更新日:2017年6月1日

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利用にあたって

  1. 景気動向指数(ディフュージョン・インデックス:DI)について
  2. 景気総合指数(コンポジット・インデックス:CI)について
  3. 採用指標一覧(PDF:45KB)

1景気動向指数(ディフュージョン・インデックス:DI)について

(1)景気動向指数(DiffusionIndexes=DI)は,採用個別指標の中で景気に対応する時期からみて,先行的に変化する先行系列,ほぼ同時に変化する一致系列,やや遅れて変化する遅行系列の3系列に分類される。

採用指標名 経済部門 概要
先行系列
乗用車新規登録台数(軽自動車を含む)
消費 耐久消費財の動きに着目したもので,選択的な消費動向を捉えるものである。景気に先行して動く。
新規求人数
(除学卒)
労働 企業の労働需給動向を敏感に反映する指標である。景気の悪化に伴う雇用調整は,一般に,求人の削減→所定外労働時間の削減→雇用者の削減の形をとるため,景気の山には特に敏感に反応する。
日経平均株価 投資 株価は,投資家が景気の動向を予測して株の購入・売却を行うので,景気動向に先行して動く。
所定外労働時間(製造業:規模30人以上)
労働 生産の拡大や縮小に対応するための労働力の調整は,コスト上の理由から雇用調整に先行して労働時間調整を行うことが多い。このため,景気動向に先行して動く。
窯業・土石製品在庫率(逆サイクル)
在庫 景気が谷から上方に向かうときは在庫を取り崩して出荷が増加し,山から下方に向かうときは出荷が減り在庫率が増える。このため,逆サイクルにすると景気動向に先行して動く。
業況DI(全産業)
経営

企業経営者の景況感を指標化したものであり,景気の動きに敏感に反応し,今後の生産・投資活動などへの影響が高く,景気に先行して動く。

 
不渡手形発生率(逆サイクル) 金融

不渡手形の発生は,好況期には少なく不況期には多くなる傾向にあり,景気動向に先行して動く。発生率が発生金額より景気循環を反映している。

 
一致系列
生産財生産指数 生産 他の産業に再投入される製品の生産指数で,製造業の生産活動に敏感に反応する。また,本県において全産業の約7割を占める財であり,本県の景気変動に強く影響し,感応度も高い。景気動向と一致して動く。
食料品工業生産指数 生産 本県において,製造業で1番目にウェイトの大きい産業である。このため本県の景気変動に強く影響し,感応度も高い。景気動向と一致して動く。
窯業・土石製品生産指数 生産 設備投資の原材料として景気に一致して動く。本県の場合,鉱工業生産の中で約1.5割のウェイトを占め県内景気の動きに敏感に反応する。
鉱工業出荷指数 生産 鉱工業生産指数と並んで,鉱工業の生産活動及び販売を示す代表的な指標であり,景気の山・谷及び全体についてほぼ一致して動く。
建築着工床面積
(除住宅)
投資 建築物の動向を着工ベースで把握する投資関連の指標であり,全産業での割合を用いることにより,本県では景気とほぼ一致して動く。
有効求人倍率
(除学卒)
労働 有効求人数を有効求職者数で割った数値。労働需給の代表的な指標であり,景気動向に敏感に反応し一致して動く。
日経商品指数
(原数値)
生産

