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更新日:2019年5月28日

令和元年度県指定文化財の新指定について

平成31年4月19日付けで,次の6件が鹿児島県指定の文化財となりました。

霧島民芸村展示販売棟(きりしまみんげいむらてんじはんばいとう),旧遥拝殿及び工房棟(きゅうようはいでんおよびこうぼうとう)

類:有形文化財(建造物)

所在地:霧島市霧島田口2458番地1

所有者:有限会社山家

特徴等

霧島民芸村は,建坪300坪の巨大な木造建築で,昭和15(1940)年竣工です。戦時下の教育に対応すべく,中堅指導者の再教育を目的として建てられました。主屋は,屋久杉の格天井(ごうてんじょう)を持つ84畳敷大広間の四方に廊下を廻し,屋根は,鉄平石で葺いています。旧遥拝殿は,天皇下賜と伝える二本の磨き床柱を,正面床の間に安置した40畳敷きの礼拝所で,三方に廊下を廻した観音堂風の伝統建築です。工房棟は,宿泊所として使われたもので,研修・遥拝・宿泊に用いた三棟が揃って残り,貴重です。

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日置市美山玉山神社伝来資料(ひおきしみやまたまやまじんじゃでんらいしりょう)

類:有形文化財(歴史資料)

所在地:日置市東市来町美山788番地

所有者:神社本庁包括宗教法人玉山神社

特徴等

慶長10(1605)年頃に創建したとされている玉山神社の伝来資料の中には,既に現在では失われた苗代川の独特の祭事に関わるものがあり,陶磁器や幟(のぼり)の紀年銘から,その信仰が近代にも継承されていたことを示しています。玉山神社の伝来資料は,近世苗代川という摩藩の異化政策により朝鮮習俗を色濃く残す特異な性格を持つ集落の特徴を,神社伝来というまとまった形で今に伝えているという点で,鹿児島の歴史的文化財として,極めて貴重な価値を有する資料と評価できます。
美山1美山3美山2

面縄貝塚出土品(おもなわかいづかしゅつどひん)

類:有形文化財(考古資料)

所在地:大島郡伊仙町伊仙2945番地3伊仙町歴史民俗資料館

霧島市国分上野原縄文の森2番1号立埋蔵文化財センター

所有者:伊仙町,鹿児島県

特徴等

面縄貝塚出土品は,縄文時代を中心とする土器,石器,骨製品,貝製品など130点です。面縄貝塚は,徳之島の南端に位置し,奄美・沖縄地域の縄文時代における遺跡の立地や構造を示す典型的な集落遺跡で,九州島と沖縄地域の関係性の解明にとって重要な遺跡です。その出土品は,集落の生活跡及び埋蔵人骨に伴い,内容が多面的であり,約7,000年前から約1,400年前に至る長期の変化を示す資料として他に例が無く,奄美群島の先史時代編年の基準資料を4型式含むなど,学史的に価値が高く重要です。

面縄1面縄2(埋文)

 

種子島のハナサンゴモドキ(たねがしまのはなさんごもどき)

種類:天然記念物

所在地:種子島東海岸(馬立岩屋の海域及び大塩屋港港湾区域内の一部)上ノ古田港内
所有者:国,西之表市

特徴等

種子島のハナサンゴモドキは,体内に褐虫藻を共生させる造礁サンゴのなかまで,明るい緑色,褐色及びそれらが混ざったものがある色彩の美しいサンゴです。本種は,種子島を模式基産地として,国内では種子島の狭い範囲に分布する東アジア海域の固有種と考えられています。波当たりの弱い内湾域の水深10m以浅の海域に生息しており,繁殖方法が,多くのサンゴが雌雄同体であるのに対し,オスとメスの区別のある雌雄異体であるのも特徴です。

ハナサンゴモドキ

 

番所鼻の溶結凝灰岩の環状プール群(ばんどころばなのようけつぎょうかいがんのかんじょうぷーるぐん)

:天然記念物及び名勝

所在地:南九州市頴娃町番所鼻

所有者:海岸部(南九州市占有部を除く。)は国,海岸部の環状の一部は南九州市

特徴等

番所鼻に見られる環状プール群をつくる地形は,約11万~10万年に巨大噴火を起こした阿多カルデラから噴出した阿多溶結凝灰岩の下部の非溶結部が侵食され,陥没したものと考えられ,南九州の地質学的な歴史を示す露頭として貴重です。
また,遠くに見える開聞岳と海のコントラストがすばらしく,名勝としても価値がある場所です。番所鼻

 

 

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