更新日:2023年8月17日

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文化の概要

左:遺跡保存館の館内写真,右:出土した土器の写真
 
南に位置するという地理的条件を生かして,鹿児島は歴史的にもアジア太平洋地域の国々とさまざまな交流を行ってきました。現在,県内各地に鹿児島の伝統や歴史に培われた約2,500件もの指定文化財があります。

 

鹿児島県は,県歴史資料センター黎明館上野原縄文の森(外部サイトへリンク)およびその他の施設で鹿児島の伝統や歴史などを紹介し,その所産である文化財の保存・活用を図っています。

 

1997年5月,鹿児島県霧島市の上野原遺跡で,約9,500年前(縄文時代早期前葉)の竪穴住居跡や集石(石を集めて焼き,焼石の中に肉などを入れて土で覆い石の余熱で蒸した調理場と考えられる施設),連穴土坑(穴に肉などを吊し,煙でいぶして薫製を作ったと考えられる施設)などが発見されました。
上野原遺跡は,国内では最古級で最大規模の定住集落跡であることがわかり,縄文時代の南九州地域におけるムラの様子がわかる貴重な遺跡として,1999年1月,国の史跡として指定されました。

 

この上野原遺跡を歴史的文化遺産として保存し,活用するために,はるか縄文の世界と向き合い・ふれあい・学び,親しむ場として整備し,2002年10月に「上野原縄文の森」を開設しました。
上野原縄文の森では,上野原遺跡で出土した重要文化財や県内の主な遺跡の出土品等を紹介する常設展示,緑豊かな自然の中で火おこしや縄文土器づくり,縄文食づくりなどができる古代生活体験を実施しています。
竪穴居(復元)の写真

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