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更新日:2022年7月11日

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5 水や資源を大切にしながら暮らす

背景と課題

家庭用生活用水の消費量は都市活動用水の2.9倍

毎日の家庭生活の中で、鹿児島市の場合で、平成12年に一人当り約241リットルの上水を使用しており、鹿児島市全体で考えるとこれは都市活動用水の2.9倍にもなりました。上水の消費量削減には一般家庭の節水の取り組み(節水型機器の採用等)が、大きな効果をもたらします。

恵まれている降水量

鹿児島県は全国的にみても降水量に恵まれた土地で、特に6月の梅雨の時期にまとまった量の降雨を記録しています。雨水を積極的に利用したり、地下水の涵養を促す等、雨水の循環利用を行うことが考えられます。一方、離島では降水量が全国より多くても地形的な条件から渇水になりがちですので、その対策が必要です。
地域別年間降水量

表5-1地域別年間降水量
気象庁「1996~2000年アメダスデータ」より作成

普及が進む合併処理浄化槽

生活排水は「し尿」と、台所・洗濯・風呂等日常生活に伴って排出される「生活雑排水」の総称です。1日一人あたりの生活排水負荷量の割合は台所排水が45%と最も多く、次いで「し尿」が33%となっています。鹿児島県の下水道の普及率は32.4%で生活排水の未処理人口が53.3%と高くなっています。「し尿」は何らかの処理がされますが、台所排水等はそのまま河川に流されることが多く汚染に直接つながっています。こうした汚染を防ぐために、効果的な合併処理浄化槽の設置が求められています。

増える生活ごみの排出量

鹿児島県における平成10年度のごみの収集量、直接搬入量、自家処理量を合わせた排出総量は719,088トンで、県民一人一日当りのごみ排出総量は1,091gです。平成8年度の全国平均が1,114g/人・日ですので、若干少なくなっていますが、平成9年の総量が710,808トンですので、1年間で8280トンも増加していることになります。また地域によってその排出量には違いがあり、名瀬市のように平成10年度をピークに減少傾向を示しているところもありますが、鹿屋市のように、ごみの排出量が年々増加の一途をたどり、平成11年度では1,437g/人/日となっているところもあります。こうした増加の傾向は、最終処分場の短命化や焼却炉への負担の増大、ダイオキシン等の有害物質の発生を招く原因になるものとして懸念されます。積極的にごみを減らす努力が求められています。

進む資源ごみの分別収集・リサイクル

鹿児島県における平成11年度の資源ごみの分別収集実績は、無色・茶色・その他のガラス、ペットボトル、鋼製容器、アルミニウム容器、飲料用紙製容器併せて7,582トンで、それらの99.4%が再商品化されています。12年度以降は、ダンボール、その他の紙製容器包装、プラスチック製容器包装、白色トレイ等を新たに分別収集するようになりました。計画では平成12~16年の5ヵ年で資源ごみの計画回収量を約43,800トン/年、平成11年度の5~6倍とすることを目指しており、積極的な取組みが求められています。
容器包装廃棄物の分別収集とリサイクル

図5-2容器包装廃棄物の分別収集とリサイクル
鹿児島市「環境基本計画」から作成

対策

→12節水型の設備機器の採用
→13雨水や地下水の利用
→14生活排水の浄化・再利用
→15生活ごみの削減

よくあるご質問

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