニタリング機器を用いて,ほ場内の環境値を測定試行しています。本機器は気温,露点温度,相対湿度,飽差,土壌水分を測定し,インターネットを経由してスマートフォンで確認でき,市販の測定システムより安価なものになっています。今後は,得られたデータを活用して,増収や品質向上につながる技術の確立と,自動かん水の精度向上による省力化につなげる取り組みをしていきます。
農政普及課では,管内の地域特性を踏まえた地域営農のしくみづくりのモデル事例及びスマート農業の動画(DVD)制作のための取材を9月末から進めています。地域営農のモデルは日置市日吉町吉利地区,いちき串木野市大里川南地区の2事例,スマート農業のモデルは5事例を紹介する予定です。完成したDVDは,地域の話し合い活動や,スマート農業の導入推進等に活用する計画です。
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