更新日:2022年7月12日
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若手女性農業者組織「ポタジェファム」が,女性の就農環境改善緊急対策補助金を活用し,株式会社STUDIOK代表の中島秋津子氏を迎えセミナーを開催しました。第1回となる6月21日には,会員14名(野菜,花,茶生産)が出席し,「商品開発のねらいどころ」や「商品開発の要素」など,事例を交えた講話をしていただきました。これからも3回の研修を計画しており,12月末のイベントの実践販売に向けて新商品(野菜セット・加工品セット)を企画することとしています。
今年度の新規就農者13名(鹿児島市11名,十島村2名)の営農定着を図るため,鹿児島市,十島村と連携し,対象者の営農課題を把握し,今後の改善対策を助言しました。6月29日に「新規就農励ましの会」を開催し,指導農業士会や女性農業経営士等の紹介や,各種情報提供を行い,翌週からの全3回の新規就農基礎講座や,パソコン簿記研修会,定期的な個別巡回で定着に向けた支援を行います。
6月27日,鹿児島市喜入地区で,鹿児島地区サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム作業部会を開催し,「持ち込まない」「増やさない」「残さない」の重点対策を栽培マニュアルを基に再確認しました。また当地区は,直売所や自家消費用にサツマイモを栽培している生産者が多いことから,サツマイモ基腐病の蔓延防止対策を検討しました。その後,基腐病発生現地ほ場を確認し,土地利用調査に基づく次年度の健全ほ場確保対策に向けての今後の進め方の意思統一を行いました。
ASIAGAPHIOKI茶部会では茶市場のスマート情報を活用した品質改善に取り組んでいます。今回,6戸の生産者が市場単価に影響の大きい荒茶水色色合の管理図を作成し,製造過程で水色色合が悪化した事例の原因を検討しました。その結果,4月に水色色合が悪化した事例は,雨天日の合間に製造した場合に多く,摘採や製造中の気象が製茶品質に影響していることが示唆されました。今後も農政普及課は水色色合の改善に向けた生産者の取り組みを支援していきます。
抹茶や紅茶需要の高まりで,茶市場では有機茶・紅茶の引き合いが強い。ASIAGAPHIOKI茶部会は,これに対応した一般緑茶製造ラインによる加工抹茶用もが茶(簡易てん茶)や紅茶の製造研修を行いました。もが茶は一番茶期の4月11日,紅茶は二番茶期の6月20日に生産者が集まり,関係機関がポイントを説明しながら製造を実施しました。研修者は後日それぞれ工場で製造を行い,市場等で評価を得ました。今後も農政普及課は需要に対応した生産者の取組みを支援していきます。
県内ではサツマイモの茎葉や塊根に枯死・腐敗を引き起こす「基腐病」の被害が拡大しており,蔓延防止が緊急の課題です。日置地区では関係機関・団体でプロジェクトチーム作業部会を立ち上げ,病菌を「持ち込まない」「増やさない」「残さない」の技術を推進しています。6月2日に展示ほで,ドローンによる省力化防除を吹上町小野で実演しました。1時間22分で3haの殺菌剤散布を行うことができ,大規模農家から省力的で効果的な散布技術として期待されています。
6月8日,日置庁舎で「日置地区新規就農者励ましの会」を開催した。管内で昨年度就農した30~50代の7人のうち6人を含め,関係者30名が参加しました。新規就農者は「経営規模を拡大したい」「加工部門を立ち上げたい」など抱負を語りました。指導農業士会や女性組織あぐりロマンひおき,農業青年クラブの代表者等から「相談できる仲間をつくって」等多くの助言をいただきました。今後も指導農業士や女性農業経営士などと関係機関・団体が連携して支援に取り組んでいきます。
6月27日,日置市東市来町のハウスみかんほ場で,JAさつま日置の「ハウスみかん鋏入れ式」が開催されました。全生産者7名の外,市場関係者,関係機関など約30名が出席しました。令和4年産はやや開花のばらつきがあったが,栽培面積130aで,生産量61tを予定し,6月30日~8月上旬の間,市場,ふるさと納税返礼品等での販売を計画しています。今年産は特に,A重油や資材の経費増となったため,市場関係者や消費者にも理解を促し,販売単価向上につなげていきたい。
6月2日と6日にパソコン農業簿記基礎研修を開催し,新規就農者等6人が参加しました。1日目は簿記の基礎知識や仕組を理解するため,講義のほか農業に関する取引の仕訳の演習にも取り組みました。2日目は事例農家の取引を実際に農業簿記ソフトに入力して操作を体験しました。参加者はパソコン簿記のメリットを理解し,早速,農業簿記ソフトを注文する方もいました。日置市駐在では,今後もパソコン簿記を始める方に対して,継続的に支援していきます。
6月17日,日置市吹上支所会議室で,昨年度発足したミニトマト研究会員が対象の研修会を開催し,7名が参加しました。「ミニトマトが好む生理生態と好む環境」と題して,ハウス内環境の見える化の重要性や施肥,かん水の考え方,環境制御技術等を説明しました。会員からは多くの質問があり,活発な研修会となりました。今後も継続して開催していきたい。
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