更新日:2019年1月16日
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県農業開発総合センターが開発した「子芋分離機3号機」の実演研修会を11月26日に畑かんセンターで開催し,曽於市の加工原料用さといも生産農家8名,関係機関団体8名が出席しました。出席者は湛水栽培したさといもの収穫株を設置し,分離機の使い勝手を順次体験しました。出席者からは「石川さといもの分離には効率的である」,「プレスの速度が早い方が良い」,分離後の作業台を長くすると更に効率が上がるのではないか」等,今後の産地化へ向けた有効な意見が多数出ました。
12月4,5日にJAそおいちご専門部会の若手農業者5名が佐賀県農業試験研究センター,農研機構九州沖縄農業研究センターで先進地研修を実施し,環境制御技術と新品種「いちごさん」,「恋みのり」の栽培技術情報を収集しました。「恋みのり」は「さがほのか」より花芽分化がやや遅いですが,店持ちが良い品種で,当地域でもJAあおぞらで約40a程度栽培されており農家の関心が高い品種です。今後も情報収集に努め「恋みのり」の技術確立をすすめていきます。
12月1~2日の2日間,鹿児島市のウォーターフロントパークで開催されたファーマーズマーケットに曽於地区の農業青年が出店し,農産物販売を行いました。曽於地区からは2日間で延べ10名の青年農業者が参加し,自ら作成したポップや販売棚も持参して臨み,消費者へ曽於地域の農産物をアピールしました。消費者からは,品種の特徴や料理への適性などについて質問がなされ,青年達にとっても自分の農作物のこだわり等を省みる良い機会となりました。
11月30日,JAそお鹿児島ソリダゴ生産者4名で本土産地の日置に先進地研修を行いました。共同選花場やほ場を視察し,規格や作式,栽培管理等について学びました。参加した生産者からは,今回の研修で先行産地の栽培状況や作業管理の再確認ができ,今後もさらにソリダゴ栽培に力を入れていきたいという前向きな意見が多数出ました。曽於地区では好日照条件を活かして良品質で,冬場もボリュウムが確保できる栽培技術を確立するため,畑かんセンターでは今後も取組みを支援していきます。
平成30年度管内では,約30名の新規就農者がおり,曽於指導農業士会では9月~12月にかけて関係者と共に巡回し,技術・経営・営農に係る悩み等の相談を受けています。11月20日には指導農業士間で新規就農者の情報を共有するために全体交流会を実施し,また巡回した会員の感想をもとに中間検討会も行いました。当日は畑かんセンターからの情報提供に加え,交流会の中では曽於地区の若き生産者をさらに支援していこうと,大いに士気が高まりました。
12月11日,曽於地区農業青年クラブ連協主催の研修会を行いました。農業開発総合センター大隅支場研究員よりスマート農業全般や現状,できること&できないこと(無人化レベル,ドローン自動走行規制),現在の研究内容等について紹介があり,青年からは畦立作業での直進アシスト精度やドローンについて熱心に質疑されました。併せて,曽於市ヤングファーマーズクラブの県外研修報告や大崎町OACクラブの共同プロジェクト取組みの紹介もなされ,青年達の自己研鑽の場となりました。
七村地区では,農地集積を前提に基盤整備に向けた話し合い活動を展開中です。12月5日には地元リーダーや若手農業者18名が先進地研修として,ほ場整備を契機に地域営農活動に取り組んでいます,いちき串木野市「夢ファーム大里」や日置市「吉利の農業を考える会」を訪れ,事業内容や取組みの中での苦労話などについて意見交換を行いました。畑かんセンターでは今後も関係機関と連携し,地域営農ビジョン策定や担い手に対する支援をしていきます。
12月12日,曽於市の20~30代の若手女性農業者12名が,若手女性農業者組織「SooWomanFarmers」を結成しました。平成29年度から若手の女性農業経営士が中心となり,実行委員会や交流会を重ね,この度組織化が実現しました。会員からは,農業の情報発信,イベント開催や農業簿記研修など様々な活動要望も出されており,畑かんセンターも事務局の曽於市役所と連携し今後も支援していきます。
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