値動きの激しい市況商品の相場変動を総合的に指数化して,商品市況を一目で捉えられる。原数値が前年同月比より景気に対する感応度が強い。

輸入通関実績(除原油・馬) 貿易 生産活動が活発になると原材料の輸入が増加の動きをすることから,輸入実績の動きは景気に一致して動く。原油は中継備蓄基地用,馬は他県への経由地であることから除く。
遅行系列
窯業・土石製品在庫指数 在庫 在庫指数は,景気回復時はしばらく減少(意図せざる在庫減)した後に増加に転じ,好況から不況に転ずるときはしばらく増加(意図せざる在庫増)した後に減少に向かうため,景気動向に対し遅行して動く。
資本財出荷指数(6ヶ月平均)
投資 本県の資本財出荷は受注生産である一般機械が占めており,投資は景気を見極めてから行われる。このため景気動向に遅行して動くので遅行系列とした。また,品目によっては完成までに数ヶ月かかるものもあるため,月次によって大きく変動するので6ヶ月平均を用いている。
金属製品工業出荷指数 投資 建設投資及び資本投資の原料となる建設財・鉱工業用生産財を含む財であり。投資は景気を見極めた上で行われるため,景気動向に対し遅行して動く。
パートタイム労働者数(全産業:規模5人以上)
労働 労働力は労働時間調整を経て雇用調整が行われるため,労働者数の変動は景気動向に遅行する。しかし,一般労働者数では雇用の硬直化のため景気変動に対する感応度が低いため,パートタイム労働者を採用した。
勤労者世帯消費支出(実質値)
消費 買い手側から個人消費を見たものであり,家計が購入する各種最終商品やサービスの価格を指数化したもの。景気動向に対して遅行して動く。なお,名目額を消費者物価指数で割ることにより実質化している。
設備投資実施企業割合(製造業)
投資 設備投資を実施した企業の割合を四半期毎に調査した指標である。設備投資は景気動向を見極めた上で行われるため,景気動向に遅行して動く。
(2)DIの計算式は次のとおり行っている。
ア毎月の各個別指標の数値を3か月前と比較して(不規則変動の除去),増加したとき「+」(拡張系列),横ばい(保合い)のとき「0」,減少したとき「-」(収縮系列)の変化方向をつける。

イDI=拡張系列数/採用系列数×100(%)
(ただし,保合い系列には0.5のウエイトをつけて拡張系列と考える。)

ウ累積D.I(当該月分)=前月の累積D.I+(当該月のD.I-50)

(3)採用系列は,季節調整済みの数値について変化方向をみているが,日経商品指数(一致指数)については原数値により変化方向をみている。

(4)DIは計算式から,指数が50%ラインの上方にあるときは景気の拡張局面を,下方にあるときは景気の収縮局面を示す。累積D.Iはその山と谷がそのまま景気の山,谷に対応しているので景気の動きを一目で把握できる。

(5)平成28年7月分から景気動向指数の改定を行い,採用指標の見直し等の変更を行った。

(6)景気変動にはある程度の振幅を伴うが,この変動の度合いを知るには後述のCIを参照することが望ましい。
なお,DIは変化率を合成したものではないので,DIの水準自体の変化は景気変動の大きさないし振幅とは直接的には無関係である。

2景気総合指数(コンポジット・インデックス:CI)について

※景気総合指数(CI)については,平成12年1月分より,景気動向指数(DI)の参考として作成し,公表しています。

(1)景気総合指数(CompositeIndex=CI)とは,景気に敏感な指標の量的な動きを合成した指標であり,景気変動の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的としている。

(2)CI作成方法
CIは,まず採用個別指標の量的な変動を求める。各指標には,月々の量的な変動に大きな違いがあるため,一定の統計的手法で調整した後,先行,一致,遅行の3指標ごとに合成する。最後に,合成された量的な変動を累積し,基準年(平成22年)を100とする指数を作成する。
本県では,CIの採用指標についてはDIと同じ採用指標を使用している。

(3)利用の仕方
CIでは一般に,一致指数が上昇している時が景気の拡張局面,低下している時が後退局面であり,一致指数の山,谷の近傍に景気の山,谷が存在すると考えられる。

また,CIは景気局面を2局面に分割するものではなく,変化の大きさが景気の拡大または後退のテンポを表しており,その時々の景気の量感を観察することができる。
ただし,採用系列の変化率を合成した指標であるため,個別の採用系列の変化が全体に大きく影響を与える可能性があり,また,月々のCIの動きには当月の不規則な動きも含まれることから,DIと相互補完しながら利用することが望まれる。

参考:CI計算式
採用指標一覧

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