更新日:2021年12月7日
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疱滄避けに踊ったもので,長濱伊豆守吉明の弟権之丞吉繁が大阪に行ったとき,大阪の人に数曲作ってもらい,自ら習い覚えて島に帰って人々に教えたのが起源としています。熊野神社に奉納する踊りで,旧暦9月10・11日に行われます。
踊りは道案内1人,宮ガラス2人,踊り手10人くらい,疱滄踊り2人で構成されています。宮ガラスと疱滄踊りの踊り手だけは,チラシの着物を着て,チラシの手拭いをかぶりますが,現在は,踊り中着といって「ちりめん」の着物に踊り衣装をはおるようになりました。他の踊り手は,今は,紙で作ったシベ(シマダ)を頭につけています。また,シュス帯の上から東絡と呼んでいる赤いしごきを結ぶ組と紫・緑の布を結ぶ3つの組に分かれており,白足袋,草履を履きますが,踊りの場では草履は脱ぎます。
踊りでは,杖や扇子,花笠,御幣が使われ,1日目の踊りは,お伊勢参りの途中の様子,2日目の踊りは,宮ガラス(先導の女性)の案内で参宮する様子を表しています。
旧暦9月10日・11日
硫黄島
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