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更新日:2022年12月23日

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スルス

「スルス」画像

奄美大島・龍郷町
 
上臼(トジ=妻)と下臼(ウト=夫)を組み合わせ,上臼の凹部に籾を入れ,相互に向き合い,上臼を交互に半回転させて籾を摺る道具。
この方法で用いられる摺り臼は,徳之島や奄美大島,トカラ列島に見られ,与論島や沖永良部島では,相互に向き合って座り,上臼の把手に縄を交叉させて掛け,交互に引き合いながら半回転させる方法をとる。それに対して,種子島以北では,木臼のほかに土臼も見られるようになる。臼の直径も50cm前後と大きく,背丈も60cm前後と低くなり,ヤエギ(柄)を用いて一回転させる。この違いは,穂刈りで収穫し,食べる分ずつ籾を摺るという奄美の習俗によると思われる。

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