更新日:2016年7月8日
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6月2日,志布志市で生産者・関係者30名が参加して夏サラダごぼうの出荷会議が開催されました。面積58ha(前年比113%),数量747.2t,単価550円/kg,販売額3億円超えを目指すことが確認されました。生育は春先の突風,日照不足,低温でやや遅れ気味の生育でしたが,5月末からの気温上昇で回復傾向にあります。市場関係者からは棚作りのためにも早期の夏サラダの出荷を期待しているとの声がありました。
6月24日,JAあおぞらの第17回いちご部会総会及び平成27年度産いちご実績反省会が開催されました。実績については,部会員61名,面積12haで出荷数量451.9t(前年比100%),販売金額490,057千円(前年比101%),単収3,754kg/10a(前年比99%)でした。1番果のピークは11月下旬でした。炭疽病等での植え替えや,高温によるダニの発生が多かったものの,単価が堅調で売上は前年並みとなりました。平成28年度はIPMの技術普及,炭疽病対策,「かごしま6号」の品種化に向けた実証活動,後継者の経営管理支援を進めていきます。
6月2日,畜産農家2戸を対象に,農業経営法人化検討会を開催しました。行政書士と税理士から,参加農家の状況に応じて,法人化の手続きや資本金の額,法人の税務対策,事業の継承など具体的なアドバイスがありました。農家の不安が解消され,2戸とも今秋までに法人化することとなりました。
6月9日,地域営農の推進役となる市町・JAの担当者を対象として,農業開発総合センターの四位農業専門普及指導員を講師に「地域農業のマネジメント」の必要性や合意形成の進め方等について研修会を開催しました。研修修了後,意見交換を実施し,市町ごとに今年度の支援活動内容を確認しました。
6月13日に曽於地区農業青年クラブ連絡協議会の役員会を,「サミット会談」と位置づけて開催しました。管内3市町の農業青年クラブ役員と関係機関のクラブ担当者の14名が出席し,今後の活動計画について協議しました。また,役員会終了後に情報交換会を行い,農業青年クラブ役員の連携強化を図りました。
5月28~29日に東京で茶の販売PRを行いました。販売会場となった遊楽館は,周辺に宝塚劇場やアイドル劇場があり,若い女性層の多いエリアです。試飲や販売を通して茶離れの進んでいる若い層に茶を普及する難しさを改めて痛感しました。一方,水出し茶の試飲は好評で,少しでも興味を持ってくれた方に,生活スタイルや季節に合わせた飲み方などを提案することで,販売へと繋がりました。丁寧な説明や提案の重要性を感じました。今後とも茶の販売拡大に向け支援していきます。
6月3日,一番茶反省会及び土壌部門の研修会を開催し,財部町茶業青年部11名が参加しました。今年の一番茶の品質等の審査を,青年も一緒におこなったところ,「欠点のないお茶づくりには審査技術が大切である」という意見が出されました。また,我が家の茶園の土壌診断結果を参考にした土壌の基礎について研修しました。青年からは基礎研修の開催要望が多かったことから,継続して技術研修会を開催していきます。
近年,茶園管理機は重量化しており,うね間土壌の物理性悪化が懸念されます。そこで,財部茶研究会の圃場を対象に,根の伸長への影響が大きい土壌の硬度について調査した結果,特に悪影響のある土壌硬度20kgf/㎠以上(深さ30~50cm)が,9圃場中6圃場で認められました。6月6日の研究会で,一番茶求評会の研修後に協議した結果,秋に散水等を活用しながら,乗用型深耕機による土壌改善を図ることとなりました。
チャノホソガは茶の水色を悪化させます。そこで,農薬に頼らない防除法を開発するため,有明茶IPM研究会員を中心に,フェロモントラップによる発生予察を行い,被害が予想される早生品種の二番茶萌芽期~二葉期に散水防除実証を行いました。散水を午後7時~午前1時の間,1分散水を5分間隔で行った結果,被害を許容水準以下に抑制できました。今後とも,会員・関係機関で実証を重ねながら効果的な防除方法に繋げていきます。
財部町茶業振興会を対象に,曽於北部畑かん茶業プロジェクトチームが北部畑かん利用に関する実態や意向の調査を実施しました。北部畑かんは,H25年から一部通水が始まり,茶をはじめ他品目でも利用が進められています。前向きな意向も把握できたことから,今回の調査結果をチーム員及び各関係機関で共有し,畑かんを利用した経営安定に向けた推進に生かしていきます。
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