燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会 観戦ガイドブック
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表ひょう彰しょう状じょうについて額がく縁ぶちについて表ひょう彰しょう状じょう・額がく縁ぶち鶴つる田だ和わ紙し蒲か生もう和わ紙し5  燃もゆる感かん動どうかごしま国こく体たいで授じゅ与よされる表ひょう彰しょう状じょうは、姶あい良ら市しの「蒲か生もう和わ紙し」と薩さつ摩ま郡ぐんさつま町ちょうの「鶴つる田だ和わ紙し」を使し用ようしています。  鹿か児ご島しまは紙かみの原げん料りょうである楮こうぞの木きが多おおく、紙かみの製せい造ぞうも早はやくから始はじめられていました。「蒲か生もう和わ紙し」「鶴つる田だ和わ紙し」は伝でん統とうを守まもり続つづけ、地じ元もと産さんの梶かじ(楮こうぞの一いっ種しゅ)を原げん料りょうに今いまなお手て漉すきの技わざを継けい承しょうしており、県けんの伝でん統とう的てき工こう芸げい品ひんに指し定ていされています。  総そう合ごう成せい績せき表ひょう彰しょう状じょうの額がく縁ぶちは、世せ界かい自し然ぜん遺い産さんに登とう録ろくされている屋や久く島しまの「屋や久く杉すぎ」を使し用ようしています。  樹じゅ齢れい1000年ねんを超こえる「屋や久く杉すぎ」は、木もく目めが細こまかく美うつくしいのが特とく徴ちょうで、樹じゅ脂しが多おおいため、潤うるおいのある光こう沢たくと芳ほう香こうがいつまでも楽たのしめます。現げん在ざいは自し然ぜん保ほ護ごのため、倒とう木ぼくや土ど埋まい木ぼくだけを工こう芸げい品ひんとして加か工こうしており、非ひ常じょうに貴き重ちょうなものとなっています。これらは「屋や久く杉すぎ小しょう工こう芸げい品ひん」として、県けんの伝でん統とう的てき工こう芸げい品ひんに指し定ていされています。  内ない装そうには、1300年ねんの歴れき史しを持もち、絹きぬ織おり物ものの最さい高こう傑けっ作さくといわれる「本ほん場ば大おお島しま紬つむぎ」を使し用ようしています。  7世せい紀き中なか頃ごろから行おこなわれていた古こ代だい染せん色しょく技ぎ法ほうを取とり入いれた「泥どろ染ぞめ」など、30数すう工こう程ていもある緻ち密みつな手て作さ業ぎょうによって織おり上あげられる、染ぞめと織おりの美うつくしい織おり物もので、国くにの伝でん統とう的てき工こう芸げい品ひんに指し定ていされています。 紙かみ漉すきの様よう子す

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