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更新日:2025年6月27日

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高温・干ばつ害対策

高温・干ばつ害対策(PDF:137KB)

1期水稲

  1. 登熟期間は早期落水を避け,可能であれば掛け流しの水管理を行い,地温を下げて稲の消耗を抑える。
  2. 水不足が懸念される場合は,水系ごとの計画的なかん水に取り組むなど,節水栽培に努める。

2通期水稲

  1. 幼穂形成期~穂揃い期までは,間断かん水や湛水に努め,登熟期間は早期落水を避け,可能であればかけ流しの水管理を行い,地温を下げて稲の消耗を抑える。
  2. 水不足が懸念される場合は,穂揃い期までは浅水管理を行い,水系ごとの計画的なかん水に取り組むなど,節水栽培に努める。

3とうきび

  1. かん水可能なほ場では,かん水を行う。
  2. 新植夏植えは作溝後直ちに植え付け,覆土を厚めに行う。

4つまいも

  1. かん水可能なほ場では,かん水を行う。

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野菜全般

  1. 乾燥するとハダニ類,アブラムシ類,うどんこ病等の病害虫が発生しやすくなるため,発生動向に十分注意し,適期防除に努める。
  2. 露地野菜におけるは種・定植は,土壌が乾燥した状態ではなく,雨後の基礎水が確保されてから実施する。
  3. 高温・乾燥等により石灰欠乏が発生しやすい品目(ピーマン,にがうり,いちご,そらまめなど)は定期的に石灰資材の葉面散布に務める。
  4. ハウス栽培では,西日を抑制するために,西側肩部分に2mの遮光資材を設置し,植物の消耗を抑制するよう心がける。

果菜類(なす,オクラ,ピーマン,きゅうり,にがうり)

  1. 不良果等の摘果を行い,草勢維持に努める。
  2. マルチをしていないほ場では,敷草,敷わら等を厚めに敷き,乾燥を防ぐとともに,かん水は朝夕の地温の低い時に行う。

葉菜類(ほうれんそう,チンゲンサイ,根深ねぎ)

  1. ハウス栽培では,遮光資材等を天井ビニルの上から張り,サイド等を開放するなどして,ハウス内の温度を下げる。または,遮熱資材等を塗布しハウス内温度を下げる。
  2. は種後は,切りわら等で被覆し,土壌の乾燥と地温の上昇を防ぐ。
  3. かん水は,朝夕の地温の低い時に行う。

根菜類(さといも,ごぼう,にんじん,だいこん)

  1. かん水施設のあるところでは,5日間隔で30mmのかん水を行う。
  2. は種作業を行う場合は,は種後の鎮圧,かん水を十分に行う。

6

  1. 敷きわら,敷草等により,土壌の乾燥を防止する。
  2. かん水できるほ場では,朝夕の地温の低い時にかん水する。
  3. 露地栽培では,寒冷紗で被覆し,地温を下げる。
  4. ハウス栽培では,遮光資材等を天井ビニルの上から張り,サイド等を開放するなどして,ハウス内の温度を下げる。
  5. 乾燥するとハダニ類,アブラムシ類,スリップス類等の発生が多くなりやすいため,発生動向に十分注意し,適期防除に努める。
  6. 収穫は気温の低い早朝に行い,低温貯蔵庫等に入れる。
  7. 水源を確保するとともに貯水施設を設置し,かん水できる状態にしておく。

7果樹

  1. 土壌表面からの蒸発を防止するため,敷きわら等を行う。
  2. 土壌の乾燥を防ぐため,かん水を行う。また,かん水の効果を高めるために,下記のとおり工夫する。
    • かん水は午前中に行う(夕方~夜のかん水は裂果の発生を助長するため)。
    • 樹冠下に集中的にかん水する。
    • 土壌かん注や点滴かん水を行う。
  3. 恒久的な対策として,水源を確保し,かん水ができる状態にしておくことが望ましい。
  4. カンキツでは,日焼けが発生しやすい(直射日光が当たる)位置の果実に遮光資材等を被せる。
  5. 施設カンキツでは,可能な限り,遮光資材を被覆して直射日光を遮る。
  6. ハダニ等害虫の発生に注意し,適期防除に努める。

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  1. かん水を行う。
    • 幼木園…5日おきに20~25mm
    • 成木園…7日おきに30mm
  2. かん水を行う場合は,畝間ではなく株元に水が届くようにする。
  3. 深耕は行わない。

9畜産

家畜

  1. 畜舎周辺の壁や障害物を除き,風通しを良くする。
  2. 屋根散水や送風機等で畜舎の換気を促進したり,風,細霧(水滴)等を家畜に直接当て,体温を下げる。
  3. 毎日きれいな水を与える。可能であれば冷水を与える。
  4. 畜舎周辺を涼しくするため,遮光ネット等を張り,日陰を多くする。
  5. 夜間放牧や涼しい場所に家畜を引き出す。
  6. 青草給与を控え,消化の良いサイレージ,乾草を給与する。
  7. 飼料は,涼しい時間に与える。

飼料作物

  1. かん水ができず,草勢の回復が困難と見込まれる場合には,早期に収穫を行い,品質低下の防止に努める。
  2. 今後播種する場合には,耐干性の優れた草種,品種の選定に努める。
  3. 土壌条件を考慮しながら,土壌の排水性を向上させるために,牛ふん堆肥等の有機物を施用する。

相談先

最寄り寄りの地域振興局・支庁農政普及課へ御相談ください。

(時間:開庁時の午前8時30分~午後5時15分)

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

農政部農政課

電話番号:099-286-3091

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