更新日:2022年6月17日
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5月2日,鹿児島市立東昌小学校の3~4年生14名を対象にお茶の授業を行った。当農政普及課は,当日の講師として,座学対応のほか,茶摘み体験指導,工場見学支援などを行った。児童には,午前中の長時間の体験授業だったが,最後まで興味をもって参加,質問や笑顔が溢れる楽しい授業となった。リーフ茶の消費減少が進む中で,お茶の魅力を伝え,生活の中にお茶を取り入れてもらえるように今後も食育・地産地消を通じた普及活動を進めていく。
5月22日,鹿児島市の都市農村交流センターお茶の里で,新茶祭りが開催された。当日は,鹿児島市松元地区の茶業青年の会が出店し,来場者に新茶の振る舞いをしたほか,青年の会で製造したお茶の販売も行われた。このお茶は,茶業青年9名がそれぞれ自慢のお茶を事前に持ち寄り,審査,配合したものである。当日は,新茶の香りに多くの来場者が足を止めるなど,その反応は青年達の自信に繋がったようでした。
吉野の軟弱野菜生産部会優ラ良が4月にパセリ,ラディッシュ,また,5月にみつばの県内初となるK-GAP認証を取得した。部会員は20名でうち半数が50歳以下と若手の動きも活発になりつつあり,今回の県認証も今後を見据えた若手部会員が,部会全体に県認証の取得を呼びかけた成果である。優ラ良は認証済の3品目に加えてチンゲンサイ,ホウレンソウ等の5品目,計8品目で今年度中に認証取得を目指す。
茶の市場単価は,荒茶の水色色合が大きく影響することから,ASIAGAP-HIOKI茶部会では,ポストコロナ事業で被覆効果が高く風傷みの少ない新資材(白黒Wスクリーン)を導入し,生葉原料の品質改善に取り組んでいる。6戸の会員が一番茶で被覆効果を検証したところ,白黒Wスクリーンでは慣行に比べて,SPAD値が2.5ポイント上昇し,風傷み程度は五分の一に低減された一方で,重量が重いという課題が見られた。今後も,農政普及課は生葉原料や作業性の改善を支援していく。
5月17日,吉利アグリ未来会議が開催された。事前に役員会で昨年作成した「営農の仕組みづくりに向けた課題整理」をもとに,令和4年度の重点事項と進め方の案を作成し,これを検討することで会員の合意を得た。重点事項は(1)担い手農家の今後の経営意向把握と機械利用・農地活用調整(2)キタカタの農業機械の有効活用 (3)畑かん地区での栽培品目検討(ショウガ及び輪作体系の実証)の3点。具体的な方向性が明らかになり,意欲が高まっている。
5月20日,集落営農田代ビレッジが第12回通常総会を開催した。経営面積42haで,大豆,そば,ミシマサイコを栽培している。夏場の天候不良により前期より売上げは減少したものの,安定した経営を行っている。令和3年度からは一日バイト(あぐりナビ)の取組を行うほか,中間管理事業を活用した大規模区画整備事業の取組も地域で検討を進めている。また今期から新たに2名の会員が加わった。経営管理等を支援していくことにしている。
5月27日,農事組合法人夢ファーム大里が第3回通常総会を開催した。第3期は水田フル活用に向け,大麦の規模拡大を進め,さらに水田レタスの機械整備や耕盤破砕に取り組んだ。次年度の事業計画では水田裏作の規模拡大を進め,より一層の経営発展を目指すこととした。農政普及課は今後も重点支援対象に位置づけ,水田レタスの生産安定や経営管理に関する支援を継続する。
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