更新日:2018年10月15日
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28年12月に6名の青年で発足した本研究会員も口コミで会員が増え,現在25名となっています。今作から就農2年以内の青年は月1回の座学研修,それ以外の青年はプロジェクト実証ほを設置することとなり,8月7日に会員と事務局(振興局担当者,東串良町担当者)で座学研修内容やプロジェクト実証内容,担当者を決める打合せを行いました。座学研修は毎月第3木曜日開催,プロジェクト実証は7課題,13人の会員で実施することとなりました。
肝付町では3戸の農家がハウスきんかん1haを栽培しています。経済連から肝付町のハウスきんかんは品質も良好で輸出に取り組みたいとの提案を受け,8月10日,生産者及び関係機関・団体と協議した結果,提案を了承しました。輸出先は台湾で,1月中旬から約1tを輸出する方向で検討することになりましたが,課題として残留農薬基準値をクリアする必要があります。農政普及課では農協と連携して使用農薬の見直しを行いながら,輸出の実現に向けて支援していきます。
ピーマンとダイコンの大規模経営を行っている法人農家から,ほ場・定植・収穫時期別に簡単に作業計画が作れる方法はないかとの相談を受け,打合せを重ねた結果,2品目の作業計画作成ソフトを作成しました。ピーマンは定植日を入力するとその前後の作業内容と日時が自動で作成されるソフト,ダイコンはほ場数,作型数が多いため,ほ場No,作型Noを入力すると,作業計画が作成されるソフトで,法人農家も大満足で今作からこのソフトを活用することとなりました。
8月22日,JA鹿児島きもつき内之浦支所にて,東串良町園芸振興会ピーマン部内之浦支部員4名を対象に,初期管理に関する研修会を開催しました。高温期の育苗管理や,9月の定植以降の作業について,注意点等を説明しました。部会員からは,多くの質問が出され,活発な研修会となりました。また,全員でほ場を巡回し,環境整備に対する意識を高めることができました。
8月17日,JA鹿児島きもつき東部支所にて,鹿屋市銘茶研究会が研修会(出品茶求評会)を行いました。経済連,大隅分場,専指を招いて県品及び全品のサンプルの外観,香気,水色,滋味の審査を行いました。それぞれの項目の審査が終了する度に講評をもらい,生産者も熱心に聞き入っていました。上位の出品茶はいずれの項目とも高評価であり,審査員と生産者との良い情報交換の場ともなりました。農政普及課では今後も出品茶園管理と製造技術の向上に向けて支援していきます。
8月20~22日の3日間,肝属中央家畜市場でセリ前学習会を開催し,管内の生産牛農家150名が出席しました。「畜産経営をサポートするスマート農業について」と題して,ロボット技術やICT等のスマート機器を活用した農業の概要や導入事例等を説明しました。近年,スマート機器の導入が進んでいることもあり,特に若い生産者が熱心に聞き入っていました。高齢化の進む中,今後の肝属地域の畜産基盤を維持していくためにも,スマート農業の普及に取り組んでいきます。
8月8日現在の早期水稲の玄米検査等級は,1等が2割,2等が7割となっています。主な格下げ要因は,心白であり,本年の出穂後の日照不足が影響した可能性が示唆されています。収穫が遅いイクヒカリやなつほのかにおいては,カメムシ類による斑点米の発生も少数ではあるが見られています。生産者は,2等主体でとどまっていることに安堵している様子ですが,今後,関係機関と連携し,品種や検査時期,地区別に検査実績を分析し,来年度の品質向上対策につなげることとしています。
昨年に続き2回目となるWCS用稲現地検討会を東串良町で開催し,生産者11名・関係機関11名が参加しました。町では,WCS用稲の面積増加に伴い,労力不足や,適期に収穫できないことによる品質のバラツキが課題となっています。そこで,収穫時の労働分散を図るため,町で一般的に栽培されている晩生品種より熟期の早い中生品種のホシアオバとたちあやかの実証ほを設置しました。生産者からは,生育も早く現状の体系との作業分散ができるだろうという前向きな意見が出されました。
8月21日に肝付町役場において,肝付町きゅうり個別販売農家を,8月23~24日にJA鹿児島きもつき東串良支所において,東串良町園芸振興会きゅうり部員を対象に,基肥設計の個別面談会を関係機関と連携し実施しました。生産者は,我が家の土壌の状態を把握でき,また,塩基バランスの矯正や地力増進対策など熱心に聞き入り,本年度作への取組意欲が感じられました。
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