更新日:2017年9月26日
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7月5日から5回,農業基礎講座を開催しました。講座では,指導農業士・農業委員会の協力を得て新規就農者・研修生・農業法人就業者等34名が基本的な農業技術・知識を学び,約7割が理解できたとの回答でした。今年度は,新たに農地関係の情報を加え実施しました。また受講後は「土壌診断の大切さ,農業機械の危険性,計画の重要性,プロジェクトについて理解できた」等の声が多く聞かれました。今回の学びを営農に活かしていけるよう,今後も支援していく予定です。
8月9~10日にかけ曽於市加工野菜研究会は,さといもの種いも増殖実証試験を依頼するために沖永良部,徳之島のさといも農家を訪問しました。当研究会の出荷先が提供する原種種いも(ウイルスフリーから3代目)を早期に増殖し,研究会の必要量を確保することを目的としています。原種いもを9月下旬~10月上旬植付,3月上旬掘取り後曽於市に転送,4月に曽於市のほ場に植付する計画です。
7月26,27日の2日間,ピーマンの新規就農者に対する講習会をJA曽於志布志支店で開催しました。本講習会は例年JA曽於と畑かんセンターの共催で実施していますが,今年度は志布志市農業公社で研修を開始する研修生3名を含めた6名の新規就農者を対象としました。農業公社1年生は全員家庭菜園の経験もなく,基礎とはいえ多岐にわたる内容の理解に苦労しているようでした。今後は実践の中で理解していけるよう支援していきます。
8月8日,志布志市の肉用牛女性グループ「かあちゃんべぶんこ会」が,会員自らが企画する定例の研修会を会員10人が参加し開催しました。今回は,市・JA・NOSAI・畑かんセンターから,子牛せり市成績や肺炎対策,子牛育成等について学んびました。畑かんセンター農業普及課では,今後も関係機関と連携し支援を行っていく計画です。
今年の早期水稲の作柄は,おおむね天候に恵まれ平年より多収が見込まれますが,一等米比率は著しく低い状況となっています。等級格下げの最大要因は,カメムシ被害による着色米の混入で,特にイクヒカリなど収穫時期が遅い品種で被害が大きい傾向にあります。今後,関係機関と連携し,被害状況の把握や分析を行い,近年発生が増えている紋枯病も含めた防除対策を検討することにしています。
7月27日,8月4,5日の3日間,農業経営簿記基礎研修を開催しました。新規就農者,認定農業者,志布志市農業公社研修生等12名が参加し,複式簿記の意義と仕組み,パソコン簿記ソフトの操作方法を学び,入力演習を行いました。研修後「今年からパソコン簿記記帳を開始したい」との声も聞かれたことから,決算まで誘導し経営に活かしていけるよう支援していきます。
7月26日に曽於市大隅町南地区で散水器具の実演会を開催し,メーカー4社5種類の散水器具による実演を行いました。当日はにわか雨がありましたが,受益者15名,メーカー11名,関係機関15名の参加となりました。受益者は,散水器具に関心が高く様々な質問がありました。当地区は平成30年から通水予定であることから,畑かん営農が円滑に進むよう関係機関等と連携し支援していきます。
8月22日,JAそお鹿児島の平成29年産マンゴー生産販売反省会が開催されました。出荷量47t(前年比114%),販売金額114百万円(前年比102%),平均単価(前年比88%)の実績となりました。次年度の課題としては,増加が望まれている夏姫率が3%と低いことと,選果段階で着色がやや悪いこと等が指摘されました。これらの課題解決に向けて引き続き支援していきます。
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