更新日:2022年12月21日
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県立青少年研修センターは,赤崩山の麓にあります。
12月になると,あっという間に秋が過ぎ去り,冬らしくなりました。12月18日には,赤崩山の麓が辺り一面「銀世界」になりました。厳しい寒さが続く中ですが,「クリスマス」や新しい年を迎えるための準備で慌ただしく時間が過ぎていきます。体調をくずすことなく,新しい年を迎えることができるようにしましょうね。
「青少年研修センターに積もった雪の様子」
自然素材で作るクリスマスリース・ミニリース
「クリスマスリース・ミニリースの様子」
12月11日には,赤崩山の麓でも「自然素材で作るクリスマスリース・ミニリース」が開催されました。家族で一緒にセンター内を歩いて,自然素材を集め,リースを完成させていました。家族の絆がより一層深まっていくような微笑ましいひとときでした。
アスナロ
アスナロは,ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹です。アスナロの名前の由来は,通説としてヒノキに似ていることから「明日はヒノキになろう」という意味からだといわれているのだそうです。アスナロは耐陰性が強く常緑の葉なので,センターではリースの素材のひとつとして活用しています。アスナロにはアスナロのよさがありますよね。
「アスナロの様子」
オウゴンヒバ
正式には「オウゴンクジャクヒバ」というのだそうです。葉がクジャクのように広がり,黄金色であることが名前の由来なのだそうですが,いかにも縁起のよさそうな名前ですよね。扱いやすい花木ということで,フラワーアレンジメントでも人気があるようです。
「オウゴンヒバの様子」
カイヅカイブキ
カイヅカイブキは,ヒノキ科ビャクシン属の小高木です。うろこのような常緑の葉が重なり合った,柔らかな鱗状葉(りんじょうよう)が特徴ですが,時折,針のようにするどい針状葉(しんじょうよう)が出てきます。スギの葉に似た硬い葉が出る現象は「先祖返り」と呼ばれます。針状葉は,手袋をしていても触ると痛いくらいの硬さです。リースの素材にするためとはいえ,集めるのにもひと苦労でした。
「カイヅカイブキの様子」
家族で楽しむ正月飾りづくり<オリジナル門松づくり>
門松は(かどまつ)は,竹や松で作られた正月飾りです。家の門の前などに立てますね。松飾りや飾り松,立て松ともいい,年神様(毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)が迷うことなく家にいらっしゃるよう,目印になるのが門松なのだと考えられているようです。
12月17日には,赤崩山の麓でも「家族で楽しむ正月飾りづくり」が開催されました。家族で協力して新しい年を迎えるための準備ができていたように感じます。
「オリジナル門松の様子」
松竹梅
松は,常緑樹で冬でも枯れず,凛々しい姿を保つ事から「長寿・延年」の意味があるのだそうです。竹は折れにくく,成長が早い事から「生命力・成長」の象徴とされているそうです。梅は,苔が生える程の樹齢となっても,早春に他の花より先駆けて,気高い香りの美しい花を咲かせることから珍重され,「気高さや長寿」の象徴とされてきたのだそうです。それぞれ意味があることにも驚かされますが,植物から学ぶことの多さにいつも驚いています。
「松の様子」
「竹の様子」
「梅の様子」
センリョウ
センリョウは,センリョウ科センリョウ属の常緑低小木です。常緑の葉には鋭い鋸歯があります。冬に赤く美しい果実をつけるので,センターでも栽培し,正月飾りの素材として活用しています。
「センリョウの様子」
新しい年に向けて
今年も,もうすぐ終わります。新しい年に向けて,少しずつ準備を進めていきましょうね。植物たちも厳しい寒さに耐え,春に花を咲かせるために準備を進めているようです。
「さくらの園に積もった雪の様子」
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