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更新日:2022年4月1日

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屋久島原生自然環境保全地域

【指定年月日】昭和50年5月17日
【指定面積】1,219ha※H19年3月31日現在
【含まれる市町村】屋久島町
概要
屋久島原生自然環境保全地域は,屋久島西南部小楊子川流域に属する花山一帯の地域です。
屋久島は,高温多雨の気候に恵まれて一大森林地帯を形成しています。このためこの地域は,屋久島を象徴する固有な林相を呈しています。
 
植物相は全体にわたって垂直分布が明瞭であり,標高800m以下のシイ,タブ,イス,フカノキなどの照葉樹林から,スギ,モミ,ヤマグルマなどの温帯林に及び,さらにヤクザサ,シャクナゲなどの亜高山帯に達しており,我が国では他に見られない特異な分布を示しています。
中でも本地域の主要部分を占める標高800m~1,700mの地域に生育しているスギ林では,ヒメシャラ,アカガシ,ウラジロガシなども混在し,特に標高1,500m以下ではスギが圧倒的に優占しています。
また,1,000~1,400m付近のスギ林には,多量の着床コケが生じ,本土のスギ林とは全く異なり,熱帯地特有のコケ林を思わせる植生状態が見られます。
 
スギの天然林は本土にも少なくありませんが,いずれも小面積のもので,屋久島のように広い面積にわたって生育している例は他に全くありません。また,その樹齢も1,000年以上の老大木が多く見られ,アメリカ西部のセコイア林にも匹敵する世界的にも貴重な原生林です。
屋久島の原生林

 

屋久島の原生林内

 

 

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