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更新日:2025年3月13日

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令和6年度秋冬期におけるチャ冬芽耐凍性獲得温度

令和6年度秋冬期における気温の推移とチャ冬芽の耐凍性獲得程度を本県茶生産者へお知らせします

本データは,茶業部(南さつま市金峰町大野,標高54m)で調査した結果です。当秋期の気温が高かったため,供試茶園では,再萌芽した状況で,11月12日に秋整枝位置で再整枝,11月20日に再々整枝を行いました。また,11月22日から‘やぶきた’と‘さえみどり’は防霜ファン,‘ゆたかみどり’はスプリンクラーで秋冬期防霜を実施し,12月26日に同防霜を停止しました。そして,2月26日から,同防霜を再開しました。

平均気温:南さつま市加世田アメダス

250310

均気温と‘ゆたかみどり’,‘やぶきた’,‘さえみどり’の耐凍性(上位芽)の推移

注)調査茶園は,いずれも本年二番茶後に深刈りを実施し,秋整枝を‘さえみどり,やぶきた’は10月10日に,‘ゆたかみどり’は10月17日に実施。また,いずれの品種も再整枝を11月12日に実施し,さらに11月20日に再々整枝を実施。
耐凍温度は,採取した切り枝を各設定温度に連続して3時間遭遇させた場合に,各品種の上位芽凍害率が10%以下になる温度。

本年度の調査は今回で終了します。

移動平均気温は5日間の平均値。


 

秋冬期の冬芽の凍害対策

早生品種(‘ゆたかみどり’,‘さえみどり’,‘あさつゆ’)や中切りした‘やぶきた’等では,秋冬期に凍害を受けやすく,芽つぶれを起こす茶園がみられます。

  • 秋冬期の防霜を防霜ファンで実施する場合,耐凍温度を考慮し,稼働開始温度を決め,節電に努めてください(平成24年の普及に移す研究成果を参照)。
  • 秋冬期の防霜が必要な期間は,初霜期から,耐凍温度が地域の最低気温(極温:加世田では-4℃程度)から6℃程度(気温と樹冠面気温との差)を差し引いた温度になった時点頃までです。

関連成果普及に移す研究成果(PDFファイル)

平成07年「冬芽の凍害回避ための秋冬期防霜」(PDF:48KB)

平成08年「冬芽の凍害防止を目的とした秋冬期防寒の最終時期」(PDF:53KB)

平成10年「秋冬期におけるスプリンクラー防霜と冬芽の耐凍性」(PDF:48KB)

平成11年「‘あさのか’,‘さえみどり’の秋冬期の耐凍性」(PDF:58KB)

平成13年「冬芽が耐凍性を高める過程」(PDF:58KB)

平成20年「安全性を高める防霜用制御センサーの設置場所と設置方法」(PDF:205KB)

平成24年「冬芽の耐凍性に対応した防霜で秋冬期は大幅に節電できる」(PDF:98KB)

問い合わせ先

担当者連絡先

農業開発総合センター茶業部
栽培研究室

伊地知・堀田

電話:099-245-1092
FAX:099-245-1148

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

農政部農業開発総合センター茶業部

電話番号:099-245-1092

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